Sea to Summit 富士山（鈴川の富士塚〜富士山剣ヶ峰〜富士山駅）

2023年07月23日(日) [日帰り]

• GPS: 21:01
• 距離: 58.1km
• 登り: 3,863m
• 下り: 3,056m

コースタイム

日帰り

• 山行: 18:58
• 休憩: 2:11
• 合計: 21:09

距離 58.1km 登り 3,863m 下り 3,056m

0:02 スタート地点
0:15 0:20 鈴川の富士塚
0:25 JR吉原駅
0:46 左富士交差点
1:08 東海道14宿吉原宿道標
2:38 富士山登山ルート３７７６最終コンビニ（セブン）
3:07 3:12 大渕公園
4:07 NINOMARU VILLAGE
4:57 ふじひのきパーク
5:06 5:10 トイレ併設東屋
5:30 5:40 村山道−天照教林道交点
6:15 馬頭観世音
6:30 大淵林道・村山古道交差
6:42 中宮八幡堂
6:56 西河原跡
6:58 富士山スカイライン（周遊）・村山古道交差
7:37 富士山スカイライン（登山）・村山古道交差
7:55 ガラン沢・高鉢遊歩道
7:58 矢立・大樅
8:17 岩屋不動入口
8:19 瀧本・笹垢離
8:36 小禅定
8:42 8:47 横渡
8:54 等覚入
9:06 一ノ木戸
9:19 普浄
9:25 第一層・等覚門・砂振
9:34 9:35 第二層・石室跡
9:37 宝永山遊歩道
9:42 第三層・石室跡
9:57 10:20 富士宮口新六合目
11:07 11:35 新七合目御来光山荘
12:07 12:10 元祖七合目山口山荘
12:50 12:55 八合目池田館
13:33 13:36 九合目万年雪山荘
14:09 14:12 九合五勺胸突山荘
14:55 15:03 富士宮口頂上
15:24 15:32 富士山
15:37 西安河原
15:41 雷岩
16:02 16:07 吉田・須走ルート下山口
16:25 須走口・吉田口登山道 八合五勺
16:30 江戸屋
17:15 吉田口下山道七合目
17:34 吉田口六合目・富士山安全指導センター
17:47 里見平★星観荘
17:50 佐藤小屋
17:57 17:59 吉田口五合
18:04 吉田口四合五勺御座石浅間神社
18:15 吉田口四合大黒天
18:24 18:30 吉田口三合
18:37 吉田口二合
18:50 吉田口一合
18:57 大文司屋@富士山吉田口登山道馬返し
19:00 馬返し
19:35 19:37 林道富士線 起点
19:49 19:51 中の茶屋
20:32 大塚丘
20:37 20:40 北口本宮冨士浅間神社
21:11 富士山駅

