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Yamareco

記録ID: 522727
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

上高地BS→涸沢→奥穂高→北穂高→大キレット→南岳→天狗原→上高地BS

2014年09月28日(日) ~ 2014年10月02日(木)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
78:50
距離
48.4km
登り
3,270m
下り
3,262m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:12
休憩
0:41
合計
6:53
7:38
7:38
9
8:20
8:26
5
8:31
8:31
43
9:14
9:20
12
10:13
10:42
62
11:44
11:44
163
2日目
山行
4:47
休憩
0:22
合計
5:09
6:22
179
9:21
9:37
48
10:25
10:31
60
3日目
山行
6:30
休憩
1:36
合計
8:06
6:01
21
6:22
6:56
151
9:27
10:07
5
10:12
10:32
79
11:51
11:53
134
14:07
4日目
山行
6:33
休憩
1:18
合計
7:51
6:32
5
6:37
6:37
82
7:59
8:19
45
9:04
9:12
30
9:42
9:44
26
10:10
10:10
15
10:25
10:31
16
10:47
10:47
6
10:53
10:53
6
10:59
10:59
26
11:25
11:25
33
11:58
11:58
11
12:09
12:15
34
12:49
12:49
5
12:54
13:06
33
14:10
14:19
4
14:23
ゴール地点
天候 9.28 晴れ時々曇り
9.29 晴れ
9.30 曇り時々晴れ
10.1 晴れ→曇り→晴れ
10.2 晴れ→曇り
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
<往路>
新宿駅 0800
↓ 特急あずさ5号
松本駅 1038 1045
↓ 松本電鉄
新島々駅 1115 1135
↓ バス
上高地BS 1240

(運賃)
新宿駅 ― 松本駅 (特急あずさ5号 指定席)  \2,900/\4,000
 ― 新島々 (松本電鉄) \700
 ― 上高地 (バス) \1,900
                            計¥9,500

<復路>
上高地BS 1500
↓ さわやか信州号 グリーンカー
西新宿 1942

(運賃)
上高地 ― 新宿 (高速バス「さわやか信州号) \7,670
コース状況/
危険箇所等
奥穂高ー南岳間は、岩場だが、整備されていて、危険は感じなかった。ただ、落石には注意したほうが良いかもしれない。
その他周辺情報 宿泊 計\37,780
 ・上高地アルペンホテル(2食付)  \9,180
 ・涸沢ヒュッテ(2食付) \9,500
 ・穂高岳山荘(2食付) \9,600 
 ・南岳小屋(2食付) \9,500

