ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 498129
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

北ア横断(折立-大東新道-温泉沢-読売新道-針ノ木谷古道-柏原新道-扇沢)

2014年08月17日(日) ~ 2014年08月22日(金)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
128:05
距離
61.7km
登り
6,025m
下り
5,964m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:52
休憩
0:02
合計
6:54
7:36
59
9:19
9:19
90
10:49
10:49
98
12:27
12:28
122
2日目
山行
6:37
休憩
3:48
合計
10:25
6:00
313
薬師沢小屋
11:13
11:14
44
11:58
11:59
7
12:06
12:43
12
12:55
16:04
21
3日目
山行
11:36
休憩
0:04
合計
11:40
4:43
14
4:57
4:59
220
8:39
8:39
149
11:08
11:10
313
16:23
奥黒部ヒュッテ
4日目
山行
3:39
休憩
0:00
合計
3:39
6:55
219
奥黒部ヒュッテ
10:34
5日目
山行
7:23
休憩
0:02
合計
7:25
6日目
山行
8:20
休憩
1:15
合計
9:35
6:06
54
針ノ木小屋
7:00
7:31
29
8:00
8:00
11
8:11
8:12
106
9:58
10:00
49
10:49
10:50
33
11:23
11:23
63
12:26
13:01
58
13:59
14:02
13
14:15
14:16
11
14:27
14:28
22
14:50
14:50
36
15:26
15:26
15
15:41
天候 1日目 8/17(日):雷雨→雨時々曇り
2日目 8/18(月):雨→晴れ
3日目 8/19(火):ガス→晴れ
4日目 8/20(水):晴れ時々曇り時々雨
5日目 8/21(木):晴れ時々曇り
6日目 8/22(金):快晴→曇り
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■前泊(8/15(金)-8/16(土))
・新宿駅22:30(西武バス7便)5:30富山駅
■往路(8/17(日))
・富山駅5:00(有峰線)07:00折立
■復路(8/22(金))
・扇沢駅16:00(路線バス扇沢線)16:15大町温泉郷17:15(路線バス扇沢線)17:35信濃大町駅18:13(JR大糸線)松本駅20:00(スーパーあずさ36号)22:37新宿駅
コース状況/
危険箇所等
■登山届け
太郎平小屋で提出。折立にポストは無いようです。

■コース状況(気になる所だけ)
<大東新道>
 増水時の通行可否は、薬師沢小屋で相談したほうが良いです。
 ※初日は、薬師沢小屋の看板側に、大東新道通行不可の看板が出ていた。
<温泉沢>
 点線ルート。沢筋のため何度か渡渉が必要です。
 ペンキやケルンは多いですが、自己判断で渡渉するポイントを見つけて進みます。
 稜線に出た後は、ザレで歩きにくい急坂です。今回一番の傾斜。
<読売新道>
 ロングルートなので早出を心掛けます。崩落箇所もあります。
 ペンキやケルンは充実していますがガスだと判り難く、幅広の稜線でピークを左右どちらから巻くか地図を見ながら迷わないように気をつけました。
<針ノ木谷古道>
 感想/記録 欄にもいろいろ書いていますが、登山道だけを通る想定だと十数回を超える渡渉と高巻きが必要です。渡渉で靴を濡らさないで渡るのには相当時間がかかるし、登山道を歩く場合も靴は濡れる前提で考えた方が良いと思います(下山路として黒部ダムに下る場合には、渡し舟の時間制限もあるので最後に結局。。。なんてこともあるみたいです)。
 今回の赤線は、巻きは登攀要素のある滝だけにして、水線に沿って歩いているので、登山道とは違っています。ペースは落ちていたのですが時間も相応に短縮しています。
 あと、熊出るようです。鈴持って行きましょう。出来れば音が違うやつを2種類。
その他周辺情報 ■往路バス
新宿駅〜富山駅(7,700円)
・発車オーライネットで事前予約可能(西武バス/地鉄バス共同運行)
・スタンプ制あり(7回乗車で1回無料)
https://secure.j-bus.co.jp/hon
http://www.chitetsu.co.jp/?page_id=743
有峰線(富山駅-折立)(3,500円)
・発車オーライネットで事前予約可能
・支払いは当日でも可能。
 有峰林道が雨天通行止の場合があるので席だけ予約が良いかも。
 この場合でも林道手前までは行くとのこと。
・7月11日〜10月13日(運行日、運行時間は時期により異なります)
http://www.chitetsu.co.jp/?page_id=741

■黒部湖渡船(平の小屋〜針の木谷)
平の小屋発:6:00/10:00/17:00
針の木谷発:6:20/10:20/17:20
(山と高原地図では、12時台、14時台、16時台の記載もあり。)
料金無料。利用時には記帳が必要。6月20日〜10月31日。

