ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 680990
全員に公開
ハイキング
東海

御嶽山(開田ルート)

2015年07月19日(日) ~ 2015年07月20日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
35:16
距離
16.6km
登り
1,530m
下り
1,527m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:51
休憩
0:12
合計
7:03
距離 7.3km 登り 1,337m 下り 55m
5:36
201
12:08
12:09
27
12:36
12:39
0
2日目
山行
5:02
休憩
1:00
合計
6:02
距離 9.1km 登り 169m 下り 1,478m
10:50
1
10:51
29
11:20
11:22
16
11:38
11:47
20
12:07
12:49
27
13:16
13:20
0
16:48
16:51
1
16:52
ゴール地点
天候 7/19 曇り後雨 7/20 ガス後晴
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
未舗装の林道を走って登山口の表示を過ぎて100mほどで駐車場の切り開きがあります。看板も立っているので分かりやすいです。
コース状況/
危険箇所等
今春以降、登山道の整備が行われており歩きやすくなったと感じました。
危険箇所はありません。
駐車場の看板。
少し剥がれてます(笑)
1
駐車場の看板。
少し剥がれてます(笑)
登山届けBOX。
今回はアイゼン不要でした。
登山届けBOX。
今回はアイゼン不要でした。
4合目からスタート。
標高1490m。
4合目からスタート。
標高1490m。
登山口すぐの水場。
ここを過ぎると本格的な登山道となり、傾斜がきつくなります。
登山口すぐの水場。
ここを過ぎると本格的な登山道となり、傾斜がきつくなります。
ゴゼンタチバナ。
8合目までたくさん咲いてました。
ゴゼンタチバナ。
8合目までたくさん咲いてました。
樹林帯は苔むしてます。
1
樹林帯は苔むしてます。
木が切られて整備されてました。
木が切られて整備されてました。
5合目。
ここから6合目までの距離が長いです。
5合目。
ここから6合目までの距離が長いです。
苔むした風景1。
苔がスクスクと育ってます。
苔がスクスクと育ってます。
苔むした風景2。
木道も苔むしてツルツルです。
ストック持参をお勧めします。
木道も苔むしてツルツルです。
ストック持参をお勧めします。
苔むした風景3。
苔むした風景4。
大きな切り株も苔むしてます。
大きな切り株も苔むしてます。
倒れた木の上から新しい木がツクツクと生えてます。
倒れた木の上から新しい木がツクツクと生えてます。
マルバノイチヤクソウ。
5合目から6合目の稜線に上がる手前でのみ見掛けました。
1
マルバノイチヤクソウ。
5合目から6合目の稜線に上がる手前でのみ見掛けました。
マルバノイチヤクソウ。
マルバノイチヤクソウ。
まだ処理されて新しい倒木。
まだ処理されて新しい倒木。
ギンリュウソウがありました。
笹が少ないエリアなので珍しいです。
3
ギンリュウソウがありました。
笹が少ないエリアなので珍しいです。
中間地点の表示のようですが、地味に長い稜線歩きです。
中間地点の表示のようですが、地味に長い稜線歩きです。
ようやく6合目に到着しました。
ようやく6合目に到着しました。
6合半。
7合目までは傾斜は緩く歩きやすいです。
6合半。
7合目までは傾斜は緩く歩きやすいです。
ゴゼンタチバナいっぱいです。
1
ゴゼンタチバナいっぱいです。
7合目手前100m地点で雪が残っていました。
9合目付近の雪渓の残り具合が気になります。
今回は御嶽山の雪解け状況から判断してアイゼン不要と思い持ってきていませんでした。
7合目手前100m地点で雪が残っていました。
9合目付近の雪渓の残り具合が気になります。
今回は御嶽山の雪解け状況から判断してアイゼン不要と思い持ってきていませんでした。
7合目。
旧避難小屋は綺麗に片付けれており、痕跡しかありません。
7合目。
旧避難小屋は綺麗に片付けれており、痕跡しかありません。
コイワカガミが咲き始めました。
1
コイワカガミが咲き始めました。
モミジカラマツ。
1
モミジカラマツ。
8合目に到着。
ここから道は傾斜がきつくなり、涸れた沢沿いに登ります。
8合目に到着。
ここから道は傾斜がきつくなり、涸れた沢沿いに登ります。
ツマトリソウ。
一株のみ見掛けました。
ツマトリソウ。
一株のみ見掛けました。
ミヤマキンバイ。
往路では気温が低く開花はまばらでした。
ミヤマキンバイ。
往路では気温が低く開花はまばらでした。
9合目に到着。
あと一息で三の池です。
三の池に着いたら風雨が強くなると思われます。
