仙丈ヶ岳〜野呂川越(仙塩尾根)・甲斐駒ヶ岳
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- GPS
- 21:37
- 距離
- 40.7km
- 登り
- 3,479m
- 下り
- 3,483m
コースタイム
- 山行
- 0:15
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 0:52
- 山行
- 11:03
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 12:33
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 2:43
- 合計
- 9:09
ただ、今度行くつもりの平ガ岳と大差ないので、その準備も兼ねて、1日で1周することにした。
(参考)
平ガ岳(+玉子岩) 12h 21.6km up 1784m down 1764m
仙丈ヶ岳〜野呂川越 13h20m 23.8km up 1622m down 1614m
北沢峠〜野呂川出合のバスが走っていれば、困ることもなかったんですが…。
天候 | 9/16曇、9/17快晴→晴れ、9/18晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿 08:00 -(中央本線 特急 あずさ5号 松本行き)- 10:06 茅野 10:40 -(JRバス関東 南アルプスジオライナー 仙流荘行き)- 11:45 仙流荘 13:00(臨時) -(伊那市 南アルプス林道バス 北沢峠行き)- 13:55 北沢峠 帰り 北沢峠 13:00(臨時) -(伊那市 南アルプス林道バス 仙流荘行き)- 13:45 仙流荘 食事・入浴 仙流荘 17:00 -(JRバス関東 南アルプスジオライナー 茅野行き)- 18:10(早着) 茅野 19:09 -(中央本線 特急 あずさ54号 新宿行き)- 21:17 新宿 ・南アルプスジオライナー 1日1本 http://www.jrbuskanto.co.jp/topics/2023_2.html https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/jrbusdeiku/jrbus.html ・南アルプス林道バス http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html ・3連休のあずさは激戦。行きは2週間前で千葉発は満席、5号は残り2席。帰りは予約時は比較的空いていたが、結局午後のあずさは全て満席に。立ち客多し。車内販売は9号車の受付で対応。八王子で1/3降りる ・ジオライナー、往復とも30〜40人並ぶも、2両で運行で、ほぼ着席。帰りは20分前にバスが1台来て、人数を数え、応援を頼んでいた ・南アルプス林道バスは臨時多し |
コース状況/ 危険箇所等 |
道 ・野呂川越〜両俣小屋 急登ではあるも、ジグザグに切ってあり、段差も少なく、歩きやすい ・両俣小屋〜林道 ピンクテープに従う。川原歩きが多い。 ・林道〜野呂川出合 落石、落石、そして落石。日のあるうちに歩いたほうが良さそう ・野呂川出合〜北沢峠 ただの林道。バスは走らないが整備はされている。 ・甲斐駒ヶ岳(直登ルート) 宝剣岳に似ている。最初の100mくらいがハード。分岐直後の登りが辛いならやめたほうがいいかも。 ・甲斐駒ヶ岳(頂上〜摩利支天〜六万石) 白ザレの道 滑ると止まらないかも ・仙水小屋〜長衛小屋 鎖やロープで丁寧に整備されているが、鎖を支持する鉄の杭がややぐらついている 水場(使ったもののみ) 長衛小屋、高望池(伊那側に数十メートル下ったところ。池は枯れているが、水はちょろちょろであるも、出ている。岩清水) トイレ 仙流荘、北沢峠、長衛小屋、両俣小屋 携帯電話の電波(docomo) 全然通じない。 仙流荘 ○(アンテナ2本)、北沢峠・長衛小屋× 小仙丈ヶ岳?〜伊那荒倉岳○ 2499P×(アンテナはたつが通信できず) 野呂川越〜両俣小屋〜林道〜北沢峠× 甲斐駒ケ岳2合目○ 双児山× 駒津峰× 山頂◎ 登山ポスト コンパス |
