ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 668033
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

白峰南嶺(笹山〜広河内岳周回)

2015年06月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
12:55
距離
26.4km
登り
2,547m
下り
2,544m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:39
休憩
1:13
合計
12:52
4:50
4
4:54
4:55
66
6:01
33
6:34
81
7:55
77
9:12
7
9:19
9:38
65
10:43
10:44
35
11:19
11:21
73
12:34
12:58
17
13:15
13:23
101
15:04
15:17
93
17:04
17
17:21
13
17:34
8
天候 晴れ!
午後から雲が増え始めました
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奈良田バス停脇の駐車スペース
(無料/15〜20台程度/4:30過ぎに到着時の駐車率は5割程度)
※吊り橋の正面の駐車スペースは「落石の恐れがあるため駐車しないように」
との看板が立っていました
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
笹山方面への登山口付近には見当たりませんでした。

【コース状況】
・出会った登山者は笹山山頂で2人、大門沢小屋で一組のみ。稜線は終始貸切でした

●奈良田バス停〜笹山(黒河内岳)
ダイレクト尾根と呼ばれる樹林帯の尾根道をひたすら急登します。
奈良田湖から笹山南峰までは高低差およそ1900m。

スタートは奈良田の吊橋を対岸へ渡るところから。
吊橋の終点を左側に降りてダム施設の脇を通り過ぎ、ダム沿いに林道を進みます。
涸れた沢を渡り堰堤に突き当たり上流へ進むとほどなく笹山への登山口が現れます。
登山口から送水管施設まではいきなり九十九折の急登となりますが、
施設の作業道を兼ねているためか鉄パイプの手すりが付いています。

尾根に乗ってからは、踏み跡は濃かったり薄かったりしますが、
基本的にはテープ・リボンの類は豊富です。
一部テープ・リボン類が少なく踏み跡も薄いところもありましたが、
登山道は尾根通しのためそれを意識していれば問題ないでしょう。
途中1603mで水場分岐があります。
2210m付近の尾根の分岐点で眺望が開け、北側に北岳と鳳凰三山が望めました。
2300mの窪地付近で急登がいったん緩み再びの急登後、
もう一度傾斜が緩むと突然開けた場所に出ます。ここが笹山南峰です。
さらに進んでいくとようやく森林限界を超えて
ガレ場のハイマツ帯を少し登ると笹山北峰に到着です。

●笹山〜広河内岳
笹山北峰から稜線の西側を巻くように樹林帯の中をしばらく進んだ後、
再び森林限界を超えて稜線へ出ます。
この付近の稜線は広く岩稜帯とハイマツ帯になっているため
踏み跡はほとんどありません。
ケルンとたまにあるマーキングを探しながら進んでいく感じになります。
その後短い樹林帯を通過して再び岩稜帯となります。
この辺りからハイマツに覆われた小さな谷筋が南北に走っていて二重稜線となり、
どちらの稜線も歩くことができますが、
西側の広い方を進むと白河内岳山頂にダイレクトに到達することができます。
自分たちは東側のルートをとったため山頂へは回り込む必要がありました。
白河内岳の山頂は平坦で広いガレ場です。

白河内岳を過ぎると快適な稜線歩きとなります。
晴れていれば進むべき稜線が先の方まで見えているので
大きく外すことはありませんが、油断するとすぐに
ハイマツに阻まれたり歩きにくい岩稜帯に追い込まれたりします。
怪しいところにはケルンやマーキングがあるので
注意深く探しながら進む必要がありました。
基本稜線通しとなりますが、稜線から外れる場合は西側となります。
大籠山山頂は稜線上の小ピークのひとつといった感じ。

大籠山からはマーキングが少し濃くなり、黄色ペンキも加わり始めます。
稜線が西側に直角に折れ、120mほど岩場を登ると広河内岳に到着です。
この付近は池ノ沢への廃道に引き込まれないように注意が必要。

