【過去レコ】静岡の秘境！聖岳〜上河内岳〜茶臼岳

2017年07月07日(金) ~ 2017年07月09日(日)

• GPS: 31:05
• 距離: 51.4km
• 登り: 4,416m
• 下り: 4,440m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:43
• 休憩: 0:55
• 合計: 10:38

4:47 畑薙ダムゲート前
5:48 5:48 青薙山登山口
6:36 6:37 中ノ宿吊橋
8:04 8:04 聖沢登山口
9:33 9:38 聖沢吊橋
10:50 11:19 造林小屋跡
12:20 12:22 乗越
13:46 14:04 滝見台
15:25 聖平小屋

2日目

• 山行: 8:21
• 休憩: 2:34
• 合計: 10:55

5:17 聖平小屋
5:20 5:20 聖平小屋分岐
5:39 5:45 薊畑分岐
6:34 6:35 小聖岳
7:39 8:12 聖岳
8:34 8:36 奥聖岳
8:53 9:00 聖岳
9:41 9:41 小聖岳
10:19 10:19 薊畑分岐
10:33 10:33 聖平小屋分岐
10:36 11:37 聖平小屋
11:40 11:40 聖平小屋分岐
13:32 13:41 南岳
14:16 14:51 上河内岳の肩
16:12 茶臼小屋

3日目

• 山行: 7:45
• 休憩: 1:30
• 合計: 9:15

6:19 茶臼小屋
6:50 7:20 茶臼岳
7:33 7:36 仁田池
7:57 7:57 希望峰
8:13 8:14 仁田岳
8:29 8:29 希望峰
8:49 8:49 仁田池
9:06 9:14 茶臼岳
9:41 9:58 茶臼小屋
11:17 11:37 横窪沢小屋
12:57 12:58 ウソッコ沢避難小屋
14:18 14:28 ヤレヤレ峠
14:51 14:51 畑薙大吊橋
15:34 畑薙ダムケート前

天候

☀晴れ☀

アクセス

起点：畑薙ダムゲート

写真

畑薙ダムのゲート
ここが静岡県葵区だなんて・・・信じられないほどの秘境です

ゲートはちょっと物々しい感じ
関係者の車はかなり頻繁に行き来しているようでした

畑薙大吊橋
帰りはここから下山してくる予定です

畑薙大橋から先の未舗装路歩きがめちゃ長かった💦全長13��
お天気が良くって暑いし、正直荷物の重さにグッタリ(^^;

川には水が少なくて、水不足が心配になりました

笊ヶ岳はここから登るようです

途中には崩落箇所があるとか

笊ヶ岳がこんなに近くに見えます！

難関笊ヶ岳、いつかは登りたいです

お天気最高！✨
聖岳の山頂まできれいに見えました！

スタートは何しろ橋が多い

吊り橋はかなり揺れて、しっかりつかまらないと振り落とされとされそうな感じです。

変な横揺れがありました

ここからはこの手の標柱にとってもお世話になりました

銀竜草発見！

って思ったら、こんな大家族もありました

マイズルソウ

今回初登場の50�箸離競奪�
憧れのグレゴリーは派手かなって思っていましたが、案外いい色でした

長袖のシャツは汗びっしょりのために半袖に着替えて、脱いだシャツはリュックにかけて干しながら歩きました💧

大きい橋は注意深く渡った私も、小さい橋で腐った木が折れてしまい足が割れ目に落ちて、青あざになりました(^^;

サラサドウダン

この花、素敵な色合い

上の方には雪が残ってますね

スダヤクシュ

ハクサンフウロ

ゴゼンタチバナ

キバナノコマノツメ

橋に『聖平小屋』って書いてあるから、（あと少し！）って思ったのに、ここからが意外と長かったです(>_<)