小梨平キャンプ場で入浴 \600
<9/28 DAY-0>
新島々にて
2014年09月28日 11:17撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
1
9/28 11:17
<9/28 DAY-0>
新島々にて
六百山と霞沢岳
2014年09月28日 14:12撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/28 14:12
六百山と霞沢岳
大正池から穂高
2014年09月28日 15:21撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
1
9/28 15:21
大正池から穂高
田代池から霞沢岳
2014年09月28日 16:05撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/28 16:05
田代池から霞沢岳
田代池付近から穂高
2014年09月28日 16:10撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
1
9/28 16:10
田代池付近から穂高
河童橋から穂高吊尾根
2014年09月28日 16:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
9/28 16:40
河童橋から穂高吊尾根
<9/29 DAY-1>
河童橋から焼岳
2014年09月29日 06:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
9/29 6:46
<9/29 DAY-1>
河童橋から焼岳
河童橋から穂高
2014年09月29日 07:39撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/29 7:39
河童橋から穂高
明神
2014年09月29日 08:09撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/29 8:09
明神
前穂高
2014年09月29日 09:54撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/29 9:54
前穂高
屏風岩
2014年09月29日 11:21撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/29 11:21
屏風岩
本谷橋にて北穂高
2014年09月29日 11:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
9/29 11:49
本谷橋にて北穂高
本谷橋にて
2014年09月29日 11:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
9/29 11:51
本谷橋にて
本谷橋から涸沢へ向かう途中も、紅葉が見事だ。
2014年09月29日 12:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
9/29 12:37
本谷橋から涸沢へ向かう途中も、紅葉が見事だ。
横尾右俣
2014年09月29日 12:40撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/29 12:40
横尾右俣
奥穂高
2014年09月29日 12:57撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/29 12:57
奥穂高
涸沢に近づくにつれ、紅葉は綺麗になって行く。青空も気持ちが良い。
2014年09月29日 13:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
1
9/29 13:11
涸沢に近づくにつれ、紅葉は綺麗になって行く。青空も気持ちが良い。
涸沢に近づくにつれ、紅葉は綺麗になって行く。青空も気持ちが良い。
2014年09月29日 13:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
2
9/29 13:16
涸沢に近づくにつれ、紅葉は綺麗になって行く。青空も気持ちが良い。
涸沢に近づくにつれ、紅葉は綺麗になって行く。青空も気持ちが良い。
2014年09月29日 13:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
1
9/29 13:30
涸沢に近づくにつれ、紅葉は綺麗になって行く。青空も気持ちが良い。
涸沢付近にて
2014年09月29日 14:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
4
9/29 14:04
涸沢付近にて
涸沢付近にて
2014年09月29日 14:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
5
9/29 14:07
涸沢付近にて
涸沢ヒュッテから北穂高
2014年09月29日 14:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
9/29 14:47
涸沢ヒュッテから北穂高
涸沢ヒュッテから奥穂高と北穂高
2014年09月29日 14:54撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/29 14:54
涸沢ヒュッテから奥穂高と北穂高
<9/30 DAY-2>
涸沢ヒュッテから、涸沢の朝焼・奥穂高と北穂高
2014年09月30日 05:52撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
3
9/30 5:52
<9/30 DAY-2>
涸沢ヒュッテから、涸沢の朝焼・奥穂高と北穂高
涸沢から奥穂高へ
2014年09月30日 06:22撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/30 6:22
涸沢から奥穂高へ
涸沢から奥穂高へ
2014年09月30日 06:37撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
1
9/30 6:37
涸沢から奥穂高へ
涸沢にて
2014年09月30日 06:53撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
2
9/30 6:53
涸沢にて
涸沢にて、前穂高
2014年09月30日 07:22撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
2
9/30 7:22
涸沢にて、前穂高
涸沢にて、前穂高
2014年09月30日 07:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
9/30 7:25
涸沢にて、前穂高
ザイテングラードから常念と屏風ノ頭
2014年09月30日 08:52撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
2
9/30 8:52
ザイテングラードから常念と屏風ノ頭
奥穂高着
2014年09月30日 10:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
1
9/30 10:21
奥穂高着
奥穂高から前穂高
2014年09月30日 10:22撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/30 10:22
奥穂高から前穂高
奥穂高から上高地
2014年09月30日 10:36撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
1
9/30 10:36
奥穂高から上高地
奥穂高からの下りにて涸沢
2014年09月30日 11:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
2
9/30 11:02
奥穂高からの下りにて涸沢
涸沢岳から槍ヶ岳と北穂高
2014年09月30日 14:23撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/30 14:23
涸沢岳から槍ヶ岳と北穂高
穂高岳山荘から見る夕陽
2014年09月30日 17:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
1
9/30 17:35
穂高岳山荘から見る夕陽
穂高岳山荘にて。残照の笠ヶ岳。
2014年09月30日 17:52撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
9/30 17:52
穂高岳山荘にて。残照の笠ヶ岳。
<10/1 DAY-3>
穂高岳山荘にて朝陽。日の出と言うには、高くなりすぎてしまった。
2014年10月01日 06:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
2
10/1 6:07
<10/1 DAY-3>
穂高岳山荘にて朝陽。日の出と言うには、高くなりすぎてしまった。
穂高岳山荘にて朝陽に映える前穂高
2014年10月01日 06:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
10/1 6:09
穂高岳山荘にて朝陽に映える前穂高
涸沢岳から常念
2014年10月01日 06:28撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/1 6:28
涸沢岳から常念
涸沢岳にて。雲に見え隠れする槍と北穂高
2014年10月01日 06:32撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/1 6:32
涸沢岳にて。雲に見え隠れする槍と北穂高
涸沢岳付近にて槍と北穂高
2014年10月01日 06:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
1
10/1 6:50
涸沢岳付近にて槍と北穂高
涸沢岳付近にて槍、大キレット、北穂高
2014年10月01日 07:25撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
1
10/1 7:25
涸沢岳付近にて槍、大キレット、北穂高
北穂高付近にて涸沢
2014年10月01日 07:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
10/1 7:43
北穂高付近にて涸沢
北穂高付近にて涸沢と前穂高
2014年10月01日 08:20撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
2
10/1 8:20
北穂高付近にて涸沢と前穂高
北穂高付近にて涸沢と前穂高
2014年10月01日 08:20撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/1 8:20
北穂高付近にて涸沢と前穂高
北穂高付近にて槍と大キレット。鮮烈な景観だ。
2014年10月01日 08:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
1
10/1 8:40
北穂高付近にて槍と大キレット。鮮烈な景観だ。
北穂高から槍
2014年10月01日 09:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
10/1 9:12
北穂高から槍
北穂高から槍と大キレット。アルペン的な鮮烈な景観だ
2014年10月01日 09:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
1
10/1 9:15
北穂高から槍と大キレット。アルペン的な鮮烈な景観だ
北穂高から槍と大キレット。アルペン的な鮮烈な景観だ
2014年10月01日 09:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
10/1 9:15
北穂高から槍と大キレット。アルペン的な鮮烈な景観だ
北穂高から穂高。すぐそこに見えるが、遠かった。
2014年10月01日 09:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
10/1 9:16
北穂高から穂高。すぐそこに見えるが、遠かった。
北穂高から前穂高
