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Yamareco

記録ID: 5974864
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

鹿島槍~八峰キレット~五竜岳(扇沢↑八方尾根↓)

2023年09月23日(土) ~ 2023年09月24日(日)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
17:52
距離
31.9km
登り
3,079m
下り
3,808m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:54
休憩
1:21
合計
9:15
距離 13.2km 登り 2,041m 下り 992m
4:52
11
5:03
5:04
61
6:15
6:16
43
6:59
22
7:21
7:22
27
7:49
8:04
35
8:39
8:44
13
8:57
8:58
18
9:16
20
9:36
12
9:48
10:12
7
11:04
44
11:48
12:11
34
12:45
12:52
60
13:52
14:00
13
2日目
山行
8:42
休憩
1:17
合計
9:59
距離 18.8km 登り 1,067m 下り 2,846m
6:15
6:16
34
6:50
7:02
95
8:38
8:39
44
9:23
9:34
6
9:40
9:42
1
9:43
27
10:09
10:10
53
11:04
6
11:10
11:12
32
11:44
9
11:53
18
12:11
12:12
8
12:19
12:20
5
12:24
12:25
4
12:29
12:30
3
12:33
13
12:46
12:47
39
14:52
ゴール地点
天候 初日:霧のち雨
2日目:ばっちり晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
▼行き
新宿都庁23:00(毎日あるぺん号)→4:10扇沢駅

▼帰り
白馬駅15:16(あずさ46)→19:06新宿駅
コース状況/
危険箇所等
よく整備されおり、長距離縦走になれていれば楽しいルートです。
キレットや岩場の稜線は険しいが、核心部には鎖やハシゴがしっかりいます。
逆に高度感はなくても、鎖の設置できないザレ場やスラブ状のくだりも多くそっちの方が慎重になった方がいいと思いました。

▼扇沢→種池山荘
樹林帯の登りが続くのでガマンの登り。道は一本で迷うことはないし、危険箇所もないので淡々と進むだけです。

▼種池山荘~爺ヶ岳~冷池山荘~布引山~鹿島槍(南峰)
定期的にアップダウン繰り返しす稜線。登山道は歩きやすいし、山荘で補給できるのでアルプスの稜線としては優しい。

▼南峰~北峰~八峰キレット(キレット小屋)
南峰からヘルメットつけた方が良いと思う。
急な岩場の下りから北峰直下でガレ場のしんどい登り。
キレットへはしばらく比較的穏やかな道が続いて拍子抜け…と思いきやぬるっと険しい道がやってきます。
ただ、個人的にはこのあたりまでは不帰ノ嶮の方が厳しい印象。

小屋までなら緊張感のある場所は小屋手前の短い区間だし、空中ハシゴも不帰の方が手掛かりが頼りない印象。
ただし、空中ハシゴの次に来るハシゴは崖沿いで取っ掛かりもやや狭く緊張感あり。
その後も狭いトラバースや小屋への下りが滑りやすいなどありますが、しっかり整備されているので落ち着けばOKです。

▼キレット小屋~口沢ノコル~五竜岳
八峰キレットそのものより個人的には、こっち側の方が長いし、地味に気を遣う場所が多いのでキレット感ありました。
特に後半、北尾根ノ頭から五竜岳への稜線がエキサイティングだし体力も使います。
今回ここは登りで通過しましたが、逆ルートでここを下りに使う方が怖いと思います。不帰キレットの天狗ノ大下りのようなザレ場の急坂などが続くので。

▼五竜岳~五竜山荘~遠見尾根分岐~大黒岳
五竜岳~山荘間の岩場も高度感あるし、危険箇所あるので要注意です。
山荘から遠見尾根分岐経由その少し先までは、快適に歩けるボーナスステージ。

▼大黒岳~唐松岳頂上山荘
2つのキレットに挟まれた目立ちませんが、このあたりもけっこうドSな道。
唐松岳に近づくほど険しい岩場です。ずっと高度感あるし、切れ落ちた稜線や崖沿いをトラバースする鎖場もあって中々ハード。最後250mほど岩場をよじ登りますが、それまでもアップダウンが続きます。

