六甲全山縦走5回目は塩屋から
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- GPS
- 11:22
- 距離
- 47.3km
- 登り
- 3,062m
- 下り
- 3,015m
コースタイム
- 山行
- 10:41
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 11:22
太龍寺、掬星台、藤原商店、一軒茶屋で飲料500〜600mlづつ購入。
ザック初期重量5.9kg(内飲料1.0L)。
天候 | 晴れときどき雨。風が涼しい。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り)阪急宝塚線・宝塚駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所という程のところはありませんが、菊水山の下り、アゴニー坂、東六甲縦走路の岩やザレではスリップ注意。特に今日は朝方と昼過ぎの雨で濡れていました。 鍋蓋山頂上でスズメバチ。羽音でクマバチかと思ったら。 尾根沿いの車道の県道16号では霧が濃く、車に要注意でした。 |
その他周辺情報 | ナチュールスパ宝塚。大小タオルがデフォルトでついて男性840円女性1040円とお安い。宝塚市の施設ですが、赤字で存続が議論になっているらしいのでどうか使ってあげてください… |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
|
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感想
日中はすっかり汗ばむ陽気になり梅雨も目前ですが、先週登った尼ヶ岳と大洞山は稜線で受ける涼しい風がちょうど心地よく、今週も同じくらいの標高で長めのトレイルに行きたいな、と思ったので六甲全山縦走をしてきました。結果から言うと7回目の挑戦で5回目の完歩です。
今回のテーマは「12時間を切るぞ」。今まで速い時の記録が12時間ちょいで、掬星台のcafe702で焼きそばを食べたり、藤原商店で甘酒を飲んだりしていなければ12時間に間に合ったはず、と思っているのですが、そんなたらればを言っても信用がないので(ここがロドスだ、ここで跳べ)、きっちり数字で出しておこうと。たかが知れたタイムで誰かと競うわけでもなく、あんまり急いで周囲とトラブルになったり、自分が怪我したりというようなことは本意ではないのですが、今の最大努力下でどのくらいになるのかデータとしては興味があります。
そんなわけで写真撮影や寄り道は最小限、飲料は途中での補充を基本にして荷物の減量を図りました。コースも鉄拐山や高倉山などのピークは捲いてとにかく楽をしていいことにしました。もっとも須磨浦公園は少々飽きたので塩屋スタートにしましたし、最高峰には立ち寄りましたし、6月というのもベストシーズンではなくその辺は不徹底ですが、まあモチベーションも重要です。
タイムテーブルはあお鬼さんが公開されている12時間用のものを参考にしました。
「あお鬼の六甲さん歩」―六甲全山縦走大会のアドバイス
http://ao-oni.asablo.jp/blog/2012/11/01/6620410
注意点としては大会での記録を想定しているために、大会で渋滞する前半区間は設定タイムが長めで、したがってソロの場合はここで捲いておかないと後半苦しくなります。結果は以下。
ポイント−予定経過時間(結果)
東山−2:25(-40min)
鵯越駅−3:50(-50min)
菊水山−4:45(-50min)
市ヶ原−6:05(-50min)
掬星台−7:20〜7:35(-50min)15分休憩
一軒茶屋−9:35(-25min)
大谷乗越−10:45(-30min)
湯元台広場−12:00(-35min)
やはり、前半はペースが速く後半で貯金を吐き出すスタイルです。特に最初の区間なんて塩屋駅スタートで距離が伸びているにも関わらず。ただこれまでは市ヶ原あたりから急速にペースダウンしていたところ、今回は掬星台までは維持できました。そこからは「掬星台から最高峰まで2時間ちょいで歩くの?無理!」って感じでしたが。もっともここで一気にペースダウンしたのはメンタルもあり、「ここで50分も貯金があれば12時間は達成できるな」と思いちょっと緊張の糸が切れた感が。写真撮影も増えましたし。東六甲縦走路は雨が本降りになり足場も悪くさらに遅くなるかと思いきや意外にも少しですがペースアップしています。
ただいつもは決まってガーデンテラス前の登りで足が攣りそうになるところ、今日は稲妻坂で右足だけ軽くなりかかっただけでじきに回復しその後は異常なし。普段よりは負荷を平準化できていたようです。菊水山と鍋蓋山で遅いグループの後につき強制的にペースダウンしたのが結果的に良かったかもしれません。あとは季節柄ミネラルの損失を気にして早めにタブレットで補充したのも効いたかも。
