北岳（広河原発着、草すべり↑・左俣↓、八本歯の頭に寄り道）

2023年08月10日(木) ~ 2023年08月11日(金)

• GPS: 27:44
• 距離: 13.5km
• 登り: 1,945m
• 下り: 1,945m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:12
• 休憩: 0:33
• 合計: 4:45

距離 5.5km 登り 1,558m 下り 87m

7:53 広河原インフォメーションセンター
7:57 7:58 旧広河原山荘
8:16 8:17 白根御池分岐
8:48 第一ベンチ(1880ｍ)
9:03 9:04 第二ベンチ(2059ｍ)
9:08 9:13 標高2100m付近
9:49 10:02 白根御池小屋
11:21 11:27 標高2700m付近
11:57 草すべり分岐
12:03 12:09 小太郎尾根分岐
12:38 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 5:03
• 休憩: 0:47
• 合計: 5:50

距離 8.0km 登り 372m 下り 1,868m

5:47 北岳肩ノ小屋
6:19 6:21 両俣分岐
6:42 6:59 北岳
7:20 7:24 吊尾根分岐
7:34 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
7:52 八本歯のコル
8:04 8:16 八本歯の頭
8:28 8:32 八本歯のコル
9:43 9:44 大樺沢二俣
10:04 10:09 白根御池小屋
10:42 第二ベンチ(2059ｍ)
10:57 第一ベンチ(1880ｍ)
11:17 白根御池分岐
11:32 11:33 旧広河原山荘
11:35 11:36 広河原・吊り橋分岐
11:37 広河原インフォメーションセンター

天候

8/10・8/11とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

・市営芦安第2駐車場を利用（前夜車中泊）、当日朝6:30時点で数台の空きあり
・芦安⇔広河原間は乗合タクシーを利用（片道運賃1200円＋協力金300円）
　※協力金は往復それぞれ必要

