2日目が長かった!白峰三山1泊2日(テン泊)
- GPS
- 33:11
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 2,644m
- 下り
- 3,332m
コースタイム
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 5:56
天候 | 2日間とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
広河原行きバス始発 5時30分 2台ともに満車 料金1130円 帰りは皆さんおすすめの第一駐車場上の「女帝の湯」550円 良かったです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
農鳥小屋のなかは通行してはいけないようですね(私有地だから?) 手前を東側に回って行きましょう。 西農鳥岳から農鳥岳までの登山道の岩場付近は危険に感じました。 下降点分岐-大門沢小屋間 ・トラバースでは滑りやすい箇所多数あり、また大きな石の下り坂は急で長く、膝痛 にならないよう注意です。 ・小屋近くの沢に渡した橋は、傾斜していて歯抜けで滑りやすく危険。 ※ GPSデータ(広河原-二股)は不正確です。 |
その他周辺情報 | 大門沢小屋 日曜日12時すぎ到着しましたが、メニューとして掲示してある昼食はや らないとのこと あるのはカップ麺ですので注意です。 長丁場でしたので、ここで最後の食事を期待していましたが期待を裏切られました ちなみに北岳山荘も昼食はカップ麺とパンのみ。 |
写真
感想
白峰三山にテン泊で行って来た。
二日間とも天候に恵まれ眺望も良く、紅葉も見頃であり山は最高だった。
1日目
奈良田からの始発バスに乗り遅れてはいけないので、2時に出発した。
高速を降りてから、奈良田までの早川沿いの登っていく道路は、
夜中だった事もあって思った以上に長く感じた。
駐車場は翌日の事も考えて第二駐車場にする、バス停はすぐ上にあり5時30分のバスに座って乗りたいので5時頃から並んだ。
2台ともバスは満車になり、途中で渓流釣りの人が降りても座れない人がいた。
今回は二日目が長く、20kmの行程と標高差2200m以上の下りがあるため、
出来れば夕食は小屋食にして荷物の軽量化を考えていたが、若いI君が焼き肉パーティーをしたいと言いだし、酒や野菜それに酒のつまみ、山で採れた松茸・キノコ等を持ち込むので結構重くなった。
特に八本歯のコルへ向かう急登と連続する梯子では、バランス保持もあってきつかった。
それでも予定通りの4時間半で北岳山頂に到着、人でにぎわう中、
さっさと下って北岳山荘にむかう。
焼き肉パーティーで周りに皆さんにご迷惑をかけないよう、
小屋の南側の奥にテントを張った。
昼食は各自持ってきた予備食で済まして、テントで一旦休憩後3時半から焼き肉と酒盛りを始めた。
松茸を焼いて景気よくスタート、各自のフライパンを真ん中に車座になってI君が運び上げた5種類の肉を好き好きに焼いて楽しいひとときを過ごした。
焼き肉がたくさん余ったので、時間をおいて夕方から再びスタートした。
食事の中休み、テン場の西方面が雲海に囲まれる写真を撮っていて、
遠くに雲海の上に竜巻の様な黒い雲がわき上がっているのが見えた。
しばらくしてN君の携帯に連絡があり、御嶽が噴火したという情報が飛び込んできた。
それからはどうなっているのかという話で持ちきりになった。
夕方近くになると雲海の向こうに、噴煙が夕日に焼けているのも見えた。
2日目
この日は朝からずっと快晴だった。
心配していた寒さも感じず、テントには霜も降りなかった。
5時過ぎにテントを撤収して、途中の中白根で日の出を楽しみ、
間ノ岳に向かった。
間ノ岳山頂はたくさんの人で賑わっていた。
ここから農鳥小屋に下るコースに進むのは、この時は我々だけだった。
静寂のなか日差しに輝き出した紅葉に目を奪われながら下る。
とりあえず農鳥小屋で休憩しよう思っていた。
小屋は赤い屋根が周りの紅葉のとマッチして、静かな佇まいを見せていた。
本当に立地に恵まれた所に建っていた。
小屋まで降りてきてどう進むか迷っていたら、
赤いヘルメットの小屋の主人が出てきていきなり「ターン・ツー・レフト」と一言、
同時に手前に立ち入り禁止のバリケードを立てて通せんぼ。
いきなりの立ち入り禁止に唖然としたが、全く望まれていない気がしたのでそのままスルーして小屋の先で休憩した。
噂に聞く通りの感じだった。
それに周辺は昔ながらのトイレのせいか臭がきつく、休憩はやめて良かった。
折角の好立地が台無しだと思う。
小屋から西農鳥岳へ250mの登り返しと農鳥岳までは結構足にきた。
それにここまでも結構なアップダウンがあり、3000mの縦走は思ったより楽なものではなかった。
西農鳥からの眺望は素晴らしかった。
こっちの方が農鳥岳からよりは良く、御嶽の噴煙もこの日は白くなっていた。
この日は北アルプスもはっきり見えて、ただ縦走中ずっと大きく見えている富士山のほうが、縞の霞が掛かっていてクリアではなかった。
出発して4時間半、農鳥岳の山頂を極めたらあとは下るだけ、
この先はレコでもきついと評判のコースだ。
すでに歩いた7kmほどの縦走路、これから始まる10km以上行程に
標高差2000mの下りに一息ついて取りかかる。
下降点分岐からは滑りやすいトラバースと、真下に下るような大きな石の道が嫌になるほど続く。
下っていても底が見えないのが精神的にきつい、この下りに昨日余裕だったI君の膝が音を揚げ、我々は夏の様な日差しにバテぎみになる。
それでもいちばんきつい区間をなんとか下り、12時過ぎに大門沢小屋に到着した。
ここでは名物のうどんを楽しみにしていた、さっそく注文をと小屋の主人に聞けば、
「今日はやらない・・」とぶっきたぼうに答えられた。
なぜか理由も言ってくれない、断定されたので聞く気がおこらない。
小屋には他にも従業員がいて忙しそうでもないのだが・・・。
仕方ないので、残った行動食で昼食にして、気を取り直して最後の奈良田までのロングコースを下った。
やれやれだと思った。
北岳から農鳥-奈良田までのコースは本当に人が少なく驚いた。
またロングコースにもかかわらず,小屋も少ない、
それ故有り難いはずの小屋がなんて不便なんだ思う。
食事が出来なかったり、無愛想だったり、訳の分からない対応だったり。(もしかしたら我々と一部の人達だけかもしれないが・・)
折角良い立地に建っているのにそれを活かしていないようだ。
それとも宿泊以外は利用するなと言うことなのか、訳が分からない。
昨年の七丈小屋といい、どうもこの辺りの山小屋には嫌われているようだ。
それでも小屋の事を差し引けば最高で充実した山行だったと思う。
しかし2日目は長くきつかった。
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