▼八方尾根
歩きやすく展望も良いが人手が多く渋滞発生。この時期、天気の良い週末は仕方ないですね。
その他周辺情報 ▼八方の湯
4:53、扇沢駅スタート!
気温は10℃ないくらい
4:53、扇沢駅スタート!
気温は10℃ないくらい
柏原新道から入山
柏原新道から入山
岩小屋沢岳かな?
岩小屋沢岳かな?
扇沢駅バイバイ
ケルン。
最初のチェックポイント。
朝だしけっこう登りがシンドイ、、
ケルン。
最初のチェックポイント。
朝だしけっこう登りがシンドイ、、
もうちょい登りが続きます
もうちょい登りが続きます
ボーナスステージ!
ボーナスステージ!
蓮華岳
この頃までは「稜線でたら晴れるといいなー」と呑気に思ってました、、
蓮華岳
この頃までは「稜線でたら晴れるといいなー」と呑気に思ってました、、
ガラ場
本降りの雨だとちょっと危なそう
ガラ場
本降りの雨だとちょっと危なそう
種池山荘直下の鉄砲坂
80mほどですが足にきます
種池山荘直下の鉄砲坂
80mほどですが足にきます
着いたー
3時間弱、思ったより時間かかってしまった。
やはり夜行バス明けはキツい…そして雨が、、
着いたー
3時間弱、思ったより時間かかってしまった。
やはり夜行バス明けはキツい…そして雨が、、
爺ヶ岳に向かいます
爺ヶ岳に向かいます
淡々と登ります
微妙な天気、、
淡々と登ります
微妙な天気、、
高山植物も秋の気配
高山植物も秋の気配
爺ヶ岳南峰、2660m
一瞬晴れて期待したんだけど、、
爺ヶ岳南峰、2660m
一瞬晴れて期待したんだけど、、
爺ヶ岳中峰、2670m
爺ヶ岳中峰、2670m
景色は残念だけど稜線は気持ち良し
景色は残念だけど稜線は気持ち良し
北峰は植生保護のため立ち入り禁止
北峰は植生保護のため立ち入り禁止
冷池山荘へ
冷池山荘ついたー
しばし休憩
冷池山荘ついたー
しばし休憩
鹿島槍目指して出発
鹿島槍目指して出発
かわいい
涼しいからいいや
涼しいからいいや
布引山の登り
布引山、2683m
地味にタフな山だった
布引山、2683m
地味にタフな山だった
いよいや鹿島槍へ
いよいや鹿島槍へ
背景に同化ちゃったけどライチョウのつがい
背景に同化ちゃったけどライチョウのつがい
稜線を振り返り。
稜線に跳ね返される東から湧き上がったガスと西から湧いてくるガスがダイナミックに動いてました
稜線を振り返り。
稜線に跳ね返される東から湧き上がったガスと西から湧いてくるガスがダイナミックに動いてました
なんか見えてきた
なんか見えてきた
鹿島槍最後の急登
鹿島槍最後の急登
鹿島槍ヶ岳、2889m
眺望は明日の五竜岳に期待!
鹿島槍ヶ岳、2889m
眺望は明日の五竜岳に期待!
ヘルメット装着さて北峰へ
ヘルメット装着さて北峰へ
最初の下りが急だし、滑りやすいしで気を遣います
最初の下りが急だし、滑りやすいしで気を遣います
いいね!
ライチョウ祭りです
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ライチョウ祭りです
凛々しい
北峰とキレットへの分岐
北峰とキレットへの分岐
北峰直下は石落としやすいガレ場
北峰直下は石落としやすいガレ場
北峰、2842m
八峰キレットに向かいます
八峰キレットに向かいます
下ってきたところ。矢印が濡れたスラブ状の岩にあったりして気を遣います。
下ってきたところ。矢印が濡れたスラブ状の岩にあったりして気を遣います。
ここも滑りやすいところ。高度感あるところより、こういう滑りやすいところで気を遣いました。
1
ここも滑りやすいところ。高度感あるところより、こういう滑りやすいところで気を遣いました。
最初の鎖場。乾いていれば鎖使わなくてOKな感じ。
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最初の鎖場。乾いていれば鎖使わなくてOKな感じ。
空中ハシゴ。懸念したほど滑りやすくてなかったのが幸い
空中ハシゴ。懸念したほど滑りやすくてなかったのが幸い
ハシゴ渡った先から振り返り
切れ落ちてますねー
ハシゴ渡った先から振り返り
切れ落ちてますねー
次は崖沿いのハシゴ
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次は崖沿いのハシゴ
ハシゴの取付きと登り切ったところで足場が狭く滑るので、そこだけ一歩一歩確実に。
特に登り切ったところは少し緊張感
ハシゴの取付きと登り切ったところで足場が狭く滑るので、そこだけ一歩一歩確実に。
特に登り切ったところは少し緊張感
中国四川省の僻地みたい
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中国四川省の僻地みたい
崩落地のトラバース。
狭いですが足場は確実にあります。
1
崩落地のトラバース。
狭いですが足場は確実にあります。
滑らないように注意しながら
滑らないように注意しながら
高度感ある崖のトラバース。
距離はすごく短いので落ち着けばOK!
高度感ある崖のトラバース。
距離はすごく短いので落ち着けばOK!
キレット小屋見えた!
キレット小屋見えた!
降りてきたところ。
最後も急な下りなので慎重に
降りてきたところ。
最後も急な下りなので慎重に
ほぼ予定通りとーちゃく
ほぼ予定通りとーちゃく
4:45、2日目スタート
4:45、2日目スタート
暗いのでゆっくり慌てずに
温度計は氷点下でした…どおりで鼻水が出るわけだ、、
暗いのでゆっくり慌てずに
温度計は氷点下でした…どおりで鼻水が出るわけだ、、
宵闇に浮かぶ剱
明るくなってきたー
明るくなってきたー
きれいすぎヤバすぎる
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きれいすぎヤバすぎる
五竜の山影
こうやって徐々に明るくなるの反則的美しさ
五竜の山影
こうやって徐々に明るくなるの反則的美しさ
長い鎖場。横からの下。
昨日雨でしたが岩が予想より乾いていてラッキー
長い鎖場。横からの下。
昨日雨でしたが岩が予想より乾いていてラッキー
五竜岳、こっちの姿はどこか優しい感じ
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五竜岳、こっちの姿はどこか優しい感じ
穏やかな朝
黒部ダムからの沢かな?
いつか歩いてみたい
黒部ダムからの沢かな?
いつか歩いてみたい
五竜やね
モルゲン剱
剱のアップ
口ノ沢のコル
いいロケーションやね
口ノ沢のコル
いいロケーションやね
鹿島槍ナイス
高度感ある尾根のアップダウン
高度感ある尾根のアップダウン
このハシゴ降りた後の
このハシゴ降りた後の
ザレ場トラバースはちょっと緊張
ザレ場トラバースはちょっと緊張
四阿山と浅間山
爽やかだけど足元ザレてシンドイ
爽やかだけど足元ザレてシンドイ
キレット小屋からの稜線
よう歩いてきたな
2
キレット小屋からの稜線
よう歩いてきたな
高度感もなかなか
高度感もなかなか
心地よい緊張感とタフさ
心地よい緊張感とタフさ
ひたすら降りたり
ひたすら降りたり
登ったり
景色はこんなん
どんどん登ります
どんどん登ります
でも景色はこれですから
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でも景色はこれですから
キレットゾーン通過ー
2
キレットゾーン通過ー
唐松方面
なんちゅー良い天気
唐松方面
なんちゅー良い天気
五龍岳、2814m
剱を添えて
1
五龍岳、2814m
剱を添えて
五竜山頂から1
五竜山頂から2
五竜山頂から3
五竜山頂から4
五竜山頂から5
五竜山荘
けっこう下るなぁ
五竜山荘
けっこう下るなぁ
いざ下ります
最初は真下、続いてトラバース
最初は真下、続いてトラバース
唐松、白馬もお目見え
唐松、白馬もお目見え
ベスト唐松岳
五竜岳ナイス
大黒岳、2393m
このあとがドSルートの始まり
大黒岳、2393m
このあとがドSルートの始まり
登山道でばったりつがいで
登山道でばったりつがいで
もうちょい岩場続きます
もうちょい岩場続きます
この登りもシンド
この登りもシンド
このあたり高度感ありあり
このあたり高度感ありあり
着いたー
唐松岳頂上山荘
着いたー
唐松岳頂上山荘
唐松岳は眺めるだけ
唐松岳は眺めるだけ
不帰キレット
雲のかかった感じも良き
雲のかかった感じも良き
仲良し三兄弟
リフトまでもうすぐ
リフトまでもうすぐ
白馬三山
ワープ中1
鹿島槍バイバイ
白馬バイバイ
ワープ中2
雨飾、火打、戸隠とか
雨飾、火打、戸隠とか
ワープ中3
お風呂とーちゃく
お風呂とーちゃく
なんつー景色だ
名残惜しい
おつかれさまでしたー
おつかれさまでしたー

