ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5855270
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

ダイグラ使って飯豊サーキット【ダイグラ尾根in 本山小屋泊 丸森尾根out】(山形県小国町 福島県喜多方市 新潟県阿賀町 新発田市 胎内市)

2023年08月20日(日) ~ 2023年08月21日(月)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
17:32
距離
39.6km
登り
3,398m
下り
3,425m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:56
休憩
4:37
合計
11:33
4:48
4:48
24
5:12
5:19
107
7:06
7:12
37
7:49
7:55
88
9:23
9:23
103
11:06
12:07
10
12:17
12:28
3
12:31
12:33
2
12:35
12:50
6
12:56
15:42
9
15:51
15:54
9
16:03
2日目
山行
8:51
休憩
1:14
合計
10:05
4:22
11
4:33
5:07
9
5:16
5:16
8
5:24
5:24
13
5:37
5:37
10
5:47
5:47
4
5:51
5:52
20
6:12
6:12
33
6:45
6:55
25
7:20
7:20
25
7:45
7:49
51
8:40
8:40
49
9:29
9:29
14
9:43
9:43
14
9:57
10:07
22
10:29
10:37
34
11:11
11:12
4
11:16
11:16
16
11:32
11:32
22
11:54
11:54
16
12:10
12:10
22
12:32
12:37
105
14:22
14:23
4
14:27
14:27
0
14:27
天候 晴れ☀?お昼近くなるとくもり(ガス)夕方は雨
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口の飯豊山荘駐車場へは、国道113号線山形新潟県境の信号無し三差路(やや山形県寄り)を山形方面からは右折、新潟方面からなら左折し、あとは道なりに20km。小玉川の集落を過ぎるとそれまでの快走路から道はだいぶ狭くなります(最後の5kmくらい?)。対向車に注意して運転してください。すれ違いが苦になるほどではないと思います。

飯豊山荘駐車場はざっと見たところ駐車可能台数は50〜60台ほど。駐車場は3ヶ所に分かれています。駐車場はドコモ携帯電波無しのため使用不可。

バスで行く場合、米坂線(現在災害のためバス代行中)の小国駅から町営バスが出ています。7月、8月は季節運行で飯豊山荘まで入ります。詳しくは下記をご覧ください。

小国町ホームページ
https://www.town.oguni.yamagata.jp/soshiki/choumin/1609.html
コース状況/
危険箇所等
【ダイグラ尾根(大尾根)】(上りに利用)
飯豊山荘〜温身平は林道の分岐があるのでアプリで要確認。温身平〜桧山沢吊り橋の区間は川沿いでやや際どいトラバースもあるので若干の注意が必要。桧山沢吊り橋は踏み板が入っている時期なら問題なく通行できますが、無い場合はどこかで沢の徒渉が必要になります。踏み板が無くて沢が増水しているときは通行不可。

桧山沢吊り橋を渡るといよいよダイグラ尾根。樹林帯の中をいくつものピークを越えながら進んでいきます。随所に急登はあるも、登山道は明瞭で危険な場所は少ないです。

様相が一変するのが千本峰を過ぎて森林限界を突破し、宝珠山が近づいた付近。片側が切れ落ちているうえに足元が小さく草に隠された危険なトラバースが連続。またザレて滑りやすいトラバースもあります。岩の間を縫って進んだり、段差が大きく通行に苦労する場所もしばしば。険しさが一気に増します。ダイグラ尾根で最も緊張を強いられる区間です。じっくり慎重に。またいくつものニセピークに騙されて心折られる箇所でもあります。

ダイグラ尾根最後の小ピーク「1969m峰」付近で核心部は過ぎ、最後に待ち構えるのが比較的なだらかなダイグラの「御前坂」です。厳しい厳しいロングコースのラストなので疲れきっていると思いますが、ようやくひと息つきながら進めるようになります。登りきればついにゴールの飯豊本山です。ダイグラ尾根という難コースで登りきった飯豊本山からの風景は、いつもとは違って見えるかもしれませんよ。

ダイグラ尾根はただでさえ長丁場のうえに途中にエスケープルートも皆無で道中のギブアップ不可。山小屋や水場もなし(長坂清水はまったく当てにならない)。それだけでも十分難コースに括られるのですが、それに加えて後半戦の険しい道。それなりの熟達者でないと踏破は厳しいのではないかと思います。川入や大日杉から飯豊山に何度も登った登山者が話のタネに「もう飯豊本山日帰りも余裕だし、そろそろダイグラやってみるかな」という感じで挑戦するルートといえます。

道は明瞭で上りに関しては迷うようなところはほぼありませんが、下りで使う場合御前坂を下ったところにある1969m峰近辺で踏み跡が散らかってて判りづらい場合があります。ピンクテープの目印も最小限しかないので、アプリで確認しながら進んでください。

『山と高原地図 飯豊山』によりますと、ダイグラ尾根のコースタイムは上り10時間10分。下り7時間40分です。


【御西岳避難小屋〜大日岳】
御西岳避難小屋から文平の池がある鞍部まで下っていきます。ここには下草が濃くて藪っぽくなっている箇所があります(踏み跡は明瞭)。この付近は花がとても豊富です。鞍部から大日岳への最後の上り標高差150m。これが壁のようにそそりたっており、ここまでの道のりで疲れきった身体にとってはとても厳しいところ。今回は残雪を踏むことはありませんでしたが、雪が残っていると危険なポイントになるかもしれません(無雪期は危険箇所特になし)。

最後の坂を上りきると大日岳山頂となりますが、ヤマレコだと大日岳山頂標識のある地点よりも東側100mほどのところに「大日岳山頂」のマークがあります(実際こちらの方がちょっと高い)。「せっかく来たのに山頂踏んでなかった」なんてことにならないように、両方ともしっかり踏むようにしてください。

大日岳からの帰り、御西への上り返しは斜度緩いですが非常にきついです。ゆっくり進みましょう。

なお大日岳より先の西大日岳方面への登山道は廃道です。また大日岳から直接新潟県の実川へ下れる「オンベマツ尾根」は、林道が通行不能になっているため利用できません。ご注意ください。

御西岳避難小屋〜大日岳のコースタイムは、上り2時間。下り1時間40分。


【御西岳避難小屋〜烏帽子岳〜北股岳】
飯豊で最も雪解けが遅い区間。そのため晩夏までとても花が豊富です。また雪解け直後の新芽を求めて、クマが飯豊でいちばん多いエリアでもあります。