■復路バス・登山後温泉
・大町温泉郷に下車して薬師の湯を利用
・扇沢のバスチケット売り場で割引券(600円→500円)を貰いました
http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/
・路線バス扇沢線
http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/ogizawa/
・バスは途中下車無効なので、扇沢では大町温泉郷までのバスチケットを購入
 大町温泉郷からの乗車は、降車時清算
扇沢駅〜大町温泉郷(1,010円)
大町温泉郷〜信濃大町(530円)
■1日目(折立〜薬師沢小屋)■
富山駅5時発の折立行きに乗車。
2014年08月17日 04:48撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/17 4:48
■1日目(折立〜薬師沢小屋)■
富山駅5時発の折立行きに乗車。
なんとか、有峰林道を通ることが出来て折立登山口へ。折立は今回初めて。ちょっと楽しみ。ただ、雷鳴が。。。
2014年08月17日 07:32撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/17 7:32
なんとか、有峰林道を通ることが出来て折立登山口へ。折立は今回初めて。ちょっと楽しみ。ただ、雷鳴が。。。
5代目アラレちゃん。有名な看板をやっと見ることができた。
2014年08月17日 08:36撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/17 8:36
5代目アラレちゃん。有名な看板をやっと見ることができた。
もう、川です。雷もなりっぱなしでちょっと怖い。
2014年08月17日 08:55撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
4
8/17 8:55
もう、川です。雷もなりっぱなしでちょっと怖い。
雨は止む。雷鳴は遠くからゴロゴロ。
2014年08月17日 10:22撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/17 10:22
雨は止む。雷鳴は遠くからゴロゴロ。
曇り空なのが残念ですが、いい眺め。
2014年08月17日 11:06撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/17 11:06
曇り空なのが残念ですが、いい眺め。
雨は降ったり止んだりを繰り返します。
2014年08月17日 11:35撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/17 11:35
雨は降ったり止んだりを繰り返します。
太郎平小屋で昼食後、薬師沢に下ります。
2014年08月17日 12:29撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/17 12:29
太郎平小屋で昼食後、薬師沢に下ります。
猛スピードでヘリが通過していきます。
2014年08月17日 12:44撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/17 12:44
猛スピードでヘリが通過していきます。
《360度パノラマ》
テーブルで休憩。薬師沢の沢音が聞こえます。
2014年08月17日 13:38撮影 by  RICOH THETA , RICOH
1
8/17 13:38
《360度パノラマ》
テーブルで休憩。薬師沢の沢音が聞こえます。
薬師沢小屋に到着。雨が降ったり、止んだり。
2014年08月17日 14:31撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/17 14:31
薬師沢小屋に到着。雨が降ったり、止んだり。
薬師沢。さすがに濁るほどではないけど、まだ水量は多い。
2014年08月17日 15:50撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/17 15:50
薬師沢。さすがに濁るほどではないけど、まだ水量は多い。
■2日目(薬師沢小屋〜大東新道〜高天原山荘)■
スタートから雨。小雨なので、止むのを期待して大東新道を歩く。
2014年08月18日 06:17撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/18 6:17
■2日目(薬師沢小屋〜大東新道〜高天原山荘)■
スタートから雨。小雨なので、止むのを期待して大東新道を歩く。
《360度パノラマ》
前回よりも水量は多いですが、靴が濡れるほどではなかった。
2014年08月18日 07:36撮影 by  RICOH THETA , RICOH
1
8/18 7:36
《360度パノラマ》
前回よりも水量は多いですが、靴が濡れるほどではなかった。
沢用語でいうところのヘツリが必要。水面ぎりぎりの岩を通過します。
2014年08月18日 07:39撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/18 7:39
沢用語でいうところのヘツリが必要。水面ぎりぎりの岩を通過します。
朝日が。ていうか、この山行で初めて太陽。すごく暖かい。
2014年08月18日 07:46撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
3
8/18 7:46
朝日が。ていうか、この山行で初めて太陽。すごく暖かい。
《360度パノラマ》
太陽を浴びて輝く黒部源流。ここ、やっぱり好いです。
2014年08月18日 07:55撮影 by  RICOH THETA , RICOH
4
8/18 7:55
《360度パノラマ》
太陽を浴びて輝く黒部源流。ここ、やっぱり好いです。
B沢出合に到着。登山道はB沢に上がります。ここから先の黒部川本流は沢上級者だけ。いつか行ってみたい。。
2014年08月18日 08:09撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/18 8:09
B沢出合に到着。登山道はB沢に上がります。ここから先の黒部川本流は沢上級者だけ。いつか行ってみたい。。
気合入りまくりの看板。2年前と看板が変わってますが、相変わらず気合入りまくり。(↓は2年前)
http://yamareco.info/modules/yamareco/upimg/21/218765/dbb7578225f52ba2d3569a8f6c62bef6.jpg
2014年08月18日 08:22撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
3
8/18 8:22
気合入りまくりの看板。2年前と看板が変わってますが、相変わらず気合入りまくり。(↓は2年前)