2014年10月01日 10:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
10/1 10:02
北穂高から前穂高
北穂高から屏風ノ頭
2014年10月01日 10:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
10/1 10:02
北穂高から屏風ノ頭
北穂高から横尾谷
2014年10月01日 10:12撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/1 10:12
北穂高から横尾谷
北穂高から槍と大キレット。山襞の橙の紅葉が良いアクセントとなって、鮮やかで鋭い景観が広がる
2014年10月01日 10:12撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/1 10:12
北穂高から槍と大キレット。山襞の橙の紅葉が良いアクセントとなって、鮮やかで鋭い景観が広がる
北穂高からの下りにて、長谷川ピーク
2014年10月01日 11:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
10/1 11:14
北穂高からの下りにて、長谷川ピーク
北穂高からの下りにて、長谷川ピーク
2014年10月01日 11:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
10/1 11:42
北穂高からの下りにて、長谷川ピーク
長谷川ピークにて
2014年10月01日 11:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
10/1 11:59
長谷川ピークにて
常念と横尾谷の紅葉
2014年10月01日 12:31撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/1 12:31
常念と横尾谷の紅葉
滝谷の紅葉
2014年10月01日 12:31撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/1 12:31
滝谷の紅葉
滝谷の紅葉
2014年10月01日 13:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
10/1 13:22
滝谷の紅葉
滝谷
2014年10月01日 13:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
1
10/1 13:57
滝谷
南岳小屋付近から、雲に浮かぶ穂高を見る。天空の城「竹田城」を思わせ幻想的だ。
2014年10月01日 16:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
1
10/1 16:35
南岳小屋付近から、雲に浮かぶ穂高を見る。天空の城「竹田城」を思わせ幻想的だ。
南岳小屋の彼方、雲海に夕陽が沈む
2014年10月01日 17:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
2
10/1 17:27
南岳小屋の彼方、雲海に夕陽が沈む
南岳小屋の彼方、雲海に夕陽が沈む
2014年10月01日 17:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
1
10/1 17:28
南岳小屋の彼方、雲海に夕陽が沈む
夕陽に染まる穂高
2014年10月01日 17:31撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/1 17:31
夕陽に染まる穂高
残照の槍と雲海
2014年10月01日 17:37撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/1 17:37
残照の槍と雲海
南岳小屋付近にて。残照
2014年10月01日 17:39撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
1
10/1 17:39
南岳小屋付近にて。残照
残照の穂高と半月。そして、噴煙を上げる御嶽
2014年10月01日 17:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
1
10/1 17:48
残照の穂高と半月。そして、噴煙を上げる御嶽
<10/2 DAY-4>
常念平から夜明け前の富士と南アルプス
2014年10月02日 05:39撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
2
10/2 5:39
<10/2 DAY-4>
常念平から夜明け前の富士と南アルプス
常念平から夜明けの常念
2014年10月02日 05:44撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
2
10/2 5:44
常念平から夜明けの常念
常念平から夜明けの後立山
2014年10月02日 05:46撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 5:46
常念平から夜明けの後立山
常念平から夜明けの長谷川ピーク
2014年10月02日 05:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
1
10/2 5:52
常念平から夜明けの長谷川ピーク
常念平から夜明けの穂高と大キレット
2014年10月02日 05:53撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
3
10/2 5:53
常念平から夜明けの穂高と大キレット
常念平から夜明けの槍
2014年10月02日 05:55撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 5:55
常念平から夜明けの槍
常念平から夜明けの穂高と大キレット
2014年10月02日 05:56撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
1
10/2 5:56
常念平から夜明けの穂高と大キレット
常念平にて
2014年10月02日 05:57撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 5:57
常念平にて
常念平から夜明けの横尾谷
2014年10月02日 06:03撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 6:03
常念平から夜明けの横尾谷
南岳にて笠ヶ岳
2014年10月02日 06:40撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 6:40
南岳にて笠ヶ岳
南岳付近にて横尾谷の紅葉
2014年10月02日 06:42撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 6:42
南岳付近にて横尾谷の紅葉
南岳付近にて
2014年10月02日 06:56撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 6:56
南岳付近にて
天狗原への下りにて、横尾谷
2014年10月02日 07:08撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
1
10/2 7:08
天狗原への下りにて、横尾谷
天狗原への下りにて、東鎌尾根
2014年10月02日 07:09撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 7:09
天狗原への下りにて、東鎌尾根
天狗原への下りにて
2014年10月02日 07:35撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 7:35
天狗原への下りにて
天狗原への下りにて
2014年10月02日 07:49撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 7:49
天狗原への下りにて
天狗原付近にて
2014年10月02日 07:56撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
2
10/2 7:56
天狗原付近にて
天狗原付近にて
2014年10月02日 07:58撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 7:58
天狗原付近にて
天狗原付近にて
2014年10月02日 08:01撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 8:01
天狗原付近にて
天狗池と池に映る槍ヶ岳
2014年10月02日 08:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 600, Canon
5
10/2 8:12
天狗池と池に映る槍ヶ岳
天狗池付近にて
2014年10月02日 08:21撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 8:21
天狗池付近にて
天狗原から槍沢へ
2014年10月02日 08:31撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
1
10/2 8:31
天狗原から槍沢へ
天狗原から槍沢へ
2014年10月02日 08:37撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 8:37
天狗原から槍沢へ
天狗原から槍沢へ
2014年10月02日 08:39撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 8:39
天狗原から槍沢へ
天狗原から槍沢へ
2014年10月02日 08:45撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
3
10/2 8:45
天狗原から槍沢へ
天狗原から槍沢へ
2014年10月02日 08:47撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
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10/2 8:47
天狗原から槍沢へ
天狗原から槍沢へ
2014年10月02日 08:47撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
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天狗原から槍沢へ
天狗原から槍沢へ
2014年10月02日 08:50撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
1
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天狗原から槍沢へ
槍沢を下る
2014年10月02日 09:06撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
1
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槍沢を下る
槍沢を下る
2014年10月02日 09:06撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
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槍沢を下る
槍沢を下る
2014年10月02日 09:19撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
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槍沢を下る
槍沢を下る
2014年10月02日 09:38撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 9:38
槍沢を下る
槍沢を下る。振り返ると凄烈な景観だ。
2014年10月02日 09:40撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 9:40
槍沢を下る。振り返ると凄烈な景観だ。
槍沢を下る
2014年10月02日 09:53撮影 by  Canon IXY 600F, Canon
10/2 9:53
槍沢を下る