アップダウンの厳しい稜線で、かなり体力を削がれます。特に烏帽子岳のニセピークと、非常に大きい山体の北股岳への上りは心折られました。花を楽しみながらのんびり進むくらいがちょうどいいのではないかと思います。

梅花皮小屋の「治二清水」はじゃんじゃん出てました。一方、門内小屋の清水は枯れることもあり過信禁物のようです。

御西岳避難小屋〜北股岳のコースタイムは、どちらの方向へ進んでもおよそ4時間30分。


【丸森尾根】(下りで利用)
分岐の地神北峰からいきなりの急下降。下り始めは岩がガレガレで非常に進みづらいです。途中のピーク「丸森峰」を過ぎると樹林帯の下り。時々傾斜が緩むこともありますが、基本一気の急下降が登山口までつづきます。急すぎて下りでもかなりしんどいです。個人的には隣の梶川尾根の方が下りやすいと思います(上りは丸森尾根の方が歩きやすい)。今回は「夫婦清水」は確認しませんでした。

丸森尾根のコースタイムは、下り4時間10分。上り6時間20分。
その他周辺情報 飯豊山荘の登山口周辺にはスーパーやコンビニなど買い物できるところは皆無ですので、あらかじめ用意しておいた方がよいです。

山形方面から来る場合は小国町中心部の国道113号線沿いにコンビニとドラッグストア、そして国道から小国駅の方向に入ると駅近くに「asmo」という小規模なショッピングセンターがあります(食品スーパーや百均の店が入ってます)。

新潟方面からだと関川村にコンビニが3店舗(デイリーヤマザキ、セブンイレブン、ローソン)あります。スーパーは中条(胎内市)か坂町(村上市)の国道7号線沿いにある店舗を利用してください。



下山後の温泉

飯豊山荘
http://siroimori.co.jp/iidesansou/index.html

飯豊連峰 登山基地として、また長湯治のできる宿として山を愛する方々に親しまれています。源泉に近い熱めのお湯。汗も疲れも流してくれます。大自然と温泉を満喫してください。

入浴料:大人 500円、子ども(小学生)300円

大人料金には入湯税50円が含まれています


梅花皮荘(かいらぎそう)
http://www.siroimori.co.jp/kairagisou/

入浴料:大人 500円、子ども(小学生)300円

大人料金には入湯税50円が含まれています


小玉川の集落には民宿があり、登山の前泊後泊に利用できます(梅花皮荘も宿泊できます)。飯豊の山の幸を楽しみつつ、温泉入ってのんびりしてみてはいかがでしょうか。

つ、ついに「飯豊の中でも指折りの難関コース」と囁かれる「ダイグラ尾根(大尾根)」にチャレンジする日がやってきました!!前日夜に飯豊山荘の駐車場入りし仮眠。4時に起きてスタートし、桧山沢吊り橋にさしかかりました。ダイグラ尾根は当てになる水場が無いので普段めったに使わない40肇競奪に水6隼参(あと小屋泊の荷物も)。めちゃ重い。重すぎるわ
2023年08月20日 05:10撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 5:10
つ、ついに「飯豊の中でも指折りの難関コース」と囁かれる「ダイグラ尾根(大尾根)」にチャレンジする日がやってきました!!前日夜に飯豊山荘の駐車場入りし仮眠。4時に起きてスタートし、桧山沢吊り橋にさしかかりました。ダイグラ尾根は当てになる水場が無いので普段めったに使わない40肇競奪に水6隼参(あと小屋泊の荷物も)。めちゃ重い。重すぎるわ
桧山沢吊り橋を渡ってダイグラ尾根に取りつきます。この踏み板、これが設置されるのを待ってた。

北アルプス後立山連峰の扇沢から針ノ木岳を経由しての周回コースは「針ノ木サーキット」などと言われますが、飯豊でもダイグラ使えば本山経由で周回できるので、「飯豊サーキット」としてアタックしてみます
2023年08月20日 05:11撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 5:11
桧山沢吊り橋を渡ってダイグラ尾根に取りつきます。この踏み板、これが設置されるのを待ってた。

北アルプス後立山連峰の扇沢から針ノ木岳を経由しての周回コースは「針ノ木サーキット」などと言われますが、飯豊でもダイグラ使えば本山経由で周回できるので、「飯豊サーキット」としてアタックしてみます
きれいな沢です。イワナたくさんいそう。今は雨不足で渇水期なので、ここの下流で渡れそうなところは多かったです
2023年08月20日 05:12撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 5:12
きれいな沢です。イワナたくさんいそう。今は雨不足で渇水期なので、ここの下流で渡れそうなところは多かったです
ダイグラ尾根の序盤〜中盤までは急登あるものの、道は明瞭でいたって普通の登山道という印象。難路と聞いていたのでちょっと拍子抜け
2023年08月20日 05:26撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 5:26
ダイグラ尾根の序盤〜中盤までは急登あるものの、道は明瞭でいたって普通の登山道という印象。難路と聞いていたのでちょっと拍子抜け
これから進む尾根道と、いちばん奥に宝珠山。朝のうちはいい天気なんですよ
2023年08月20日 07:00撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 7:00
これから進む尾根道と、いちばん奥に宝珠山。朝のうちはいい天気なんですよ
おや?明日歩く予定の北股岳や烏帽子岳には早くも不穏な雲が
2023年08月20日 07:48撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 7:48
おや?明日歩く予定の北股岳や烏帽子岳には早くも不穏な雲が
どんどん進んで宝珠山の付近(登山道は山頂を踏まずに巻く)。高山帯に突入すると、道が一気に険しく変貌します。ザレザレだったり、足場の小さい危険なトラバースが続出。一段一段の段差も大きく、進むペースが一気に落ちます。宝珠山近辺がダイグラ尾根の核心部。かなりの険しさ
2023年08月20日 09:24撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 9:24
どんどん進んで宝珠山の付近(登山道は山頂を踏まずに巻く)。高山帯に突入すると、道が一気に険しく変貌します。ザレザレだったり、足場の小さい危険なトラバースが続出。一段一段の段差も大きく、進むペースが一気に落ちます。宝珠山近辺がダイグラ尾根の核心部。かなりの険しさ
ここら辺まで来るとかなり疲れもたまってきてます。ガスって涼しくなったはずなのに、なぜか汗ダラダラが止まりません。全力で挑まないと進めないもんなあ
2023年08月20日 09:37撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 9:37
ここら辺まで来るとかなり疲れもたまってきてます。ガスって涼しくなったはずなのに、なぜか汗ダラダラが止まりません。全力で挑まないと進めないもんなあ
いくつものニセピークに騙されて、心をへし折られつづけます。ちょっと古い『山と高原地図』だと、ダイグラ尾根は破線ルートだもんなあ。「八海山 屏風道」よりは進みやすいけど、こちらの方がずっと長いので
2023年08月20日 09:43撮影 by  SO-02L, Sony
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いくつものニセピークに騙されて、心をへし折られつづけます。ちょっと古い『山と高原地図』だと、ダイグラ尾根は破線ルートだもんなあ。「八海山 屏風道」よりは進みやすいけど、こちらの方がずっと長いので
どうにか険しい部分を過ぎて、1969m峰の付近。やっと進みやすくなりました。ハイマツ帯をちょっとずつ登っていきます。疲れきってペース上げられません。写真も少ない
2023年08月20日 10:53撮影 by  SO-02L, Sony
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どうにか険しい部分を過ぎて、1969m峰の付近。やっと進みやすくなりました。ハイマツ帯をちょっとずつ登っていきます。疲れきってペース上げられません。写真も少ない
ダイグラの「御前坂」を詰めて、ようやく飯豊本山山頂が見えました!!ガスガスだ……。