●広河内岳〜大門沢小屋
広河内岳から小ピークを3つ越えると大門沢下降点へ至ります。
3つ目のピークからは東側をトラバース気味に下ります。

大門沢下降点から大門沢小屋までは高低差1100mほどを一気に下ります。
上部はガレ場となっているのでスリップに注意。
2650m付近の平坦地に雪渓が僅かに残っていますがアイゼン等は不要です。
この辺りが森林限界となり、以降は樹林帯の急斜面をひたすら下ります。
やがて間近に沢が流れる音が聞こえ始め沢の右岸に沿って進みます。
2050m付近と1900m付近で2回ほど沢を横切り、
傾斜が少し緩み始めると大門沢小屋が見えてきます。

●大門沢小屋〜奈良田バス停
大門沢小屋からは渡渉を繰り返しなが標高を下げていきます。
木橋は以前に比べると整備が進んでいて安心して渡れるようになったと思います。
1550m付近で登山道はいったん沢から離れ、進行方向左側が切れ落ちた斜面を
トラバースしながら2つほど尾根を横切り、1242mで尾根の末端まで下ります。
ここから大門沢の支沢を3度ほど渡りながら、
雰囲気の良いブナとミズナラの林の中を進んでいきます。
支沢のうちの1箇所は木橋が付いておらず、飛び石で渡る必要があるため、
降雨後など水量が多いときは注意が必要かもしれません。

やがてダム施設が見え、赤い吊橋を渡った後、貯水池の脇を通過。
ここからは砂防の工事のため、迂回路を辿ります。
以前はここから2つ吊橋を渡りましたが1箇所のみとなりました。
吊橋を渡ると林道に出て2kmほど歩くと開運隧道入口の奈良田登山口に到着します。
奈良田登山口から奈良田バス停までは、さらに2kmほどの車道歩きとなります。

その他周辺情報 【温泉】
竜神の湯(エスカルプラザ内/650円)
 
