ああ・・憧憬の七ッ沼カール〜チロロ林道から幌尻岳
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- GPS
- 18:33
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 2,645m
- 下り
- 2,644m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 7:59
天候 | 8月8日(土)曇りのち晴れ 8月9日(日)快晴のち雲多し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
日高方面からですと案内も出ておりますが、R274・千露呂橋を渡ったすぐ右側が林道へ向かう道となります。 釣り堀イザワを過ぎるとダートになり、その先のチロロ林道の入口から約8.5キロ・所要時間20分ほどで登山口です。 林道は比較的整備されており走りやすかったと思います。 《駐車場》 ゲート前の駐車スペース(無料) 10台ほど駐車可能ですが、前日の23:00頃の到着で千客は4台ほど。 割りと綺麗な簡易トイレがあります。 《コンビニ》 日高方面からですと、R274沿いのセイコーマート日高道の駅店が最終コンビニです。 帯広方面からですと、十勝清水IC付近にセブンイレブンやセイコマートあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《登山ポスト》 チロロ林道のゲートにあります。 駐車スペース付近にはなかったような気がします。 《道の状況》 【全体的に・・】 際立った危険箇所は特になく、ピンクテープや道標も整備されており道迷いの心配はないかと思います。 ただし整備はされているものの全体的に足元が悪いところも多く、ハイマツがけっこううるさいのでザックへの外付けは控えた方が良いかと思います。 また、七ッ沼カール付近はヒグマ出没ゾーンですので要注意! 【チロロゲート〜取水施設〜二ノ沢出合】 スタートから3.1キロの林道歩き、取水施設を過ぎてから簡単な渡渉があります。 途中ルートが別れるところがありますが、ピンクテープもたくさんあるので迷うこともないかと思います。 【二ノ沢出合〜ヌカビラ岳〜北戸蔦別岳】 渡渉や沢沿い歩きが続きますが、通常深くても踝程度なので登山靴でも問題なくクリアーできました。渡渉ポイントに迷ったらピンクテープを探しましょう。 ただし歩く時期や前日の天気状況によって、沢の流れもかなり違いますので要注意! 尾根に取り付いてからは終始キツい急登が続き、足元がかなり滑りやすい箇所もありますので下りは特に慎重に。 ヌカビラ岳から先は少しハイマツが出てきますが問題ないでしょう。 【北戸蔦別岳〜戸蔦別岳〜幌尻岳】 この辺りもハイマツがありますが、足と身体で押しのける程度なので問題なし。 途中片側か切れ落ちているところが多々あり、特に1881mピーク前後は尾根が痩せてますので要注意! 幌尻の肩へは少し下ったのちに急登が待っておりますが、2010mピークを越えると幌尻岳山頂はすぐそこです。 【稜線上から七ッ沼カールへ】 七ッ沼カールへの下る道は北側も南側も急坂ですが、北側の方が若干歩きやすいようです。 浮き石が多く、また10mくらい笹藪被りな箇所もありますので足元注意です。 《キャンプ地》 ○七ッ沼カールキャンプ指定地 水場:細い流れですが沼の近くに湧水がありました! トイレ:もちろんありませんので事前に準備を。 ヒグマ出没地につき、食糧の管理には十分注意しましょう。 自然と一体になれる最高のテン場でした。 ちなみに、ここより手前の北戸蔦別岳の山頂付近にも4〜5張、幌尻岳手前付近に1張幕営可能です。 《水場》 ○トッタの泉 キンキンに冷えた美味しいお水で、七ッ沼のものと同様湧水なので煮沸は不要かと思いますが、不安な方は携帯浄水器を使われた方が安心です。 ○七ツ沼カール 山と高原地図には「確実なのは7月中旬まで」とありますが、ギリギリ湧水が出ておりました。 今回トッタの泉で4リットルほど給水しましたが、七ツ沼の湧水が無かったら危なかったと思います。 暑い時期に歩かれる方は、水は多目に上げて来た方が良いかと思います。 《参考記録》 ○yahさん、shizu0421さんの山行記録 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-510720.html ○ubejiさんの山行記録 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-209224.html |
その他周辺情報 | 《温泉》 沙流川温泉ひだか高原荘 日帰り入浴 500円 営業時間 10:00〜21:00 硫黄泉 源泉掛け流し? 体の芯まで温まります♪ http://kougenso.jp/ |
写真
感想
ワタシは・・断じて「百名山ハンター」ではありません(笑)!!