天候

曇り＆ガス

アクセス

利用交通機関：

電車

往路　吉原駅（JR東海）
帰路　富士山駅（富士急行）

コース状況／危険箇所等

村山古道（天照教社〜新六合目）
　みなさんご指摘の通り、初めの方は本来あるべきピンクリボンが欠落しているので、ある程度のルーファイが必要。

ヤマレコマップ等の利用を推奨。

写真

7/22 23:49

海抜0メートルからの富士登山に挑戦！
富士塚の近くの海岸はテトラポットびっしりだが、ここは砂浜に下りられる。
みんなの足跡ありがたい。

7/23 0:01

波がシャワシャワのところに足を置いて撮影しようと思ったが、ヘッデンつけての撮影が難しい。
とりあえず日付が変わったので、スタート！

7/23 0:15

富士塚の入り口にステーションがある。
立ち寄らないポイントがあるのだが、とりあえずスタート地点のスタンプを押す。

7/23 0:18

鳥居をくぐり、富士塚へ。
登頂成功と無事下山を祈願。

7/23 0:25

JR吉原駅に戻ってきた。
吉原市街へ向かうのに、らくルートは数百メートル東寄りの踏切を通らせるが、跨線橋を渡った方が明らかに近い。

7/23 0:48

やけに車が停まっていると思ったらオープン4日目。
この後、道間違いに気づき方向修正。

7/23 1:04

吉原のメインストリートに復帰。
夜のお店がそれなりに営業している。
直進して国道を右折。

7/23 2:38

なんだかんだで最終コンビニ。
ファミマにミニストップ、全部で5件くらいあったかな…
ここから1km先の分岐から外灯がなくなり、ヘッデンを装着する。

7/23 3:07

大渕公園の入り口には作業小屋？のほか、何もない。
トイレはだいぶ奥に進まなければならないのでパス。

7/23 3:21

大渕公園の先に集落があった。
これが最終自販機だったと思う。

7/23 4:06

「石油発掘の碑」は見当たらず、おしゃれな休憩所があった。
MINOMARU VILLAGEというらしい。

7/23 4:45

すっかり夜が明けた。
左へ行けばショートカットできるが、そのまま道なりに進む。

7/23 5:06

計画時から休憩しようと思っていた東屋にトウチャコ。
和式＆ペーパー付の仮設トイレあり。
ベンチがジメジメだったので腰掛けられなかった。

7/23 5:25

しばらく歩くと富士山が見えた。
すでに富士山の懐に入っているつもりだったが、あまりの遠さに愕然とする。
考えがあまかった…

7/23 5:40

登山口の天照教社前で少し休憩。
ここの標高はちょうど1000m。
自分はここから村山古道を歩くことになるが、ここまでも村山古道を歩けばよかったと少し後悔。

7/23 5:54

一面コケの世界。
ピンクリボンの通りに進むが、リボンが抜け落ちている区間があるのでルーファイする必要あり。

7/23 6:05

バイケイソウが群生。

7/23 6:40

中宮八幡堂。
奥に進まず、右手前に切り返し、沢を横断する。

7/23 7:48

いい感じの道。
この直後、はじめて人とすれ違う。
その後新六合目まで誰にも会わず…

7/23 7:51

アリドオシラン？

7/23 8:12

？
たくさん咲いてた。

7/23 8:21

石仏さま。
山梨県内の低山に点在しているものと作風が似ている。

7/23 8:42

橋渡にトウチャコ。
沢を横断するが、ロープは使うまでもない。

7/23 9:51

ミヤマオトコヨモギ？

7/23 9:52

イタドリ？

7/23 9:57

新六合目にトウチャコ。
一般コースに合流したので格段に人が増える。
予定より50分早いので、長めに休憩をとっても大丈夫だな、とこの時は思っていた。

7/23 10:03

250円でエナジーチャージ。
空き缶は回収してもらえる。
ベンチで仮眠を試みるも失敗。

7/23 11:07

新七合目まで進み、再び仮眠を試みるも、うとうとする程度。
それでも5分は意識がとんでいたか…
ここで予定時間のアドバンテージを使い果たしてしまった。

7/23 12:03

まだ800m近く登るのか…
しばらく進んでは立ち止まって息を整える、を繰り返す。
予定時間からじりじり遅れ始める。

7/23 12:43

ガスガスは大歓迎！
今日の山行の懸案事項のひとつが直射日光だった。

7/23 13:20

これはおもしろい。
自分はやらなかったが…
柱は2本あったが、総額いくらになるのだろう？