http://yamareco.info/modules/yamareco/upimg/21/218765/dbb7578225f52ba2d3569a8f6c62bef6.jpg
尾根と沢筋(B沢、C沢、D沢、E沢)が交差するトラバース道で、尾根登りと沢筋降りを繰り返しながら徐々に高度を上げていきます。結構大変。
2014年08月18日 08:44撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/18 8:44
尾根と沢筋(B沢、C沢、D沢、E沢)が交差するトラバース道で、尾根登りと沢筋降りを繰り返しながら徐々に高度を上げていきます。結構大変。
《360度パノラマ》
樹林帯内でぐるっと。太陽が出て、雲の平側は好い展望だろうなーと思う。後悔はしていない。
2014年08月18日 11:24撮影 by  RICOH THETA , RICOH
8/18 11:24
《360度パノラマ》
樹林帯内でぐるっと。太陽が出て、雲の平側は好い展望だろうなーと思う。後悔はしていない。
《360度パノラマ》
高天原に到着。でぐるっと。
2014年08月18日 11:52撮影 by  RICOH THETA , RICOH
3
8/18 11:52
《360度パノラマ》
高天原に到着。でぐるっと。
高天原山荘まであと少しのところ。お気に入りの場所。
2014年08月18日 12:01撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
4
8/18 12:01
高天原山荘まであと少しのところ。お気に入りの場所。
《360度パノラマ》
箱庭のような雰囲気はたまらないです〜。
2014年08月18日 12:04撮影 by  RICOH THETA , RICOH
3
8/18 12:04
《360度パノラマ》
箱庭のような雰囲気はたまらないです〜。
高天原山荘に到着。高天原山荘にあった温泉沢のルート案内。再度頭に入れておきます。
2014年08月18日 12:38撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/18 12:38
高天原山荘に到着。高天原山荘にあった温泉沢のルート案内。再度頭に入れておきます。
薬師沢からの最短ルートで温泉に到着。誰も居ない!
沢でキンキンに冷やしたビール片手にノンビリ。最高っす。
2014年08月18日 13:07撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
11
8/18 13:07
薬師沢からの最短ルートで温泉に到着。誰も居ない!
沢でキンキンに冷やしたビール片手にノンビリ。最高っす。
沢向こうには、男女別の大き目の温泉もあります。風呂桶は富山だけにケロリン。
2014年08月18日 13:07撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2
8/18 13:07
沢向こうには、男女別の大き目の温泉もあります。風呂桶は富山だけにケロリン。
温泉中は、登山着を洗濯して甲羅干し。
2014年08月18日 13:08撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/18 13:08
温泉中は、登山着を洗濯して甲羅干し。
《360度パノラマ》
高天原温泉でぐるっと
2014年08月18日 13:46撮影 by  RICOH THETA , RICOH
2
8/18 13:46
《360度パノラマ》
高天原温泉でぐるっと
竜晶池。誰も居ない。すごく静か。
2014年08月18日 14:13撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
5
8/18 14:13
竜晶池。誰も居ない。すごく静か。
《360度パノラマ》
竜晶池。前回は来れなかった場所。好いです。
2014年08月18日 14:11撮影 by  RICOH THETA , RICOH
1
8/18 14:11
《360度パノラマ》
竜晶池。前回は来れなかった場所。好いです。
■3日目(高天原山荘〜温泉沢〜読売新道〜奥黒部ヒュッテ)■
5時前に小屋を出発し温泉沢の遡行開始。
2014年08月19日 04:59撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/19 4:59
■3日目(高天原山荘〜温泉沢〜読売新道〜奥黒部ヒュッテ)■
5時前に小屋を出発し温泉沢の遡行開始。
何度かの渡渉で靴は水没するが、マーキングが明瞭で順調に進む。
2014年08月19日 05:38撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/19 5:38
何度かの渡渉で靴は水没するが、マーキングが明瞭で順調に進む。
沢はここで終了。写真中央奥の「←」大岩の場所から尾根に取り付く。
2014年08月19日 06:10撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/19 6:10
沢はここで終了。写真中央奥の「←」大岩の場所から尾根に取り付く。
ロープが垂れ下がっている。
2014年08月19日 06:11撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/19 6:11
ロープが垂れ下がっている。
《360度パノラマ》
尾根は、しばらく樹林帯で過ぎるとハイマツとガレ。
2014年08月19日 06:43撮影 by  RICOH THETA , RICOH
8/19 6:43
《360度パノラマ》
尾根は、しばらく樹林帯で過ぎるとハイマツとガレ。
温泉沢を見下ろす。かなりの急登。
2014年08月19日 07:16撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/19 7:16
温泉沢を見下ろす。かなりの急登。
温泉沢ノ頭はガスの中。。。風も強くてさみー。ヤッケを着て、手袋をして登る。
2014年08月19日 07:27撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/19 7:27
温泉沢ノ頭はガスの中。。。風も強くてさみー。ヤッケを着て、手袋をして登る。
温泉沢の頭。2900mあって、今回の山行で最高点なんだけど、、なんにも見えない。
2014年08月19日 08:38撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2
8/19 8:38
温泉沢の頭。2900mあって、今回の山行で最高点なんだけど、、なんにも見えない。
ガスの稜線を歩く。ガレ場は道がわかりにくい。
2014年08月19日 09:44撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/19 9:44
