雲ノ平縦走(折立→新穂高)
- GPS
- 26:01
- 距離
- 38.9km
- 登り
- 2,796m
- 下り
- 2,876m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 5:57
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 6:31
- 山行
- 9:03
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 9:37
天候 | 1日目:晴れ→雷雨 2日目:晴れ→午後雷雨→晴れ 3日目:晴れ→午後雷雨→夕方雨 4日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
富山駅発折立行きバス6:10発2番乗り場(4500円) 駅前のコンビニは6:30からなので朝は買い出しできない バスの荷物はトランク、ゆったり2時間 途中のトイレ&コンビニ休憩20分(おにぎり売り切れる可能性ある) 小屋の予約に気を取られていたが、意外にも折立行きのバスがラスト1席だった。バスは増発してでも行けるものだと思っていたので、油断していたが、取れてラッキーでした。電話で予約できるので早めに押さえておいた方がいいと思います。 ▪️帰り 新穂高発ー平湯ー松本 濃飛バス 予約不要です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
普段山歩きされている方なら問題ありません。 ロングコースなのでペース配分大事です! ・折立→太郎平:日差しが強いので晴れるとしんどい。日傘があるとbetter ・太郎平→雲ノ平:朝方の木道は滑りやすいので足元注意。雲ノ平への鬼急登は相変わらずキツいので慌てずにゆっくり行ってください。突然始まり、突然終わる、1時間半で500mほど上がる斜度です。 ・雲ノ平→三俣山荘:大きく下って登り返す感じ、危険ではないですが、鏡平まで行くなら3日目は長丁場になるのでバテないよう。 ・三俣山荘→双六小屋:三俣蓮華の登りは急ですが短いし道はしっかりしてるので危険ではありません。登りきればほぼ水平なので巻道よりラクな印象です。天候不良の場合は迷わず巻道を使ってください。途中に分岐があり逃げられます。 ・双六小屋→鏡平山荘:下ると思いきや、意外と前半登りが多い。最後に一気に下りる感じです。前半飛ばしているとここでバテます。 ・鏡平山荘→新穂高:小池新道は整備されていて、岩岩ゾーンも水平にならしてくれており、とても歩きやすいです。下り2時間くらいで林道になり、余力のある方はここから1時間強退屈になるので走れます。 |
その他周辺情報 | 新穂高の日帰り温泉:中崎山荘 奥飛騨の湯(900円) |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 1
ティッシュ 1
バンドエイド 1
タオル 1
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
防寒着 1
ストック 1
水筒 1
時計 1
非常食 1
日焼け止め 1
帽子 1
サングラス 1
山岳保険証 1
熊鈴 1
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共同装備 |
ツェルト 1
ファーストエイドキット 1
カメラ 1
|
備考 | 7月とは違い、8月はとにかく暑い、、テルモスは今回は持って行ったのに使わなかった。ダウンも着なかった。着替えは多めに持って行ってよかった。 |
感想
▪️1日目:富山→太郎平小屋
富山駅発折立行きバス6:10発2番乗り場
駅前のコンビニは6:30からなので朝は買い出しできない
バスの荷物はトランク、ゆったり2時間。途中のトイレ&コンビニ休憩20分(おにぎり売り切れる可能性ある)
折立登山口トイレ無料。登山口でクマに襲われるニュースが頻発しており(当日までで6件)、登山口は準備をしたらダッシュで逃げる、熊鈴必携です。
太郎平までの登山道は、
1300m〜2000mくらいまで一気に上がる、まあまあ急登です。