湿気と雨で悲惨な状態になっていたのであらかじめ着替えました。
9合目に到着。
あと一息で三の池です。
三の池に着いたら風雨が強くなると思われます。
湿気と雨で悲惨な状態になっていたのであらかじめ着替えました。
少しガスがかかり、時折強い風が通り抜けます。
少しガスがかかり、時折強い風が通り抜けます。
雪渓が少しだけ残ってました。
右に巻いてアイゼン不要でした。
雪渓が少しだけ残ってました。
右に巻いてアイゼン不要でした。
アオノツガザクラとコイワカガミ
2
アオノツガザクラとコイワカガミ
三の池に到着。
風が強く吹き付けてきました。
1
三の池に到着。
風が強く吹き付けてきました。
三の池と四の池の間の稜線を五の池小屋に向かいました。
小屋手前にハクサンイチゲ。
三の池と四の池の間の稜線を五の池小屋に向かいました。
小屋手前にハクサンイチゲ。
ようやく五の池小屋到着です。
ようやく五の池小屋到着です。
摩利支天乗越方面はロープが張られて通行止めです。
摩利支天乗越方面はロープが張られて通行止めです。
五の池小屋といえば薪ストーブで焼いた手作りピザ。
既製品とは一味違います。
5
五の池小屋といえば薪ストーブで焼いた手作りピザ。
既製品とは一味違います。
おはようございます。
1
おはようございます。
7/20 5時起床もガスって真っ白状態でした。
しかし7時半以降はガスが抜けて青空♪
1
7/20 5時起床もガスって真っ白状態でした。
しかし7時半以降はガスが抜けて青空♪
五の池横から三の池を臨みます。雪が少し残ってました。
4
五の池横から三の池を臨みます。雪が少し残ってました。
継子岳、継子2峰方面。
1
継子岳、継子2峰方面。
継子2峰と四の池。
継子2峰と四の池。
継子岳。
剣ヶ峰は見えそうで見えない。
1
剣ヶ峰は見えそうで見えない。
雲の切れ間を狙いますがなかなかうまく撮影できません。
1
雲の切れ間を狙いますがなかなかうまく撮影できません。
うっすらと見えた♪
2
うっすらと見えた♪
雲ではなくて噴煙でしょうか?
2
雲ではなくて噴煙でしょうか?
剣ヶ峰が見えました。
3
剣ヶ峰が見えました。
アップも撮影できました。
2
アップも撮影できました。
朝のティータイム。
6
朝のティータイム。
とてもおいしかったです。
2
とてもおいしかったです。
イワツメクサ。
北御岳では非常によく見掛けます。
1
イワツメクサ。
北御岳では非常によく見掛けます。
イワギキョウ&ミヤマキンバイ。
1
イワギキョウ&ミヤマキンバイ。
イワツメグサ。
かわいいから好きです。
イワツメグサ。
かわいいから好きです。
コケモモ
コマクサ
ミヤマキンバイとイワツメグサ。
1
ミヤマキンバイとイワツメグサ。
四の池、クロユリ1。
1
四の池、クロユリ1。
四の池、クロユリ2。
四の池、クロユリ2。
ヨツバシオガマ
四の池。
お湯を沸かしてお昼ご飯にしました。
1
四の池。
お湯を沸かしてお昼ご飯にしました。
四の池から三の池方面の稜線に上がりました。
三の池と残雪と摩利支天乗越。
3
四の池から三の池方面の稜線に上がりました。
三の池と残雪と摩利支天乗越。
左上のピークがアルマヤ天。
3
左上のピークがアルマヤ天。
一瞬風が止まり、湖面のさざ波が収まりました。
コバルトブルーがとても綺麗です。
6
一瞬風が止まり、湖面のさざ波が収まりました。
コバルトブルーがとても綺麗です。
チシマギキョウ
三の池〜女人堂へのトラバース道も通行止めでロープが張られています。
三の池〜女人堂へのトラバース道も通行止めでロープが張られています。
開田頂上から下山開始。
1
開田頂上から下山開始。
キバナシャクナゲが残ってました。
キバナシャクナゲが残ってました。
ミヤマキンバイ。
ミヤマキンバイ。
登山道沿いはお花畑状態です。
登山道沿いはお花畑状態です。
ミヤマキンバイ。
ミヤマキンバイ。
ミヤマキンバイとコイワカガミ。
ミヤマキンバイとコイワカガミ。
まだまだ続くミヤマキンバイ。
まだまだ続くミヤマキンバイ。
チングルマとコイワカガミ。
2
チングルマとコイワカガミ。
ずっとお花畑状態♪
ずっとお花畑状態♪
雪渓の一番下の部分。
残雪が火山灰のグレーに染まってます。
1
雪渓の一番下の部分。
残雪が火山灰のグレーに染まってます。
モミジカラマツ。
モミジカラマツ。
7合目。
標高2200m。
7合目。
標高2200m。
復路も苔むした樹林帯を楽しみます。
復路も苔むした樹林帯を楽しみます。
木製の指導標と距離が合わないです(笑)
木製の指導標と距離が合わないです(笑)
マルバノイチヤクソウ
マルバノイチヤクソウ
苔むした風景6。
苔むした風景7。
5合目に着きました。
あと一息。
5合目に着きました。
あと一息。
水場到着。
冷たい水がおいしかった〜♪
1
水場到着。
冷たい水がおいしかった〜♪
登山口の到着しました。
三の池から3時間半くらいです。
1
登山口の到着しました。
三の池から3時間半くらいです。