ガスの稜線を歩く。ガレ場は道がわかりにくい。
赤牛岳。やっぱりガス。ここまで読売新道を登ってきたのは2組。水晶小屋からのピストンが1組だった。
2014年08月19日 11:07撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/19 11:07
赤牛岳。やっぱりガス。ここまで読売新道を登ってきたのは2組。水晶小屋からのピストンが1組だった。
高度を下げるとガスが晴れてきた。
2014年08月19日 11:33撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/19 11:33
高度を下げるとガスが晴れてきた。
黒部湖がはっきりと見える。
2014年08月19日 12:00撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
5
8/19 12:00
黒部湖がはっきりと見える。
《360度パノラマ》
午後には、雲の切れ目がだいぶ増えてきた。
2014年08月19日 12:22撮影 by  RICOH THETA , RICOH
1
8/19 12:22
《360度パノラマ》
午後には、雲の切れ目がだいぶ増えてきた。
読売新道6/8を通過
2014年08月19日 12:22撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2
8/19 12:22
読売新道6/8を通過
ライチョウがいた。親鳥と雛が2羽づつ。
2014年08月19日 12:33撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/19 12:33
ライチョウがいた。親鳥と雛が2羽づつ。
読売新道は樹林帯に入ってからも長い。木の根に苦しむ。
2014年08月19日 13:59撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/19 13:59
読売新道は樹林帯に入ってからも長い。木の根に苦しむ。
奥黒部ヒュッテに到着。
2014年08月19日 16:18撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/19 16:18
奥黒部ヒュッテに到着。
奥黒部ヒュッテは風呂つき。
2014年08月19日 17:11撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2
8/19 17:11
奥黒部ヒュッテは風呂つき。
外で夕食の準備(アルコールバーナーなんで)をしていたら、釣師の方に採れたてイワナを頂く。生なんて食べられないよう。と思っていたら。バーナーを貸してもらって、小枝と塩まで用意して頂いた。感謝。
2014年08月19日 18:10撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
6
8/19 18:10
外で夕食の準備(アルコールバーナーなんで)をしていたら、釣師の方に採れたてイワナを頂く。生なんて食べられないよう。と思っていたら。バーナーを貸してもらって、小枝と塩まで用意して頂いた。感謝。
天然物を自分で焼いた岩魚。メチャウマ!ご飯がススム〜。この山行で一番の食事でした。
2014年08月19日 18:17撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
4
8/19 18:17
天然物を自分で焼いた岩魚。メチャウマ!ご飯がススム〜。この山行で一番の食事でした。
■4日目 奥黒部ヒュッテ〜平ノ小屋■
9時前に到着したのですが、渡船が来るのは10時20分。ここで1時間待ち。。
2014年08月20日 09:06撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/20 9:06
■4日目 奥黒部ヒュッテ〜平ノ小屋■
9時前に到着したのですが、渡船が来るのは10時20分。ここで1時間待ち。。
10時過ぎに対岸から船が到着。船は、関電が無料提供する渡し舟で実質、登山者と釣人しか使わないようです。
2014年08月20日 10:16撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
3
8/20 10:16
10時過ぎに対岸から船が到着。船は、関電が無料提供する渡し舟で実質、登山者と釣人しか使わないようです。
《360度パノラマ》
船尾で湖面を眺める。気持ちいいです。
2014年08月20日 10:20撮影 by  RICOH THETA , RICOH
3
8/20 10:20
《360度パノラマ》
船尾で湖面を眺める。気持ちいいです。
平ノ小屋が崖上に見えます。
2014年08月20日 10:28撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/20 10:28
平ノ小屋が崖上に見えます。
ウッディな小屋。部屋名は姫鱒。各部屋は魚の名前でした。さすが漁師の小屋。
2014年08月20日 14:18撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
4
8/20 14:18
ウッディな小屋。部屋名は姫鱒。各部屋は魚の名前でした。さすが漁師の小屋。
■5日目(平ノ小屋〜針ノ木古道〜針ノ木小屋)■
6:00の始発便を待つ。船長(平ノ小屋のご主人)は昨日は12時まで飲んでいたんですが、定刻で出発(自分は21時で脱落)。
2014年08月21日 05:53撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
8/21 5:53
■5日目(平ノ小屋〜針ノ木古道〜針ノ木小屋)■
6:00の始発便を待つ。船長(平ノ小屋のご主人)は昨日は12時まで飲んでいたんですが、定刻で出発(自分は21時で脱落)。
対岸に戻ってきた。
2014年08月21日 06:18撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/21 6:18
対岸に戻ってきた。
途中、崩落している箇所あります。右側に巻き道のふみ跡あり。
2014年08月21日 06:23撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/21 6:23
途中、崩落している箇所あります。右側に巻き道のふみ跡あり。
避難小屋。側面が無くて、ちょっと怖い。
2014年08月21日 06:32撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2
8/21 6:32
避難小屋。側面が無くて、ちょっと怖い。
針の木谷古道に入る。登山道は渡渉が何度もあります。