6斑瓦い任た水は、結局4箸能淑でした。2kgの重りを余計に背負ってたってことか
2023年08月20日 11:03撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 11:03
ダイグラの「御前坂」を詰めて、ようやく飯豊本山山頂が見えました!!ガスガスだ……。

6斑瓦い任た水は、結局4箸能淑でした。2kgの重りを余計に背負ってたってことか
飯豊本山山頂(2105.1m)到着。ついにダイグラ尾根踏破です。つ、つかれた……。6時間30分もかかってしまいました。宝珠山以降でペースガタ落ちしたからなあ
2023年08月20日 11:08撮影 by  SO-02L, Sony
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飯豊本山山頂(2105.1m)到着。ついにダイグラ尾根踏破です。つ、つかれた……。6時間30分もかかってしまいました。宝珠山以降でペースガタ落ちしたからなあ
この後は大日岳まで足を伸ばす予定でいましたが、このガスですよ……。まあダイグラ踏破で精根尽き果てて、大日岳へ行かない理由を探してたのでちょうどよかったです。

本山小屋でまだ泊まったことなかったので、今日は本山小屋で一泊。チェックインしに行くか
2023年08月20日 11:19撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 11:19
この後は大日岳まで足を伸ばす予定でいましたが、このガスですよ……。まあダイグラ踏破で精根尽き果てて、大日岳へ行かない理由を探してたのでちょうどよかったです。

本山小屋でまだ泊まったことなかったので、今日は本山小屋で一泊。チェックインしに行くか
これは歩いてきたダイグラ尾根。疲れきって山頂で〔ぐでーん〕としてたら、「どこから登られたんですか?」と声をかけられたので、「ダイグラです」と答えたら、「きゃーすごーい」と誉められちゃった。ダイグラで登ると飯豊の登山者からは一目置かれるようです
2023年08月20日 11:28撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 11:28
これは歩いてきたダイグラ尾根。疲れきって山頂で〔ぐでーん〕としてたら、「どこから登られたんですか?」と声をかけられたので、「ダイグラです」と答えたら、「きゃーすごーい」と誉められちゃった。ダイグラで登ると飯豊の登山者からは一目置かれるようです
飯豊山頂から15分ほどのところにある本山小屋にチェックインです。1泊素泊まり2500円、トイレ協力金100円。合計2600円なり〜。昔はこの本山小屋と飯豊山神社のあったピークが飯豊山頂だったそうです。

翌日のことを考えると御西に泊まるべきなんでしょうが、私は本山小屋に泊まったことがないので(御西はある)、この機会に泊まってみることにしました
2023年08月20日 12:18撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 12:18
飯豊山頂から15分ほどのところにある本山小屋にチェックインです。1泊素泊まり2500円、トイレ協力金100円。合計2600円なり〜。昔はこの本山小屋と飯豊山神社のあったピークが飯豊山頂だったそうです。

翌日のことを考えると御西に泊まるべきなんでしょうが、私は本山小屋に泊まったことがないので(御西はある)、この機会に泊まってみることにしました
小屋から7〜8分の本山小屋水場。雨が少ない現在でも水量細めながらしっかり出てます。1販めるのに1分くらいかな?空いてたのでタオル濡らして身体を拭き、ペットボトルに水溜めて頭からかぶり、Tシャツも濡らして絞り、靴を洗ってとどめに歯磨きまでしてしまいました(歯みがき粉は環境面を考えて使わず)。信頼できる水場があるといろいろと助かります
2023年08月20日 12:47撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 12:47
小屋から7〜8分の本山小屋水場。雨が少ない現在でも水量細めながらしっかり出てます。1販めるのに1分くらいかな?空いてたのでタオル濡らして身体を拭き、ペットボトルに水溜めて頭からかぶり、Tシャツも濡らして絞り、靴を洗ってとどめに歯磨きまでしてしまいました(歯みがき粉は環境面を考えて使わず)。信頼できる水場があるといろいろと助かります
今回は泊まりなので菓子パンをしこたま持ってきたのですが、中でもこの「ヤマザキ ローズネットクッキー」は優秀な行動食ですよ。「546kcal」というカロリー爆弾なので平時はまず食べないのですが、ハードな山行のときは重宝します

その他はいつも通り「ランチパック」「ソイジョイ」「ハイチュウ」を大量に持参。
2023年08月20日 14:18撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 14:18
今回は泊まりなので菓子パンをしこたま持ってきたのですが、中でもこの「ヤマザキ ローズネットクッキー」は優秀な行動食ですよ。「546kcal」というカロリー爆弾なので平時はまず食べないのですが、ハードな山行のときは重宝します