・・って、北海道に来てからというものの、こちらの百名山をバリバリ歩いてますから、その言葉に全く説得力がありませんね(^-^;
そのようなワケで、今回も百名山の一つで日高山脈の主峰・幌尻岳にお邪魔して来ました。
実はこのルート、苫小牧港から近いというだけで北海道上陸後最初に歩こうかなと思ったりもしましたが、心の底から後回しにして良かったなあと思います。
もしも最初に歩いていたら、すぐさま本州に帰っていたかも(^-^;
そう、実際に歩いてみても前回歩いた知床連峰と同じくらい難しい山でしたから、これでようやく肩の荷が下りた気分です。
普段はなるべくピストン登山は避けて山行計画をしているワタシ。
プランニングの段階で、こちらの山域でも何とか縦走スタイルで歩けないものだろうかと考えてみましたが・・
山脈の周りにほとんど公共交通機関がありませんし、タクシーを使ったらスゴい金額になりそう。それに、もし歩くにしても日高の稜線は登山道が整備されていないところだらけ。
今回は大好きな縦走スタイルは断念し、泣く泣くピストンで歩いてきました。
実のところ、この幌尻岳というお山については特に思い入れはありませんでした。
そう、タイトルにある通り今回の主役は七ツ沼カールでして、こちらでテントを張りたいという大きな野望が第一だったからです。
歩いてみて・・とても長閑で美しい七ツ沼カールでの時間を満喫できましたが、それと同等に幌尻岳の雄大な山容には惚れ惚れしました。
アイヌ語で「大きな山」という意らしいですが、まるで南南アのお山のようなスケールの大きさがイイですね、こんな雄大な山は北海道に来て初めてのような。
そして、この旅ではスタートから驚きの、そして嬉しい出会いが・・
前回知床連峰でお会いしたヤマレコユーザーのnoeさんと登山口の駐車場でまさかの再会!
年齢も近くて山との向き合い方に共感するものがあり、知床の二ツ池でも楽しい時間をご一緒することができましたが、この旅でも北海道のことをいろいろと教えて頂いたりと、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
ふふふ・・北海道に山友が出来ちゃいました(^^)v
南北150キロの長大な日高山脈。
「人手が入っていないからこそ日高」という意見も重々承知ですが、もしもこの山脈がある程度整備されて、自由に稜線を歩けたら・・
大雪山系に勝るとも劣らないワンダーランド、さらに魅力的な山域になるんだろうなあと思ってしまいました。
それでも、道内のどの山域にもない独特な山深さが日高にはありますから、また機会があれば他の山も歩いてみたいです。
長文に最後までお付き合い頂きありがとうございますm(__)m
おそらく返信が尋常じゃないほど遅くなりそうなので(笑)、今回はコメント欄を閉じております。
次はどこへ行こう(^-^;
○前回歩いた知床連峰のヤマレコ
最後から2番目の知床連峰縦走(岩尾別温泉〜羅臼岳〜二ツ池〜硫黄山〜カムイワッカ湯滝)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-609175.html
○次に歩いた暑寒別岳のヤマレコ
旅でお会いした皆様に誘われて・・雨竜湿原から暑寒別岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-696369.html
今回は日高のお山、幌尻☆
以前、山雑誌で七つ沼カールの写真を見てから、いつか訪れたいと思っていたお山です。
スタート時、天気はドヨ~ン(^^;)テンション上がらずとりあえず準備、、、と思って車の外へ出ると見覚えのある姿が!!前回の知床縦走で一緒になったnoeさんです!!一気にテンションアップしてのスタートとなりました(^^)
稜線に上がってからは雲海が広がっていて晴れたりガスガスになったり。noeさんとも話し合い幌尻は翌日に登ることにして、憧れの七つ沼カールでのんびり過ごすことに。
だんだんと青空が広がり、夜はプラネタリウムにいるかのような星空に包まれました☆
曇り予報だった翌日も綺麗な青空が♪
ウサギギク畑にも癒されました♪
今回は鼻血は出ませんでしたが、何だか今回も100点満点の山旅になった気がします(^^)
前回の知床に引き続き、今回も色々なことを教えてくれたnoeさん(^^)楽しい時間をありがとうございました☆
~D~
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