剱岳八ツ峰主稜+源次郎尾根(ソロ)
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- GPS
- 54:12
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 4,492m
- 下り
- 4,501m
コースタイム
- 山行
- 4:28
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 6:22
- 山行
- 13:08
- 休憩
- 4:11
- 合計
- 17:19
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 9:56
天候 | はれ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス | |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
装備
個人装備 |
50m 7.2mmハーフロープ
50m5mm補助ロープ(予備)
7m捨て縄
blueiceアキラ
petzlガリー
ナイフ
ルベルソ
|
---|---|
備考 | 中間着にフリースとインサレーション持って行ったがフリースは不使用。 結果的にロープは50m1本で十分でした。 行動食、朝晩食事はだいぶあまった。 |
感想
togetter→
https://togetter.com/li/2139810
■5/2(火) 1日目 東京→扇沢→室堂→平蔵谷出合
1030 室堂発
1500 平蔵谷出合
事前に「平蔵谷出合には張れるところがなくど真ん中に張った」というブログを見ており、
また幕営跡もありそのまま使用させてもらう。その後偵察し1800就寝。
■5/3(水) 2日目 八ツ峰主稜
●平蔵谷〜八ツ峰〜八ツ峰の頭
0245平蔵谷出合発
0255 長次郎谷出合
0415 •挟屮襯鵐次兵萇佞)
0500 ルンゼを詰めるとなんとテントが。五竜から黒部縦走中とのこと。
喫を踏まずして何が八ツ峰縦走か、といことで喫へ。
0525 喫に立ちこれから進む峰峰を見て気を引き締める私。
0610 曲下降 長次郎谷側25m パッと見、クライムダウン不可
0635 III峰からの下降 20mとあるが雪稜が上まで張っててクライムダウン
0705 己下降点(一番手前)25m ルンゼ状を気合いのクライムダウン
0740 絞
恐らく50mはあるルンゼへの下降支点があるが
長次郎谷側に20mx2との前情報があるのでそちらを探す。
フレーク沿いに下ると1つ目の支点を発見。
2つ目の支点が下方に見えたのでそこまでクライムダウンできないが
試行錯誤するが無駄に時間を食って結局1つ目の支点を懸垂。
20m降りてトラバースすると2つ目の支点につきます。
2つめ目の支点は引っ張ったらあろうことかハーケンが抜けてしまい
ピナクルにまいてあるスリングだけになってしまう。
ハイマツ2箇所に捨て縄をつかって移設したが
出来がイマイチなので次使う人に託します。
0900 絞からの下降に1時間半(!)使ってしまったことになる。
0920 休憩後妻の登り。下部岩場を越えると長い長い雪壁。
※途中までトレースがあったがピークにつく頃には消えていた。
※トレースの主の記録を見つけました。
https://sagamisanyuukai.blog.fc2.com/blog-entry-554.html
1030 妻ピーク手前下降支点(恐らく妻の顕著な下降支点は2箇所?)
ルンゼ状をクライムダウン
1100 妻ピーク 2個目の下降支点、こちらもクライムダウン
1125 ベットリ雪がついた司へ取り付く。延々斜面蹴り込みでトラバースを続けること1時間。
1225 司ピーク。縞とのコルへ下る必要があるが、下降支点は雪の中。
記録ではスノーボラードを作るとあったので斜面に立ち込みながらリッジ部分に溝を彫る。
ロープをかけて引っ張ってみると意外とガッチリでいけそうだ。
補強にかますための割り箸も持ってきてたがこれは使わなかった。
1255 ついに縞取付き右トラバースで迂回する手もあるがルンゼ状を直登。
もう雪がグズグズで全然進まないので右手の岩壁に乗り移りハイマツと岩を頼り右上する
1350 縞ピーク手前。
正面岩を乗っ越す必要があるが足がかりがない、、
アイゼンを壁に押し付けフレークに両手をかけ体を引き上げる。
手が外れれば後ろに真っ逆さまなので今回一ヤバかったやつ。
左手雪面は雪が薄すぎて乗り移るのは難しそうだった。
1355 縞ピーク。
最終八ツ峰ノ頭まであと少し。頭とのコルは完全に雪稜で繋がってるおり、
ピークから雪稜に降りれそうにも見えるが、、
ピーク上がキノコのような丸い雪付きで上に乗るのはリスキーと判断。
キノコの根本に飛び出てた下降支点を掘り起こし下降&トラバース。
1430 縞直下からコルを埋める雪稜へ上がる。
八ツ峰の頭へは雪の上をそのまま行けそうだ。
振り返るとやはり縞から直接降りれたかなあ?微妙。
1500 遂に!八ツ峰の頭に到達。ここで電波が入り速報ツイート。
ゆっくり休みたい所だが本峰へ日没までに辿り着かなければならない。即座に下降へ。
●八ツ峰の頭〜池ノ谷乗越〜本峰〜キャンプ地
1520 頭から2回懸垂支点あり。
クライムダウン。氷がいやらしい。
1530 池ノ谷乗越 ここからはトレースをたどる
1545 池ノ谷乗越からの雪壁を登り、池ノ谷尾根の頭というフラットな場所。
振り返ると司に黒部横断ニキptがいて「スノボラード!」「マジー!?」という声が響いてました。
北方稜線は雪が付いていてトラバースで楽々通過。
1650 本峰前の最後の雪壁。まあまあ悪い。
1730 剱岳山頂到達!
下山路は平蔵のコルから平蔵谷。20時にテント着。
翌日2時起きのため水造りの後は夕食を取らず21時には就寝。
■5/4(木) 3日目 源次郎尾根
0200起床
0345発
すぐに源次郎尾根ルンゼへ取付き
0345-0550
ルンゼの雪壁を心を無にしてひたすらのぼります。最後は左上して尾根に乗り上げ。
早くも後続ptが登ってきており、曲の懸垂の順番待ちがあると聞いているので焦ります。
0550-0620
尾根に乗り上げ後雪面を詰めると岩壁。
卦蕕らいですがアイゼンなので難易度アップ+
0620-0700
雪面を素直に辿ると最初のルンゼの右俣の上に出ます。
心を無にしてひたすら雪面登り
0710 ようやく喫。ここで曲、本峰をとらえます。
右手には昨日の八ツ峰も丸見えに。
喫下りは心を無にしてひたすら降ります。
0730 曲への登り。雪も溶けて途中も岩稜登りになります。
0800 曲下降支点に着
0820 懸垂下降。50mロープ折り返しで十分です。すでに後続に追いつかれてるので慌てて畳んで移動。
0840 落ち着けるところで休憩。後続ソロのひとに抜いてもらいます。曲には4+4パーティあとはひたすら心を無にして(略)BCヤーが結構おりてきます。
1030 昨日ぶり7度目の剱岳登頂。
昨日八ツ峰で会った黒部横断ニキptに再会。おめでとうございます!
馬場島へ降りるそう。
1050下山開始。
1130長次郎のコル。長次郎谷を下降。途中でアックスをおとし30分登り返したり、、
1300長次郎谷出合。テントが一張り。
1345 テント着
翌朝用の水造りを済ませて柿ピーをビールで流し込んでゴロ寝。
寝たり起きたりしながら夜飯もとらずそのまま就寝、、
■5/5(金) 4日目下山日
0300撤収完了。下山開始。下山といってもまず剱沢を登る。
途中八ツ峰に行くというptとスライド。
縞の登りがやばかったっす。と伝える。
0440 剱沢テント場
0530 剱御前小舎 以降電波あり
0740 室堂着
0800の室堂発のバスに乗り富山側へ下山。
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