白峰全山縦走(広河原-畑薙ダム)

2023年09月16日(土) ~ 2023年09月18日(月)

• GPS: 29:06
• 距離: 58.3km
• 登り: 4,898m
• 下り: 5,479m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:30
• 休憩: 2:30
• 合計: 10:00

7:00 広河原インフォメーションセンター
7:10 旧広河原山荘
7:30 9:00 白根御池分岐
8:00 第一ベンチ(1880ｍ)
8:30 第二ベンチ(2059ｍ)
9:00 白根御池小屋
9:00 草すべり分岐
10:20 小太郎尾根分岐
11:00 11:30 北岳肩ノ小屋
11:30 両俣分岐
12:00 北岳
12:20 吊尾根分岐
12:30 トラバースルート分岐
13:00 13:30 北岳山荘
14:00 中白根山
15:00 間ノ岳
16:00 農鳥小屋

2日目

• 山行: 13:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 13:40

3:10 農鳥小屋
4:00 西農鳥岳
4:50 農鳥岳
5:30 大門沢下降点
5:50 広河内岳
6:30 大籠岳
7:00 白河内岳
7:40 笹山北峰
8:00 笹山 南峰
8:30 ピーク横の小さなコル
9:00 白剥山
9:20 長崖山
9:40 広場
10:10 オシャリ山
10:30 伝付峠展望台
10:40 伝付峠
13:00 天上小屋山
13:30 生木割山
14:10 上倉沢水場分岐
14:30 椹島下降点
15:00 笊ヶ岳
15:40 布引山
16:40 所ノ沢山
16:50 所ノ沢越

3日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:50

3:10 所ノ沢越
4:00 稲又山
5:20 青薙山
7:30 池ノ平
9:20 青薙山登山口
10:00 茶臼岳登山口
10:30 畑薙ダムゲート前
11:00 畑薙第１ダム

案の定ですがログを取らないので写真撮影の時刻を参考にした時間です。
ほぼ適当です。
2日目が40kmくらい歩くので長いです。
楽しい道なのであっという間ですが。

水は常時3Lあれば足りると思います（代謝にもよりますが）
念のため常時4.5L担ぎましたが、2.5Lを切ることはありませんでした（重いだけ）

天候

晴時々曇

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：バス 0435甲府駅→0630広河原
帰り：バス 1515白樺荘→1800静岡駅

コース状況／危険箇所等

○危険個所
・廃林道(広場-別当代尾根乗越間)の崩落部→法面高巻でクリア
・布引山-所の沢越への山頂直下降り→布引大崩傍を慎重に下る
・池ノ平-青薙山登山口への降り→気合と根性

（2023.9現在）
酷い藪漕ぎや崩落地などは無し
ルーファイもペンキや踏み跡を慎重に追えば問題なし
全体を通してそこそこ歩きやすい道

その他周辺情報

畑薙ダムへの下山は午前中早めに済ませて白樺荘まで歩き休憩することを推奨
白樺荘は神
バスやタクシーも白樺荘から乗車できる（計画必須）

○水場（2023年9月確認済）
・広河原インフォメーションセンター外
・白根御池小屋外
・北岳肩の小屋外
・北岳山荘外
・農鳥小屋(天水タンク)
・伝付峠（新倉側5分程度）
・所の沢越(幕営適地傍の沢)
・池ノ平(近くの沢)