その他はいつも通り「ランチパック」「ソイジョイ」「ハイチュウ」を大量に持参。
小屋前のバケツに「キベリタテハ」という蝶が止まってまったく逃げません。登山の団体さんが来たときには撮影会になってた
2023年08月20日 14:55撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 14:55
小屋前のバケツに「キベリタテハ」という蝶が止まってまったく逃げません。登山の団体さんが来たときには撮影会になってた
昼過ぎにチェックインしてしまいヒマなので飯豊山神社を参拝したり
2023年08月20日 14:59撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 14:59
昼過ぎにチェックインしてしまいヒマなので飯豊山神社を参拝したり
再び飯豊本山山頂まで散歩しにいったり、のんびり過ごしました
2023年08月20日 15:53撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 15:53
再び飯豊本山山頂まで散歩しにいったり、のんびり過ごしました
本山小屋のトイレは何と水洗なんです。さすがに普通の水洗トイレとはシステムは違いますが、ビックリしました
2023年08月20日 16:05撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 16:05
本山小屋のトイレは何と水洗なんです。さすがに普通の水洗トイレとはシステムは違いますが、ビックリしました
大日岳はずっと雲の中です。行かなくてよかった。

この日の宿泊者は私を含めて5人。単独で遠征してきた小柄で細身なお姉さんが、60箸離競奪にシュラフやらガスバーナーやら一通りの装備をパンパンに詰めて飯豊本山まで上がってきてたので、「すげえな」と感心してしまいました。40肇競奪に水6箸瓦箸で「重い重い、重すぎるわ。つぶれちまうよ」と弱音を吐いてた自分が情けなくなりましたよ(苦笑)
2023年08月20日 15:30撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 15:30
大日岳はずっと雲の中です。行かなくてよかった。

この日の宿泊者は私を含めて5人。単独で遠征してきた小柄で細身なお姉さんが、60箸離競奪にシュラフやらガスバーナーやら一通りの装備をパンパンに詰めて飯豊本山まで上がってきてたので、「すげえな」と感心してしまいました。40肇競奪に水6箸瓦箸で「重い重い、重すぎるわ。つぶれちまうよ」と弱音を吐いてた自分が情けなくなりましたよ(苦笑)
夕刻、一瞬だけ西の空が晴れて中途半端ながら夕焼けを拝むことができました。

その後はみんな歓談している中、一人だけ早々に寝落ち。あっ、そうそう。お酒を勧められたのですが、私は色々と思うところがあり(主に健康面)アルコールは一切飲まないので丁重にお断りしました(もう20年は飲んでない)。酒も飲み会の誘いも簡単に断ることができる、良い時代になったものですよ
2023年08月20日 19:08撮影 by  SO-02L, Sony
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8/20 19:08
夕刻、一瞬だけ西の空が晴れて中途半端ながら夕焼けを拝むことができました。

その後はみんな歓談している中、一人だけ早々に寝落ち。あっ、そうそう。お酒を勧められたのですが、私は色々と思うところがあり(主に健康面)アルコールは一切飲まないので丁重にお断りしました(もう20年は飲んでない)。酒も飲み会の誘いも簡単に断ることができる、良い時代になったものですよ
夜中にトイレで起きたら満天の星空。そして翌朝、4時に起きて準備。本山小屋を出ると東の空が明るくなってきました。

さて、飯豊本山山頂で日の出待機しましょうか。出発!!主稜線を縦走して丸森尾根で下山予定。今日は長い1日になりそうだ
2023年08月21日 04:21撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 4:21
夜中にトイレで起きたら満天の星空。そして翌朝、4時に起きて準備。本山小屋を出ると東の空が明るくなってきました。

さて、飯豊本山山頂で日の出待機しましょうか。出発!!主稜線を縦走して丸森尾根で下山予定。今日は長い1日になりそうだ
お世話になった本山小屋。下界はまだまだくそ暑いのでシュラフは持ってこなかったのですが(そもそもキャンプ用の大きいシュラフしか持ってない)、深夜帯はちょっと寒かったです。フリースを着て、カッパを掛け布団代わりにしてどうにか凌ぎました。

ちなみに小屋のご主人の金子さんは、「1000円でシュラフのレンタルあるよ〜」と仰っていましたが、そこまで寒くはなかったかな
2023年08月21日 04:21撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 4:21
お世話になった本山小屋。下界はまだまだくそ暑いのでシュラフは持ってこなかったのですが(そもそもキャンプ用の大きいシュラフしか持ってない)、深夜帯はちょっと寒かったです。フリースを着て、カッパを掛け布団代わりにしてどうにか凌ぎました。

ちなみに小屋のご主人の金子さんは、「1000円でシュラフのレンタルあるよ〜」と仰っていましたが、そこまで寒くはなかったかな
ヘッデン無しでも歩けるくらいになったので飯豊本山へ。こうやって見ると本山小屋はすばらしいロケーションです
2023年08月21日 04:22撮影 by  SO-02L, Sony
20
8/21 4:22
ヘッデン無しでも歩けるくらいになったので飯豊本山へ。こうやって見ると本山小屋はすばらしいロケーションです
飯豊本山着きました。うむ、ガスがまったく無い。烏帽子岳?がきれいに見えてます
2023年08月21日 04:35撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 4:35
飯豊本山着きました。うむ、ガスがまったく無い。烏帽子岳?がきれいに見えてます
んー、何か青いのが天に向かって放射状に伸びてるが何だろう?(「反薄明光線現象」というらしい。仕組みはよくわからんが)
2023年08月21日 04:41撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 4:41
んー、何か青いのが天に向かって放射状に伸びてるが何だろう?(「反薄明光線現象」というらしい。仕組みはよくわからんが)
雲海の上にご来光が出てきました。今日はモルゲンロート見られるかな?
2023年08月21日 04:57撮影 by  SO-02L, Sony
37
8/21 4:57
雲海の上にご来光が出てきました。今日はモルゲンロート見られるかな?
大日岳もちょっとずつ明るくなってきました。というかまったく雲が無いなあ。これ大日岳に行かない理由ないよな?昨日行く予定だった大日岳をこの日にねじ込むと時間がややタイトになっちゃうのですが、これは行くしかないか
2023年08月21日 05:02撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 5:02
大日岳もちょっとずつ明るくなってきました。というかまったく雲が無いなあ。これ大日岳に行かない理由ないよな?昨日行く予定だった大日岳をこの日にねじ込むと時間がややタイトになっちゃうのですが、これは行くしかないか
あれ?主稜線は思ったほど赤く染まらないな
2023年08月21日 05:04撮影 by  SO-02L, Sony
24
8/21 5:04
あれ?主稜線は思ったほど赤く染まらないな
昨日歩いたダイグラ尾根はそれなりに赤い。実際に見るよりも写真の方がいい感じ
2023年08月21日 05:05撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 5:05
昨日歩いたダイグラ尾根はそれなりに赤い。実際に見るよりも写真の方がいい感じ
駒形山から御西岳と大日岳を望みます。御西岳〜烏帽子岳の山域は飯豊でいちばん雪が多いので、雪解けしたところから植物の新芽が出てくるからこの付近はクマが多いと本山小屋の金子さんがおっしゃっていました。なるほど
2023年08月21日 05:17撮影 by  SO-02L, Sony
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駒形山から御西岳と大日岳を望みます。御西岳〜烏帽子岳の山域は飯豊でいちばん雪が多いので、雪解けしたところから植物の新芽が出てくるからこの付近はクマが多いと本山小屋の金子さんがおっしゃっていました。なるほど
御西岳避難小屋と大日岳。御西の水場は例年細いんだそうですが、今年はとりわけ細いようです。現在雨不足ですし、あまり当てにしすぎない方がいいんですかね。この日は出ていたようですが
2023年08月21日 05:48撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 5:48
御西岳避難小屋と大日岳。御西の水場は例年細いんだそうですが、今年はとりわけ細いようです。現在雨不足ですし、あまり当てにしすぎない方がいいんですかね。この日は出ていたようですが
御西から眺める大日岳は容姿端麗。