感想

台風明けの海の日三連休を使って御嶽山の開田コースを歩いてきました。
このルートは昨年9月にも登っていますが、この時は途中で肉離れを起こしてしまい超スローペースでの山行となりました。
また、ブッシュが鬱陶しかったので今回は小さいナタを用意しました。

7/19、朝5時35分にスタートした時は前日の雨は上がり曇り空でした。
登山届けをポストに入れて出発です。
数分で鳥居のある水場に到着しましたが相変わらず木道はツルツルとよく滑ります。
前回は少し滑った時に肉離れを起こしてしまったので慎重に歩を進めました。
鳥居を過ぎると傾斜はきつくなり、普通の登山道くらいになります。
しかしその区間はわずかで平坦な道とわずかなアップダウンの稜線歩きが延々と続きます。
5合目前後は周囲全部が苔むしており幽玄ささえ感じさせてくれる空間です。
そんな苔むした区間が続き、稜線に上がります。
この稜線歩きは非常に長く感じられ、疲労よりも精神的に疲れる区間です。
6合目を過ぎても傾斜は緩く、7合目まで続きます。
7合目手前で早くも雪が残っていたのでびっくりしました。
7合目で小休止をとり、いよいよ本格的な登りになります。

8合目を過ぎると頭の上が明るくなり、振り返ると中ア方面が見えるのですが、あいにくの雨で何も見えませんでした。
9合目を過ぎたあたりで雪渓が残っていましたが、右に巻いてなんなくクリアできました。
あと1ヶ月早ければアイゼンが必要だと思いました。
三の池に到着すると横殴りの雨と風に見舞われましたが、7/1の強風を思えばたいしたことありません。9合目であらかじめ着替えておいたのも正解でした。
一度も耐風姿勢をとることなく、四の池方面への分岐を直進して五の池小屋に到着。
コースタイムを大幅に超える7時間5分でした。
普段から亀足なので今回は言い訳のために途中でブッシュや小枝を落としていたからということにしておきます。