その他周辺情報 | テント場 長衛小屋 予約不要、1000円×2泊。水場は何箇所もある。100張りくらい行けるのでは。ジュース300円、パン300円。アルファ米 600円、等々 https://choei.ashiyasu.com/ 温泉 仙流荘 600円 バスタオルレンタル 200円 小タオル(販売)100円 食事 仙流荘(食事は〜14:30、多分) ソースカツ丼 900円(他、アジフライ定食 1000円、そば等) 茅野駅 向かい ベルビア デイリーヤマザキ 豚肉ときのこの焼きうどん弁当。ベルビアは1Fにフリースペースがあります。 他、ベルビア2Fのレストランやカフェ等 みやげ 茅野駅ビル モン蓼科(おやき5個1100円+保冷剤30円+保冷バッグ100円) |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
備考 | ・テントのポールのゴムを直さないといけない ・今回、行動食が切れた。おにぎりが欲しいところ ・予備のアルファ米も1ついれておく ・アルファ米飽きた |
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感想
2019年に途中でリタイアした仙塩尾根のリベンジです。
前回:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1927434.html
行かなきゃな〜と思っていましたが、2019年10月の台風19号によって、野呂川出合〜広河原間で大規模な崩落があり通行止めになってしまいました。
復活するのを待っていましたが、4年経っても相変わらず通行止めで再開の見通しも立たず。甲府から広河原→北沢峠と行けたのに比べると、茅野あるいは伊那から高遠、戸台、北沢峠とアクセスするのは、心理的に距離があり、なかなか行く気に慣れませんでした。
一方で、百名山に行こうとすると、仙丈ヶ岳と甲斐駒にも行かねばなりません。仙丈ヶ岳に行くなら仙塩尾根を行かなければ。そしていつ林道が復活するかも分からないので、ジオライナーなるバスを使って行くことにしました。
(でも、甲府〜芦安〜広河原〜北沢峠と行くのに比べ、本数が少なく(1日1本)、待ち時間が多く発生したので、できれば回避したいなあ…せめて14時くらいに、帰りの便がもう1本あれば。)
で、3連休でコロナ明けということで、オーバーツーリズムめいていました。どこも人、人、人。もう山に登っているんだか人を見に行っているんだかよく分からない、そんな感じです。行きの特急の予約からして争奪戦でした。中央本線のキャパシティ、どうにかなりませんか?
あずさ・ジオライナーは眠すぎて爆睡していました。ジオライナーは、特に、杖突峠に登り始めてからの記憶がない。
予想通り、仙流荘の乗り換えで増便を少し待つことになったこともあり(というのは言い訳で、本当はテン泊装備で周回したくなかった)、1日目は北沢峠の長衛小屋泊。ここのテントの数もすごかった。なんとか不人気そうな場所に張った。
珍しく時間があったので、本を読んだりしていました。いつも本を1冊持っていて、テン場で読もうと思っているんですが、なかなか読み進められません。
2日目は決戦の日といった感じなるも、1日目眠くて寝落ちしてしまい、アラームを付け忘れ、寝坊。3時過ぎに登り始めました。
仙丈小屋は水場が枯れていて、両俣はよくわからないので、水は1日分持ちました。で、11時間行動なので、行動食、医薬品、その他諸々を入れようとするとサブザック(18L程度)に収まらず、メインのザックの取り外し可能なウェストポーチなどを使って"増槽"しました。
仙丈ヶ岳への登りは日の出前で涼しく(何なら寒かった)、かなり助かりました。逆向き周回でだと陽が出てから大仙丈ヶ岳に登ることになり、大変だったと思います。
稜線は天気がよく、伊那側から冷たい風が吹き付けてきて、オーバーヒートにならず丁度よかったです。眺めもよく、写真をトリまくり、なかなか進みませんでした。