写真

9/16 7:05

広河原の吊橋を渡る
北岳見えてるやん近くないか？

9/16 8:59

白根御池小屋
ここまでの道でヤバいほど渋滞していたので気疲れえぐい

9/16 9:51

草すべり
普通の登りで楽しいしアサヨ峰方面の景色がいい

9/16 10:25

稜線間近
森林限界の越えていく感じが堪らん

9/16 10:32

小太郎山方面
奥の甲斐駒ヶ岳は相変わらずイケメン

9/16 10:34

仙丈ヶ岳
アングル最高すぎんか

9/16 11:25

肩の小屋
相方が湯沸かしてラーメン作って食ってたけど傍でバカ旨そうな小屋のラーメン食ってるおじさんがいてメンブレしてた

9/16 12:07

北岳
思ったより普通の山で達成感なし

9/16 12:21

間ノ岳方面
まあまあな稜線だし仙塩尾根の方が好き化も

9/16 12:59

北岳山荘
水だけ補給して少し休憩

9/16 13:50

振り返って北岳
南側から見た方がいいね

9/16 14:49

間ノ岳
まあまあ悪くない山頂

9/16 14:57

農鳥小屋に下る
ザレがひどくて無理

9/16 15:59

農鳥小屋の看板
ジジイに会いたかった2023年

9/16 17:49

テント場から見た雲が綺麗すぎた

9/16 18:07

水場（100%天水）
結構入ってた

9/17 4:38

農鳥岳
暗闇の道中が怖すぎた

9/17 5:23

いい感じの道と富士山

大門沢下降点
雲海大爆発

9/17 5:25

相方の股関節がイカれたらしいのでエスケープ
南嶺はソロで歩くことに

9/17 6:02

言葉通りのクジラの背
広河内岳の写真どこ行った？

9/17 6:35

大籠岳
特徴ないけどそれもまた一興

9/17 6:58

白河内岳
広いガレの山頂

9/17 7:57

笹山北峰
塩見・荒川と蝙蝠岳が見える大パノラマ

9/17 8:40

いい看板

9/17 9:16

奈良田越
最高の廃林道の始まり

9/17 10:19

最高のトレイルを無心で歩く

9/17 10:49

伝付峠
8時間休憩なしだったので少し休む

9/17 11:16

新倉側に5分ほど下った水場
まあまあの水量で助かる

9/17 12:02

いい道過ぎて無理

9/17 12:59

天井小屋山
激渋な看板

9/17 13:36

生木割山
手前の道が最高すぎて発狂した

9/17 13:49

這松尾手前のザレ
かなり普通に怖いで

9/17 14:36

椹島下降点
思ったよりしょぼめ

9/17 15:02

笊ヶ岳
タイミング良くガスが晴れたので小笊と富士山も見えました

9/17 15:46

布引山
山頂付近は平坦で気持ちいい

9/17 16:18

布引大崩れ
崩壊地の淵を歩くのは何度やっても慣れない

9/17 16:53

所の沢越
静寂が心地いい場所だった

9/17 17:24

2日目はハンモック泊
水場も近く風も通りにくい適地に張れました
タープは張らずに星を眺めて眠る

9/18 4:11

稲又山
暗闇の中所の沢越からルーファイ気にしながらの400mUP

9/18 5:06

ちょくちょく東側の展望がいい
富士山と雲海

9/18 5:33

今回のラストピーク青薙山
ラストにふさわしい樹林帯のイケすぎ山頂

9/18 6:45

南ア主脈を望む
赤崩が怖すぎる

9/18 7:32

池ノ平
水場もあるしいい休憩所

9/18 8:34

何度か滑落しかけながら最後の急坂を下る
マジでメンブレ5秒前

9/18 9:10

青薙山登山口
いのちがあってよかった

9/18 9:14

畑薙ダムまで舗装路歩き
雰囲気良いし楽しくて一瞬でした

9/18 10:13

沼平ゲート
自転車の人が多い

9/18 10:35

畑薙第一ダム
山奥にひっそり佇むダムはそそられますね

9/18 11:27

ゴールの白樺荘
温泉も湯加減最高で食事処も飯旨すぎるし休憩所で爆睡できるしここがラストリゾート

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

ut

南アルプスは何度も歩いていますが今回の全ルートが未踏のエリア。
白峰南嶺が今回のメインターゲットです。

7月に北アで遭遇したハイカーを誘ってみました。
彼は直近で早月尾根と東北縦走旅をしたらしく股関節が終わっているらしく、自分も1週間前にバスケの試合で肉離れになったばかりと2人とも満身創痍。
始まる前から不穏でした。

初日は広河原から北岳・間ノ岳を経由して農鳥小屋までゆるハイク
ちょくちょく休憩しながら稜線まで登り、のんびり歩いていました。
予報では午後から天気が崩れるとのことでしたが、結局3日間とも耐えてました。むしろ優勝した。
『日本一高い稜線』の謳い文句やSNSなどで絶賛されてることもあり、期待値を勝手に上げた自分も悪いんですが、北岳〜間ノ岳のハイキングは正直そこまで感動がありませんでした。仙塩尾根や赤石〜荒川、茶臼〜上河内の稜線の方が好きです。
だらだら歩いて農鳥小屋には16時着。僕はタープ泊でした。なんとか耐えましたが深くは書きません。
農鳥のジジイに会いたかったけど、無人のディストピア感ある今年の農鳥小屋も良い感じに性癖えぐってきました。

