【日本百名山 No.63,64】赤石岳・悪沢岳 椹島からクロックワイズ
- GPS
- 17:50
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 3,155m
- 下り
- 3,164m
コースタイム
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:01
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:52
天候 | 一日目 曇り 二日目 晴れのち曇り 三日目 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰路も同様。10時30分椹島発のバスで駐車場まで。 新東名,島田金谷ICから下記臨時駐車場までは約80辧6江区間も多い上に工事のダンプカーがかなり走っており,運転には相応の注意が必要。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
そりゃまあ3000m級のヤマなんだ’から相応に危険個所はあるが,ルートは明確に指示があり,安心して歩くことができた。この広範囲の登山道をくまなく管理いただいていることに感謝。 |
その他周辺情報 | 駐車場最寄りの白樺荘は火曜日定休日だったので,接岨峡温泉会館利用。大人500円。広くはないが清潔で気持ちいい湯でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
コロナと荒天でずっと行けなかったこのコースにようやく挑めたのである。なかなかきつそうだけど、なあに営業小屋もあるし小屋泊まりの軽装で行けばラクショーっしょと舐めてかかり返り討ちに遭う。
初日は椹島までの移動。15時20分のバスを予約していたが、三連休初日で高速の混雑状況もわからないので、京都を7時30分頃出発。やや混みあった名神から第二名神→伊勢湾自動車道→第二東名と繋ぎ3時間ほどで島田金谷インターを出る。そこから大井川に沿って約80辧∋として異常に狭小区間もある道を泣きながら2時間30分ほど走り、13時30分頃畑薙第一ダム下記臨時駐車場到着。満車だったらどうしようと危惧していたが、まだまだ空きはあり。整えてバス乗り場に行くと、運よく団体さんを乗せる臨時便があって、そこに便乗させていただく。16時前椹島ロッジ到着。二人部屋を一人で使わせていただき、風呂にも入り飯を食らい、贅沢な前日を過ごす。20時頃就寝。
一日目、5時に朝食をいただき、5時30分頃出発。アスファルトに沿って赤石岳登山口まで歩き、しばらくは急登をゴリゴリ登る。サマージャケットは脱ぎ、ジオラインLWとTシャツで登るがあっという間に汗だく。二週間ぶりの登山で、どうも身体がしっくりこない。他人の身体が動いているような感じ。
赤石小屋まで何とか辿り着いて、だがしかしメインはその先だった。富士見平からゴリゴリ下り、その先は長く細く、時として危険なトラバースルートを進み、砲台型休憩所で弁当喰った後はひたすらの登り。空気も薄いので喘ぎながら登る。そのうちガスが濃くなり、降りてくる人はザックカバーや合羽を着てて、どうも上の方は霧雨の模様でゲンナリする。ボロボロになって椹島下降点に辿り着き、ガスの中を彷徨い、12時50分、赤石岳登頂。展望もないので、避難小屋に行き宿泊手続きをする。その後はガスも晴れて写真を撮っ足りして過ごしたが、どうにも頭が痛く食欲がなく、高山病的な症状が出て来る。息を深く吸い、パスタを一束何とか押し込み、18時過ぎには横になって果てた。
二日目、4時起床。また頭痛はあるが何とか耐えられそうなので、先に進むことにする。朝焼けの富士山や日の出を撮影し、棒ラーメンを腹に押し込んで出発。この日は身体がちゃんと自分のものになった感じで、安心して進む。標高3100mから500mくらい下って荒川小屋で水を補給し、あとはひたすらの登り。途中のお花畑に癒されつつも、ここの標高差500mの登りが一番厳しかった。フラフラになって稜線に出て、前岳に行くゆとりもなく先に進み、中岳山頂で力尽きる。避難小屋前でしばし休息して体力を取り戻し再び出発。
しばらく下ってから再びの登り。ただ、標高差はそれほどないので、踏ん張れた感じ。最後の岩稜隊を超えて10時48分、悪沢岳登頂。山頂展望をしばし満喫する。山頂には静岡の消防隊員の方々がメチャクチャでっかいザックを背負って佇んでいらっしゃった。ご苦労様です。
しばし休息し、千枚小屋に向けて下山。丸山超えたところで先行の3人組パーティーさんが立ち止まっている。ライチョウである。南アルプスで会えるとは思わんかった。やっぱ和むねえ。その後千枚岳へのオトコマエな登り返しに泣きつつ12時30分頃、千枚小屋到着。いつの間にか頭痛も去り、体調は普通に戻る。やっぱ高度を下げたからかね。受付を済ませ小屋にあった「三月のライオン」をむさぼり読んで残り時間を過ごす。
三日目。4時半に起きてご来光を拝み、6時に朝食をいただいて出発。お弁当を頼んでおいたらおにぎり3個とおかずを作っていただいたので、行動食代わりに少しずつ食べて進む。駒鳥池から見晴台までは素晴らしい高層の原生林。ゆっくり雰囲気を楽しみたいところだが、頑張れば10時30分のバスに間に合うかもという邪念が生まれ、ついつい急ぎ足になってしまう。途中幾度か休憩をはさんでガシガシ降りる。岩頭見晴への登りで身も心も砕けつつ進み、朝食取らずに5時頃出発した団体さんを抜き、フラフラになりながら椹島ロッジに10時過ぎ到着。ちなみにヤマレコアプリの予想到着時間は最後まで10時27分だった。20分違うのはちょっとアレですねえ・・・
というわけで、東海フォレスト領域の周回行程、何とかクリアできた。が、これでオシマイにするにはあまりに惜しいこの山域、いつかまた再訪していろいろ楽しみたいところ。ネックはアプローチだな。次は新幹線とバスを検討してもいいかもしれぬ南アルプスはいいぞぉ
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