森林限界を超えてから日陰なしゾーン、めちゃ整備されていて歩きやすくなっていた、ありがたい。
2000m〜小屋まで、少し下ってから登り返し、緩やかに登る。ずっと日陰なし、左に薬師岳、中央奥に水晶岳を見ながら1時間半くらいで太郎平小屋が見えてきます。午後1時ごろから雨になり暑さをしのげて汗も流せて逆によかった感じ。
太郎平の小屋は、2段ベッドの個室システム。満員だと結構混雑感ある。
乾燥室はストーブガンガンですぐ乾いてありがたい。食堂も結構パンパンで入れる感じです。ここから三俣蓮華までずっとau圏外(1日目〜3日目午前中まで)これが結構しんどかった。
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▪️2日目:太郎平小屋→雲ノ平山荘
太郎平から薬師沢小屋まで
一気に300m下る。
コースタイム2時間弱だが、結構長く感じた、3時間かかった…小屋が移動したのか?いやそんなわけない…(汗)
薬師沢小屋の橋、ちょっと怖い。渡るとすぐにハシゴ下り、すぐ鬼急登。1時間半で500m登る感じ。とにかく急!何回来てもしんどい!休むところほとんどなし。とにかくゆっくり、、バテないくらい、止まらないくらいのスピードで1歩1歩しっかり登る。
雲ノ平の地形通り、一気に登って突然なだらかになったら急登終了。木道を1時間くらいで雲ノ平山荘が見える。正面に水晶岳、右手に黒部五郎岳がででーんとそびえるのを見ながらご褒美のお散歩あるき。
雲ノ平小屋、建て替えてめちゃくちゃキレイになっていた。なかなか見れない水晶、黒部五郎を目に焼き付ける。2階テラスから一望できる。食堂のメニューがオシャレ。グッズもオシャレ。わざわざ来たからいろいろ散財してしまいそうになる。
以前に買ったTシャツを着て今回は来訪、大事に着ていたお気に入り。今回はその2代目を購入。またいつか着て訪れよう。
前回は高天原に行くのに雲ノ平は一気に通過してしまったが、やっぱり泊まらないともったいない山小屋だ、、。全てが絵になる風景。
スマホは変わらずずっと圏外。トイレは和式。100円でスマホ充電。
水不足のため全て有料、500mlで200円。ごはんは石狩鍋、以前はテーブルみんなで食べる方式だったが、現在は小分けになっている。おかわり自由、ごはんから全部美味しかった!
乾燥室、更衣室あり。乾燥室は暖房なしなので、カラッとした感じはない。
寝室は簡易的なパーテーション区切りの雑魚寝。男女には分けてくれている。
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▪️3日目:雲ノ平山荘→鏡平山荘
木道をしばらく歩く。早朝は滑りやすいので注意。祖父岳を見ながらなだらかに登り、黒部源流に向かって一気に200mほど下る。
三俣山荘への登り返し、危険箇所は特にないが、慌てると後半もたない。三俣蓮華岳が近づいてきたら、三俣山荘のテント場に着く。テント場の水場で必ず水分補給を。
トイレは三俣山荘の中、全部和式、200円。荷物はテント場にデポするとちょっと省エネできる。
稜線コースと巻道コースの分岐、天候不良の場合は巻道を行くが、コースタイムは30分くらいしか変わらないので(巻道もアップダウンがちょっとあり、めちゃ楽というわけではない)三俣蓮華岳へ頑張って登る。分岐から40分くらいで山頂、少しザレているが、傾斜はそうでもないので、危険というほどではない。
三俣蓮華岳から稜線コース、天気が良ければ、槍穂が目前に見えるはず、、だが、時間は9時。ガスってきたため、眺望なし。
小さなアップダウンをしながら双六岳を目指す。2時間くらいで山頂、ここも眺望なし。やはり雲ノ平からでは、わたしのスピードでは間に合わなかった。8時ごろならクッキリと眺められたと思うけど、、。
天空の滑走路と呼ばれる稜線をしばらく歩くと一気に200mほど下り、双六小屋。土曜日ということで登山者いっぱい。
双六小屋周辺はスマホが圏外なので(au)トイレの用がなければだいたい通過。
双六小屋から鏡平へはコースタイム100分。
午後から雨予報だったので、やや急ぎ足だったが、2時ごろから小雨、残り1時間で危険箇所もないので、ザックカバーと傘でなんとか凌ぐ。滑らないように登り下りしながらゆっくり歩き、ほぼ予定通り3時に鏡平到着。着いた途端に大雨になり、三俣山荘でのんびりしなくてよかった、頑張って歩いた甲斐があったと安堵する。
