【秋水作戦】畦ヶ丸〜加入道山〜大室山〜犬越路〜檜洞丸〜つつじ新道【丙54.0】
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan.png)
- GPS
- 09:05
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,241m
- 下り
- 2,222m
コースタイム
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 9:05
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
落葉の堆積で道がわかりにくい箇所あり。 岩が風化して砂礫化しているところはすべりやすい。 細かいアップダウンならまだ良いが、その後大きなアップダウンが。 鎖のある所は鎖を使わなくても通過できる。 |
その他周辺情報 | ぶなの湯等 |
写真
感想
ゴーラ沢出合にあった貼紙
「地図を持ってこなかった人に質問です。道に迷ったらどうしますか?」
そもそも地図を持たずに来ることが誤りなのであるから、この問いに対して、山に立ち入ることを前提とした回答をするのは全て誤りとなるだろう。
「あっ、そう言われてみると・・・、出直して来ます。」が最も限りなく正解に近いのではないだろうか。
【晩秋の2000m峰構想】
年内にもう一峰くらい2000m級の山(奥多摩・奥秩父を除く)を歩いておこうとず〜っと考えていた。そこで上信越の浅間、四阿、武尊、皇海といったところに注目していたのだが、他の予定があったりで延ばしているうちに寒波到来、これらの山は積雪してしまった。
19日に休みをとって改めて確認してみると、これら陵線は10m超の強風が予想されたため、より落ち着いた山域を歩くこととした。
【思えば水曜の山行記録は初】
大型トラックがひしめきあいながら疾走する夜の東名高速を下り、丹沢湖畔へ。西丹沢へのアプローチは道広く、灯りもあるので容易い。西丹沢自然教室に明かりがついているのを見た時はまだ人がいるのかと思ったが、翌朝改めて見てみるとトイレだった。
【沢筋を畦ヶ丸へ】
夜明け前に西丹沢自然教室を出発。暫くは沢筋の道を右に左に渡渉しながら、時折砂防堰堤を乗り越えつつ歩いていく。辺りは道を覆うほどに落ち葉が多く通行には慎重を要するが、清流と相俟って、紅葉最盛期の光景にはさぞかし圧倒されるであろうと思われた。次は紅葉最盛期に誰かと一緒に来たいなあと思う。
【畦ヶ丸から「未回収の丹沢」へ】
本棚沢出合の先にある梯子から尾根へと上ってゆく。冷たい空気が体に合わないのか、単に厚着をしているからなのか、どうも息苦しい。所々にベンチが設けられているので、息を整えながら休み休み上っていく。
善六のタワから陵線に乗ると、行く手に畦ヶ丸のピークが見えるが、アップダウンのありそうな陵線だ。この先の労苦が思いやられる。しかし、昨年の11月に歩いた陵線に比べれば寒くなく、風も凪ぎ。天候が山行の助けとなろう。
木々に囲まれた畦ヶ丸を過ぎると、加入道山・大室山までは細かいアップダウンがあるものの、落ち着いた山道となり、体の調子もこの頃には上がってくる。季節は落葉期、木々の向こうに周囲の陵線を見渡すことができる。
丹沢には今まで何回か足を踏み入れたが、西端に位置する加入道山と大室山は、なかなかアプローチが難しく、いわば「未回収の丹沢」とも言える状態だったわけだが、今回ようやく訪れることができた。
【過酷な犬越路経由檜洞丸行き】
木々に覆われた大室山を発ち、檜洞丸へ向かう。犬越路は前回歩いた時とは逆コースだが、下りでも、その傾斜の急さ、上ることの大変さがわかる。展望の良いのがせめてもの救いだが、鎖場もあり慎重さが求められる。そして、標高1000mまで下ったあとの500mの上りである。飽いてしまうような単調な上りではないが、急登の連続にはさすがに参ってしまう。空気が乾燥していることもあり水分補給のペースが上がり、水分が持つか心許なくなってきた。途中、水場も無いので取水制限。山小屋がまだやっていれば、そこで塩分と水分を補給するところだが、あいにく、財布を車中に忘れてきてしまった。山頂近くに達した時は、「これで山場を越えた」とほっとしたものだ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する