大日岳にはまったく雲がかかってないのでこれは行くしかないでしょ。ただまたいつ曇ってくるかわからないので油断はできません
2023年08月21日 05:53撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 5:53
御西から眺める大日岳は容姿端麗。

大日岳にはまったく雲がかかってないのでこれは行くしかないでしょ。ただまたいつ曇ってくるかわからないので油断はできません
だいぶ進んできて大日岳へ最後の登り。うーむ、まだ昨日のダイグラ尾根の疲れを引きずってるなあ。風が吹いて涼しいのに汗が止まらん
2023年08月21日 06:23撮影 by  SO-02L, Sony
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だいぶ進んできて大日岳へ最後の登り。うーむ、まだ昨日のダイグラ尾根の疲れを引きずってるなあ。風が吹いて涼しいのに汗が止まらん
登りまくって飯豊連峰最高峰の大日岳山頂(2128m)です。ここを訪れたのは3回目ですが、初めて晴れてくれた!!
2023年08月21日 06:46撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 6:46
登りまくって飯豊連峰最高峰の大日岳山頂(2128m)です。ここを訪れたのは3回目ですが、初めて晴れてくれた!!
新潟の街は遠すぎてよくわからん
2023年08月21日 06:47撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 6:47
新潟の街は遠すぎてよくわからん
これは「オンベマツ尾根」の山並み。実川林道が修復不能なレベルで破壊されているので、このまま廃道になってしまうのかな。

もう雲が湧いてきた

2023年08月21日 06:48撮影 by  SO-02L, Sony
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これは「オンベマツ尾根」の山並み。実川林道が修復不能なレベルで破壊されているので、このまま廃道になってしまうのかな。

もう雲が湧いてきた

これから向かう稜線。実は御西岳〜北股岳の区間はまだ未踏なんです。ここを歩けば飯豊の主稜線制覇
2023年08月21日 06:48撮影 by  SO-02L, Sony
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これから向かう稜線。実は御西岳〜北股岳の区間はまだ未踏なんです。ここを歩けば飯豊の主稜線制覇
滞在時間10分弱で下山しましょう。今日は予定が若干タイトなので仕方ありません
2023年08月21日 06:53撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 6:53
滞在時間10分弱で下山しましょう。今日は予定が若干タイトなので仕方ありません
御西への上り返し、個人的にはけっこうきついです
2023年08月21日 07:24撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 7:24
御西への上り返し、個人的にはけっこうきついです
御西小屋へ戻ってきました。

小屋のドアには「飯豊の残雪でキンキンに冷やしたビール800円」という貼り紙がありましたが、もう晩夏ともなると雪を取りに行くのも大変そう。

そういえば切合小屋ではビールが売れ過ぎて品切れになったらしいです。端から見てると登山するおっさんのビール好きは異常wまあ私のようにお酒を一切飲まないおっさんもたまにいますが
2023年08月21日 07:44撮影 by  SO-02L, Sony
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御西小屋へ戻ってきました。

小屋のドアには「飯豊の残雪でキンキンに冷やしたビール800円」という貼り紙がありましたが、もう晩夏ともなると雪を取りに行くのも大変そう。

そういえば切合小屋ではビールが売れ過ぎて品切れになったらしいです。端から見てると登山するおっさんのビール好きは異常wまあ私のようにお酒を一切飲まないおっさんもたまにいますが
さあ未知のエリアに進みましょうか。烏帽子岳と北股岳の上りがきついと聞きますがどうなんでしょう
2023年08月21日 07:45撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 7:45
さあ未知のエリアに進みましょうか。烏帽子岳と北股岳の上りがきついと聞きますがどうなんでしょう
昨日歩いたダイグラ尾根を遠望。あのギザギザ稜線は凶悪。八海山の八ツ峰みたいになってますやん
2023年08月21日 07:59撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 7:59
昨日歩いたダイグラ尾根を遠望。あのギザギザ稜線は凶悪。八海山の八ツ峰みたいになってますやん
良い稜線だねえ。このまま晴れがつづいてほしいけど、絶対にガスる
2023年08月21日 08:01撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 8:01
良い稜線だねえ。このまま晴れがつづいてほしいけど、絶対にガスる
烏帽子岳のあのてっぺんは、実際登ったらニセピークでした。めちゃめちゃ心折られた。あの裏側に本物の烏帽子岳ピークがあります

2023年08月21日 08:16撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 8:16
烏帽子岳のあのてっぺんは、実際登ったらニセピークでした。めちゃめちゃ心折られた。あの裏側に本物の烏帽子岳ピークがあります