栄養面では飲料はアミノバリュー2本、麦茶2本、ポカリ1本、氷入り紅茶in500ml魔法瓶の計3L弱を消費。鍋蓋山の登りで一時飲料が尽きてしまいました。魔法瓶に氷は残っていたものの意外と融けなくて。太龍寺まで我慢。食料はランチパック2袋、
蜂蜜15g、ゼリー32g、甘納豆12g、プルーン20g、さきいか少々。熱量は飲料と合計で1100kcalほど。あと櫻茶屋の冷凍パイナップル。メインのランチパックは菊水山の登りと東六甲縦走路で歩きながら食べました。掬星台の先でポカリスエット半分ほどをがぶ飲み。水分よりカロリーの不足を感じたものの固形物は喉を通りにくい気分だったため蜂蜜をなめてプチシャリバテから回復しました。単糖は偉大。
混雑に関しては、朝方の大雨のせいか全体的に人はやや少な目。50人弱追い越し。対向は数えてないけどその2〜3倍? あとオフロードのラジコンカー2台とすれ違いました。場所は記憶が曖昧…旗振山とか横尾山とかスタートのごく近くだったかな。危険や迷惑でなく登山道を痛めたりもしないなら山は色んな楽しみがあっていいと思います。追い抜かれはトレランの人が5人くらい。菊水山と鍋蓋山が一番混んでいましたね。ゴミ拾いボランティアらしいパーティーがいました。ありがたいことです。あ、菊水山で前を塞いでたのはそのパーティーじゃないですよ。流石この方々は気づいたら譲ってくれました。塞いでたのは関係性不明の男女3人組で目が合ってもニコニコ(ニヤニヤ?)するばかりで結局頂上までそのまま…何なんでしょう。まあパンかじりつつ登ったからいいですけど。結果ペース抑えたのが良かったかもしれませんし。そして掬星台を過ぎると流れが良くなるのは大会と同じ。みよし観音で下から登って来たザイルとかカラビナとかフル装備のクライマーさんに遭遇。大月地獄谷でしょうね。直前に私を追い抜いて行ったトレランのペアが驚いて色々話を聞いていました。東六甲分岐からの12kmは一気に人が減り4人お見かけしただけでした。対向1人、順行1人、休憩中2人。
そのほか出来事といえば、旗振山の先だったかな?でソロトレランの女性に追い抜かれたものの、栂尾山の400階段で背中が見え始め、横尾山で休憩中のところを先に行きました。馬の背の写真を撮っているところでまた追いついて来られて少しお話ししました。膝の故障から復帰したばかりで様子を見つつ可能なら宝塚を目指されるとのこと。「速いですね」とおだてられたので、ひょっとして菊水山や摩耶山の登りで追いつくかもと思ったのですがそれきり。快調に飛ばして無事完走されたならいいのですが。雨にも捕まっていないといいですね。
雨といえば、最高峰の手前から本降りに。今日は風が涼しくてよかったのですが、次第に風に湿気を感じ始め、霧になったと思ったらついには降り始めました。予報では回復基調だったのに。レインウェアもありましたが、ザックに薄手のソフトシェルを入れてあったので、ここからはそれを羽織って済ませました。最高峰のトイレでは予想外の雨でどうやって帰るか困惑しているグループがいて、私なら宝殿橋からバスに乗るかなと思いましたが、帰って調べたら今年の3月いっぱいで廃止になっていました。言わなくてよかった。1時間かけてガーデンテラスに行くなら、有馬温泉に下山の方がいいですかね。阪急六甲への直通バスもなくなったんですよね。東六甲はエスケープポイントが少なく大会でも問題になるところなのでもう少し何かあると安心なんですけどね。神戸登山プロジェクトとかで何とかならないでしょうか。あでも大部分は西宮市か。ナチュールスパ宝塚の温泉で温まって帰りました。
とにかく今日は5回目の縦走、念願の12時間切りも果たせたので満足です。明るいうちにゴールできたのも達成感があります。今までの成功は11月〜3月の間で、日の長い時季にと思って挑戦した6月7月は暑さでリタイヤしているので。まあ明るいうちだったから東六甲縦走路を速く歩けたとも言えますが。今回11時間22分と大幅に自己記録を更新できましたし、そこまで無理をしたという感じもなく、雨の悪条件もあったのでもう少し縮められるかなという気も。11時間切りも狙っちゃいましょうか。6月にいけたというのも気持ち的に大きく、それなら盛夏を除けばいつでもチャレンジできそうです。今までは挑むのに結構気合を入れていたのですが、今後はもう少しリラックスしていけそうです。今後の糧になる満足の山行でした。
〇今日のヤマスタチェックポイント
今日のコース上にたくさん。時間を惜しんで代表して掬星台と最高峰だけに。
●掬星台(リニューアル「摩耶山ハイク」)
●六甲山最高峰(「日帰りで楽しむ全国80山スタンプラリー」とリニューアル「六甲山スタンプラリー」)
掬星台はチェックインできたのですが最高峰はダメでした。最高峰は3Gしか入らなかったので、通信事情が良くてAGPSが使える必要があるのかも。
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