裏銀座縦走(烏帽子→野口五郎→水晶⇔赤牛→鷲羽→三俣蓮華→双六→槍)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 58.2km
- 登り
- 3,660m
- 下り
- 3,431m
コースタイム
2014 平成26年9月15日(月)〜18日(木)
1日目: 新宿 6:30 ⇒ 10:41 信濃大町沢 11:10 ≫ 11:50 高瀬ダム 12:00 → ぶな立て尾根 16:15 烏帽子小屋 → 17:00 鳥帽子岳 17:40 鳥帽子小屋 泊
2日目: 鳥帽子小屋 5:00 → 三ツ岳 6:30 → 8:00 野口五郎岳 8:15 → 真砂岳 → 11:00 水晶小屋 11:15 → 11:45 水晶岳 → 12:40 温泉沢の頭 →14:10 赤牛岳 14:20 → 17:30 水晶小屋 泊
3日目: 水晶小屋 4:50 → 5:50 ワリモ岳 → 6:25 鷲羽岳 → 7:10 三又山荘 → 8:40 三俣蓮華 → 10:10 双六岳 → 10:50 双六小屋 11:10 → 12:00 縦沢岳 → 15:00 千丈沢乗越 → 16:00 槍ヶ岳山荘 泊
4日目: 槍ヶ岳山荘 5:45 → 6:00 槍ヶ岳 6:20 → 6:30 槍ヶ岳山荘 6:40 → 7:50 天狗原分岐 8:00 → 8:30 天狗池 9:00 →9:30 天狗原分岐 → 11:40 横尾山荘 → 13:40 徳沢園 → 14:40 明陣館 → 15:30 上高地バスターミナル 16:15 ⇒ 21:40 新宿
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
|
写真
感想
コメント:
・ 天候不順が続いていた今年の夏でしたが、ようやく好天が訪れる季節となり、以前から計画していた裏銀座コースの山行を行いました。
・ 烏帽子岳→水晶岳→赤牛岳→鷲羽岳→槍ヶ岳の百名山3山、二百名山2山の二泊三日の山旅です。
・ 高瀬ダムからの“ぶな立て尾根”を登り、烏帽子小屋に到着後、空身で烏帽子岳登頂後、同小屋で一泊。 翌日野口五郎岳、水晶小屋に到着後、空身で赤牛岳ピストン。 3日目、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳を登り、槍ヶ岳山荘泊。 4日目、槍ヶ岳登頂後、上高地へ下山する山旅です。
『1日目』:烏帽子岳
・ 新宿から朝6時30分発の白馬行きのバスで、途中の信濃大町で下車。平日の早朝の為か3割程度の乗車率。
・ 信濃大町でタクシー相乗り予定でしたが、30分待っても一人もいなかったので、止むを得づ8,000円で、高瀬ダムまで乗車。
・ 秋の気配を感じる中、いよいよ長旅の開始。
・ ダム湖を眺めながらダムサイトを進み、真っ暗な長いトンネルを通過、数名の下山者と合いました。
・ 「北アルプス裏銀座コース登山口」の標柱があり、烏帽子小屋までの行程目安の番号が、12番から0番の順に設置されており、小休憩に丁度良いポイントになりました。
・ 『ぶな立て尾根』は、日本三大急登ですが、登山道が非常に歩き易く、ジグザグに登る為実質的な傾斜は緩和され、No.5から先と、No.4付近が急登でそれ以外は、実感としては、さほど急登と感じませんでした。
・ 約4時間で小屋に到着。 予定どうり烏帽子岳への空身でのピストン開始。 小屋から見えるのはニセ(前)烏帽子で20分ほどで到着。 更に20分程で烏帽子岳に到着。
・ 展望のきいた山頂からのパノラマを満喫後、写真を撮りながら小屋へ戻りました。
・ 昨日は宿泊客が多かったようですが、今日はゆったりでき、熟睡。
・ 4時時起床、朝食を撮り、5時に出発。
※ (1)三大急登
“騨山脈: 烏帽子岳へのブナ立尾根コース 高瀬ダム1,270m ⇒ 烏帽子小屋 2,520m。 (約1,250m/3.3km=380m/k)
◆々暖絛陬嘘戮悗旅戸尾根コース (約2,200m/8km=280m/k)
上越:谷川岳への西黒尾根コース。 土合 750m ⇒ トマの耳 1,963m (約1,210m/7km=170m/k)