奈良田バス停脇の駐車スペースからスタート。前方に吊橋が見えています
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奈良田バス停脇の駐車スペースからスタート。前方に吊橋が見えています
吊橋を渡ります
この辺りは水が枯れていました
この辺りは水が枯れていました
長い吊橋
少し迷いましたが笹山登山口に無事到着
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少し迷いましたが笹山登山口に無事到着
登山口からいきなりの急登。送水管施設まではパイプの手すりが付いています
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登山口からいきなりの急登。送水管施設まではパイプの手すりが付いています
尾根に乗ります
一本調子の登りが続きます
一本調子の登りが続きます
快調に登るkomemame
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快調に登るkomemame
標高1603mで水場への分岐があります
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標高1603mで水場への分岐があります
ギンリョウソウ(photo komemame)
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ギンリョウソウ(photo komemame)
標高を上げるに連れて南アらしい樹林帯になります
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標高を上げるに連れて南アらしい樹林帯になります
踏み跡が薄いところもありますが
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踏み跡が薄いところもありますが
マーキングは比較的豊富にあります
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マーキングは比較的豊富にあります
ギンリョウソウの集団
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ギンリョウソウの集団
(photo komemame)
2210m付近の尾根の合流地点で北側の眺望が開けます。お隣の尾根越しに北岳が見えます
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2210m付近の尾根の合流地点で北側の眺望が開けます。お隣の尾根越しに北岳が見えます
北岳アップで(photo komemame)
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北岳アップで(photo komemame)
こちらは鳳凰三山
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こちらは鳳凰三山
鳳凰三山アップで(photo komemame)
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鳳凰三山アップで(photo komemame)
再び急登します
(photo komemame)
傾斜が緩んでしばらく進むと…
1
傾斜が緩んでしばらく進むと…
突然開けた場所に出ます。ここが笹山南峰
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突然開けた場所に出ます。ここが笹山南峰
前方にこれから歩く稜線とその先に農鳥岳と北岳が見えます
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前方にこれから歩く稜線とその先に農鳥岳と北岳が見えます
再び樹林帯に入ってしばらく進むと…
再び樹林帯に入ってしばらく進むと…
ようやく森林限界を超えます
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ようやく森林限界を超えます
笹山北峰に到着
塩見をバックに山のポーズ
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塩見をバックに山のポーズ
悪沢をバックに山のポーズ
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悪沢をバックに山のポーズ
山頂にいた方に撮ってもらいました
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山頂にいた方に撮ってもらいました
山頂より。塩見が間近
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山頂より。塩見が間近
塩見アップで(photo komemame)
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塩見アップで(photo komemame)
山頂より。蝙蝠も目と鼻の先
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山頂より。蝙蝠も目と鼻の先
蝙蝠アップで。歩いている人がいたら見えそうです(photo komemame)
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蝙蝠アップで。歩いている人がいたら見えそうです(photo komemame)
山頂より。塩見から蝙蝠に延びる魅惑的な稜線
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山頂より。塩見から蝙蝠に延びる魅惑的な稜線
山頂より。荒川三山。悪沢がいい形をしています
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山頂より。荒川三山。悪沢がいい形をしています
悪沢アップで(photo komemame)
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悪沢アップで(photo komemame)
山頂より。赤石と聖
3
山頂より。赤石と聖
赤石と聖で(photo komemame)
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赤石と聖で(photo komemame)
山頂より。笊と大無間
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山頂より。笊と大無間
山頂より。鳳凰三山
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山頂より。鳳凰三山
山頂より。仙塩尾根の向こうに中ア(photo komemame)
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山頂より。仙塩尾根の向こうに中ア(photo komemame)
山頂より。これから歩く稜線。手前のこんもりしたところが白河内岳。奥には農鳥と北岳
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山頂より。これから歩く稜線。手前のこんもりしたところが白河内岳。奥には農鳥と北岳
山頂より。富士山。東側には山中湖も見えます
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山頂より。富士山。東側には山中湖も見えます
山頂より。富士山の西側には駿河湾と伊豆半島の天城連山まで見えました
2
山頂より。富士山の西側には駿河湾と伊豆半島の天城連山まで見えました
富士山アップで(photo komemame)
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富士山アップで(photo komemame)
山頂より。奥秩父の山並と甲府の街
