木曽駒ヶ岳 雲の上でテント泊トレーニング

2015年08月08日(土) ~ 2015年08月09日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 11.4km
• 登り: 899m
• 下り: 908m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:05
• 休憩: 1:50
• 合計: 7:55

7:10 千畳敷駅
7:15 7:25 剣ヶ池
8:15 乗越浄土
8:18 宝剣山荘
8:20 天狗荘
8:35 中岳
8:50 9:40 （木曽駒ケ岳）頂上山荘
10:10 10:20 木曽駒ヶ岳
10:40 馬ノ背分岐
11:30 黒沢分岐
11:30 濃ヶ池分岐
11:45 遭難記念碑（聖職の碑）
12:00 12:10 将棊頭山
12:25 遭難記念碑（聖職の碑）
12:40 黒沢分岐
12:40 濃ヶ池分岐
12:55 13:10 濃ヶ池
13:55 14:00 駒飼ノ池
14:25 14:35 宝剣山荘
14:35 天狗荘
14:50 中岳
15:05 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘

2日目

• 山行: 1:25
• 休憩: 0:10
• 合計: 1:35

7:00 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
7:15 中岳
7:25 天狗荘
7:25 宝剣山荘
7:30 7:35 乗越浄土
8:25 8:30 剣ヶ池
8:35 千畳敷駅

天候

8/8 晴れのち曇り
8/9 快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

■行き
菅の台バスセンター駐車場に駐車する。
伊那バス（駒ヶ岳ロープウェイ・しらび平行）　6:10菅の台バスセンター - 6:40しらび平
駒ヶ岳ロープウェイ　6:45しらび平 - 6:55千畳敷

⇒登山口：千畳敷駅
⇒下山口：千畳敷駅

■帰り
駒ヶ岳ロープウェイ　8:50千畳敷 - 9:00しらび平
伊那バス（駒ケ根駅行）　9:15しらび平 - 9:45菅の台バスセンター

菅の台バスセンター駐車場より、帰宅。

コース状況／危険箇所等

■登山道
全体的に、登山道はよく整備されています。
農ヶ池〜駒飼ノ池　の間は若干きつめ。ハシゴ有。


■目にした花
トウヤクリンドウ
リンドウの仲間
シナノキンバイ
イワツメクサ
ウサギギク
ハクサンイチゲ
ヨツバシオガマ
モミジカラマツ
タカネグンナイフウロ
ハクサンフウロ？
イワギキョウ
チングルマ
ウメバチソウ
イワカガミ
コバイケイソウ
バイケイソウ
コオニユリ
ミヤマダイコンソウ
ハクサンチドリ
オンタデ
コマクサ
ゴゼンタチバナ
ヒメウスユキソウ？
オトギリソウ
ヤマハハコ
アオノツガザクラ

