記録ID: 5752003
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
南アルプス縦走(沼平ゲート〜茶臼岳〜上河内岳〜聖岳〜赤石岳〜悪沢岳〜小河内岳〜三伏峠〜鳥倉登山口)
2023年07月24日(月) ~
2023年07月27日(木)
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体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 40:28
- 距離
- 55.0km
- 登り
- 6,293m
- 下り
- 5,488m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:44
距離 10.6km
登り 1,862m
下り 398m
2日目
- 山行
- 10:15
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 12:29
距離 15.4km
登り 1,924m
下り 1,875m
16:33
3日目
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 12:05
距離 16.2km
登り 1,687m
下り 1,735m
15:53
4日目
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 9:01
距離 12.7km
登り 881m
下り 1,518m
天候 | 晴れ、午後は曇りが多い(3日目の16〜19時は大雨&雷) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
■復路:鳥倉登山口 14:25発 〜(伊那バス)〜大島駅前 16:06着〜松川IC 16:15着 https://www.ibgr.jp/wp-content/uploads/371a245d8202c1b402cd567acb1b78f4.pdf 松川IC 16:34発 〜(中央高速バス 新宿・飯田線)〜19:42 中央道日野BS https://www.highwaybus.com/gp/index バスは20名程度の定員のマイクロバス。予約不要。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・1日目(沼平ゲート〜茶臼岳):茶臼小屋までの標高差1500mを上る、体力勝負。ウソッコ小屋からの標高差200mが急で足場も不安定な箇所があるので注意 ・2日目(茶臼小屋〜上河内岳〜聖岳〜兎岳〜百間洞山の家):今回で一番キツイ日。茶臼小屋2400mから上河内岳2800mまで登り400m登り、聖平小屋2300mまで500m下り、聖岳3000mまでの700mの登り。そのあとも兎岳2700m、中盛丸山2700m、大沢岳2800mのアップダウンが続く。特に聖岳を上り終えた後の兎岳、中盛丸山がキツイ。 ・3日目(百間洞山の家〜赤石岳〜荒川中岳〜悪沢岳〜荒川中岳〜高山裏避難小屋):2日と比べて標高差はそれほどではないし、緩やかな上り下りで道も整備されているのでとても歩きやすい。ただし荒川前岳から高山裏避難小屋の標高差600mの下りは要注意。荒川前岳から高山裏避難小屋への下降開始地点の崩落は↓にまとめています https://kenjiro-t.hatenablog.com/entry/2023/07/28/ 崩落地点がすぎても大きな岩々の道で歩きにくく、標高2500m付近からのトラバースがとても長いです。 ・4日目(高山裏避難小屋〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏峠〜鳥倉登山口)コース全体的に崩落ギリギリの淵を歩く箇所が多いので注意。一番の登りの小河内岳も標高差200mなので大したことはない。小河内岳から烏帽子岳までの稜線は、コース終盤のご褒美のような気持ちのよいコース。三伏峠から鳥倉登山口は長い。途中、木の階段が多数設置されているが、壊れていたり滑りやすかったりするので注意。 |
その他周辺情報 | ・鳥倉登山口 からの伊那バスは、途中で大鹿村の「道の駅:歌舞伎の里大鹿」にトイレと買い物で10分程度停車します。そこでお土産の購入は可能。 ・今回の宿泊地での充電は茶臼小屋のみ可能。自家発電中の16時からの数時間、小屋内に充電機器が設置されている。1回100円。 ・今回利用した水場:茶臼小屋、聖平小屋、百間洞山の家、荒川小屋、高山裏避難小屋の手前15分ほどにある水場です。横窪沢小屋の水場は水が殆どなし、兎岳の北側の水場はルートから外れるので確認せず。有人避難小屋では飲料を売っていることがおおいですが、兎岳避難小屋は無人で売店はないので注意(この辺の小屋は静岡県(委託をうけている観光協会)か東海フォレスト管理が殆どですが、兎岳避難小屋は長野県の管轄・管理だそうです) ・携帯電波(ドコモ)ですが、稜線ではかなりのエリアで入ります。詳細は↓にまとめました。https://kenjiro-t.hatenablog.com/entry/2023/07/29/ ・南アルプス南部の天気について、↓に記載しました。https://kenjiro-t.hatenablog.com/entry/2023/07/30 |
写真