コース状況／危険箇所等

・大樺沢ルートは通行禁止。

その他周辺情報

・北岳肩の小屋は宿泊者も飲料水が有料（200円/L）
・下山後、白峰会館で日帰り入浴（料金750円）

写真

8/10 7:50

インフォメーションセンター前から
北岳は雲に阻まれ拝めず

8/10 9:48

出発から約2時間で白根御池小屋に到着
順調なペース

8/10 10:03

白根御池から北岳と八本歯のコルを望む
標識を右に取り、草すべりの急坂へ

8/10 12:01

急坂を登りきると小太郎尾根分岐
小太郎山と仙丈ケ岳

8/10 12:06

分岐から北岳山頂を望む
ここまで来れば肩の小屋までもう一息

8/10 12:11

仙丈ヶ岳を右手に見ながら徐々に高度を上げる

8/10 12:34

肩の小屋のテン場付近から
この日は荷揚げのため小屋横のサイトAが使用禁止

8/10 12:37

肩の小屋に到着
雲一つない快晴

8/10 12:40

小屋前から��
仙丈ヶ岳をアップで

8/10 13:20

小屋前でのランチ
鳳凰三山をバックに

8/10 13:21

小屋前から��
鳳凰三山

8/10 13:49

小屋前から��
仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳

8/10 13:49

小屋前から��
甲斐駒と鋸岳

8/10 16:50

肩の小屋の撮影スポット？

8/10 16:58

夕食は「肩」の小屋の名物、豚「肩」ロース料理
日によってソースが変わるようで、この日は「黒こしょう香る玉ねぎソース」

8/10 17:39

肩の小屋と北岳

8/10 18:39

8/10 18:42

中央アルプスに沈む夕日

8/10 18:44

富士山は厚い雲がなかなか切れず山頂部のみ
翌日にお預け

8/11 4:58

ここから2日目
まずは御来光

8/11 4:59

雲海に浮かぶ富士山
山頂からは絶景を期待できそう

8/11 5:01

北岳のモルゲンロート

8/11 5:02

朝日を浴びる仙丈ケ岳
背後には中央アルプスと北アルプス

8/11 5:07

小屋に戻って朝食

8/11 5:55

雲海に浮かぶ富士山を眺めつつ山頂への登山開始

8/11 5:59

山頂への登りは最初が急坂

8/11 6:06

甲斐駒と八ヶ岳
遠く妙高連山までくっきり

8/11 6:27

仙丈ヶ岳、乗鞍岳と槍穂高をバックに
前週踏破した槍ヶ岳から大キレットを経由し涸沢岳に至る稜線を見て感慨に耽る

8/11 6:30

北岳山頂と富士山

8/11 6:34

八ヶ岳連峰をアップで

8/11 6:38

何度見ても見飽きることはない富士山

8/11 6:43

北岳山頂

8/11 6:43

北岳山頂から��
まずは富士山

8/11 6:47

北岳山頂から��
中央アルプスと御嶽山

8/11 6:48

北岳山頂から��
仙丈ヶ岳と北アルプス

8/11 6:48

北岳山頂から��
甲斐駒ケ岳と八ヶ岳

8/11 6:49

北岳山頂から��
鳳凰三山と背後は奥秩父の山並み

8/11 6:51

北岳山頂から��
間ノ岳と塩見岳

8/11 6:53

北岳山頂から��
北アルプスの主稜線
槍穂高から立山・剱岳、白馬岳まで一望

8/11 7:07

間ノ岳を見ながら吊尾根分岐に向けて下降中

8/11 7:16

八本歯までも常に富士山を見ながらの贅沢な稜線歩きを堪能

8/11 7:38

吊尾根分岐から八本歯のコルに向かう途中の露岩帯から
鳳凰三山と八ヶ岳

8/11 7:46

間ノ岳

8/11 7:52

八本歯のコルに到着
眼前の頭に寄り道することに

8/11 7:57

ちょっとした鎖場もあり一番楽しかったかも
寄り道して大正解

8/11 8:03

八本歯の頭手前から北岳山頂を振り返る

8/11 8:08

八本歯の頭の先はちょっとした広場になっていて休憩適地
甲斐駒と鳳凰三山、八ヶ岳を望む

8/11 8:08

間ノ岳と農鳥岳
白峰三山を1枚に収めたかったがスマホの広角レンズでは叶わず…

8/11 8:08

北岳バットレスの南側斜面

8/11 8:30

八本歯のコルから下降開始
ここから標高2500m付近までそこそこ急坂
かつてテン泊装備で登ってしんどい思いをしたところ

8/11 8:39

まずは木段？木の梯子？を連続して下る

8/11 8:52

それが終わると沢筋の急なガレ場の下り

8/11 9:03

バットレスを横目に見ながらひたすら下る

8/11 11:36

広河原に戻ってきました
北岳と八本歯のコルへの稜線を望む

ここからは今回出会った高山植物
まずは南アルプス固有種
タカネマンテマ

山頂に咲くタカネビランジ

タカネビランジは八本歯のコルに至る稜線のそこかしこに咲いています

そして北岳特産種のキタダケトリカブト

続いて初日の草すべりで見かけた高山植物
コバノコゴメグサ

ハクサンフウロ

タカネグンナイフウロ

シモツケソウ

ミヤマキンポウゲ

イワオトギリ

キオン

マルバダケブキ

ヤマハハコ

タカネヤハズハハコ

コウメバチソウ

ミヤマシシウド？

イブキトラノオ

オヤマリンドウだと思うけど…キタダケリンドウもあるらしい？

草すべりで見かけたのはホソバトリカブトかな？

ここからは稜線で見かけた高山植物
タカネツメクサ

ミヤマミミナグサ

イワツメクサ

ハハコヨモギ

トウヤクリンドウ

チョウノスケソウの綿毛

イワオウギ

ミネウスユキソウ

シコタンソウ

ミヤマダイコンソウ

イワベンケイ

ミヤママンネングサ

キンロバイ

オンタデ

シラネヒゴタイとコバノコゴメグサ

タカネナデシコ

タカネシオガマ

ヨツバシオガマの実

イブキジャコウソウ

チシマギキョウ

最後は左俣コースで見かけた高山植物
まずはモミジカラマツ

ヨツバシオガマ
残雪の影響で咲き始めが遅かったのか、まだ見頃

ハクサンフウロ

ヤマホタルブクロ

ミソガワソウ

タカネグンナイフウロ

クガイソウ

？

センジュガンピ

撮影機器：

SO-53B Sony

装備

個人装備

※小屋泊だったが 寝袋等の寝具一式を持参。

感想

ridgewalker

・台風7号の影響で週末にかけて天気は下り坂になる見込みだったことから、天気がいいうちにと、穂高から下山後中1日で急きょ計画した山行。
・北岳を登るのは今回が2回目。前回はテン泊装備でしんどい思いをしたが、今回は小屋泊かつ余裕を持った行程だったため、かなり余力を残して下山。直前に標高3千mの稜線で数日過ごしたこともよかったかも。草すべり等、急坂の登りでもほとんど息が上がらず。
・コンディションは両日とも最高。予報通りの好天に恵まれた。初日の広河原から白根御池小屋までの樹林帯歩きは汗だくになることを覚悟していたが、予想に反して大樺沢から吹き上げる風が心地よく、それほど汗をかかず。2日間で消費した水は2Lに満たず、小屋での補充も不要だったのは驚き。
・余裕がある計画でのんびり歩くことができた分、前回よりもじっくり山と向き合えた気がする。稜線からの景色や色とりどりの高山植物を楽しむことができ、直前の槍穂高縦走と合わせ有意義な夏休みになった。