2014年08月21日 07:31撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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針の木谷古道に入る。登山道は渡渉が何度もあります。
登山道を無視して遡行中。水面が美しい。登山道は左の林の中。ここから針の木谷出合までの滝の写真は、現在の登山道を歩くと見られないと思います。
2014年08月21日 07:38撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/21 7:38
登山道を無視して遡行中。水面が美しい。登山道は左の林の中。ここから針の木谷出合までの滝の写真は、現在の登山道を歩くと見られないと思います。
針の木谷古道で大高巻きしないで進むと出てくる滝。
2014年08月21日 07:42撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/21 7:42
針の木谷古道で大高巻きしないで進むと出てくる滝。
左側の大岩をくぐって上がれます。
2014年08月21日 07:43撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/21 7:43
左側の大岩をくぐって上がれます。
ちょっと緊張しながら通過。
2014年08月21日 07:43撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/21 7:43
ちょっと緊張しながら通過。
深そう。右側に取り付いたけど、最初に掴んだ岩がボロッと。あきらめて巻いた。
2014年08月21日 08:30撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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深そう。右側に取り付いたけど、最初に掴んだ岩がボロッと。あきらめて巻いた。
緩い流れ。沢は冷たくて気持ちよいです。
2014年08月21日 08:50撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/21 8:50
緩い流れ。沢は冷たくて気持ちよいです。
大滝。ここは登山道を使って巻いた。巻きの後は沢沿いに戻る。
2014年08月21日 09:14撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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大滝。ここは登山道を使って巻いた。巻きの後は沢沿いに戻る。
太陽に向かって遡行するっていうのは、気持ちよいです!
2014年08月21日 09:21撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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太陽に向かって遡行するっていうのは、気持ちよいです!
《360度パノラマ》
針の木谷出合。ちょっと、わかりにくいです。
2014年08月21日 09:54撮影 by  RICOH THETA , RICOH
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《360度パノラマ》
針の木谷出合。ちょっと、わかりにくいです。
針の木谷出合は、いちおうこの看板が目印。
2014年08月21日 09:56撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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針の木谷出合は、いちおうこの看板が目印。
ここから急傾斜となり、登攀要素も。これって登山道ですか?
2014年08月21日 10:40撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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ここから急傾斜となり、登攀要素も。これって登山道ですか?
いちおう高巻き出来る場所は、登山道は高巻きします。が、
2014年08月21日 10:45撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/21 10:45
いちおう高巻き出来る場所は、登山道は高巻きします。が、
たいした登攀もない。沢ノボラーならこっちが楽で安全でしょう。
2014年08月21日 10:45撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/21 10:45
たいした登攀もない。沢ノボラーならこっちが楽で安全でしょう。
横から落ちる滝。ペンキとロープが登山道を主張している。
2014年08月21日 10:57撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/21 10:57
横から落ちる滝。ペンキとロープが登山道を主張している。
《360度パノラマ》
登山道には見えません。。頑張って登山靴を濡らさないで慎重に峠から下りてくる登山者がいましたが、あきらめた方が楽ですよと諭す。なんかホッとしていた(^^;
2014年08月21日 10:58撮影 by  RICOH THETA , RICOH
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8/21 10:58
《360度パノラマ》
登山道には見えません。。頑張って登山靴を濡らさないで慎重に峠から下りてくる登山者がいましたが、あきらめた方が楽ですよと諭す。なんかホッとしていた(^^;
しばらく行くと、涸沢。結構長い。
2014年08月21日 11:24撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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しばらく行くと、涸沢。結構長い。
《360度パノラマ》
針ノ木峠に近づくと、展望が広がる。
2014年08月21日 12:30撮影 by  RICOH THETA , RICOH
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《360度パノラマ》
針ノ木峠に近づくと、展望が広がる。
針ノ木峠小屋に到着。久々の稜線。太陽が眩しい。乾燥室はあるけど、雨じゃないと火は入れないとのこと。靴は外に干す。