聖平小屋に到着

聖平小屋はまだ管理人さんはいませんでした
来週の三連休から営業が始まるそうです

しばらくお昼寝したい気分だったけど、暗くなっちゃうしゆっくりする暇もなくご飯を食べました

疲れすぎて2階への梯子を登るのも大変でした

皆さん寝るのも起きるのも凄く早くて唖然としました
みんな夕方6時ごろには夕飯が終わって静かになっていました

2日目の朝

霧がいい感じです

ハクサンチドリ

字が消えてしまっていますが、『小聖岳』らしいです

イワカガミ

すごくたくさん咲いていました

オヤマノエンドウ

ウマノアシガタ

聖岳
大きなザックは途中に置いてきました
アタックザックしか持っていないのに、ヘロヘロです

でも絶景です！とうとう来たぞ〜(≧▽≦)
既に歩いた感はガッツリあるのに、まだ8時前・・・
今日も一日歩けるだろうか？

イワベンケイとミヤマシオガマ

ミヤマキンバイ

シャクナゲ

雪もまだ残っていました
（わざと雪の上を歩いたりして(*^-^*)）

雪の上を歩くと、なんかワクワクしちゃいます

ライチョウ！( ^ω^ )

フワフワの子供も一緒です♬
慌てて踏んでしまいそうになりました(*_*;
ピーピーとかわいらしく、いつものんきなお母さんも必死で守っていました

稜線歩きが素敵すぎです♪

富士山🗻

チングルマ

今日は正直憧れの聖岳でお腹いっぱいです
もう一日聖平小屋に泊まりたいな〜

小聖岳に戻って来ました

一度聖平小屋に戻って、お昼ご飯を食べてから茶臼岳小屋に出発しました
また重たいザックを担ぐのか(;^_^A

キヌガサソウ

霧が出てきましたが、それはそれで素敵です

コケモモ

ショウジョウバカマ

稜線歩きは楽しいんですが、背中の荷物が気になります

ナナカマド

クロユリ

南岳

山桜

上河内岳肩

こういう緩い登りも牛歩で進みました

青空と雲がせめぎ合ってます

テントを張りたくなっちゃうような素敵な場所もありました

緩い登りなのに、体力を使い果たしやっと歩いている感じでした

茶臼岳

茶臼小屋まであと少しです

茶臼岳小屋に到着
もう小屋の人が上がって来ていて、来週からの小屋明けの準備をしていました

キンキンに冷えたビールは、まさかの350ml2本で500円！
飲むにきまってるでしょ〜♬
小屋の方もとても感じが良くて、また泊まりに来たくなりました(*^^*)

トイレもめちゃきれいで、幸せ🎶
もちろんトイレットペーパー完備で、手作りの手すりまで付いてました！

3日目の朝
4時過ぎに起きたら窓から見えた空の色にびっくり！

ご来光は既に終わってしまったのか？？と勘違いしました(*_*;

20分後笊ヶ岳から朝日が昇ってきました(≧▽≦)

山の陰から太陽が昇り始めると後はあっという間に全部出終わりました

空はすぐに明るくなって、美しい時間はあっけなく終わってしまいました
でもこの景色、ずっと忘れないだろうな〜

9月には富士山の近くから朝日が昇るらしいので、また見に来たいな(´▽｀*)

茶臼岳にはあっさり到着
朝7時前にこんな場所にいられる幸せ(*^^)vをかみしめました

山頂からは、赤石岳とか南アルプスの山々が勢ぞろい
次に行きたい山がてんこ盛りです
光岳も見えて・・・あ〜本当に行きたかったなぁ

お花とアルプスって憧れの組み合わせ

せっかくなので仁田岳まで行ってみることに

ここを右に行けば光岳に行けます・・・が、今回は体力の限界です(>_<)

仁田池は小さいけど静かでいい場所でした

こんな場所に木道があるなんて〜〜♪

希望峰なんてすごい名前の場所
ここから先は行く人が少ないようで、蜘蛛の巣もりもりでした
(>_<)