■服装
1.アンダーシャツ長袖
2.ワイシャツ長袖
3.フリース（トレールアクションパーカー）

1+2
夜は1+2+3

その他周辺情報

■宿泊
駒ヶ岳頂上山荘テント場（１人900円）

■日帰り温泉
こまくさの湯

写真

8/8 6:56

またまたやって来ました千畳敷カール。
雲が秋っぽい。

8/8 6:57

南アルプスもよく見えます。

8/8 7:08

駒ヶ岳神社
奥のピークは島田娘かな？

8/8 7:10

最盛期を過ぎていたとは思いますが、数多くの花を見ることができました。
まずは先陣を切ってウメバチソウ。

8/8 7:11

続いて、ヤマハハコ。

8/8 7:12

富士山！

8/8 7:15

ウサギギク

8/8 7:16

剣ヶ池が見えてきた！

8/8 7:17

剣ヶ池はカールの底に位置しています。

8/8 7:18

宝剣岳と剣ヶ池

8/8 7:18

天気も良い

8/8 7:23

池に映る峰

8/8 7:26

リンドウ発見。
リンドウも色々あって、いまいち見分けがつかないんです。。。

8/8 7:27

8/8 7:28

これはシナノキンバイかな？

8/8 7:28

コバイケイソウ

8/8 7:29

ヨツバシオガマかな？

8/8 7:30

モミジカラマツ

8/8 7:36

タカネグンナイフウロ

8/8 7:38

絵になる

8/8 7:39

カールを振り返って

8/8 7:43

教科書的構図？

8/8 7:44

高山植物界不動のレギュラー（ですよね？）、ハクサンイチゲ登場。

8/8 7:45

眼下の剣ヶ池をズーム

8/8 7:49

お花畑

8/8 7:50

これは、ハクサンチドリ？
初めて見ました。ひゃっほー

8/8 7:51

とても繊細な造形の花です

8/8 7:51

こちらはヨツバシオガマだと思う。
あまり詳しくない人だと、先ほどのハクサンチドリと見分けがつかないかも。

8/8 7:53

コオニユリかな？
周囲にはトリカブト。

8/8 7:55

いよいよ岩壁が間近に

8/8 7:55

千畳敷カール

8/8 8:00

アキノキリンソウかな

8/8 8:01

イワギキョウ

8/8 8:06

こちらにも

8/8 8:09

なんか岩峰の上にボスがいそうだ

8/8 8:10

イワツメクサとトウヤクリンドウ

8/8 8:16

浄土乗越までやってまいりました。

8/8 8:17

中岳！

8/8 8:18

北東の将棊頭山方面もよく見えます。
お？なんか、矢印のところに・・・

8/8 8:18

池発見！
このときはアレが濃ヶ池なのか駒飼ノ池なのか、不明でした。
正解は濃ヶ池。

8/8 8:19

宝剣岳と青空

8/8 8:24

左は天狗岩。
右は三ノ沢岳かな？

8/8 8:29

稜線のイワツメクサ

8/8 8:38

中岳を越えると、いよいよ木曽駒ヶ岳が見えてきます。
さらに、左奥に圧倒的存在感を放つ御嶽山。

8/8 8:39

相変わらずでかい。

8/8 8:39

頂上山荘へ。
テン場はぜんぜん埋まってないですね。早く行かないと場所がないと思っていたので、まず一安心。

8/8 8:45

トウヤクリンドウとイワツメクサ。
稜線上ではこの2種が多かったです。

8/8 8:48

さて、頂上小屋のテン場にとうちゃく。　
受付を済ませて、ささっと設営にとりかかります。

8/8 8:54

ここを　きゃんぷちと　する

8/8 9:14

無事設営完了。本日の我が家@2870m　
設営完了後、駒ヶ岳山頂・将棊頭山方面へ向かうことにします。

8/8 9:55

稜線に残っていたコマクサ

8/8 10:11

山頂前のウサギギク

8/8 10:12

木曽駒ケ岳山頂です。　
3か月前にも来たのですが、山頂の風景だけは変わらないですね。

8/8 10:14

記念に1枚

8/8 10:14

一等三角点「信駒ヶ岳」

8/8 10:16

将棊頭山方面を望みます。遠いなあ。。。　
右が将棊頭山で、中央は茶臼山かな。

8/8 10:18

木曽駒高原方面の谷

8/8 10:18

木曽駒高原をズーム。　
行ったことないけど、なんか別荘地みたいですね。

8/8 10:27

青空の下のチングルマ

8/8 10:30

オンタデ

8/8 10:34

雲の下、馬の背の道が続く

8/8 10:39

これはなんでしょうか。名前調査中。

8/8 10:48

将棊頭山と、、、　
おっと、眼下に濃ヶ池が見えてきました。

8/8 10:48

なかなか特徴的な池ですね。　
じつは濃ヶ池は、日本ではほとんど例が無い「氷食湖」。氷河によって形成されたモレーンが、堰の役目をはたして形成された池だそうです。

8/8 11:07

水は岩壁の湧水から供給されているようですが、かなり水量が少なくなっているようです。

8/8 11:29

ようやく分岐点に到着。　
手書きチックなフォントの看板。

8/8 11:37

うろこ雲（たぶん）の下。それっぽく言うと巻積雲？　
秋ですなぁ。

8/8 11:46

「聖職の碑」で有名な遭難碑

8/8 11:58

眼下には真新しい西駒山荘が

8/8 12:01

やっと将棊頭山に到着〜

8/8 12:04

これから濃ヶ池→宝剣山荘を経て、駒ヶ岳直下のテン場（矢印の場所）まで戻らないといけないのです。うへー、、、
好きでやっているのだけど、この距離はテンション下がります。