この付近は花が豊富ですよ。あと半月早く来てたらすごいことになってたかも
2023年08月21日 08:26撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 8:26
この付近は花が豊富ですよ。あと半月早く来てたらすごいことになってたかも
タカネマツムシソウとミヤマアキノキリンソウをミックスで
2023年08月21日 09:05撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 9:05
タカネマツムシソウとミヤマアキノキリンソウをミックスで
2023年08月21日 09:07撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 9:07
白っぽいマツムシソウも
2023年08月21日 10:50撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 10:50
白っぽいマツムシソウも
タカネナデシコ。まじまじと見るとピンクでボサボサのところが『ゆるキャン』の「各務原なでしこ」の髪型に似ている気がする。というかここからキャラを考えたのかな?
2023年08月21日 09:06撮影 by  SO-02L, Sony
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タカネナデシコ。まじまじと見るとピンクでボサボサのところが『ゆるキャン』の「各務原なでしこ」の髪型に似ている気がする。というかここからキャラを考えたのかな?
こちらはミヤマトリカブト。トリカブトというと『ゴールデンカムイ』で土方歳三がフグ毒のテトロドトキシンを飲まされ、咄嗟に機転を利かせてトリカブト毒のアコチニンを飲むことにより、両者の毒が絶妙に釣り合って毒が無効化し土方は九死に一生を得るという話がありました。それを読んだ私は「んな訳あるかいwww」と思ったのですが、実際には無いわけじゃないらしいです。釣り合う毒の量を調整するのが難しすぎるという問題はありますが
2023年08月21日 09:19撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 9:19
こちらはミヤマトリカブト。トリカブトというと『ゴールデンカムイ』で土方歳三がフグ毒のテトロドトキシンを飲まされ、咄嗟に機転を利かせてトリカブト毒のアコチニンを飲むことにより、両者の毒が絶妙に釣り合って毒が無効化し土方は九死に一生を得るという話がありました。それを読んだ私は「んな訳あるかいwww」と思ったのですが、実際には無いわけじゃないらしいです。釣り合う毒の量を調整するのが難しすぎるという問題はありますが
梅花皮岳から下っていって、梅花皮小屋がもう間近。そして後ろに控える北股岳のシルエットが大きいこと。あれを登るのかと思うとビビらざるを得ません
2023年08月21日 09:51撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 9:51
梅花皮岳から下っていって、梅花皮小屋がもう間近。そして後ろに控える北股岳のシルエットが大きいこと。あれを登るのかと思うとビビらざるを得ません
梅花皮小屋の水場。小屋からちょっと離れた場所にあります(40mくらい)。冷たくておいしい水がドバドバ出てました。隣の門内小屋は水場が当てにならず、御西小屋も細いので、ここでなるべくたくさん水をゲットしておくのがおすすめ
2023年08月21日 10:03撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 10:03
梅花皮小屋の水場。小屋からちょっと離れた場所にあります(40mくらい)。冷たくておいしい水がドバドバ出てました。隣の門内小屋は水場が当てにならず、御西小屋も細いので、ここでなるべくたくさん水をゲットしておくのがおすすめ
ヨレヨレになりながらも北股岳の急登を上がってきました。まーたガスガスですよ
2023年08月21日 10:28撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 10:28
ヨレヨレになりながらも北股岳の急登を上がってきました。まーたガスガスですよ
はい、北股岳(2048m)山頂です。自宅から見ててもここはいっつも雲がかかってるもんなあ。一度晴れてる日に登ってみたいものです
2023年08月21日 10:29撮影 by  SO-02L, Sony
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はい、北股岳(2048m)山頂です。自宅から見ててもここはいっつも雲がかかってるもんなあ。一度晴れてる日に登ってみたいものです
門内岳手前のギルダ原から新潟県側の谷を望みます。新潟県側はそこそこ展望があったのですが、反対の山形県側はガスが濃くてまったく展望なし。石転び沢や門内沢は見えず
2023年08月21日 11:03撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 11:03
門内岳手前のギルダ原から新潟県側の谷を望みます。新潟県側はそこそこ展望があったのですが、反対の山形県側はガスが濃くてまったく展望なし。石転び沢や門内沢は見えず
もうじき門内岳。門内小屋の水場は今回確認してませんが、今はあまりアテにならないようです
2023年08月21日 11:08撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 11:08
もうじき門内岳。門内小屋の水場は今回確認してませんが、今はあまりアテにならないようです
今日は梶川尾根ではなく丸森尾根で下ります。下りで丸森尾根を使ったことがなかったので。もうすぐ地神山。御西からここまで稜線歩き長すぎ
2023年08月21日 11:44撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 11:44
今日は梶川尾根ではなく丸森尾根で下ります。下りで丸森尾根を使ったことがなかったので。もうすぐ地神山。御西からここまで稜線歩き長すぎ
丸森尾根分岐の地神北峰から北飯豊の主稜線を眺めます。朳差岳はすっかり雲の中か……。個人的には飯豊だとここから見えるエリアがいちばん好き。

さあ、丸森尾根の激下りに入るか
2023年08月21日 12:07撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 12:07
丸森尾根分岐の地神北峰から北飯豊の主稜線を眺めます。朳差岳はすっかり雲の中か……。個人的には飯豊だとここから見えるエリアがいちばん好き。

さあ、丸森尾根の激下りに入るか
丸森尾根は途中の丸森峰まで、草原の中を下ります。しかしガレガレで下りづら〜い。

普段だとそれなりのペースで駆け下れるのですが、この直後に足がまったく前に出なくなりました。本当にトボトボとしか進めません。こんなに動かないのは初めてです。く、苦しい……。つらい……。
2023年08月21日 12:12撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 12:12
丸森尾根は途中の丸森峰まで、草原の中を下ります。しかしガレガレで下りづら〜い。

普段だとそれなりのペースで駆け下れるのですが、この直後に足がまったく前に出なくなりました。本当にトボトボとしか進めません。こんなに動かないのは初めてです。く、苦しい……。つらい……。
牛歩下りで飯豊山荘と天狗平ロッジの屋根が見えるところまできました。激下りを下っても下っても着かないので本当に苦しかった。「まだあるの?マジかよ……。」という感じで、精神的にもだいぶ参りました。もう泣きそう
2023年08月21日 13:55撮影 by  SO-02L, Sony
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牛歩下りで飯豊山荘と天狗平ロッジの屋根が見えるところまできました。激下りを下っても下っても着かないので本当に苦しかった。「まだあるの?マジかよ……。」という感じで、精神的にもだいぶ参りました。もう泣きそう
長い長い丸森尾根の下りが終わり、ようやく下山です。もうね、この下りがしんどすぎてギブアップしたくなりましたもん。道にしばらくへたりこんで、車に戻るためアスファルトの道路を歩くのも足が動かなくてヨチヨチ歩き(苦笑)