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山頂より。奥秩父の山並と甲府の街
さて、白河内岳へ向かいます
1
さて、白河内岳へ向かいます
稜線の西側の樹林帯を進みます
2
稜線の西側の樹林帯を進みます
焚き火跡
キバナノコマノツメ(photo komemame)
2
キバナノコマノツメ(photo komemame)
樹林帯を抜けると岩稜帯となります
2
樹林帯を抜けると岩稜帯となります
ケルンを追います
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ケルンを追います
正面には白河内岳
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正面には白河内岳
絶景を眺めながら(photo komemame)
絶景を眺めながら(photo komemame)
塩見岳を横目に見ながら歩きます
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塩見岳を横目に見ながら歩きます
蝙蝠岳もホント間近です
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蝙蝠岳もホント間近です
白河内岳手前で樹林帯に入ります
1
白河内岳手前で樹林帯に入ります
(photo komemame)
この辺り間違ったルート取りをしていたようです
1
この辺り間違ったルート取りをしていたようです
こんなに良い天気になるとは思いもしませんでした
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こんなに良い天気になるとは思いもしませんでした
笹山を振り返ります。樹林がないところが山頂
2
笹山を振り返ります。樹林がないところが山頂
(photo komemame)
白河内岳へ
悪いルート取りでちょっと遠回りになってしまいましたが…
4
悪いルート取りでちょっと遠回りになってしまいましたが…
白河内岳山頂に到着
2
白河内岳山頂に到着
富士山をバックに
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富士山をバックに
山頂より。塩見岳
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山頂より。塩見岳
広い山頂の向こうに悪沢と蝙蝠
広い山頂の向こうに悪沢と蝙蝠
山頂より。白峰三山。農鳥がだいぶ近づきました
8
山頂より。白峰三山。農鳥がだいぶ近づきました
山頂より。鳳凰三山(photo komemame)
3
山頂より。鳳凰三山(photo komemame)
山頂より。中ア
中アアップで。千畳敷カールでしょうか(photo komemame)
3
中アアップで。千畳敷カールでしょうか(photo komemame)
さて、次は大籠岳へと向かいます
2
さて、次は大籠岳へと向かいます
白河内岳を振り返ります
白河内岳を振り返ります
塩見をバックに
こんな感じの稜線を歩くのは久しぶりです。夏山の季節が到来したことを実感しました
5
こんな感じの稜線を歩くのは久しぶりです。夏山の季節が到来したことを実感しました
快適な稜線歩き
写真中央付近が大籠岳、左に広河内岳
1
写真中央付近が大籠岳、左に広河内岳
塩見と仙塩尾根
ゴロゴロした岩場を下ります
1
ゴロゴロした岩場を下ります
このルート、塩見岳が印象的です
4
このルート、塩見岳が印象的です
道なき道を進みます
2
道なき道を進みます
ハイマツ漕ぎ
大籠岳の山頂が見えてきました
大籠岳の山頂が見えてきました
大籠岳に到着
大籠岳より富士山
3
大籠岳より富士山
大籠岳は稜線上の小ピークといった感じ
大籠岳は稜線上の小ピークといった感じ
写真だけ撮って先に進みます
1
写真だけ撮って先に進みます
左側のこんもりしたところが広河内岳山頂
4
左側のこんもりしたところが広河内岳山頂
北岳は南から見るととても尖っています
5
北岳は南から見るととても尖っています
天気は良いですがカラッとしていて気持ちがよかったです
3
天気は良いですがカラッとしていて気持ちがよかったです
大籠岳を振り返ります
4
大籠岳を振り返ります
エッサ〜ホイサ〜
エッサ〜ホイサ〜
何度も撮ってしまう塩見
4
何度も撮ってしまう塩見
そして悪沢
荒涼とした稜線
ハイマツの先に富士山
1
ハイマツの先に富士山
広河内岳が迫ります
1
広河内岳が迫ります
南面の大きな斜面が大迫力でした
5
南面の大きな斜面が大迫力でした
稜線を左側折れた後は…
稜線を左側折れた後は…
歩いてきた稜線を振り返ります
3
歩いてきた稜線を振り返ります
高低差120mほどの最後の登りに取りかかります
2
高低差120mほどの最後の登りに取りかかります
歩いてきた素敵な稜線
3
歩いてきた素敵な稜線
いい空です
山頂まであと少し!
2
山頂まであと少し!
最後は岩場を登っていきます
3
最後は岩場を登っていきます
鳳凰三山も近づきました
3
鳳凰三山も近づきました
農鳥と大門沢下降点
4
農鳥と大門沢下降点
本日最後のピーク、広河内岳に到着
5
本日最後のピーク、広河内岳に到着
山のポーズ
山頂より。塩見
山頂より。悪沢
山頂より。歩いてきた稜線の先に笊と大無間岳、深南部の山々
2
山頂より。歩いてきた稜線の先に笊と大無間岳、深南部の山々
山頂より。農鳥と西農鳥
5
山頂より。農鳥と西農鳥
広河内岳で大休止
広河内岳で大休止
山頂にはお花畑
さて下山開始です
さて下山開始です
3つほど小ピークを越えると…
1
3つほど小ピークを越えると…
大門沢下降点の鐘が見えてきました
1
大門沢下降点の鐘が見えてきました
大門沢下降点
ショウジョウバカマ(photo komemame)
3
ショウジョウバカマ(photo komemame)
標高2650m付近の平坦地に雪渓が残っていました
4
標高2650m付近の平坦地に雪渓が残っていました
このあと樹林帯に入ります
このあと樹林帯に入ります
ひたすらガレた登山道を下ります
1
ひたすらガレた登山道を下ります
大門沢の全貌が見える辺りからは…
2
大門沢の全貌が見える辺りからは…
沢の右岸に沿って下っていきます
1
沢の右岸に沿って下っていきます
タカネグンナイフウロ(photo komemame)
4
タカネグンナイフウロ(photo komemame)
ハクサンイチゲ(photo komemame)
3
ハクサンイチゲ(photo komemame)
カラマツソウ
ねじれた木橋。大門沢と言えばこの橋が思い浮かびます
2
ねじれた木橋。大門沢と言えばこの橋が思い浮かびます
大門沢小屋が見えてきました
1
大門沢小屋が見えてきました
大門沢小屋に到着。少し休憩。小屋開きは7月1日からだそうです
9
大門沢小屋に到着。少し休憩。小屋開きは7月1日からだそうです
渡渉コレクション1
4
渡渉コレクション1
渡渉コレクション2
4
渡渉コレクション2
お疲れのkomemame
尾根の末端まで急坂を下ります
尾根の末端まで急坂を下ります
大木の森の中を進みます
大木の森の中を進みます
支沢を渡ります
再び大門沢の右岸に沿って進みます
再び大門沢の右岸に沿って進みます
取水口の吊橋が見えるといよいよ終盤です
2
取水口の吊橋が見えるといよいよ終盤です
貯水池の脇をすり抜けます
2015年06月28日 16:45撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
4
6/28 16:45
貯水池の脇をすり抜けます
工事中のため迂回路となります
2015年06月28日 16:50撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
2
6/28 16:50
工事中のため迂回路となります
奈良田登山口に到着。この後2kmほどの車道歩き。お疲れさまでした!
2015年06月28日 17:16撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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6/28 17:16
奈良田登山口に到着。この後2kmほどの車道歩き。お疲れさまでした!
撮影機器:

感想

週末の予報が芳しくなく、
「今週も山に行けないなぁ、これじゃ3週間もお休みすることになっちゃうなぁ」
と残念な気持ちでいた土曜日夕方。
わずかな可能性に望みをかけて最新の予報を確認します。
これでダメだったら夕方から買い物がてらブラブラしようと話していましたが、
なんと好転しているではないですかっ。特に太平洋寄りの山域は期待ができそうです。

慌ててゴハンを食べて早く眠る準備をします。
行き先はすぐに決まりました。
以前より行くタイミングを伺っていた白峰南嶺の周回です。

ダイレクト尾根は樹林帯の中を一本調子の急登。
変化に乏しいですが、アタマの中を真っ白にしてひたすら登るのも
終わってみればいいものですね。
その分、笹山の山頂に立ったときのカタルシスは大きかったです。
山頂からは塩見、悪沢、聖、笊、富士山など360度の大展望。
そして笹山から白峰三山へと続く雄大な稜線。
この稜線を眺めてしまった後に、
どうして先に進まずにいられようか(いや、いられまい)。
日本語おかしい?ですが、せっかくここまで苦労して登ってきたのに
そのまま降りてしまうなんてもったいな過ぎます。
ということで、ピストンを予定していたkomemameをそそのかして
一緒に周回することに。

笹山〜広河内岳の白峰南嶺の稜線は歩いてみるとその眺めに違わず
とても気持ちのよい稜線。この日は天気も良かったため、
稜線漫歩に加えてルーファイもほどよいアクセントとなりました
(悪天で視界がない時はかなり気を遣いそうでイヤですが…)。

広河内岳まで快調に歩いていて余力がありそうに見えたkomemameでしたが、
大門沢小屋から先で急激に失速。
無理に周回に誘った責任も感じていたので、
迷いやすそうなところまではkomemameと一緒に歩いていましたが、
取水口の吊橋を渡り、もう大丈夫だろうというところからは、
クルマをピックアップするために奈良田バス停まで駆け足気味で戻りました。
komemameにとっては最後クルマでお迎え付きの大名登山となりましたが、
本人はいたって元気そう。これなら最後まで歩いた方がよかったじゃん!

何はともあれ、今回は梅雨のひぬまに思いがけずもらったチャンスを
うまく生かすことができた山行となりました。
 

カラッと涼しい山歩き。
この梅雨時にこんな山歩きができるとは〜♪
コースはきびしかったけど、この天気に後押しされ、
歩ききることができました。
最後、大門沢の小屋以降、急に膝とアタマが痛くなり失速してしまいましたが、
かなりの達成感!
これは自信につながりました。

実は私、笹山ピストンの予定でした。
周回はツラいだろうそう、、と
ひとりで先に降りて、奈良田の温泉でも入り
周回して降りてくるdanyamaを待ってよーかなー、と。

ところが、歩いてみると、
この日は、調子がすこぶるよろしい。
笹山のダイレクト尾根は、かなりのキツイ急登と言われていますが、
前回の黒戸尾根に比べたら、
私にはとても登りやすかったのです。
樹林帯ばかりで変化はないけれど、
黒戸尾根のような手も使ってのよじ登り系がないせいか、
ただ黙々と同じペースを維持しながら歩けます。
私はこういう山が得意なのかな???
これってもしや、変化のキライな保守派の傾向?
ふだんは、新しいこと大好き!な、変化対応型だと自己分析してましたが、
意外と根っこのところでは逆なのかも!?
だって、カラダは正直だもんなぁ、、。
山は自分の本性?本当の姿がみえてくるものなのか。