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ポール ヘルメット
備考 アイマスク (山小屋用)

感想

 今回の山旅は、
 (1)写真でよく見る錦秋の涸沢が見たい。でも、混み込みの山小屋は嫌だ!紅葉には少し早くても、布団1枚で寝るのを優先したい。
 (2)未だ行っていない天狗池で、池に映った紅葉の逆さ槍ヶ岳が見たい!
 (3)紅葉の上高地を散策したい!
 (4)出来るだけ多くの日の出、日の入が見たい、
 (5)出来れば、土日をからめたい、
という欲張ったことを考え、天気予報や、紅葉情報も見て、台風が逸れてくれることを願いながら(結果的には、逸れてくれた!)、

 DAY-0 9/28(日) 上高地アルペンホテルにチェックイン後、紅葉の上高地散策、
 DAY-1 9/29(月) 涸沢ヒュッテHPの混雑予想で、比較的空いている月曜日に涸沢ヒュッテ泊、
 DAY-2 9/30(火) 涸沢を登り、奥穂高を往復し、穂高岳山荘泊、
 DAY-3 10/1(水) 北穂高、大キレットを経て南岳小屋泊、
 DAY-4 10/2(木) 天狗原を下り、天狗池へ出る。その後、槍沢を経て上高地に下山、
とした。

 DAY-3の穂高岳山荘から南岳までは、1年前の初夏と同じコース取りになってしまうので、9/30に北穂高小屋、10/1に槍沢ロッジにしようかとも考えたが、迷った末、日の出、日の入を1回多くみられる上記コースとした。結果としては、9/30の夕陽と10/1の朝陽が見事だったので、正解だった。