2日目は暗いうちに農鳥岳を越えて大門沢下降点で日の出を見る。
相方は初日から股関節の痛みを訴えていたので、本人の意思も確認して大門沢でエスケープ。白峰三山だけのハイキングだったのが不完全燃焼だったようで、悔しそうでした。わはは。
いよいよ白峰南嶺に突入。青薙山までの長いハイキングが始まります。農鳥までは作業というかチュートリアル的な感じでしたね。
早速広河内岳の越えると大籠岳〜白河内岳のぶっとい稜線が現れて軽くイキました。
笹山でびっちょりのタープを乾かして4人でダイレクト尾根1泊2日のグループと談笑。
奈良田越からは暫く廃林道を歩く。ここもディストピア感があって最高。いわゆるトレイルって感じであっという間に歩いちゃいました。
天井小屋山から生木割山・椹島下降点までアップダウンを繰り返して気持ちい道と激しい道を進む。この辺りは結構人とすれ違って楽しかった。
笊の山頂に着いた途端に立ち込めていたガスが一気に晴れて小笊と富士山がお出迎えしてくれました。ありがとう。
布引山までは超樹林帯で楽しすぎる道。
布引山からの下りは最悪。急坂すぎて泣きそうになりました。キレてました。
なんやかんや計画より早く所の沢越に到着し、近くの幕営適地でハンモック泊。2人組のテント泊ハイカーにウインナーとトマトを分けて頂きました。旨すぎて泣きそうでした。
相方が別れ際にくれた賞味期限切れのスモールツイストを食べて腹壊しながら眠りにつきました。

3日目はいきなり400mの登り。稲又山までは真っ暗なこともあって結構雰囲気こわくてちびりかけ。まあ暗闇ルーファイの練習になったので良し。
青薙山までの道は静かで苔むしてて最高。ちょくちょく富士山側の展望が開けているところもあり、日の出前の黎明の時間が心地良かったです。
青薙崩れ分岐でちょっと青薙崩れを見学しに行こうかと迷いましたが、かなり下るのでだるくなってパス。来ることはあるのか・・・
青薙山周辺は最高。マジで最高。白峰南嶺のゴールにふさわしすぎる。最高。
青薙山〜池ノ平〜登山口までは天国と地獄って感じでした。イキスギトレイルもかなりあって最高でしたが・・・ありえん斜度で踏ん張りも効かなそうな急坂を何度も下り、マジで滑落しかけたりしてメンタルは3回死んだ。
登山口まで下った後は白樺荘まで舗装路歩き。川沿いの景色や崩壊地、たまに通る自転車や不穏な救急車などいろいろおもろくて秒で歩けました。畑薙ダムも最高。
白樺荘まじで最高でしたね・・・温泉もさることながら山奥のお店とは思えない食事の価格と抜群の旨さ、休憩やお土産販売など、帰りのタクシーまでの4時間が秒で過ぎてしまいました。また来たい。

まあ総じて最高でした。
欲を言えばあと30Kmくらい長くても良いなと。贅沢。
青薙崩れ〜山伏のルートはまたいつか。永遠歩かないかもですが・・・

気温的にも9月頃に歩くのがベストかもしれません。
落葉シーズンになったら青薙山からの下りで滑落して死にそう

コメント

ジョー🐪

こんにちは。
所ノ沢テントしていた者です🏕️

現地で白峰三山から縦走してきた話は聞いてましたが、実際に記録を拝見すると2泊でこの内容…なかなか激しいですね😮
翌日も予定通りに降りられたようで何よりです。

我々も所ノ沢から中ノ宿へダイレクトに下ることに無事成功しまして、何とか日が暮れる前に離脱できました。

どうもお疲れ様でした！😁

ut

ジョー🐪さん

こんにちは！
その節はどうもありがとうございました🙇‍♂️笑

まあまあシビアな行程でした、3日目の池の平ｰ登山口の下りが怖すぎてメンブレしてました笑

中ノ宿までの道、無事通過されて良かったです！お疲れ様でした！

コメントありがとうございます🙌