1日目はほぼ登り一辺倒で1500mの標高差上がるのですが、その中で一番急で大変だったのが、ウソッコ沢小屋からの標高差200mほどの区間です。足場もよくない箇所があるので注意も必要です。
横窪沢小屋に到着です。ここに水場があり、「豊富に湧き出ている」との最近の記録もあるのですが、なぜか水はありませんでした。もともとあてにしていなかったので問題はなかったのですが。
これが噂の「百間洞山の家」のトンカツ。他の2泊は自炊でしたが、ここだけは夕食付にして正解。
食事後にさきほど一緒に下った方とビール飲みながら楽しいお話できました。ありがとうございました。
食事後にさきほど一緒に下った方とビール飲みながら楽しいお話できました。ありがとうございました。
私が近くにいるのに気づいていなさそうな感じでした。
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/4629.html
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/4629.html
崖の淵に残ったコースは見えるのですが、とてもじゃないですが高所恐怖症の私は歩けません(最近の記録を見ると、その淵を歩いている人います)。谷側に10m程度下ってからトラバース気味にコースを取りました。
日記にも記載はしています
https://www.yamareco.com/modules/diary/360287-detail-305762
日記にも記載はしています
https://www.yamareco.com/modules/diary/360287-detail-305762
結局、19時過ぎまで3時間くらい大粒の雨と雷。この周辺の天気は怖いです。
小屋の軒先のブルーシートの下で小屋組、テント組の人と会話。翌日は12時頃から雨予報という情報を入手。雷も怖いので、皆さん翌日は早朝出発しようということに
小屋の軒先のブルーシートの下で小屋組、テント組の人と会話。翌日は12時頃から雨予報という情報を入手。雷も怖いので、皆さん翌日は早朝出発しようということに
■4日目
最終日は朝2時起床の3時スタート。これでも小屋の中で最終出発でした(驚)。暗い中でソロは昨日の道迷いもあり少々不安でしたが、福井からの山岳会のグループに同行させてもらい助かりました。
最終日は朝2時起床の3時スタート。これでも小屋の中で最終出発でした(驚)。暗い中でソロは昨日の道迷いもあり少々不安でしたが、福井からの山岳会のグループに同行させてもらい助かりました。
烏帽子岳から歩いてきた登山道を見下ろします。登山道が崩壊箇所ギリギリになっているのが分かります。今回はビビりながら歩きましたが、いつ崩れるのかわからない危険な状態かと。最終日は似たような箇所が何ヶ所かありました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
GURNY GOO[ガーニー・グー]
モバイルバッテリー(10000mAhと5000mAh)
|
---|---|
備考 | ・足のマメやふやけ予防として、GURNY GOO[ガーニー・グー]を使いました。朝露で靴中が濡れても、これでかなり予防できました ・モバイルバッテリーは10000mAh,5000mAhの2つを持参。iPhoneSE3を行動中は9割機内モードで利用し、数回の充電に使用。それとデジカメ充電用(1回のみ)で、10000mAhのほうは空になりました。5000mAhも念のため持っていっておいてよかったです。それとiPhone接続のライトニングケーブルは疎通不良になることが多いので予備も持ち歩いています。 |
感想
夏季休暇を使って南アルプスを南から北へ大縦走してきました。南アルプス南部は今回が初めてで、アップダウンが多くキツイとの話を事前に聞いていたので、無理せずに小屋泊まりで計画しました。
小屋の予約は6月開始でしたが、7,8月の週末はすぐに満室になってしまって、予約できたのが平日のみ(それも残りごくわずか)でした。
幸い、梅雨明け直後で天気には恵まれましたが、平地が晴天でも南アルプス内部の山岳部は午後には雲が上ってきます。3日目はギリギリで雨や雷にも遭遇しましたが、なんとか逃げ切り。
小屋泊まりということもあり、4日間で多くの方と会話ができ、ソロテントとは違った楽しみができました。特に4日目早朝から暗い中で同行していたいた福井の山岳会の皆さんにはこの場をかりて特に感謝申し上げます。
日本百名山:聖岳、赤石岳、悪沢岳(荒川東岳)
日本2百名山:上河内岳
日本3百名山:茶臼岳
日本百高山:上河内岳、聖岳、兎岳、中盛丸山、大沢岳、赤石岳、中岳(荒川中岳)、悪沢岳(荒川東岳)、小河内岳、烏帽子岳
新日本百名山:赤石岳
見かけた野鳥:雷鳥、イワヒバリ、ホシガラス、ルリビタキ
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無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖 [6日]
南アルプス7峰縦走(北岳-間ノ岳-塩見岳-悪沢岳-赤石岳-聖岳-光岳)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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