仁田岳山頂
この力の抜けた感じの標柱がGood！
聖岳の標柱との差がすごすぎる〜
光岳がますます近づきました

7月にまだ桜が咲いてるなんて、驚き( ゜Д゜)
仁田岳でUターンして茶臼小屋にいったん戻りま〜す

すごく山深い所にいる事を実感

茶臼小屋に戻ると、来週からの小屋開けの準備で、布団を干したり掃除をしたり、忙しそうに働いていました。

女性が2人もいてびっくり
ずっとお風呂に入れないとか・・・私だったら耐えられるかな？

さあ、下山開始です。

樺段

茶臼小屋からの下りは激下りで・・・足の小指の爪が痛くて( ;∀;)
もう泣きそうでした

水呑場
と、書いてあったけど水は点々としか出ていませんでした

高さがちょうどよくて、一度座ったら立ち上がりたくなくなる『倒木ベンチ』でした

横窪沢小屋が見えてきました

小屋番さんと楽しくお話をしました(*^-^*)
夏だけ登ってきて山小屋をやるのは大変だなと、心底思いました

小屋から先はちょっとはなだらかになったでしょうか？

でも、お腹が空いてエネルギー切れ、標高が高い場所に登ると毎回こうなります(^^;)

中の段

水の近くを歩いているのにちっとも涼しくありませんが、吊り橋を渡るときだけは涼しかった！！！
気分も少し変わりありがたかったです

ウソッコ沢

ウソッコ沢小屋

辛い辛い最後の登り返しを登り切り、ヤレヤレ峠へ

足が痛いので、下り道より登りの方が楽に感じられました💧
そして、ヤレヤレ峠からも少し登りが残ってたりしてガッカリ

最期の吊り橋

ここを渡ると現実世界に戻った気持ちになりました

経験不測のこの頃
体の使い方がわからず、かなり苦労しました

でも、とても貴重な体験になった記念すべき山行です

感想

kaori509

ずっと前から憧れていた南南アルプス。
でも、北岳や鳳凰三山ですら登ったことが無かった私にが、聖岳に登る日が来るなんて思っていもいませんでした。

しかし、経験不足でガムシャラに頑張るしかなく、かな疲労困憊で終わりました。
前よりもロングを歩き、体力をつけていたつもりだったのに、基本的な下山時の歩き方や大きなリュックの使い方まで、課題も多い山行でした。

標高が高い場所が苦手だという事も自分で良く理解できず、
『山頂では食欲が無く少し下山したところで猛烈にお腹が空く』（高山病のため）
自分の癖がよくわかっていなかったために、下山中に簡単に食べられるものも用意していなくて、空腹と闘いながら下山しました。

余りの空腹と疲労のため、南南アルプスの山々には、『あなたは、まだここの山に来るレベルじゃないよ』と言われたような気持で下山しましたが、また来年も挑戦したい！と強く感じたのでした。

コメント

takumchik

WOWOW❗️凄い❗️ハードでしたね！
お疲れ様でした！ゆっくり休んでください♪今度話しを聞かせて！

kaori509

takumchikさん

昔のレコを今頃アップしてごめんなさい。
縦走の経験があまりなかったので、すごく大変だった記憶ばかり残っています。

takumachikさんにまたお会いできるのを楽しみにしています♪

0041

このルートをほぼ逆に歩いた事があります。
林道歩きが長いですよね。
行きで歩いたら登りじゃないですか！
前から体力があったんですね♪

kaori509

0041さん

林道長かったです・・・
この林道は下りの方が気持ちが楽ですね！

重い荷物を持つことにも慣れていなかったし、本当に辛かった思い出です。
この時より年は取りましたが、体の使い方が分かってきた分少しは楽に歩けるかな？
もう一度チャレンジしてみたい気がします

ShuMae

kaori509さん、こんばんは。
私も翌月に反対周りで歩いてました。
長い車道歩きのあと、聖小屋まで大変でしたね。
２日目のロングと、３日目の下山ヘベレケは分かる気がします。お疲れ様でした。
しかし、橋の木が折れるとは最悪危なかったですね
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1225211.html

kaori509

ShuMaeさん

ここは逆回りが正解だと思いました。
そして、ただし時期が早かったおかげで、どこも空いていて自分のペースで歩けたのは良かったです。

ShuMaeさんのレコ見せてもらいました。
ひと月違うだけで、花が全然違うんですね〜
南アルプス、また行きたくなってしまいました
すごく大変だったけど、自分に自信が持てるようになったきっかけの山行だったと思います。