【 DAY-0 9.28(日)】
 土曜日に、電車、バスの予約や、山小屋への電話を入れ準備を済ます。と、昼前のネットニュースで、御嶽山噴火を知り驚く。上高地には、焼岳と言う活火山があるが、まあ距離も離れているので大丈夫だろうということで、計画通り、9/28(日)に8時丁度の、あずさ5号で旅立つ。ほぼ満席だ。

 松本で、松本電鉄に乗り換え、新島々で、上高地行のバスに乗り換える。新島々駅のバス停は、長蛇の列だったが、ALPICO交通は、手慣れた様子で、バスを増便してくれたので、ゆったりと座って行くことができた。

 上高地の少し手前から、紅葉した穂高が見える。数回上高地に来ているが、上高地から穂高の全貌を見られる天気に恵まれたことが無かった。今回、初めてその全貌をチラリと見ることができ、期待感に胸がふくらむ。

 上高地BSから、河童橋へ急ぐ。河童橋手前から、穂高が見えて来るのだが、なんとこのわずかの間に、山頂付近は雲に隠れてしまったではないか。残念。「雲、取れないかなぁ・・・」と思いながら、河童橋脇の店で買った山賊弁当(\970)を、梓川の河原で食べる。この弁当は、観光地の弁当にしては、巨大な鶏肉が入っていて、味も割とよく、コスト・パフォーマンスは悪くない。しかし、相変わらず穂高山頂は、雲に隠れたままだ。

 今宵の宿、アルペンホテルにチェックイン後、必要なものだけを、サブザックに詰め込んで、上高地散策に出かける。

 ホテルから、梓川に沿って下って行くと、左手に、見事に紅葉した霞沢岳が見えて来る。島々宿から徳本峠へ出て、霞沢岳を往復し、蝶ヶ岳、常念へ抜けるコースも長年温めていながら、未実行のコースだ。

 田代池を渡り、大正池を目指す。田代池との分岐からは、紅葉した穂高と霞沢岳の眺めが見事だが、相変わらず穂高山頂は雲の中だ。ただ、幾分か雲が薄くなったような気がする。田代池は、復路で立ち寄ることにして、大正池へ向かう。

 20数年ぶりの大正池だ。新婚時代に、上高地の大渋滞に巻き込まれ、夕方遅くに加門司小屋について、翌日ここでボートに乗ったことが思い出される。往時に比べると、立ち枯れの木が少なくなって、やや情緒が無くなった気がする。穂高にかかっていた雲は、いつの間にか殆どなくなり、山頂が見えてきている。焼岳にかかっているのは、雲だろうか、噴煙だろうか。

 大正池から道を戻り、田代池に出る。落葉松の紅葉が、陽に輝く、黄金色の散策路だ。田代池からは、霞沢岳の紅葉が見事だ。

 散策路は、田代池から梓川沿いに遡って行く。穂高にかかっていた雲は無くなり、その全容が見える。紅葉が綺麗だ。河童橋に戻る。ここから、穂高の全容を見るのは、初めてだ。アルペンホテルに戻り、夕食を食べ、風呂に入って、9時頃には床に就く。

【 DAY-1 9/29(月)】
 朝、5時過ぎに目が覚め、布団の中でウダウダしていたのだが、6時頃には起きて、早朝の河童橋を散策する。今朝は、快晴で、雲一つない。河童橋からの、穂高の眺めを堪能する。西穂高と明神が朝陽を浴びて輝く。奥穂高は、山頂には陽があたっているが、岳沢は明神の陰になっているので、陽があたるまでには、まだ時間がかかるだろう。振り返ると、朝陽をあびた焼岳が、くっきりと見える。

 朝食を済ませ、準備をしてチェックアウトし、7:34アルペンホテルを発つ。再び河童橋を渡り、まずは明神を目指す。気持ち良く森の中を行く。8:20
明神着。8:25明神を発つ。左手に梓川を見ながら、遡って行く。時々、木々がきれ、紅葉が見事な明神や前穂高が迫力だ。空には雲一つない晴天だ。

 9:14徳沢につき、小休止後、9:20出発する。10:15には横尾につき、山荘で買ったメープルパン(\250)と、缶ジュース(\250)を買って、持参したエネルギーバーと併せて昼食とする。