※《 標高差第一位 》
}岳への早月尾根コース
: 馬場島760m ⇒ 2,998m(標高差=2,240m =210m/k)、累計≒2,400m/10.5km
◆々暖絛陬嘘戮悗旅戸尾根コース
: 竹宇(ちくう)駒ヶ岳神社 770m ⇒ 2,967m (標高差=2,200m =280m/k)、累計=2,300m
・ 全コース、特に危険な箇所、不鮮明登山道は無し。
『 2日目 』水晶岳、赤牛岳
・ 天候不順が続いていた今年の夏でしたが、ようやく好天が訪れる季節となり、以前から計画していた裏銀座コースの山行を行いました。
・ 烏帽子岳→水晶岳→赤牛岳→鷲羽岳→槍ヶ岳の百名山3山、二百名山2山の二泊三日の山旅です。
・ 高瀬ダムからの“ぶな立て尾根”を登り、烏帽子小屋に到着後、空身で烏帽子岳登頂後、同小屋で一泊。 翌日野口五郎岳、水晶小屋に到着後、空身で赤牛岳ピストン。 3日目、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳を登り、槍ヶ岳山荘泊。 4日目、槍ヶ岳登頂後、上高地へ下山する山旅です。
・ 裏銀座コース(烏帽子岳→槍ヶ岳)の二日目。
・ 前日烏帽子岳登山後、烏帽子小屋に宿泊し、早朝真っ暗な4時に起床。 朝食を撮り、5時に出発。
・ 日の出が5時過ぎと遅くなり、薄暗い中、三ツ岳方面への登山道を進む。 多数点在しているテントスペースの脇道を進んで行くうちに、標識が小屋方面を示している地点に来たので、地図とコンパスで確認、更にテントの宿泊者に訪ねて、分岐点を通過してしまったことに気づきました。
・ 一旦戻り、池の近くまで進むと右上に上がる細い何の標識もない細い道があるのを発見。
・ ようやく縦走路に入り一安心でした。
・ 三ツ岳への中間点付近では、まだコマクサが咲き残っていましたので、見栄えの良い花を探して撮影。
・ 3時間ほどで、野口五郎岳に到着。 山頂付近は大石が堆積していて、灰色で茫洋とした山容が特徴的な山で、「五郎」は岩場を指す「ゴーロ」のなまった言葉だそうです。
・ 真砂岳の主稜線分岐を進み、ヤセ尾根をアップダウン、東沢乗越から登り返し、ようやく水晶小屋に、予定の11時に水晶小屋に到着。
・ 休憩、食事を済ませて、サブザックに水と行動食と防寒着を入れて、赤牛岳へ向けて出発。
・ やや雲が広がってきましたが、視界は良好なので、予定のペースで進む。
・ 30分程で“水晶岳”に到着。北アルプスのどこから見ても一際目立つカッコいい山、水晶岳。山の上部で水晶が採取されることが山名の由来であり、山肌が黒いことが別名“黒岳”と言われている。
・ 狭い山頂からは北アルプスの中心に位置しているるため、360度の大展望が得られ、雄大な気分に浸れました。
・ 写真撮影、休憩後、“赤牛岳”迄のピストン。
・ 誰もいない山頂でしばし、展望を楽しんだ後、遥か彼方の赤牛岳目指して、足早に進む。
・ マーキングを確認しながら、大きな岩場のアップダウンを繰返しながら、かなり下がって雲の平からの合流点の“湯沢の頭”に到着。 時間的に小屋からの中間点で、この先も小さな幾つかのピークを越えていきます。
・ 単調な道を進み、ようやく広い山頂の赤牛岳に到着。 しばし休憩、身体が冷え切る前に出発。
・ 同じ道を忠実に戻り、再度水晶岳で夕日の風景を撮影後、小屋の前のピーク“赤岳”山頂の石のお地蔵さんを撮影、お礼を言って小屋に入り、小休憩後遅くなった夕食を摂りました。
・ 20年前の全く同じコースの時は以外にあっけなくピストン出来ましたが、今回は烏帽子小屋からの場距離の行程でしたので、登り坂での息が苦しくなりました。
・ 水晶小屋は縦走コースの分岐点に位置した重要な小屋で収容人員の少ない(定員30名)小屋なので、平日でしたが、ほぼ満室でした。
* 全コース、特に危険な箇所、不鮮明登山道は無し。 ガスで視界の悪い場合は、水晶〜赤牛間、要注意。
『 3日目 』鷲羽岳
・ 早朝4時に起床、朝食を摂ってから出発。
・ 今日も雲が多いながらも、遠方の視界良好で風もない穏やかな天気が続いてる中、霜柱を踏みつつ槍ヶ岳目指して登山開始。
・ 綺麗な日の出は見れませんでしたが、虹の日傘が現れました。 いつか山旅中に大きな虹を見たいものです。
・ 1時間ほどの緩やかな登りでワリモ岳を通過、一登りで鷲羽岳に到着。
・ 広い鷲羽岳山頂からは360度の展望が得られ、北方の水晶岳、西方の黒部五郎岳、南方の三俣蓮華岳や眼下に見える青色の鷲羽池を眺めながらの休憩は大変気持ちの良いものです。
・ 一旦下り、三又山荘で小休憩後、三俣蓮華岳へのジグザグの登り道を、アキノキリンソウやまだ咲き残っているチングルマの花、紅葉が始まったミヤマキンバイの紅葉、チングルマの傘などを見ながら進み、三俣蓮華に到着。
・ 三俣蓮華からも好展望が得られ、前方真近に双六岳、遥か彼方に槍ヶ岳が見えてきました。
・ あんなに遠いのに、後7時間で到着出来てしまうのには我ながら、人間の足の凄さに感心してしまいます。
・ 一旦下り登り返して、双六岳に到着。 南西方向に形の整った笠ヶ岳がスッキリした姿を見せてくれました。
・ ここで休憩しながらスマホを見る。最近のスマホでの受信は稜線上であれば良好で、ネットでニュースやメールなど見ることが出来、大変便利になって来たと感心しました。 スマホでの撮影もデジカメ並みに綺麗に撮れるようになり、便利になって感心です。ただバッテリー切れが早いので予備のバッテリーを二つ携行しました。
・ 双六岳から下ると巻き道に合流、すぐに双六小屋に到着。 小休憩後、槍を目指して出発。
・ 縦沢岳からの西鎌尾根は、高山植物の穴場でしたので、今回も期待して進みました。 期待どうり多くの種類の花が数は少ないですが、それなりに咲いていました。
・ 槍ヶ岳を背景にした各種の花の写真を撮るのに良い場所です。
・ 次第に槍ヶ岳が近づいてきましたが、同時に時々ガスに覆われ始めてしまい、稜線の西側を進む時に冷たい西風が強くなったので、上カッパを着用、東側を進む時は無風で暑くなるので脱ぐことを繰返しながら、槍ヶ岳下の“千丈乗越”に到着しました。
・ 双六小屋から此処まで同じ方向に進む登山客は一人もいなく、対向者が数人いただけの静かなコースで、危険個所も特になく、遅咲きの花を充分見ることが出来満足です。
・ ここから槍ヶ岳山荘までのキツイジグザグの登りを、時々立ち止まって行きを整えながら、1時間ほどで到着。
・ 残念ながら、槍の穂先はガスに覆われていましたので、宿泊手続きを済ませてそのまま室内に入り、談話室等で時間を過ごしました。
・ 夕食の17時に約100名が一斉に食堂に入り、整然と案内された席で食事しました。1回で済んだようです。
・ 食後、夜空を見上げましたが、星は見えづ、談話室でビデオを見たり、スマホを操作したりしたので、部屋に戻り、ゆったり空いた部屋で熟睡できました。
* 全コース、特に危険な箇所、不鮮明登山道は無し。
『 3日目 』 槍ヶ岳
・ 槍ヶ岳山荘に前日の夕方16時に到着しましたが、槍の穂先にガスがかかっていたので、登頂せず、4日目の朝、登頂することにしました。
・ 残念ながら高曇りの為、御来光は見れませんでしたので、朝食後の6時前に登頂開始。
・ 数人しか登頂者のいない非常に空いた時間帯でしたので、一気に登頂。 貸切状態でゆっくり景色を堪能しましたが、あられが一時舞うほどの寒さでした。
・ 一通り写真撮影後、一気に降り、次の目的地、“天狗池”目指して出発。
・ 1時間ほどで、天狗原分岐に到着、小休憩後、ほぼ空身で出発。
・ なかなかガスがとれない状態でしたが、時間の余裕があったので、はれ上がるのを期待して、天狗池までピストン。
・ 途中花の写真を撮りながら、30分程でこじんまりした天狗池に到着。
・ ガスが消えるのを30分程待ちましたが、変わらなかったので、次回のお楽しみとして、今回は諦め上高地へ向う。
・ やや多めの登山客が、登っていました。
・ 上高地までの長い林道を予定どうりの時間で歩き、バスターミナルに無事到着。
・ 天候に恵まれ、有意義な3泊4日の山旅を無事済ませることが出来、感謝です。
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