鏡平小屋は、建て替え後初めて来たが、見違えるようなリニューアルぶり。館内はマスク装着で。以前は屋根裏に男女混みの雑魚寝、トイレに行くのも寝ている人をまたいで行き、梁が低くて毎回頭を打って難儀した記憶があったが、現在は全て4人✖️2段ベッドの完全個室になっており、めちゃ快適。更衣室、乾燥室もあり。乾燥室はストーブガンガンですぐ乾く(雨具などはNG)
スマホ充電自由。auバッチリ使える。丸2日間ずっと圏外で、さすがにしんどかったので、本当にありがたい。トイレは洋式で洗面含めて水回りめちゃキレイ。
ごはんはコロッケ、春巻きなど具だくさん、山中は食欲がわかずしっかり食べられなかったが、緊張感も解けていっぱい食べられた。
太郎平、雲ノ平とコーラが売ってないのが辛かったが、鏡平でようやくコーラが飲めた。500円。
最後の1日に相応しい快適な小屋、本当に感謝!このルートには外せない小屋になりました。
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▪️4日目:鏡平山荘→新穂高
わさび平まで小池新道を2時間ほど、石畳状の足場をテンポよくどんどん高度を下げていく。水平に整備していただいており、いつも歩きやすい、ありがたみを感じながら歩く。
わさび平まで来たらほぼゴール、トイレ200円で洋式水洗。トマト、きゅうりから飲み物も豊富。脇の小川でゲイターとストック、登山靴を水で洗い、キレイにして片付ける。
新穂高までは残り1時間ほど、未舗装の林道をひたすら下る。いつも退屈な道になってしまうので、今回はここを走りながら下りてみた。意外と楽で速かったので、余力のある方はおすすめ。
登山口すぐの日帰り温泉で4日ぶりの入浴、いつも汗まみれの体をキレイにさせてもらい、申し訳ないな、と思いつつスッキリさせてもらいました。
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▪️予約は争奪戦・・!
今回は雲ノ平へ行くために各所の予約がとにかく面倒でした!
行きの乗り物3線➕バス、小屋の予約3軒、帰りの乗り物1線、合計8件。
ポイントは雲ノ平山荘をまず押さえること(コース2日目)収容人数が少ないので、1ヶ月前は全然取れる気配がなかったが、4日前で突然予約が取れたので、キャンセル料発生まで、いろいろ押さえている人がいるのかも、、?
意外にも折立行きのバスがラスト1席だった。バスは増発してでも行けるものだと思っていたので、油断していたが、取れてラッキーでした。
前後の小屋はなんとかなる感じ。太郎平はたぶん大丈夫。三俣山荘、黒部五郎は4日前で取れなかった。下山用の双六、鏡平は選択肢はあるので、取れるほうでなんとかなると思います。
▪️8月は雷雨と時間との戦いだ!
台風一過で天気予報も晴れ・曇りだったので、行くまでは安心していたが、直前で雨予報、翌日晴れ予報、どっちやねん(慌)
ピンポイント、短時間でも雨が降るので天気予報は当てにならないな、と感じた。午前中にどこまで行けるか…晴れていても9時台にはガスってしまい、午後には雨になってしまう、、長く歩きたくてもなかなか難しい。
でも、雷雨の後の虹やガスの中のライチョウファミリーはこの天気ならではで、それもまたよしです!
雨具も必携ですが、折りたたみ傘が雨にも日差しにも非常に重宝しました!
▪️縦走とウェア問題
普段代謝が悪い私でも大汗をかくのが縦走💦下着はCWXとミレーのあみあみを持って行ったが、断然ミレーのあみあみが大活躍!CWXは歩行中は気にならないが、小屋に入ってそのままいるとなかなか乾いた感じがしない。一方、ミレーは2日着っぱなしでも全く気にならなかった、スゴい!怖くて流石にやらなかったが、4日間着っぱなしでいけたかも、、。
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動画をInstagramにアップしますのでよかったどうぞ!
https://www.instagram.com/summit_3180/
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