2014年08月21日 13:15撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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針ノ木峠小屋に到着。久々の稜線。太陽が眩しい。乾燥室はあるけど、雨じゃないと火は入れないとのこと。靴は外に干す。
《360度パノラマ》
針ノ木峠小屋でぐるっと。
2014年08月21日 14:54撮影 by  RICOH THETA , RICOH
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《360度パノラマ》
針ノ木峠小屋でぐるっと。
稜線に出て、ひさびさに夕暮れを楽しむ。
2014年08月22日 05:11撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/22 5:11
稜線に出て、ひさびさに夕暮れを楽しむ。
■6日目(針ノ木小屋〜種池山荘〜扇沢)■
快晴です。稜線歩きのこの日だけは!と思っていたので、嬉しい。
2014年08月22日 06:24撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/22 6:24
■6日目(針ノ木小屋〜種池山荘〜扇沢)■
快晴です。稜線歩きのこの日だけは!と思っていたので、嬉しい。
《360度パノラマ》
針ノ木岳山頂に到着。
2014年08月22日 07:09撮影 by  RICOH THETA , RICOH
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《360度パノラマ》
針ノ木岳山頂に到着。
北アルプス南部の峰々。昨日は、手前の針ノ木谷を詰めた。
2014年08月22日 07:00撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/22 7:00
北アルプス南部の峰々。昨日は、手前の針ノ木谷を詰めた。
黒部湖を挟んで、立山・剱。
2014年08月22日 06:59撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/22 6:59
黒部湖を挟んで、立山・剱。
黒部湖を横から見られるのも、この縦走路の特徴。
2014年08月22日 07:01撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/22 7:01
黒部湖を横から見られるのも、この縦走路の特徴。
このあと縦走を続ける、後立山稜線。
2014年08月22日 06:59撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/22 6:59
このあと縦走を続ける、後立山稜線。
振り返ると針ノ木小屋が見える。
2014年08月22日 07:56撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/22 7:56
振り返ると針ノ木小屋が見える。
《360度パノラマ》
岩稜線が続く。
2014年08月22日 08:05撮影 by  RICOH THETA , RICOH
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《360度パノラマ》
岩稜線が続く。
変わった名前のスバリ岳。
2014年08月22日 08:09撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/22 8:09
変わった名前のスバリ岳。
スバリ岳。なかなかカッコ良いじゃないですか。
2014年08月22日 08:38撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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スバリ岳。なかなかカッコ良いじゃないですか。
扇沢側。扇沢駅が見える。
2014年08月22日 09:09撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/22 9:09
扇沢側。扇沢駅が見える。
稜線歩きを続ける。今までと違って、たまーにすれ違う人はいるけど、やっぱり登山者は少ない。
2014年08月22日 10:08撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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稜線歩きを続ける。今までと違って、たまーにすれ違う人はいるけど、やっぱり登山者は少ない。
新越山荘を通過。
2014年08月22日 11:21撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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新越山荘を通過。
サルの群れに遭遇。大小さまざま10匹以上はいた。ハイマツの実の食べかすと、緑色のブツを残して移動しているようだ。
2014年08月22日 11:50撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/22 11:50
サルの群れに遭遇。大小さまざま10匹以上はいた。ハイマツの実の食べかすと、緑色のブツを残して移動しているようだ。
途中、好奇心を刺激されたのか、小猿に凝視される。側の親猿が動くと、驚くようにハイマツの中に潜った。
2014年08月22日 11:56撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
8/22 11:56
途中、好奇心を刺激されたのか、小猿に凝視される。側の親猿が動くと、驚くようにハイマツの中に潜った。
《360度パノラマ》
岩小屋沢岳。昼食タイム。雲が増えてきた。15時から雨予報だからヤバイ?
2014年08月22日 12:57撮影 by  RICOH THETA , RICOH
8/22 12:57
《360度パノラマ》
岩小屋沢岳。昼食タイム。雲が増えてきた。15時から雨予報だからヤバイ?
種池山荘に到着。ここで下山を決める。トライアルモードに切り替えて下山。
2014年08月22日 13:58撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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種池山荘に到着。ここで下山を決める。トライアルモードに切り替えて下山。
扇沢駅に到着
2014年08月22日 15:36撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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8/22 15:36
扇沢駅に到着