 10:42横尾橋を渡り、いよいよ登山道に入る。紅葉が見事な道を行く。屏風岩の赤や黄色の紅葉が、陽の光を浴びて美しい。11:50本谷橋に着く。見あげると、紅葉の木々の彼方に、北穂高の岩稜の山頂がのぞめる。吊橋を渡って、小休止する。手ごろな休憩場なのか、賑わっている。沢の清流が、鮮烈だ。

 12:01出発。ここから、登りが少しだけ急になる。登るにつれ、見晴らしが良くなり、紅葉も盛りをまして綺麗になってくる。前方には、紅葉した木々の間から、前穂高や吊尾根が見え始める。振り返ると、横尾谷の紅葉が見事だ。明後日には、大キレットから、この紅葉の谷を見下ろすことになり、楽しみだ。ヒュッテの吹き流しが見えて来る。紅葉の写真ばかり撮っているので、なかなか進まない。

 12:40涸沢ヒュッテに着く。見あげると、写真でよく見る涸沢の紅葉だ。時間が遅いので、陽が陰ってしまったが、陽があたると見事だろう。明日は、期待できそうだ。ヒュッテは混んでいたが、布団1枚に一人の割り当てとなり、ほっとした。やはり、無理しても、土日を外して良かった。

結局、今日1日は、雲一つない快晴が続いた。横尾から涸沢の道が、こんなに見事な紅葉になるとは知らなかった。来てよかった。

【 DAY-2 9/30(火)】
 早朝4時前からゴソゴソと起きだす人がいて目が覚めてしまう。それでも、布団の中でウダウダして、5時少し前から朝食を食べる。外へ出て、寒い中、日の出を待つ。東の空が明るくなる。穂高の山頂に陽があたったと思うと、赤く輝く斜面が、サッと駆け降りて来る。神々しい光景だ。日の出の太陽の少し上に雲があるので、斜面全体が赤く染まらなかったのは、少し残念だったが、印象に残る朝焼けだった。

 用意をして、6:18ヒュッテを発つ。今日は、割と雲が多く、涸沢の大斜面全体に陽があたっていないのが少し残念だが、それでも赤や黄色の紅葉は、充分に美しい。テント場に入ると、すぐに奥穂への分岐がある。

 緩やかな道は、紅葉の中やガレ場を、登って行く。紅葉の涸沢を見上げ、見おろしながらの道だ。やがて、ザイテングラード下に着く。ここから岩場の急登になる。振り返ると、涸沢の紅葉が見事だ。常念、大天井の山稜も、紅葉が見事だ。その下には、実に見事に紅葉した屏風岩に続く尾根。穂高山頂辺りに、雲が漂い始めたのが気になる。

 9:19穂高岳山荘に着く。小休止し、必要なものをサブザックに詰め込み、奥穂を目指す。頭上の雲は、次第に低くなってしまい、見事な眺望は期待できないかもしれない。1年前の初夏、冷たい風雨の中、岳沢から奥穂の山頂に辿り着き、写真だけ撮って、早々に山荘に駆け込んだのを思い出す。山荘から、岩場の急登を登る。

 奥穂高山頂は、予想通り雲に遮られ、あまり視程は良くない。それでも、風もそれほど強くは無いので、今回は、少し休憩できる。雲がない南アルプスや富士山方面、上高地や焼岳、霞沢岳の眺めは良い。前穂高はすぐそこに見える。雲が切れると、乗鞍の向こうに、白い噴煙を上げる御嶽が見える。かなりの噴煙が上がっている。

 今日の行程は時間に十分な余裕があるので、もっと休憩していたいのだが、雲がきれそうな感じはないので、写真を撮り、奥穂を後にする。冷たい強風の中、北穂高が、時折、雲の切れ目から顔を出す。槍ヶ岳は、半分より上が雲の中だ。山荘で、カレー(\900)を食べ昼食とする。

 宿泊の手続きをして、山荘の本などをパラパラとめくっていると、急に外が明るくなり、晴れて来る。さて、どうしようかと迷ったが、明日も晴れるとは限らないので、涸沢岳まで登って、槍ヶ岳と北穂高を見て来ることにする。

 涸沢岳に着いたが、山頂の向こう側は霧の中で、北穂高は良く見えるのだが、お目当ての槍ヶ岳は霧の中だ。それでも、寒風の中、我慢して待っていると、時々、槍の穂先が雲の中、顔を出す。雲は切れる様子が無く、飛騨側から、「よくもまぁあんなに雲が湧くもんだ」と感心するぐらいの勢いで、次々にわいてくる。

