和名倉山
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 936m
- 下り
- 943m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
【 コメント 】
・ 今年の紅葉は例年よりかなり早いようで、東京近郊の千m以上の山では、そろそろ紅葉が終わるようで、以前から計画していた奥秩父の秘境「名倉山」登山を、13年ぶりに行ってきました。
・ 前回は避難小屋状態の将監小屋に泊っての山行きでしたが、今回は日帰りとしました。
・ 早朝3時に自宅出発、圏央道の日の出ICを降り、青梅街道(411→45→411号線)で奥多摩湖を経て、丹波渓谷の先で、一之瀬林道へ右折、ICから約65kで一ノ瀬キャンプ場の少し先の三ノ瀬の民宿みはらしの駐車場に到着。
・ 駐車料金500円を支払い、50m戻った左側に、“将濫登山道入口”標識があり、民家の庭先前の登り坂の広目の林道を登り始める。
・ 未舗装ですが、凸凹がなく落葉で柔らかな地面で緩やかな広い登り登山道が続く。
・ 林道は将濫小屋まで伸びてますが、牛王院下で、分岐を直進し牛王院下へのやや急登を登る。 途中分岐や交差個所がありますが、直進。
・ やがて奥秩父主脈縦走の尾根の“牛王院平”に到着。 右方向は、将監峠、将監小屋。 左方向の“笠取山”方面へ進む。
・ 奥秩父主脈縦走路は、幅が3m以上ありササ(スズタケ)などの下草が刈られ、緩やかな起伏の歩き易い土の道で、シカの食害で粗密になった見通しの良い広い空間が延々と続く。
・ すぐに“山ノ神土”分岐に到着。
・ ここからいよいよ登山者の少ない登山道に入る。
・ すぐにササで足元が見えない道をしばらく進みますが、笹道区間は比較的短い(トラバース区間の一部)ですが、朝露が激しい場合は濡れ防止のるスパッツ着用が望ましい。
・ 西丹波までは、尾根ではなくトラバース気味に登山道が続く。
・ リンノ峰の左(西)側を巻いて多少のアップダウンをした後、展望の利いた岩のピーク、西仙波(1,983m)に到着、北西側の展望が得られました。
・ 登山途中、開けた縦走路で振り返ると、南方背後に富士山が見れる個所がありました。
・ 西仙波を過ぎるとシャクナゲの群生があり、トンネル状の道を過ぎると開けた岩場の小ピークに出、南東方向の飛龍山や雲取山、北方の和名倉山の展望が良好でした。
・ 東仙波へ到着。 途中、カバアノ頭の笹原の尾根道が光って美しい光景を見せてくれました。
・ 東仙波(2,003m)の岩山から上州の山並みやなどの展望も得られ、休憩。
・ ここから一旦下り、シャクナゲの道を進み、吹上ノ頭の巻き道を通り、“川又分岐”に到着。 途中では広々としたクマササの八百平があり、小ピークから南アルプスが僅かに見れました。
・ 川又分岐直前付近は、踏み跡が落葉で薄くなって分かりづらいかしょがありましたが、忠実に赤や黄色のテープ(やや色あせている)を確認しながら北方方向への道なりに進めば、迷わず到着出来ました。
・ 川又分岐から“二瀬分岐”までの道も踏み跡が薄くなっていましたが、リボンを頼りに進み、問題なく到着しました。
・ 途中の水場の案内板を左への本道へ進むと直ぐに川又分岐の大きな標識が目に止まりました。
・ 二瀬分岐から西へ続く明瞭な一本道を進むと展望のきいたカラマツが散見される斜面に出、周りの景色を眺めた後、奥のコメツガ樹林帯へ続く登山道に入るとまもなく“和名倉山”の標識のある山頂に到着。
・ 展望がないので、直ぐに戻り、先ほどの広い場所(千代蔵ノ休場)で休憩。
・ 此処まで登山中誰にも会わず、鹿に3回出会っただけの静かな山旅です。
・ 二瀬分岐から川又分岐先迄の踏み跡が薄い個所だけリボンに注意し、後は踏み跡が明瞭な登山道を気持ち良く進み。展望の良い“東丹波”で昼食休憩。
・ 隣の西丹波で最後の展望を満喫し、山ノ神土までの長いトラバース気味の多少のアップダウンがある道を進み、ササ道を進むと間もなく山ノ神土に到着。
・ 山ノ神土からの、奥秩父主脈縦走路の緩やかな起伏のトレラン向きの道を進み、牛王院平での分岐を直進、将監峠を経て将監小屋に到着。
・ 将監小屋前に、テントが1張り、将監小屋の煙突から煙が長閑にたなびいていました。
・ 小休憩後、歩き易い広い林道を下るにしたがって、紅葉終盤のカラマツ林の中でまだ見頃のカラマツと真っ赤に燃えるカエデを数本発見、快晴となった青空をバックに写真撮影。
・ 緩やかに蛇行しながら下る林道を、まだ落葉せず黄色く色付いてるカラマツを眺めながら進んでいき、やがて“ムジナの巣”を過ぎ、往路で分岐直進した“牛王院下”に到着。
・ まもなく三ノ瀬登山口に到着し、駐車場に戻る。
・ 10年以上経過した今回も、和名倉山は交通の便が悪いままのあまり登山者が入らない奥まった山のままで変わらないため、将監小屋先のテントで一人いただけでの、終始誰もいない静かな山旅でした。
・ 復路で晴天となり、最後のカラマツ&カエデの紅葉を見ることが出来ました。
・ 帰路、“道の駅 丹波”に寄り、お土産を購入。 丹波山の“めいこの湯”が併設されていましたが、早く帰りたかったので寄りませんでした。
・ 200名山の中で最も登山者の少ない山のようで、それだけ自然が守られているようで、貴重な存在です。 今後も今の状態が維持されることを願っています。
* 危険個所
・ 特になし。
* 注意個所
・ 川又分岐直前付近から二瀬分岐までは踏み跡が落葉で薄くなって分かりづらい。 テープを忠実に確認しながら進むこと。 他の区間は踏み跡明瞭。
・ 川又分岐直前の水場の案内板を左への本道へ進むこと。
・ 仙波山を中心に林業用ワイヤーロープが散乱してるので、足元注意。
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