装備

個人装備
Osprey Exos 58L (1) GPS・地図(1) ファーストエイド・リペア類(1) 着替え・予備グローブ(1) ダウン(1) 保存食・行動食・水(1) サングラス(1) ヘッデン(1) グローブ(1) テントマット(1) シュラフ(1) 火器・食器(1) ガス・燃料(1) ビニール袋(1) ストック(1) ビビー(1) ポール
備考 ・タイツ利用せず。短パンは小屋用以外にもう1枚あれば洗濯回数を減らせた。
・靴下は、通常のもののほか、沢用のネオプレン靴下(薄手)を持っていった。結局、雨と沢ばかりで、ネオプレン靴下を履き続けた。
・靴は、ファイブテンのイグザムガイドとキーンのNewPortH2。イグザムガイドは、これまでの北ア縦走でも使っていて慣れているし、小川谷廊下や白毛門沢もこれで行っているので沢でも安心。NewPortH2はアウトドア用サンダル。小屋到着後と高天原温泉の移動。下山後の移動で使った。便利。
・テン泊装備一式は未使用。今回のルートでは過剰かな。

感想

■1日目(折立〜薬師沢小屋)
 前日朝(土曜)に夜行バスで富山に到着ましたが、秋雨前線の影響で有峰林道通行止め。
 いきなり富山市内で停滞となり、駅前に一泊。
 翌日、折立行きのバスに乗車するため、改めて朝5時前に富山駅前に行く。
 天気は快復傾向とはいえ雨予報。林道の通行可否は朝6時の通行開始時点で判明するので、5時発の便に乗車した場合は林道前までしか行けないことになる。
と説明を受け出発します。
 結局、規制値まであと10ミリですが通行可能となり、なんとか折立に到着。

 折立登山口は、今回初めてのアプローチですが、序盤の樹林帯は滝状態。
 さらに天気は雷雨。大音量にビクビクしながら登ります。しかし回復傾向で樹林帯を抜ける頃に、雨はほぼ止みます。富山市街も望める良い景色が続き、昼前に太郎平に到着。
 太郎平小屋では昼食を食べたり、常駐する遭対協の方に登山計画書を提出&ルートの状況確認をして過ごします。

 小屋の入口では無線で頻繁にやりとりをしていました。
 沢で遭難した人の救助のためにヘリを飛ばせるか?各小屋の天気を伝えたり、雷レーダーの状況から何処のヘリが飛ばせるかといったやりとりでした。自分が小屋を出発する際は、カベッケガ原にヘリが向かう事が決まり薬師沢小屋の人を向かわせる手筈を整えていました。

 この日は赤木沢や槍ヶ岳で遭難事故があったようで、この後ヘリが何度も何度も行き来していました。

 薬師沢小屋には14時半に到着。この日は停滞組(長期滞在組?)以外は数パーティのみ。
 薬師沢小屋は、黒部川と薬師沢の出合いにある小屋です。雲ノ平への中継点となるのほか明日歩く大東新道はここから黒部川に沿って降下するのですが、さすがに「大東新道通行止め」の看板が出ていました。
 濁ってまではいないけど水量多くて怖い感じ。小屋番さんに明日の状況を相談すると、多分大丈夫でしょう。とのことで、明日に期待して待ちます。


■2日目(薬師沢小屋〜大東新道〜高天原山荘)
 朝から雨。小屋番さんに再度確認すると、この雨なら大丈夫とのことで、大東新道へ!
 こちら側を歩く人は他にいないようです。2年前より水量は多いけど靴が濡れることも無いレベル。結局雨が降ったは30分ほど。しばらくすると青空が広がり朝日も見え始めます。
 この山行で初めての太陽の光を浴びる。ほんと、あったかい。

 昼過ぎには高天原山荘に到着。本日1人目とのこと。予定客も少ないとのことで、寝床は好きな場所を選んで良いとのこと。ラッキー。翌日は早立ちになるので階段近くにする。
 準備も早々に、本日のメインイベント高天原温泉へ。
 高天原温泉は、小屋から20分程離れた温泉沢の沢沿いにある硫黄臭漂う温泉。
 今回もアウトドア用サンダルに履き替えて向かいます。

 高天原山荘に一番ってことで高天原温泉は当然誰もいない。ここの秘境感たまりません。
 熱めの温泉ですが、のぼせそうになったら沢にドボンを繰り返します。
 途中、湯冷ましに竜晶池や夢ノ平なんて、秘境スポットを歩いたりして、夕食時まで温泉で過ごします。
 2年前に初めて来た時も「きっとまた行くなぁ。」と思いましたが、この感想は今回も変わりませんでした。


■3日目(高天原山荘〜温泉沢〜読売新道〜奥黒部ヒュッテ)
 この日は点線ルート(温泉沢)からの読売新道。
 コースタイムでも10時間を越えています。道迷いも怖いし、ヘッデンを使わないギリギリ日の出前から行動開始します。
 温泉沢は、前半は沢登りで尾根取り付き後は急登の山道です。地図には(迷)・熟達者向けなんて書かれていますが、この日は強風とガスで寒く、防寒対策も必須でした。

 風は、赤牛岳に続く稜線に出た頃にはだいぶ弱くなったものの、ガスは赤牛岳山頂を随分下るまで晴れませんでした。大展望を期待していたので残念。
 それでも、山頂から樹林帯に入る前に青空が覗くようになると、薬師岳〜五色ヶ原の稜線や水晶岳から続く稜線が左右に広がり、正面には黒部湖のブルーの湖面。と北アルプスのど真ん中を歩いている気分を満喫できました。