7/23 13:56

息が切れて足が進まないのは高度のせい、頭がクラクラするのは寝不足のせいであろう。
頭痛はないので高山病ではないと自分を納得させ、上を目指す。

7/23 14:09

九合五勺にトウチャコ。
予定では富士宮ルートの山頂に着いてるくらいの時間。
ここからも時間かかったなあ…

7/23 14:29

ズルズルすべる箇所。
余計な力を使わせないでくれい…
立ち止まる時間が長くなり、一回で進む距離が減る。

7/23 14:40

大石が落石防止のワイヤーで縛られてる。
これは怖いな…

7/23 14:45

当座のゴールが近づいてきたが、頭クラクラ、足もとヨレヨレ…

7/23 14:55

やたっ！
富士宮口頂上にトウチャコ！
しばし休憩。

7/23 15:05

まだ最高峰の剣ヶ峰が残っている。

7/23 15:12

最後の登りがえげつない急斜面。
ズルっとすべって柔道の前受け身をとってしまった。

7/23 15:24

日本最高峰、富士山剣ヶ峰にトウチャコ！
海抜0メートルを0時に出発してから15時間半、長かった…

7/23 15:26

火口の光景は圧倒される。
素人の写真では凄さが全然伝わらないのが残念。

7/23 15:32

感慨に浸っている暇はない。
予定時間を1時間以上オーバーしている。
三角点を撮って下山開始。

7/23 16:01

吉田口の山頂までお鉢を半周してきた。
山頂に泊るであろう方たちが景色を楽しんでいる。
いいなあ…

7/23 16:07

須走下山口から吉田口へ下山する。
予定時間より70分遅れてるが、過度に飛ばすのは危険。
富士山駅で終電を逃したら、安宿を探すなり野宿するなりしよう。

7/23 17:34

うんざりする下り道を六合目まで降りてきた。
これから登るであろう登山者が結構いる。
予定の20分遅れまで時間を取り戻したので、予定どおり吉田口登山道を下ろう。

7/23 17:59

吉田口登山道はしっかり整備されており、石畳なんかもある。
土のほうがありがたいが…

7/23 18:43

この設備は何？
同じものが10か所以上あった。

7/23 19:00

馬返しに無事下山！
予定の5分遅れまで取り戻し、終電には間に合うだろうとひと安心。
が、ここからが長かった…

7/23 19:02

馬返しの駐車場を突っ切ると吉田口遊歩道の入り口。
歩き始めは薄暗い程度だったが、やがて真っ暗闇に…
ヘッデンの灯りだけが頼りだが、少しだけ飛び出た石は気づきにくく、つまずくことが何度もあった。

7/23 19:35

林道富士線起点に出る。
ここまでは平らな登山道といった感じだったが、この先は砂礫の道になる。
中の茶屋からは、舗装路の車道を歩いた。

7/23 20:38

浅間神社にお礼参り。
無事登頂＆下山、ありがとうございました。

7/23 21:11

コンビニに寄ったり、公園のトイレで体を拭いたりして、終電（東京帰着）の10分前にゴール！
これで今日中に家に帰れる。
お疲れ様でした。

撮影機器：

Canon IXY DIGITAL 10 Canon

SNE-LX2 HUAWEI

感想

utaki

1年前に「ゼロ富士」「富士山登山ルート3776」の存在を知り、どこかで一泊すれば自分にも歩けるなとは思っていた。

1週間前の山行で、ビビリの自分でもナイトハイクができることを発見し、夜中に安全な車道を歩けば、山小屋に泊らなくても踏破は可能ではないかと考え、らくルートをカキカキすると、0時に田子の浦をスタートして、コースタイム×0.8で歩き続ければ、終電ギリギリに富士山駅にゴールできることを知った。

先週、甲斐駒の黒戸尾根ピストンをやって、キツイ山行に慣れたところだったので、間を置かずに挑んだ方がよいと思い、天気の良さそうなこの日に決行した。

普段、休憩等を含んでも、らくルート×0.7で立てた予定より遅れることがほとんどないので、×0.8ならば距離の長さや高度をマイナス要素にしたとしても問題ないだろうと山行に臨んだ。

果たして、途中まではいいペースで歩けたものの新六号目からまさかの大失速、寝不足のせいか高度のせいかはわからないが、フラフラのヘロヘロで山頂に着いたのは当初の計画より1時間以上遅い時刻だった。

東京に帰る終電の時間があるので、登頂の感動もほどほどに下山を開始し、何とか後れを取り戻して富士山駅にたどり着いた。

今まででいちばんキツイ山行になったが、結果には大満足。

またおもしろい山行をしたいと思う。