駐車場に戻って靴をサンダルに履き替えたとき、原因がわかりました。「あっ、今日は靴下2枚重ねだったんだ」。クッション増すために今日は靴下2枚重ねて履いていたのですが、朝露などで水分吸って足を圧迫し、それが丸森尾根の下りで影響したようです。うーむ、普段やらないことはしない方がいいな。もう靴下2枚重ねはやめよう。濡れた靴下脱いだら一気に楽になりましたもん
2023年08月21日 14:25撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 14:25
長い長い丸森尾根の下りが終わり、ようやく下山です。もうね、この下りがしんどすぎてギブアップしたくなりましたもん。道にしばらくへたりこんで、車に戻るためアスファルトの道路を歩くのも足が動かなくてヨチヨチ歩き(苦笑)

駐車場に戻って靴をサンダルに履き替えたとき、原因がわかりました。「あっ、今日は靴下2枚重ねだったんだ」。クッション増すために今日は靴下2枚重ねて履いていたのですが、朝露などで水分吸って足を圧迫し、それが丸森尾根の下りで影響したようです。うーむ、普段やらないことはしない方がいいな。もう靴下2枚重ねはやめよう。濡れた靴下脱いだら一気に楽になりましたもん
梶川尾根登山口手前の沢でドボンしてきました。入る前には「これ運転して帰れるのかな?」というくらい消耗してたのに、身体を水で冷やしたら一気に回復。めちゃめちゃ気持ちよかった。

その後は安全運転でゆっくり新潟に帰還。関川村のコンビニでコーラとアイスとおにぎりとほうじ茶を買いましたが、どれも美味しかったなあ〜。中でも冷えたほうじ茶がいちばんよかった
2023年08月21日 14:33撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 14:33
梶川尾根登山口手前の沢でドボンしてきました。入る前には「これ運転して帰れるのかな?」というくらい消耗してたのに、身体を水で冷やしたら一気に回復。めちゃめちゃ気持ちよかった。

その後は安全運転でゆっくり新潟に帰還。関川村のコンビニでコーラとアイスとおにぎりとほうじ茶を買いましたが、どれも美味しかったなあ〜。中でも冷えたほうじ茶がいちばんよかった
最後に文平の池から撮影した大日岳。今回初めてダイグラ尾根を使って飯豊本山に登りましたが、噂に違わぬ過酷な登路でした。手持ちの『2015山と高原地図』では破線扱いになっているだけのことはあります。うーむ、2回目はないかな……。でも来年になるとまた登りたくなってるかもwww

泊まったことのなかった本山小屋に泊まり、飯豊本山山頂からご来光を眺め、快晴の大日岳に登り、御西岳〜北股岳の主稜線を歩くという「飯豊でやってみたいこと」をあらかた出来たので大満足の山行でした。下山の丸森尾根で足が動かなくなったのは誤算でしたが……。

あとはまだ快晴の北股岳を訪れたことがないので、良いタイミングで登ってみたいです
2023年08月21日 06:12撮影 by  SO-02L, Sony
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8/21 6:12
最後に文平の池から撮影した大日岳。今回初めてダイグラ尾根を使って飯豊本山に登りましたが、噂に違わぬ過酷な登路でした。手持ちの『2015山と高原地図』では破線扱いになっているだけのことはあります。うーむ、2回目はないかな……。でも来年になるとまた登りたくなってるかもwww

泊まったことのなかった本山小屋に泊まり、飯豊本山山頂からご来光を眺め、快晴の大日岳に登り、御西岳〜北股岳の主稜線を歩くという「飯豊でやってみたいこと」をあらかた出来たので大満足の山行でした。下山の丸森尾根で足が動かなくなったのは誤算でしたが……。

あとはまだ快晴の北股岳を訪れたことがないので、良いタイミングで登ってみたいです

感想

この夏の目標として7月にチャレンジした「飯豊連峰大日岳の日帰り」。それにつづくこの夏の目標第2弾、「ダイグラ尾根踏破しての飯豊サーキット(周回)」。ダイグラ尾根入り口の吊り橋が通れるようになるのを待ってましたが、あまりボヤボヤしてると夏が終わってしまうのでこのタイミングでアタックしてきました。ちなみに「飯豊サーキット」とは、北アルプス後立山連峰の針ノ木岳を通る扇沢起点の周回コースをよくネット界隈では「針ノ木サーキット」と称しているので、「あっ、飯豊でも周回できるやん」と私が勝手に名付けました。

今回の目標として

・ダイグラ尾根踏破
・まだ泊まったことのない本山小屋宿泊
・快晴の大日岳に登る
・未踏の御西岳〜北股岳を歩く
・快晴の北股岳を訪れる

といったことを設定しました。これらを目指していざスタート!!

前夜に飯豊山荘駐車場入りし仮眠。4時に起きて4時半行動開始。ダイグラ尾根は当てになる水場が無いので、6版愽蕕い泙靴拭I畸雰攸の日帰り登山しかしてないのでめちゃめちゃ重いwww温身平を経て桧山沢吊り橋。難なく通過。ここの踏み板が入るのを待ってました。吊り橋を渡るといよいよダイグラ尾根取りつき。アップダウンはあるものの道は明瞭、危険な箇所もなく、「あれれ?こんなもんなの?」と余裕で進んでいきます。

様相が一変したのが森林限界を突破した宝珠山の手前付近。本当に突然一気に険しくなります。片側が切れ落ちているうえに足元が小さく草で隠されてたり、ザレてズルズル落ちそうなやばいトラバースの連続。岩の間を登下降したり、一段一段が大きい。さすが以前は破線ルートだっただけのことはあります。ガスで空気がひんやりしているのに、汗が止まりません。いちばん参ったのがニセピークの連続。「まだ終わらんのか?」と思いながらの我慢の登山となりました。1969m峰付近で緩やかな登山道になったときには心底ホッとしましたよ。最後はダイグラの御前坂を登り、ようやく飯豊本山山頂(2105.1m)に到着。6時間30分も要してしまいました。疲れきって山頂でしばらくぐったり。