 涸沢岳から下り、山荘でくつろぐ。この山荘には、立派なオーディオセットがあるのだが、いつ使っているのだろう?一度聞いてみたいものだ。今宵も幸い一人一枚布団は確保できた。二段ベッドの上まで使っているので、かなり混んでいるのだろうと思っていたが、窓から見ると、使っていない部屋もあるようだったので、満室という程ではなかった。

 今日は、雲の多い1日だったが、雲の切れ間から見た夕日は綺麗だったし、日没後に赤く染まった雲も印象的だった。

【 DAY-3 10/1(水)】
 朝起きた時には、霧が出ていたのだが、朝食を食べているうちに晴れて来る。美しい日の出を期待して待つが、低い雲が東の空にあり、日の出の時間を過ぎても、なかなか太陽が出て来ない。ようやく顔を見せた太陽を拝み、昨日も登った涸沢岳に向かう。青空が広がり良い気分なのだが、昨日と同じく、飛騨からの風が強く冷たい。

 涸沢岳山頂から振り返ると、巨大な穂高が迫力だ。昨日と同じように、北穂高は良く見えるのだが、槍ヶ岳はガスの中だ。それでも、ガスは少しづつ薄くなってきているようだ。

 涸沢岳から、大きく岩場を下り、すぐそこに見える北穂高を目指す。勿論、実際には、岩場の上り下りの連続なので、見た目と違って、物凄く遠い。飛騨側に出ると風が冷たく強いが、尾根陰になる信州側は、うって変わって風もなくポカポカとした穏やかな天気だ。鎖場や鉄梯子を注意しながら、上り下りしていく。今日はあまり混んでおらず、すれ違う人が少ないのも安心だ。槍ヶ岳方面にかかっていた霧もすっかりなくなり、アルペン的な景観が広がる。

 やがて、涸沢から登ってくる道をあわせ、少し登って北穂高に着く。360度の良い眺めだ。ここから見る槍ヶ岳の景色は、何度見ても素晴らしい。今回は、橙や赤色の紅葉が、山襞の陰翳を濃くして、初夏の白い残雪とはまた違う印象を受ける。大キレットの鞍部や長谷川ピークは遥か下方に見えているので、あそこまで下って、向こう岸にみえる南岳まで登り返す苦労が思いやられるところだ。涸沢や屏風ノ頭の紅葉も見事だ。

 眺めを堪能してから、山頂直下の北穂高小屋に立ち寄る。早く着き過ぎて、まだ昼食をやっていなかったため、オレンジジュース(\350)だけ買って、あとは持参のカロリーメートとエネルギーバーを食べて昼食とする。テラスからは、素晴らしい横尾谷の紅葉が眼下に広がる。次回は、ここに泊まるコースを考えよう。

 昼食後、大キレットに向かう。今回、このために、ブラックダイアモンドのヘルメットを購入した。手軽な値段で、使い勝手も良いせいか、同じヘルメットをかぶっている人を良く見かけた。

 北穂高から、岩場を大きく下って行く。登って来る人がいるので、落石を起こさないよう気を使う。すれ違った後は、今度は、上からの落石に注意が必要だ。ここは、300mぐらい岩場を下って、長谷川ピークに登り返す、きついところだ。鉄梯子、鎖や足場は、それなりに整備されているので、あせらずに確実に三点指示の基本を守って下って行く。

 あいかわらず飛騨側からの風が冷たい。下って行くうちに、次第に槍にガスがかかるようになってきた。A沢のコルを越え、長谷川ピークに着く頃には、前も後もガスに入ってしまった。時折、霧の中に幽かに見える山頂は、物凄く高い所にあり、あんなに下ったのかと感心する。勿論、行く先の南岳山頂らしき黒い影も高い。霧がかかっていない遥か下の横尾谷や滝谷の紅葉は、太陽に映え美しい。

 長谷川ピークからも、岩場の上り下りを繰り返す。辺りはガスの中だ。いいかげん疲れた頃、南岳の下と思われる所に着く。ここから岩場を200m程登る。鎖場や鉄梯子を使って、登って行く。やがて、なだらかな登りとなり、南岳小屋に着く。

 小屋の談話室でくつろいでいると、いつの間にか青空が広がってくる。期待しつつカメラを持って、小屋の手前にあった小さな丘に登る。雲海に穂高が浮かんでいる。天空の城の竹田城みたいで、幻想的な光景に、感嘆の声が見ている人たちの間からも聞こえる。風がものすごく冷たくて強いし、日の入までには、まだ時間があったので、一旦小屋に引き返す。 
 