8/8 12:14

将棊頭山近くの「天水岩」。
岩の窪みにたまる水が、日照りでも枯れないという伝説があるんだそうです。
たしかに、今日は晴天で雨も降ってないのに、しっかり水がある。

8/8 12:15

天水岩と木曽駒ヶ岳

8/8 12:15

ちょっと天水に空を映してみました

8/8 12:21

伊那方面

8/8 12:30

ダケカンバとうろこ雲

8/8 12:40

分岐に戻ってきました。
行きは右から下りてきましたが、帰りは左の道へ。

8/8 12:42

フウロの仲間。
ハクサンフウロ？

8/8 12:44

モミジカラマツ。

8/8 12:53

濃ヶ池に着いたー

8/8 12:54

風があるので綺麗には映らないけど、水面に逆さ宝剣岳。

8/8 12:55

うーん、良い池です。
これは（個人的に）文句無く殿堂入りの池ですな。

8/8 12:55

畔のリンドウ

8/8 13:01

空、雲、宝剣岳、濃ヶ池

8/8 13:02

コバイケイソウ

8/8 13:04

馬の背の稜線。さっきはあちらから濃ヶ池を見ていました。

8/8 13:05

氷河による池は本当に貴重なのですが、この水量だと少しの変動で無くなりかねないと思います。
何事も、期間限定であり、そうでないものは無いんですけれどね。

8/8 13:06

流れ出る水の描く軌跡

8/8 13:07

ヨツバシオガマ

8/8 13:08

岩壁を映してみました

8/8 13:09

水が透明

8/8 13:09

うん、いい景色が見れた

8/8 13:10

濃ヶ池から流れ出る水の上を進みます

8/8 13:12

馬の背を望む

8/8 13:32

雪渓あり。ほとんど消えかけですが。

8/8 13:33

水の流れが涼しげ

8/8 13:35

さながら小さな宝石のごときアオノツガザクラ

8/8 13:52

カールまで登ってきました。遥か上の稜線に、天狗荘が見えます。
この辺に、駒飼ノ池があるはずなのですが

8/8 13:54

こ、これ？
地図で確認しても間違いなくここです。
池と言うよりはほとんど沢。

8/8 13:56

もうすこし水があれば良かったなぁ

8/8 13:57

ここも氷河が成因の池なのでしょうか？

8/8 13:57

稜線への登り返し。　
ここはしんどい。どんなときも下ってからの登り返しはつらいものです。

8/8 14:15

チングルマの綿毛が開く直前のやつかな

8/8 14:16

チングルマとイワカガミ

8/8 14:20

トウヤクリンドウ

8/8 14:24

稜線に到着〜　
きつかったです。

8/8 14:28

イワギキョウ

8/8 14:38

さて、またあの中岳を越えなければなりません。　
あそこを越えれば、テン場はもうすぐ。

8/8 14:51

よっこいせっと。。。

8/8 14:55

見えてきたー　
当たり前ですが、ちゃんと自分のテントは張ってありました。　
無くなってたらどうしようと思う（笑）

8/8 15:02

だいぶテントの数が増えましたね。　
このあと、さらに増えました。

8/8 15:13

無事帰還

8/8 15:17

ダメ人間まっしぐら（笑）

8/8 15:40

お、また晴れてきた

8/8 16:00

これはウスユキソウかな？　
ヒメウスユキソウなのかな？

8/8 17:27

あまり手間をかけない夕飯。

8/8 17:49

れーかー　
いつものやつです。

8/8 18:26

なんか夕暮が見れそうだ。　
と、ここで事件発生。　
なんとカメラがおかしくなって、シャッターを切る以外のすべての動作ができなくなってしまったのです。ずっとピント合わせしてる感じで、明るさ設定とかオートモードに変更とかもできず。　
詰んだ＼(^o^)／