 その後は、長い長い樹林帯で、4時間木の根と格闘しながら下ります。空が夕方の色になった頃、ようやく奥黒部ヒュッテに到着。
 この日の宿泊者はテント泊が1人と自分だけ。ここは風呂付き小屋で、さらに6畳部屋にひとりの贅沢です。
 沢か釣り目的が大半というニッチな山小屋で、本来は今の時期は混雑するはずですが、この大雨のタイミングで泊まる人も少ない様子。実際、小屋番さんによると数日前にもここから上ノ廊下に入渓者がいた様ですが、増水で進退極まったようで減水したところを本日自力下山したパーティがいたとか。すごい。

 風呂後の夕食時、ちょっとイベントが。
 あまりに疲れていたので自炊で軽くと思い小屋前でバーナー準備をしていると、テント泊の釣師らしき人から「ひとり?」「魚食べられる?」と尋ねられ、ええまあ、と答えると、「よければどうぞ」と岩魚を1匹貰ってしまいました!
 奥黒部ヒュッテの料理人さんに下処理をしてもらい、釣師さんにバーナーを借りて小枝に刺してもらい塩焼きです。バーナーで魚を焼くなんて経験は無いので一式準備してもらい、様子見ながら炙る感じでしたが、、天然岩魚はメチャウマでした。この山行一番の料理です。大感謝です。


■4日目(奥黒部ヒュッテ〜平ノ小屋)
 当初の予定では奥黒部ヒュッテから針ノ木小屋という計画でしたが、コースタイムで11時間。体力的に厳しい状態なので、途中の平ノ小屋までとします。平ノ小屋までなら黒部湖沿いを約2時間前進したうえ、立地が黒部湖の対岸にあり、渡船イベントのおまけ付きです。

 平ノ小屋は、関電から委託を受けて、黒部湖の対岸への渡舟も行う漁師の山小屋。
 宿泊者には近くの沢を目指す釣り人も多く、宿泊時にも相部屋になった方は、釣りのために来たとのことでした。

 夕食後は、小屋のご主人も交えて針ノ木古道の状況を伺いつつの沢談義。
 渡渉を何度も繰り返し、靴を濡らさないように(時に靴を脱いで渡渉する)より針ノ木古道は、靴をさっさと濡らして渡渉した方が安全で早いらしい。釣師らしい。
 今回の靴は、丹沢の小川谷廊下(2級)や谷川連峰の白毛門沢(1級上)でも使った靴だし、雨と渡渉対策でネオプレン靴下も持参していたので足回りは十分。登攀を避ければ遡行もありかなと考え直す。

 次第に話題は釣り談義へ。どうやったら大物を落とすか。どこに居るか、どう釣るか。
 黒部源流の状況や失敗談も交えて話が進む。自分は21時には撤退しましたが、結局深夜まで続いたようです。半分も理解できなかったけど、濃いトークは聞いていて楽しい。


■5日目(平ノ小屋〜針ノ木谷古道〜針ノ木小屋)
 結局、普通に沢登りで詰めます。
 針ノ木谷は河原にペンキとロープを付け、小滝を含めて丁寧に高巻きをつけて登山道にしている。それでも数え切れない渡渉や滝の登攀があり、登山靴を濡らさないような努力は、確かにするだけ無駄といった感じ。
 そうして、靴を濡らすと余裕で歩ける小滝やナメ滝をわざわざ巻くなんてメンドクサイので、水線を辿りました(なので、この区間のGPSログは登山道としてはアテになりません)
 また、最後の針ノ木峠の詰めは長い枯沢とつづら折りの登山道となります。体力的にキツイ場所ですが、きちんと整備されて迷わないで楽と言えるのかも。
 ペースはかなり落としたのですが、コースタイムより1時間30分程短縮して針ノ木小屋に到着しました。渡渉前提で進んだのが大きいと思います。
 黒部川の沢登りは去年の台風で断念した赤木沢を含め、いつかやってみたかった山行だったので、登山道とはいえ楽しい経験でした。


■6日目(針ノ木小屋〜種池山荘〜扇沢駅)
 天気は山行中で一番。
立山、剱岳を眺めながらの後立山縦走です。種池山荘から先は、八峰キレット越えした際に通ってますが、針ノ木〜種池山荘間は未踏。アップダウンに苦労しながらも美しい稜線を楽しみます。ほぼコースタイム通りに14時に種池山荘に到着。

 当初計画では、ここで1泊でしたが天候悪化の予報や、予備日を消化したこともあり最後のひと踏ん張りで柏原新道を降りると決めます。
 で。下山後温泉とバスの時間を考慮してラストスパート。ちょっとペースを上げて
16時前に扇沢に到着(1時間40分)。下山後温泉のバスを確保して無事ゴールしました。
(ここはコースタイムで3時間なので、ここの時間は参考にはならないです。)


久々の北アルプス縦走。やっぱり縦走は楽しいですね。今年は北アルプスにあまり行けていなかったのですが、じっくりと歩くことが出来ました。

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