 日没が迫る頃、再度、カメラを持って外に出る。西方に広がる雲海の彼方に、オレンジ色の太陽が、穂高や槍ヶ岳を染めながら沈んで行く。オレンジに染まる穂高の右奥には、乗鞍と噴煙を上げる御嶽。感動的な日の入だ。

 幸い今日も布団一枚を確保できた。明日の天気予報は、晴れ後曇りで、明後日は雨のようだ。天気は下り坂だが、明日は日の出が見られるだろうか。
 
【 DAY-4 10/2(木)】
 朝起きると、快晴で星が輝いている。日の出の時間にあわせ、小屋からすぐの常念平に向かう。東方の雲海は、既に茜色に染まっている。正面に常念、彼方には、八ヶ岳、富士山、南アルプスの黒い影が浮かんでいる。素晴らしい太陽が、常念の右手に登ってくる。大キレットを挟んだ穂高はもちろん、槍ヶ岳も赤く染まる。槍の右手遥かには、白馬や鹿島槍の特徴的なシルエットが、ピンクの空を背景に浮かぶ。やがて、眼下の大キレットや長谷川ピークも赤く染まる。横尾谷の紅葉も赤く染まっている。一年前の初夏を思い出す、凄烈な日の出だ。

 朝食を済ませ、6:30南岳小屋を発つ。南岳に向かって、なだらかな山道をジグザグに登って行く。すぐに南岳に着く。槍ヶ岳の眺めが良い。横尾谷の紅葉は、朝陽をあびて光っている。

 南岳から少し行くと、天狗原に下る分岐に着く。ここから天狗原まで、300mほど岩場の下りになる。大キレット程ではないが、結構急な下りで、鎖場もある。落ち着いて、注意しながら下って行く。正面には常念と天狗原の鮮やかな紅葉、左手には槍ヶ岳と東鎌尾根の印象的な紅葉が広がる。あまりに素晴らしいので、写真を撮ってばかりで、なかなか進まない。

 やがて、岩場が終わって、赤や黄色の綺麗に紅葉した低木が、まばらに生えている天狗原に出る。雪渓もまだ残っている。空は青空で、気持ち良い散策路といった感じだ。その先が、初めて見る天狗池だ。さざ波が立ち、鏡のようなという訳ではないが、槍ヶ岳が確かに映っている。しばし休憩する。

 天狗池から、ちょっとした登りを越えると、槍沢だ。ここの紅葉も見事だ。晴れて青空が広がっているので、本当に気持ちが良い。槍ヶ岳の岩稜が、黄色主体の紅葉の中、赤い紅葉が素晴らしいアクセントを作っている。デジカメの電池も、もう気にしなくて良いので、とにかく写真を撮りまくる。

 天狗原の分岐で少し休憩し、紅葉の中、槍沢ロッジへ向かう。振り返っても槍ヶ岳は見えなくなったが、それでも、アルペン的な岩稜と、赤や黄色の紅葉が織りなす景観には、息をのむばかりだ。名残は尽きないが、旅は終わりに近づきつつある。

 10:24槍沢ロッジにつく。15:00の新宿行バスを予約しているので、あと4時間半ほどで上高地に着く必要がある。昭文社の地図では、上高地までのコースタイムは4時間半なので、偶然、ギリギリだ。できれば、温泉に入りたいし、昼ご飯も食べたいので、ここから急に先を急ぐことにする。結局、明神に12:54につき、1時間ほど余裕ができた。明神館でてんぷら蕎麦(\900)を食べるが、これは美味くなかった。自分で作っても、もっと美味く作れるだろう。観光地の蕎麦で、がっかりする。ついでに、小梨平食堂で入浴(\600)する。アルペンホテルで入って以来、3日ぶりの風呂は、とても気持ちが良かった。

 風呂に入り、清々しい気分で上高地に出る。まだ時間があったので、河童橋たもとにある店でソフトクリーム(\350)を食べる。濃厚な味が美味かった。河童橋から見ると、穂高の上半分は雲の中だ。予報通り、夕方から雨が降るのだろうか。

 15:00予約した「さわやか信州号」のグリンカーに乗る。席が広く、足元も広いので快適だ。欠点を言えば、テーブルが無いので、食事がしにくい。諏訪湖SAで、焼きそばが入った肉まんのようなもの、談合坂SAでケバブを買ったのだが、テーブルが無くて食べにくかった。

 平日なので渋滞することもなく、バスは、予定通り19:42頃、小雨がぱらつく西新宿に着く。素晴らしかった2014年の北アルプスの山旅が終わった。

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