、、、と、脱線しましたが、
そんなこんなで順調に山頂に到着できました。
ここでこの日はじめて先客の登山者さんに会いました。
梅雨の合間のこの良すぎる天気を喜び合い、
互いの運と、急きょここに登りに来た判断力を認め合いながら、
写真を撮り合ったりしてるうちに、
だんだんと気分が乗ってしまい、
このまま引き返すのはものたりないぞ、
この天気なのにもったいないぞ、
先へとつづく稜線を歩きたいぞ!という
気持ちになっていきました。

だめ押しのように、danyamaもかぶせてきます。
「この稜線歩かないなんて、ありえないでしょ」

おっしゃるとおり。
笹山までだと、樹林帯しか歩いていないことになる。
速攻、コース変更。進むことに決定!

この先は写真で見ての通りのすばらしい稜線歩きでした。
ほんとうに広くて、静かで、ほどよい歩きごたえ。
後ろからdanyamaの「あ〜」とか「うーん」とか、
嬉しさを表現しているのか、そうじゃないのか、
よくわからない声しか聞こえません。。。笑
南アルプスの名峰に見守られながらの稜線歩き、なんという贅沢。

広河内岳からは、基本下りになるため、
ここで一区切り。
ここまで来れたら、もう大丈夫かなという感じです。
とはいえ長い長い下りになるので、おにぎりを食べてこの先に備えます。
最近はコンビニおにぎりではなく、自家製おにぎりを持って行きますが、
こちらのほうがもっちり、食べ応えもあっておいしい。
私は燃費が悪いのかすぐお腹が空いて歩けなくなってしまうので、
かなり巨大なおにぎりをつくります。
燃費のいいdanyamaはこの巨大おにぎり、一度に食べきれないようで、
残ったものは、私がしっかりいただきました。
danyamaをはじめ、よく飲まず食わすで歩く人がいますが、
よく倒れないなぁ、私には考えられないっ〜。

冒頭に書いた通り、下山は途中までかなり順調でした。
ところが大門沢の小屋あたりで、突然疲れに襲われました。
きょうはヨユーじゃん、とか思ってたのに…
あぁ、もうここから先は、恥ずかしいくらいの歩きっぷり。。
この日ばかりはdanyamaは黙ってあとから付いて見守っているだけ。
しかしあまりにもペースが遅くなり、これでは日が暮れてしまうなぁ、、
と思っていたら、
見かねたdanyamaがほぼトレラン状態で、先を行き、
なんと、奈良田登山口の手前まで車を運んできてくれました。
どうしたことでしょう!いつもはスパルタなdanyamaが
このときばかりは仏様に見えました。

というわけなので、実は私、
最後の1.5キロくらいは歩かず車に乗ってしまいました。
ズルですね!、、笑
はい、いつかまたリベンジします。
(いまはしばらくヤダけど…)

まぁ、車に乗ってしまったのを差し引いても
この周回コース、達成感は半端ない、さいこーですっ!!!

おしまい

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コメント

このコース いいかも!
ずるしたkomemameさんへ
おはようございます。白馬岳で絶壁を直登した馬鹿なkoufaxです。

あなたが歩けなくなるくらいのコースか・・・
ちょうど、農鳥岳に登るルートを地図でにらめっこしてました。
縦走も検討しましたが、、やはり、ピストンと思っていましたが、、、
このコース 頭に入れておきます

でも、最近 12時間も歩いたことが無い!
最近だと、塩見岳と奥多摩縦走の9時間が最高か・・・
そこまで、どMになれるか自問自答します

今週も、晴れますように
2015/7/1 9:57
Re: このコース いいかも!
koufaxさん

おはようございます〜、ズルっこkomemameです

白馬のレコみましたよ〜!
土曜日は濃霧であいにくのお天気でしたね…
なのに大雪渓登っちゃうkoufaxさん、
じゅうぶんどM 、と思いますけど。。笑

このコース、稜線歩きがほんとサイコー!オススメです。
笹山から先が素晴らしいです。ぜひ山行計画のひとつに入れてくださいね〜。
私が最後のところで失速したので12時間かかっちゃいましたが、
きっとkoufaxさんが普通に歩けばかからないのでは。
それに歩き終わってみれば、意外とへっちゃらです。
(ズルした私がいうのもナンですが…

