常念岳・蝶ヶ岳
- GPS
- 16:08
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,551m
- 下り
- 2,548m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 4:41
- 山行
- 8:33
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 10:23
天候 | ◆5/16 雨のち曇り ◆5/17 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
安曇野IC(旧豊科IC)から西に約17km 約70台駐車可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆三俣登山相談所→標高2000m おっとりした登り。 ◆標高2000m→蝶ヶ岳ヒュッテ 踏み抜き多数の雪道 問答無用の直登 雪渓2か所 ◆蝶ヶ岳ヒュッテ→常念岳 蝶槍の少し先まで森林限界 樹林帯を抜けて鞍部から登り返し 森林限界を超えると岩稜帯 ◆常念岳→常念小屋 ガレ場 ◆常念岳→前常念 ハイマツ繁る森林限界 ◆前常念→三俣登山相談所 前半は急傾斜の岩稜帯 樹林帯は穏やかから九十九折 |
その他周辺情報 | 立ち寄り湯 ほりでーゆ〜(安曇野蝶ヶ岳温泉・四季の郷) < http://www.holiday-you.co.jp/ > 大人(中学生以上)/530円 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
◆北アルプスを間近に
今年の夏、北アルプス縦走を前に槍・穂を間近で感じようと蝶ヶ岳から常念岳の周回コースを計画しました。
南アルプスでいえば、ちょっと控えめで主峰・北岳を真横から見られる鳳凰三山縦走と同じかなという印象です。
実際、鳳凰三山と白峰三山間は野呂川を、常念・蝶ヶ岳と槍・穂間は梓川を挟んでそれぞれほぼ等距離の位置にあり、また、鳳凰と常念、北岳と奥穂高岳の標高もほぼ同じくらいです。
槍・穂を左手に見ながら森林限界を超えた天空回廊を歩くことを楽しみに出発しました。
◆落陽
蝶ヶ岳に到着すると徐々に天候が好転し、鮮やかな夕日を目にすることができました。
大キレットに落ちた夕日が見えなくなると空が焼けたようにオレンジ色に染まり始めます。
刻一刻と背景色を変える槍・穂のシルエットを眺めて静かに夜が訪れるのを感じることができました。
◆迫力の峰々
鳳凰三山縦走における白峰三山と対比すると、蝶・常念縦走における槍・穂の景観の方が圧倒的な迫力を感じました。
穂高連峰から槍ヶ岳にかけて山肌が舞台の幕のように左右に広がりを見せています。
向かって左に焼岳や乗鞍岳を従え、右には黒部五郎、水晶、鷲羽、奥に立山、剣、北奥に鹿島槍に白馬と長大な稜線が横たわっています。
迫力を感じたのはその広がりと奥行きの深さにありました。
◆縦走への決意
蝶・常念の稜線は槍・穂の特別鑑賞席といっても過言ではありません。
どの角度から見ても大迫力の山容に疲れを忘れて歩くことができました。
また、長期の縦走を前に眼前に迫る峰々を目に焼き付けて、それを結ぶ稜線を目で追い、山座同定盤に刻まれた山名を指でなぞって、縦走への思いを強く持ちました。
◆水
景観の良さは北アに譲るとしても水に関しては南アに軍配が上がります。
コース上には三俣から蝶に向かう途中にある「力水」が唯一の水場でした。
北アは小屋の多くが稜線上にあることや南アに比べて降雨が少ないことなどが要因だと思いますが、湧き水が乏しいのが欠点です。
◆暦
長野(長野県)
2015年5月16日(土)
日の出 4:40
日南中時 11:44
日の入り 18:48
月の出 3:18
月南中時 9:53
月の入り 16:36
正午月齢 27.3
今回も思い出に残る山歩きを楽しむことができました。
一ノ沢から三股までどうやって戻られましたか? ほりでーゆのカツ丼は最高に美味しいです!昼休憩があるので、夕方5時から開店になるので気をつけたいところです!
tora75さん!はじめまして!
コメントいただきありがとうございます。
今回は一ノ沢に下りませんでした。
常念岳から前常念を通過して三俣におりました。
ほりでーゆ〜のカツ丼は気が付きませんでした。
機会があったら今度は食べてみようと思います。
…帰りたくない症候群…
こりゃ、かなり重症になりますな…
わたくし、決めました(^_^)ゞ
自分の目で、蝶ヶ岳からの景色を見に行くですーーーっヾ(≧∇≦)
まだ見ぬ景色を思って煩うコトは、見たい見たい症候群?
