記録ID: 5891064
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
大キレットと槍ヶ岳!南岳から中岳と大喰岳へ!!
2023年09月01日(金) ~
2023年09月02日(土)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 16:52
- 距離
- 45.7km
- 登り
- 2,215m
- 下り
- 2,193m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 9:11
14:43
2日目
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 7:30
13:19
上高地バスターミナル
天候 | 1日目)高曇り気味の晴れで、微風または弱風でした。気温は日中は30℃くらいまで上がりました。なお、当日の日没(長野)は1817でした。 2日目)朝は快晴でしたが、時間の経過とともに雲が増えました。稜線では西から弱風が常時吹いていました。なお、当日の日の出(長野)は0519でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
上高地バスターミナル 0520着 ※2号車は新宿バスタではなく西口から出発 (さわやか信州号 12,000円 /設定日によって価格は変動) 復路:アルピコ交通 上高地バスターミナル 1405発 新島々 1510着 1525発 松本 1555着 (2710円/新島々までバス、新島々から鉄道上高地線 なおSuicaは使えません) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆上高地〜明神〜徳沢〜横尾 標高差は100m程度ですが、約10劼猟垢の啼司發になります。特に危険なところはありませんが、ツキノワグマの目撃情報があります。 トイレは上高地、小梨平、明神、徳沢、横尾にありますが、チップトイレが多いです(上高地バスターミナルのトイレはウォシュレット付)。水は上高地、小梨平、徳沢、横尾で補給可能。 ◆横尾〜槍沢ロッヂ〜ババ平〜大曲〜槍沢・天狗原分岐(氷河公園分岐) 横尾からは山道となり、梓川沿いに林の中を少しずつ標高を上げていきます。槍沢ロッヂを過ぎると斜度が上がり、更に進むとババ平(キャンプ指定地)となり、ここが最終水場となります。トイレは槍沢ロッヂ、ババ平にあります。 ババ平からは槍沢沿いに更に進んで大曲を過ぎると急登となり、槍沢カールのモレーン末端が見えてきたところで、槍沢・天狗原分岐となります。特に危険なところはありませんが、大曲から先は落石の可能性があるので、若干注意が必要です。 ◆槍沢・天狗原分岐〜天狗池〜天狗原分岐 分岐からしばらくガレ場を進みます。マーキングは豊富ですが、浮き石なども多く非常に歩きづらいです。ガレ場の正面に見える支尾根を乗り越すと、眼下に天狗池が現われます。天狗池からは槍ヶ岳の展望が良好で、湖面に映った逆さ槍を見ることが出来ます。 天狗池からはゴーロ帯を上がっていきます。マーキングは豊富ですが、それ以外に目印が無いので、ロストしないように注意が必要です。最初は傾斜も穏やかですが、だんだんと斜度を増し、天狗原分岐に突き上げる支尾根に取付くと更に斜度を増します。支尾根は明瞭で、マーキングも豊富ですが、滑りやすいところや切れ落ちているところもあるので、マーキングを外さないように上がっていきます。 標高2850m〜2950mあたりが、この区間の核心部で、高度感のあるハシゴ(2段)や斜度70度くらいのクサリ場などが連続します。3点支持を確実にすれば、特に問題は無いと思いますが、転滑落注意。この区間を登り切ると、斜度が緩み、そのまま進むと天狗原分岐で主稜線に合流します。 ◆南岳小屋〜南岳〜天狗原分岐〜中岳〜大喰岳〜飛騨乗越〜槍ヶ岳山荘 南岳小屋からは大キレット方面や槍平方面へも進めます。小屋の南側の丘の上からは大キレットと穂高方面の展望が良好です。なお、常念小屋にdocomoが夏季の間は基地局を設けているので、主稜線上で常念乗越あたりが見通せる場所であれば、概ね通話等が可能なようです(小屋の中からも通話できました)。 南岳小屋から緩やかなトレイルで高度を50mほど上げると、南岳の頂上となり、360度の展望があります。ここから先の主稜線は多少アップダウンはあるものの、マーキングが豊富で穏やかな場所が多いです。安全上、特に留意すべきポイントは以下の2ヵ所。 ・天狗原分岐の北側300m程にある小ピーク: 小さな岩峰ですが、西側から取付いて東側へ乗り越して通過する必要があります。特に東側(槍方面)には短いですが、ステップが細いところがあるので、注意が必要です。 ・中岳からの下り(北側/槍方面): 下り始めのところに、クサリ場とハシゴ(2段)があります。短いですが、傾斜が急で、かつ狭いので前後からの人工落石などにも注意が必要です。 大喰岳から一気に高度を落とし、飛騨乗越から更に登り返すと、テント設営指定地の間を抜けて槍ヶ岳山荘に到着します。この間は高低差はそれなりにありますが、特に危険なところはありません。 ◆槍ヶ岳山荘〜播隆窟〜槍沢・天狗原分岐 整備された歩きやすいトレイルを九十九折りに下っていきます。マーキングも豊富で特に危険なところはありません。播隆窟を過ぎるとモレーン末端となり、そこからは小さな沢(横沢/水の補給が可能)のトラバースなども出てきます。更に下っていくと槍沢・天狗原分岐に到着します。この区間は、南に面したカールやガレのある灌木帯(グリーンバンド)などを通過するため、陽があるときは日光対策が必要です。 |
その他周辺情報 | ◆南岳小屋 https://www.yarigatake.co.jp/minamidake/ |
写真
大天井岳から横通岳を通って常念乗越までの稜線
画面右端やや左に常念小屋が写っています
最遠景にシルエットで見えているスカイラインは上信国境の山々で画面右1/3あたりに四阿山が見えています
画面右端やや左に常念小屋が写っています
最遠景にシルエットで見えているスカイラインは上信国境の山々で画面右1/3あたりに四阿山が見えています
撮影機器:
装備
個人装備 |
Tシャツ(半袖)(1)
ソフトシェル(1)
サポートタイツ(1)
ハーフパンツ(1)
シューズ(1)
ザック(1)
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ヘルメット
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---|
感想
久方ぶりに北アルプスに往こうと思い立ち、今回は南岳〜大喰岳の間の縦走をしてくることにしました。天気もまずまずで、特に2日の日の出タイムには素晴らしい景色を見ることが出来、数年ぶりの北アルプスを堪能することが出来ました。やはり北アルプスはいいです。
ただ、あわよくば帰りのバスで予定より1本早いのに乗れないかと、槍の穂にも登らず、槍沢ロッヂあたりからは、ほぼ全速で休まず歩いて来たのですが、あと少し届かず、目の前でバスは出発してしまいました…orz
もう早いもので9月になり、夏山シーズンもエンドが見えてきていますが、帰ってきた早々、もう1回くらいどこか往けないかなとついつい考えてしまうのも、やはり北アルプスの魅力でしょうか。
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