御嶽山(開田ルート)
- GPS
- 35:16
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,530m
- 下り
- 1,527m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 7:03
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:02
天候 | 7/19 曇り後雨 7/20 ガス後晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今春以降、登山道の整備が行われており歩きやすくなったと感じました。 危険箇所はありません。 |
写真
感想
台風明けの海の日三連休を使って御嶽山の開田コースを歩いてきました。
このルートは昨年9月にも登っていますが、この時は途中で肉離れを起こしてしまい超スローペースでの山行となりました。
また、ブッシュが鬱陶しかったので今回は小さいナタを用意しました。
7/19、朝5時35分にスタートした時は前日の雨は上がり曇り空でした。
登山届けをポストに入れて出発です。
数分で鳥居のある水場に到着しましたが相変わらず木道はツルツルとよく滑ります。
前回は少し滑った時に肉離れを起こしてしまったので慎重に歩を進めました。
鳥居を過ぎると傾斜はきつくなり、普通の登山道くらいになります。
しかしその区間はわずかで平坦な道とわずかなアップダウンの稜線歩きが延々と続きます。
5合目前後は周囲全部が苔むしており幽玄ささえ感じさせてくれる空間です。
そんな苔むした区間が続き、稜線に上がります。
この稜線歩きは非常に長く感じられ、疲労よりも精神的に疲れる区間です。
6合目を過ぎても傾斜は緩く、7合目まで続きます。
7合目手前で早くも雪が残っていたのでびっくりしました。
7合目で小休止をとり、いよいよ本格的な登りになります。
8合目を過ぎると頭の上が明るくなり、振り返ると中ア方面が見えるのですが、あいにくの雨で何も見えませんでした。
9合目を過ぎたあたりで雪渓が残っていましたが、右に巻いてなんなくクリアできました。
あと1ヶ月早ければアイゼンが必要だと思いました。
三の池に到着すると横殴りの雨と風に見舞われましたが、7/1の強風を思えばたいしたことありません。9合目であらかじめ着替えておいたのも正解でした。
一度も耐風姿勢をとることなく、四の池方面への分岐を直進して五の池小屋に到着。
コースタイムを大幅に超える7時間5分でした。
普段から亀足なので今回は言い訳のために途中でブッシュや小枝を落としていたからということにしておきます。
五の池小屋はかなり混みあっていましたが、勝手を知った小屋なのでとっとと着替えて乾燥室に濡れた衣類を掛けました。
軽めに昼食を摂り、常連様とまったりと夜まで過ごしました。
夜中にトイレに起きましたが、表はガスで真っ白状態。風もそこそこあって明日の天気が心配になりました。
翌朝は5時に起床しましたが外はまだガスってました。
ガスが通り過ぎるのをのんびり待つと7時半くらいはらガスが切れ始め、徐々に明るくなりました。
五の池小屋では久しぶりの青空。
そして五の池の向こうに摩利支天乗越がスッキリと見えてきました。
お気に入りの景色なのでさらにまったりモードに突入。
友人が日帰りで濁河から上がってくるので、お待ちしながら寛いでました。
11時前に小屋を出発し友人と継子岳へ。友人は継子ピストンで下山とのことでしたので私だけ継子2峰〜四の池へ。
四の池で軽く昼食を摂り、下山。
継子岳のコマクサには時期が遅かったようですが、三の池上部の群落はまだ綺麗に咲いてました。
そして9号目へ向けて下り始めると、ミヤマキンバイが花盛り。
登山道横に延々とお花畑が続き、至福のひと時でした。
前日の風雨の中では開花していたのは少しだけでしたが7/20は梅雨明けでした。
太陽が顔を出し気温が上がりいっせいに開花したように感じました。
ペースを上げると苔や木道に足をとられるのでセーブして三の池から3時間半で登山口へ到着。
くたびれました。
開田ルートでは往復誰にも会わず貸切状態でした。
往路8合目までは蜘蛛の巣が多く、ポールで払い除けながら歩きました。
蜘蛛の巣は100以上、数え切れないくらいありました。
1週間くらいは人が入っていないように感じました。
熊の出没が多いコースですが、今回は熊の気配、においは一度も感じませんでした。
雷鳥は一度も見かけませんでした。
しかし、9合目下で雷鳥の鳴き声を3回聞きました。
コメント
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sibasanさん、はじめまして!
y-uranoと申します。
同じ日に開田ルートで三ノ池まで行って来た者です。
数分の差ですが三ノ池の避難小屋近くでお会いできたかもしれません。
途中登山道に木の枝がたくさん落ちていましたがレコを読んで納得です。
おかげさまで蜘蛛巣攻撃からは逃れることが出来ました。
有り難うございました。
翌日は天候も回復してお花畑や青い三ノ池が見られて羨ましいです。
開田コースは長いけど良いコースですね。
また秋にも歩いてみたいと思います。
それに下って来ての鳥居の湧き水は本当に美味しいですね。
これからも静かな山歩きを楽しんでください。
y-uranoさん、はじめまして。コメありがとうございます。
下山時に9合目の上で私が歩いていないところに新しい20cmくらいのスリップ跡があったので誰か歩いておられるなぁとは思いました。開田コースを歩かれる方は健脚で早い方が多く、あのツルツルの木道をなぜあんなに早く歩けるのかとても不思議です(笑)
7合目前後で新しい小枝が落ちていたと思います。秋になると紫色の甘酸っぱい可食の実をつけてくれるのですが、覆いかぶさっているところはけっこう痛かったので少し間引きさせていただきました。少ない登山者が食べる分は十分あると思います(笑)
脚が遅いので小屋泊したのが幸いして翌日は久しぶりに気持ちの良い御嶽山を楽しむことができました。秋にも一度は歩くつもりですが、熊が多いエリアですから十分ご注意ください。(昨年秋は9合目あたりで獣臭くなり、熊鈴を振って音を立てたら20mくらい離れた茂みの中をガサゴソと移動する大型生物の音がしました。目視はできませんでしたがおそらく熊だったと思います。)
鳥居の水のおいしさは格別ですね。6合目〜5合目の長い平坦な道のりを黙々と歩きながら鳥居の水を思い浮かべてしまいます。下山してあのキュン♪と冷たい水を飲むのが開田ルートの楽しみです。
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