はぅ…蝶ヶ岳…また、お山に恋 をしてしもたーーーっ いずれ、常念岳にも…はうぅ…
いつもいつもご覧いただきありがとうございます。
このときも発症した「帰りたくない症候群」・・・
山頂で「なかなか下山できませんね〜」と同じく発症していたソロハイカーさんから声をかけられました。
景色はまさに絶景で、ぷりまさんも見たら「るりるりるぅ〜 」間違いないです。
蝶ヶ岳はその名のとおり高山蝶が舞うそうなので、もっと暖かくなったら花咲き蝶が舞う楽園から槍・穂を眺めてみたいものです。
こんにちは。
まだ未踏の常念&蝶…今年こそはと思っているお山です。
(去年、計画はしたのですが台風で中止になりました…orz)
やはり今年は雪解けが早いですね。
もうテン場も土が完全に出ているとは
そういえば、サラ戦でテントってまだなかったですね
とか、そんなことをふと思ったりもした今回のレコでございました
いつもコメントありがとうございます。
ジョーさんが未踏だったとは意外で、お先に失礼しました
「夏に向けての前哨戦」・・・それもそうですが、常念から大天井岳、槍ヶ岳と続く稜線に目を奪われ、何とか計画に加えられないものかと頭を抱えています。
テン場の一部には少し雪が残っていましたが、10日もすれば消えてなくなるかなといった感じでした。
今回は広く感じましたが、夏は大勢の方が訪れるんでしょうね。
でも、混雑覚悟でまた行ってみたいと思えるおヤマでした。
サラ戦でテン泊!・・・実は一部のユニットで行っていますよ〜。
今後メンバー全員でテン泊もイイですね!
同じ日に蝶ヶ岳でテント泊してましたaigoeといいます。
素晴らしい夕焼けショーでしたね。
私も今までテント泊は何度か行っておりますが、
こんなに素晴らしい夕焼けを見れたのは初めてで
感激でした。
aigoeさん!はじめまして!
コメントいただきありがとうございます。
出発が雨で期待していなかっただけに、本当に素晴らしい夕日でした。
刻々と色合いが変化してそのグラデーションに深みが感じられて感動的でしたね。
じっくり時間をかけて黒くなる空の前に特徴的な大キレットや槍の姿が浮かび、影絵を見ているような錯覚に陥っていました。
また夕焼けショーを見に行きたいですね。
LArcさん、こんばんは。
とうとう今年の北アルプスはじめですね。
常念岳は、てっきり燕〜大天井と一緒にやられるのかと思っていました。
私も計画を練り直さねば。
このコースは、にっぽん百名山でもやっていましたね。
蝶槍からの登り返しが結構厳しそうなイメージでした。
憧れの槍穂を眺める特等席。私もいつかは行ってみたいです。
いつもコメントありがとうございます。
行ってきました北ア!
そうです!「にっぽん百」で紹介されたコースと一緒です。
常念から大天井に向かって稜線がうねりながらのびていて、行ってしまいたい衝動に駆られていました。
北アの核心部に触れてしまい病みつきになりそうです。
こんにちは!
こんなステキな夕暮れを堪能していらっしゃる頃
私は麓のテン場でのんびり夕焼けを眺めていました。
その光景はとても穏やかで、山上のドラマチックな光景とは全く趣が違い…
山の上って、やはり特別なんだなぁ。
今度は山の上まで行こう!との気持ちになりました。
涸沢から見えた蝶常念の稜線も、本当にキレイで。
なかなかアクセスが難しくて、予定を組みにくい場所ではありますが、いつか行きたいとの気持ちを強くしました。
眺めるって、そういう効用がありますよね(^_−)−☆
そして、常念から大天井岳。
去年keiちゃんのレコで見て、その美しさにノックダウン。
いつか行こうと決めた道です。
行ってしまいたい衝動、正しく理解できます(^_^)
いつもコメントをいただきありがとうございます。
ごく近くで同じ夕景を眺めていたんですね。
日没は毎日の出来事なのに、山上でも麓のテン場でも視界におヤマが入るとこんなにも感動的なんですね。
日が沈んでから色の変化が時間の経過を表現していて、ゆっくりとダイナミックに夜が落ちてくるようでした。
今回、蝶→常念を歩いて、常念→大天井を歩きたくなり、大天井まで行けば、大天井→燕・・・とその先、その先と行きたくなるんでしょうね。
ワタシも新しいおヤマに行くと見えた峰や尾根を「いつか行こう」と思うのは毎度のことになってしまいます。
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