ここから仙塩尾根、進むと引き返すのもつらくなりますが、コンディションには問題なく、突撃。3時間の帰り道が7時間になったと思うことにする。
伊那荒倉岳までは確かに長く、まだかまだかと思っていました。そこまであるきにくい道ではなかったのが幸いか(これは全体的に言える)。その割にピークは平凡。
野呂川越について、懸案だった仙塩尾根も無事終了。とはいえあまり達成感はなく。飯豊の縦走で、アドレナリンが出るハードルが高くなってしまった気がします。
急登(言うほどでもないような)を下って両俣。2019年もここで休憩したなあ…。
ここからは虚無の林道歩きで野呂川出合へ。前の記憶だと、結構高いところを歩くため怖く、そしてただひたすら長い、という感じだったのですが、地図で見ると100mでまあ高いけど…見なければ、という感じ。後者は、今回は眺めが良かったのでそこまで苦痛でもなかったです。とはいえ、長いか長くないかで言えば、長いんですけど…。
あと、平坦なので、というのもある。
野呂川出合からは舗装された林道を歩いて北沢峠へ。この辺りはやや疲れが出始めていた。
2日目はややテントが少なくなっていました。テントに帰って、ミルクティーを飲んでから、夕食。レトルトのハヤシライス。
なお、行動食が尽きかけで、小屋でパンを買う。ついでに、自分への褒美としてポカリを買う。半分のんで、残りは明日持参
翌日、これまた寝落ちしてしまい、2時半に目が覚める。
10時のバスに乗れればなあ…あわよくば早く東京に帰れないものか、と思っていましたが、その夢はここで潰える。
準備して北沢峠から双児山の登りへ。微妙に気持ち悪く、全然ペースが上がりません。だましだまし進みますが…微妙。二合目まで耐えて、大休止し、色々味の付いたモノを食べたり飲んだりしたら、なんとか復活。
その後、四合目、双児山ときて、双児山で日の出。ここまでくればもうゴールのようなものと思っていたのですが(ピストンで行ける山ということで、完全にナメていました)…問題はここからでした。
駒津峰まではよいのですが、ここから岩が増え始めます。あれ?聞いてないぞ。という感じ。たまらず、八合目で休む。
ここから、直登ルートなるものがあるのは知っており、行ってみるか…となっていたのですが、思ったよりハードでした。最初の100mくらいはかなりの激登りですね。天狗池から南岳への登りくらいある。ただ、両側が切れ落ちているわけではないのが救いでしょうか。
その岩登りラッシュが終われば、やや急な白ザレの登り。甲斐駒らしいです。そして山頂。
山頂からは360°の展望で、去るのが惜しく、私にしてはかなり珍しく、長時間(30分くらい?)頂上にいました。特に甲府盆地の方向の雲海が良かった。
帰りは白ザレの下り。なんとなく予感はしていましたが、結構怖い。一回転んだんですが、普通に止まらなくなりそうでビビりました。へっぴり腰で進む…。それでもなんとか摩利支天に行き、好みではないトラバースを経て六万石に戻る。そこから2752Pへの登りで消耗し、駒津峰で少し休憩。ここまでくれば流石に安心なので、ようやく緊張が解けました。
最後、仙水峠まで400mの下り。そこからゴーロ帯を横切って仙水小屋、そして長衛小屋。テントはかなり撤収されていました。臨時のバスが出そうな気がしつつも、定時は13:10で時間があるので、余ったミルクティーを飲む。そして撤収。
帰りのバスは、並んでいたが、20人目くらいに並ぶことができ、少し早い13:00発の1台目に乗れました。そして仙流荘へ。とりあえず食事。行動食がギリギリだったのでお腹が減っていました。その後温泉に入ってさっぱりしてから、17:00のジオライナーまでまた待機。読書が捗る。
茅野では、ベルビアのそば屋さんに人が群がっていました。
最後、満席の特急あずさで帰宅。
これで南アは、北沢峠〜聖平まで繋がりました。後は、早川尾根、白峰南嶺、悪沢、聖平〜光岳…。
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