感想

扇沢から鹿島槍、そして五竜へ。
なんと言うか…明け方の稜線が美しすぎて、、

初日は残念ながら霧のち雨。
爺ヶ岳と鹿島槍、八峰キレットは景色ゼロだの通過でした。
鹿島槍に着いたと同時に本格的な雨になってしまって、
そこからキレットだったので慎重に進みました。
ただ、核心部が短いせいか思ったより厳しくはなく(個人的には不帰キレットの方がシンドかった)、むしろキレット小屋から五竜の方が印象に残りました。

ハッキリとした核心部はありませんが、断続的に高度感ある"そこそこ緊張感ある"道が続くイメージ。
特に北側から来ると五竜からの下りがけっこうキツそう。

遠見尾根分岐から唐松岳へ抜ける道もなかなかドSです。最初は緩いのですが、頂上山荘手前がハード。

アルプスらしい縦走を初日こそ雨でしたが、2日目にサイコーの天気で堪能できました。
縦走はやっぱり暗いうちにスタートするに限ります!

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訪問者数:267人

コメント

僕も三大キレットに行きたいと思っているので、yuma1728さんのレポが詳細でとても参考になります👍
どちらも1泊2日で行かれいて、さすがタフですね!
2023/9/26 9:58
久米明さん
いえいえ、写真が絞りきれず書き連ねてしまって要点が絞れていないかもです。不帰と八峰は久米さんなら十分楽しめると思います。お気をつけて!
2023/9/26 21:57
いいねいいね
1
プロフィール画像
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