五の池小屋はかなり混みあっていましたが、勝手を知った小屋なのでとっとと着替えて乾燥室に濡れた衣類を掛けました。
軽めに昼食を摂り、常連様とまったりと夜まで過ごしました。
夜中にトイレに起きましたが、表はガスで真っ白状態。風もそこそこあって明日の天気が心配になりました。

翌朝は5時に起床しましたが外はまだガスってました。
ガスが通り過ぎるのをのんびり待つと7時半くらいはらガスが切れ始め、徐々に明るくなりました。
五の池小屋では久しぶりの青空。
そして五の池の向こうに摩利支天乗越がスッキリと見えてきました。
お気に入りの景色なのでさらにまったりモードに突入。
友人が日帰りで濁河から上がってくるので、お待ちしながら寛いでました。
11時前に小屋を出発し友人と継子岳へ。友人は継子ピストンで下山とのことでしたので私だけ継子2峰〜四の池へ。
四の池で軽く昼食を摂り、下山。

継子岳のコマクサには時期が遅かったようですが、三の池上部の群落はまだ綺麗に咲いてました。
そして9号目へ向けて下り始めると、ミヤマキンバイが花盛り。
登山道横に延々とお花畑が続き、至福のひと時でした。
前日の風雨の中では開花していたのは少しだけでしたが7/20は梅雨明けでした。
太陽が顔を出し気温が上がりいっせいに開花したように感じました。

ペースを上げると苔や木道に足をとられるのでセーブして三の池から3時間半で登山口へ到着。
くたびれました。

開田ルートでは往復誰にも会わず貸切状態でした。
往路8合目までは蜘蛛の巣が多く、ポールで払い除けながら歩きました。
蜘蛛の巣は100以上、数え切れないくらいありました。
1週間くらいは人が入っていないように感じました。

熊の出没が多いコースですが、今回は熊の気配、においは一度も感じませんでした。
雷鳥は一度も見かけませんでした。
しかし、9合目下で雷鳥の鳴き声を3回聞きました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:770人

コメント

こんにちは あの日開田口から登りました。
sibasanさん、はじめまして!
y-uranoと申します。

同じ日に開田ルートで三ノ池まで行って来た者です。
数分の差ですが三ノ池の避難小屋近くでお会いできたかもしれません。

途中登山道に木の枝がたくさん落ちていましたがレコを読んで納得です。
おかげさまで蜘蛛巣攻撃からは逃れることが出来ました。
有り難うございました。
翌日は天候も回復してお花畑や青い三ノ池が見られて羨ましいです。

開田コースは長いけど良いコースですね。
また秋にも歩いてみたいと思います。
それに下って来ての鳥居の湧き水は本当に美味しいですね。

これからも静かな山歩きを楽しんでください。
2015/7/21 14:38
Re: こんにちは あの日開田口から登りました。
y-uranoさん、はじめまして。コメありがとうございます。

下山時に9合目の上で私が歩いていないところに新しい20cmくらいのスリップ跡があったので誰か歩いておられるなぁとは思いました。開田コースを歩かれる方は健脚で早い方が多く、あのツルツルの木道をなぜあんなに早く歩けるのかとても不思議です(笑)

7合目前後で新しい小枝が落ちていたと思います。秋になると紫色の甘酸っぱい可食の実をつけてくれるのですが、覆いかぶさっているところはけっこう痛かったので少し間引きさせていただきました。少ない登山者が食べる分は十分あると思います(笑)

脚が遅いので小屋泊したのが幸いして翌日は久しぶりに気持ちの良い御嶽山を楽しむことができました。秋にも一度は歩くつもりですが、熊が多いエリアですから十分ご注意ください。(昨年秋は9合目あたりで獣臭くなり、熊鈴を振って音を立てたら20mくらい離れた茂みの中をガサゴソと移動する大型生物の音がしました。目視はできませんでしたがおそらく熊だったと思います。)

鳥居の水のおいしさは格別ですね。6合目〜5合目の長い平坦な道のりを黙々と歩きながら鳥居の水を思い浮かべてしまいます。下山してあのキュン♪と冷たい水を飲むのが開田ルートの楽しみです。
2015/7/21 17:06
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら