紅葉と絶景の鹿島槍ヶ岳〜五竜岳縦走


- GPS
- 14:25
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,932m
- 下り
- 2,717m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:29
天候 | 9/27 小雨(下界)、快晴(上)のちガス 9/28 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
AM4:30到着時点では半分のスペースが空いていたが、5:30に出発時点ではほぼ満車に |
コース状況/ 危険箇所等 |
柏原新道から鹿島槍ヶ岳南峰までは危険なところもなく、初心者でも登ることができる歩きやすいコース 鹿島槍ヶ岳南峰から先は山容がガラりと変わり、急峻なヤセ尾根の連続となる。鎖場やハシゴも多く、落石の危険を避けるためヘルメットを被った方が良いだろう 八峰キレットは道幅がとても狭いので、対向者との擦れ違いは不可能。適当なところで待避する必要がある 八峰キレットよりもキレット小屋〜五竜岳の方が厳しい岩場が多いので注意を |
その他周辺情報 | キレット小屋は予約を入れた場合、混んでいても1人1畳を割り当ててくれるらしい。当日はかなり混んでおり予約ナシの飛び込み客は2畳で3人な感じだった(布団は1人1組) なお、キレット小屋の営業は9月末まで。当日は小屋閉め直前なので在庫整理のスペシャルディナーを期待したが、宿泊客が多く無理だった(笑) 鹿島槍ヶ岳、五竜岳をはじめ信州側が見下ろせるところではソフトバンクが通じる キレット小屋は信州側が急峻なガケで立入禁止なので使えなかった(ドコモも通じないとのこと) |
写真
感想
鹿島槍ヶ岳から五竜岳へ後立山を縦走してきた。
自分は宿泊の伴う山の場合はテント泊が基本だが、この二山をまとめて歩く場合はテント場の関係から冷池山荘と五竜山荘のテン場2泊とせざるを得ない。そうなると仕事の関係上平日に休むことはできないのでカレンダーで3連休となる日を選ぶこととなる。この2つのテント場はとても人気の場所で、3連休はひどい混雑となること必至なため、なかなか足が向かなかった。
途中のキレット小屋はテント場がないが、ここに泊まると1泊で縦走できる。先日ある方の素晴らしいレポを見て、自分も小屋泊まりで歩いてみることとした。
当日(9/27)はAM1:30に自宅を出発。糸魚川から国道148号を南下し白馬村に入るとなぜか雨が降っている。今年は本当に天気に泣かされたが今回もまたか!。暗い気持ちとなったが、幸い扇沢の駐車場へ着く頃には小降りとなり出発のAM5:30頃には雨は止んでくれた。
雨上がりのガスの中、歩きやすい柏原新道を淡々と登る。上は晴れているのでは、との期待は登るにつれ確信に。素晴らしい紅葉の中、種池山荘へ上がると雲の上の絶景が待っていた。
小屋泊まり装備の荷物は軽く、大絶景を楽しみながら爺ヶ岳を軽くクリア。十分日帰り往復できる時間で鹿島槍ヶ岳に到着した。これ以降は残念ながらガスで眺望がなくなったが、早い時間にキレット小屋に到着し、一杯やりながら同宿の方と歓談を楽しんだ。当日は定員をわずかに超える程度の混みようだったが、予約を入れたおかげで就寝スペースは広く、小屋泊まりもなかなか快適だった。
翌日(9/28)は朝食後すぐに出発。途中でご来光と黒部の谷を埋め尽くす大雲海を堪能。歩いて先へ進むのがもったいないくらいの大絶景を楽しみながら五竜岳へ到着した。山頂で休む登山者から、槍ヶ岳の右に御嶽山の噴煙が見えると教えてもらう。ん?御嶽山から煙?たしかに雲のような白い煙が絶え間なく上がっているのが遠目ながら確認できる。その時は事情がわからず軽口をたたいて談笑していたが、まさかあれほどの大惨事となっているとは・・・(下山してスマホの情報を見てようやく状況を知った)
五竜山荘からは遠見尾根を下る。遠見尾根を下ると五竜から唐松の間の縦走路が未踏で残るので当初は八方尾根から下る予定だったが、遠見尾根の紅葉が上から見ても良さそうだったのでそちらを選択。やはり正解。素晴らしい紅葉が待っていた。
今回も会心の山歩きに感謝しつつアルプス平からゴンドラに乗って麓へ下りる。扇沢に駐車したマイカーの回収のためゴンドラ下の駅から少し歩き神城駅からJRに乗って信濃大町へ戻るつもりだったが、ここで大誤算。何と午後3時まで大糸線の電車がない。何もない神城駅で2時間以上待つのは大変なのでタクシーに問い合わせるも大町駅までだと8000円以上かかるとのこと。スマホで調べると白馬駅で多少の待ち時間はあるが「特急あずさ」に乗れば神城で待つよりも早く信濃大町へ着く。白馬駅へ向かう電車も3時過ぎまでないので神城駅から白馬駅までタクシーを利用することに。事前に聞いたところ2000円ほどとのことなので早速お願いして白馬駅に向かう。白馬駅近くで遅い昼食後、運賃よりも高額な特急料金を払って「あずさ」で信濃大町へ。幸い扇沢へのバスはすぐに接続となり、予定通りの時間にマイカーの駐車場所へ戻ることができた。
結果としてタクシー代と特急券が余分の出費となったが、事前にJRの時刻表を調べていない凡ミスだった。
コメント
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dokuboさん、八峰キレット超えお疲れ様でした。
僕も同感で、八峰よりも五竜の岩場のほうが難易度が高いように感じられました。
テン場の混み方もdokubaさんの想像通りで三連休は激混みでした。
去年の情報ですが、冷池のテン場40張りのところに93張りでしたよ。
五竜も通路までびっしり…テン泊好きのdokuboさんでも今回はキレット小屋泊で正解だと思います。
神城から扇沢までの戻りは僕も同じ目に会いました。
たまたま他の登山者の方がいたので乗り合いでタクシーに乗れたのでラッキーでしたが。
もう少しアクセスが良ければいいんですけどね。
種池・冷池山荘のホームページによると、今年の敬老の日連休もテン場は凄い混みようだったようですね。五竜のテン場は土曜もかなり混んでたみたいです。
JRの件、先にSanchanのレポを見ておくべきでした(笑)
昨年下の廊下を歩いた際は信濃大町からすぐに大糸線に乗れた気がするので、すっかり油断していました。
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