8/8 18:31

そんな重症のカメラで、できる限り夕暮れを撮影します

8/8 18:33

いい色になってきた

8/8 18:37

木曽駒の夕暮れ

8/8 18:38

雲がおもしろい

8/8 18:39

繊細微妙な造形に

8/8 18:44

沈んでいく太陽

8/8 18:52

そして宵闇へ

8/9 4:33

翌朝〜
テントの中から、むくりなう。

8/9 4:37

朝です。
カメラは治らず、この後日の出で明るくなるとまともに写真が撮れなくなったので、残念ながらここで退場。
これ以降はスマホでの撮影です。

8/9 5:01

おはようございます

8/9 5:03

染まるテン場

8/9 5:24

木曽駒では、八ヶ岳から太陽が登るんですね。

8/9 5:50

良い

8/9 7:01

テントを撤収。
お世話になりました。

8/9 7:09

木曽駒ヶ岳と御嶽山

8/9 7:12

中岳への登り

8/9 7:17

雲の向こうに、今日も南アルプスオールスターズ。

8/9 7:26

宝剣岳、天狗岩、三ノ沢岳

8/9 7:31

将棊頭山方面、濃ヶ池も見えます‼

8/9 7:39

千畳敷カールまで戻ってきました

8/9 7:50

下るぜー

8/9 7:55

谷がいくつも重なる

8/9 8:00

雲の上の南アルプス

8/9 8:26

剣ヶ池まで来た

8/9 8:49

ロープウェイで千畳敷を後にします

8/9 8:51

まだ朝なのでロープウェイの乗客はあまり多くなく、のんびり滝が見れます。

8/9 8:59

しらび平

8/9 12:51

その後、大鹿村の大池に立ち寄りました。
大池のそばにあるお店のそばが超絶美味だったので、紹介しておきます。

撮影機器：

NEX-5T SONY

402SO Sony

装備

個人装備

ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 1/25000地形図 ガイド地図(1) コンパス(1) 笛(1) 熊鈴(1) 筆記具(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) トイレットペーパー(1) ウェットティッシュ(1) フェイスペーパー(1) 日焼け止め(1) バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書(2) 雨具(1) 防寒着(1) ストック(1) 水筒(1) 時計(1) カメラ(1) ズームレンズ(1) カメラメンテナンスキット(1) 予備カメラ電池(1) 予備SDカード(1) 非常食(1) おふろセット(1) 歯ブラシ(1) アンダーウェア(2) 靴下(2) 帽子(1) サングラス(1) マスク(2) スパッツ(1) ザックカバー(1) テント(1) グランドシート(1) ジェットボイル(1) コッヘル(1) マグカップ(1) 寝袋(1)

感想

hirokaz

というわけで木曽駒ヶ岳です。

先日ついに念願のテントを買ったのですが、どうにも活躍の機会がなく、どこかでテントをデビューさせようと、機会を伺っていました。

この土日、そこそこ遠出できることがわかり、これ幸いとテント泊練習を企画。

・そんなに遠くなくて1泊2日で行ける
・登山口からテン場がそんなに遠くない（3時間以下）
・勝手がわかる場所だと不安がない
・景色が良い
・未達の池があればなお良し（ここ重要）


の条件を全て満たす、木曽駒ヶ岳にロックオン。
今年のゴールデンウィークに1度登っていますが、そのときは千畳敷に積雪があったうえに、山頂までの超絶ピストンのみなので、今回は行きたかった濃ヶ池まで足を伸ばす良い機会。
ま・さ・に、一石二鳥。（この言葉久しぶりに使った）


いつもの不眠ドライブで、深夜に菅の台バスセンターに到着。
翌朝、すごい人が多かったのですが、バスもロープウェイもばんばん増発しているので、さほど待たずに千畳敷まで上がる事ができました。

3ヶ月ぶりの千畳敷は、5月とはうって変わって植物の宝庫。
雪の下にこれほどの群落があるわけで、改めてその強いエネルギーを感じます。


テント装備は重いですが、まあそれ以外は特に問題もなくテン場に到着。
マイテントをフィールドに設営するのは初めてなので、かなり時間に余裕を持ってプランをたてていました。
結果としては、設営は簡単でした。撤収の方が大変でしたね。撤収時は風が強くて、色々と飛ばされそうになりました。
もっと改善の余地がありますね。。。



あと、初めて訪れた濃ヶ池。
非常に素晴らしい池でした。逆さ宝剣岳も含め、絶妙な場所に池があるので、周囲の景色が非常に美しいものになっています。

水量はかなり少なくなっていて、そのうち斜面から供給される土砂で埋まってしまうのかもしれません。もしそうなったら、何事も無常ではありますが、ちょっと残念ですね。
そういう点でも、いまの濃ヶ池を見ることができて良かったです。


▼▼▼EXPLORING RECORD========================
ヤマレコ　86記録
3000m峰　4/21
日本百高峰　15/100
日本百名山　24/100
日本二百名山　30/200
日本三百名山　41/300
一等三角点百名山　12/100
都道府県最高峰　6/47
=========================================
（木曽駒ケ岳は日本百名山だが、登頂経験あり）