さて、今日はここから飯豊連峰最高峰の大日岳(2128m)をめざすつもりでいましたが、幸か不幸か大日岳はガスに包まれていました。もうまったく余力がなく、大日岳へ行かない理由を探していたのでもちろんパス。さっさと本山小屋にチェックイン。

昼過ぎに宿に入ったので夜まで長いwwwですが同宿の方々とお喋りしたり、飯豊本山まで散歩しに行ったり、ゆったりとした時間を過ごし、ダイグラ踏破で疲れていたこともあり早々に寝落ち……。本山小屋は宿泊者が5人で少なく、スペースを広く使えて快適でした。

2日目。4時に起床し4時20分出発。まずは飯豊本山山頂にてご来光待ち。モルゲンロートを期待してましたがあまり染まらず。大日岳を眺めたらスッキリ雲なし。大日岳は前日に行くつもりだったのでこの日に詰め込むと時間がややタイトになってしまうのですが、「これ行かないって選択肢はないでしょ!!」と大日岳行きを決行。ということで通算3回目の大日岳山頂に立ちました。初めての快晴大日岳だ〜。でもあまり時間の余裕はないので滞在10分で切り上げ。

御西に戻り、今度は主稜線を烏帽子岳方面へ進んでいきます。御西岳〜北股岳の区間は初めて歩きます。いやー、すばらしい稜線ですねえ。花も多い。烏帽子岳と北股岳の登りは凶悪でしたが……。ここを訪れると宿泊必須でなかなか来られる場所じゃないですから、じっくりじっくり歩きました。

北股岳の山頂はガスガス。うーん、なかなか晴れてくれません。北股岳は平地から眺めても雲がかかってることが多いからなあ。その後も門内岳、胎内山、地神山と進み、地神北峰から丸森尾根で下降に入ります。ここまでの主稜線、長かったなあ〜。でも良いところだったなあ〜。

丸森尾根を下降し始めると、あれ?おかしい。足が全然前に出ません。いつもならスイスイ下れるのに。「ガレ場で下りづらいし、ダイグラ翌日で疲れも溜まってるのかな?」と思ったのですが、それにしても足がまったく動きません。丸森峰を過ぎて樹林帯の激下り、ここからが長く苦しかった。前日のダイグラ尾根より苦しかった。「まだなの……?まだなの……?」と泣きそうになりながら下りました。飯豊山荘と天狗平ロッジの屋根が見えてからが本当に長かったです。ついに登山口のアスファルト道路に下りきったときは心底安堵しました。道路にへたりこんでしまいましたもんw

ヨチヨチ歩きで車にたどり着き、靴と靴下を脱いだときに足が動かなかった理由がわかりました。「あっ、今日は靴下2枚重ねで履いてたんだ……」。クッション性を増すため靴下2枚重ねで履いていたのですが、それが水を吸って足を圧迫。丸森尾根の下降で血行不良発動したようです。うーむ、慣れないことはするもんじゃないな。もう靴下2枚重ねはやめとこ。

そして恒例になった着の身着のまま沢にドボン。めちゃめちゃ気持ちいい〜。「これ運転して新潟まで帰れるのかな?」というくらい疲れきった身体も、まったく動かなかった足も冷やしてだいぶ回復。いやー、水風呂効果は偉大だわ。そして安全運転で帰宅しました。

今回「飯豊サーキット」は最初に挙げた目標5つのうち、4つを達成することができて大満足の山行となりました。とりわけダイグラ尾根踏破できたのが嬉しいです。でも相当過酷なコースなので「2回目はないかな」とは思っていますw快晴の北股岳に立つことはできませんでしたが、ここは日帰りでも行くことができるのでまた来月あたりに挑戦してみようかな。

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コメント

難コース周回おつかれさまでした。
本山小屋で立ち話、北飯豊の稜線でもお会いしましたね
水場から北股を登る姿みて健脚だなぁって話してましたよ
丸森尾根の下り坂、私たちも大苦戦ですよ
色々と情報ありがとうございました。
おつかれさまでした。
2023/8/23 7:08
IJNEKさん

いやー、ダイグラしんどかったですね!!そして丸森尾根の下降お疲れさまでした。我がホームグラウンドの飯豊に遠路お越しくださりありがとうございます。どこから登ってもきつい登りは避けられない山域ですが、またいらしてくださいね!!
2023/8/23 19:27
きらきらうえつさん、こんにちは(*'▽')

実は今週末飯豊を予定していました。
らくルートでポチポチやりながら『なんだ、周回できるじゃん』と何も考えずに選んだのが何を隠そうダイグラ尾根。直前になってきらきらうえつさんのレコ熟読させていただいた後、計画を白紙に戻したことは言うまでもありませんw
危うく初見でとんでもないところに足を踏み入れるところでした…助かりました。
いつかリプランニングして飯豊縦走実現させたいと思います♪
2023/8/24 14:26
あっきーさん

こんにちは!!飯豊をご予定とのことで、私の記録が参考になれば幸いです。ダイグラ尾根は難路ではありますが、あっきーさんなら大丈夫と思うんですけどね〜。でも飯豊は他のコースも急登でロングですから、十分にハードな山歩きを楽しめますよ!!個人的には御沢野営場(川入)からが歩きやすくておすすめです。飯豊を満喫してきてくださいね。
2023/8/24 21:28
お久しぶりですm(_ _)m

ダイグラ、お疲れさまでした。
既に大日岳を日帰りされているので、このルートなら大日岳を止めれば、うえつさんなら日帰りでも楽勝でしょうね。
谷川岳馬蹄形と比較すると、距離は3Kmほど長いですが、累積標高はほぼ同じかほんのチョット低いようです。

丸森でなく梶川下りですが、ほぼ同じルートを2泊3日のテント泊で妻と歩いたことがあります。2009年でしたので、もう14年も昔のことです。
2023/8/30 12:11
phk55さん

こんにちは!!phk55さんもダイグラを登られたことがあるのですね。噂に違わぬ難路でかなり苦戦しました。テント装備だとさぞかし大変な道のりだったのではないでしょうか。

今回のルートは谷川馬蹄形に近いのですか。谷川馬蹄は新潟に住んでいる以上避けては通れないので、参考になります。さすがにダイグラ尾根上部ほど難しい場所はないと思うのですが……。
2023/8/30 19:26
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