日常で降る雨はけっこう好きなので、
梅雨もぜんぜんイヤじゃないのですが、山での雨はカンベンですね、、

じゃなくっちゃ!!!
2015/7/1 10:30
そそのかす
こんにちは

danyamaさん、『一緒に周回』うまくそそのかすことができましたね
でも、この天気でこの稜線を見せられちゃったら、気分がのってたkomemameさんじゃなくてもコロっといっちゃいますよねー
やっぱり南アはいいなー

最後は駆け足で車を取りに行って迎えに来てくれるなんて・・・スパルタなdanyamaさんから見てkomemameさんが余程弱っている感じに見えたのでしょうね(笑)

お疲れさまでした!!
2015/7/1 11:23
Re: そそのかす
yama_poundさん

こんばんはー、そそのかされkomemameです
danyamaはそそのかしたことに責任を感じたのか…
帰宅が遅くなってしまうことを危惧したのか…
いずれにしても、いつもなら「遅いよ」とか言ってくるのに、
「足痛いの?」と気遣うほどで
こんなこと、短い登山人生ですがお初です!!!
きっともう、こういうことは相当過酷なシーンに遭遇しなければなさそうだなぁ。。

それにしても南アルプスはいいですよねぇ。
歩いて心底よかった〜って思います。
2015/7/1 19:03
ゲスト
パワーの源は・・・・?
danyamaさん、komemameさん、こんばんは

今回も素晴らしいコースですね
この稜線、めちゃくちゃいいです 。写真見てたらヨダレが出そう
danyamaさんのおっしゃるとおり、この稜線みたら歩かずにはいられないですよ
丁度、南アの地図を見て、「ここがいいかな、こっちも行ってみたいな」ってやってたとこで、いいスパイスになりました!

それにしても、komemameさん。
スラっとした容姿からは想像できないほどの体力ですね
そのパワーの源はなんでしょうか?
やっぱり、歩いたあとのお肉ですか

ほんとに羨ましいTRIPです
早く梅雨明けしないかな・・・
2015/7/1 18:33
Re: パワーの源は・・・・?
pac2さん

こんばんはー、燃費のわるいkomemameです

この稜線、おいしそうに見えました!?笑
あたり〜★ですっ!
pac2さん実際に目で確かめてほしいですー。
ほんとうは間ノ岳のほうも行けたらよかったなぁ、、とか思いながら、
また次回のお楽しみにしようと思っています。
pac2さんはどんなルートにされるのか、楽しみです
夏に行かれるんですか〜???注目してますね〜♪

私はパワーあるのか、ないのか?
食べないとまったく動けなくなってしまうし、
段差の大きな岩場とかは、馬力がないのか全然ダメです。
そんななので、山ではdanyama以上にもりもり食べます。
山降りた後もエネルギー消費を補うため、もちろんお肉〜
この日下山後の夕食は、間違ってお魚を注文してしまい、
ぜんぜんモノ足りなくて、danyamaが注文した大盛りカツ丼を奪いました
あ、その代わり、ふだんは出来るだけ少食&粗食にしていまーす!
2015/7/1 19:19
追い越された二人です(^_−)−☆
奈良田からどの様なコースを登られたのかな? って考えてました。 私達は北岳山荘から間ノ岳-農鳥岳を縦走して大門沢小屋泊のつもりでゆっくり下山してたのですが、大門沢からは一気にスピードup(^O^)/ あの日は天気が良く、素晴らしい稜線歩きでしたね。
2015/7/2 12:06
Re: 追い越された二人です(^_−)−☆
mountainwalkさん

こんばんは
この日はどんどん天気が良くなって、最高でしたね!
最後は予定変更し一気に降りたとのことで、おつかれさまでした。
でも奈良田の温泉に浸かって、すっかりお疲れも取れたことでしょう。
私たちは温泉にも入らずすぐ帰ってきてしまって、、心のこりです〜。
2015/7/2 21:23
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