北アルプス 北ノ俣岳（飛越新道をピストン）

2015年08月09日(日) [日帰り]

• GPS: 10:33
• 距離: 19.2km
• 登り: 1,473m
• 下り: 1,469m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:49
• 休憩: 0:34
• 合計: 10:23

距離 19.2km 登り 1,473m 下り 1,475m

5:26 飛越新道登山口
7:07 7:08 飛越新道分岐
7:58 8:05 寺地山
9:08 9:09 北ノ俣避難小屋
10:46 10:47 神岡新道分岐
11:12 11:29 北ノ俣岳
11:57 神岡新道分岐
13:43 13:45 寺地山
14:30 14:35 飛越新道分岐
15:49 飛越新道登山口

天候

晴れ！！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

有峰林道 飛越トンネル西側の駐車場を利用。
朝5時の時点で8割方埋まってました。

コース状況／危険箇所等

良く踏まれた登山道で迷う要素は非常に少ないと思います。
ぬかるんでいることを懸念してましたが、本日は注意して歩けば問題なし。
靴に泥汚れが付くなんてこともありませんでした。
（一方、雨が降ったら相当ひどくなることも理解しました）
北ノ俣岳本体に取り付いて以降は足元悪くなります。

その他周辺情報

飛騨側から入りましたが、温泉等は新穂高もしくは神岡まで行かないと有りません。

写真

8/9 5:20

飛越トンネル到着。
駐車場は8割ほど埋まっていました。
さすが夏休みですね。

8/9 5:20

登山届も書いてさあ出発。

8/9 5:39

朝一にしてはキツイ坂を登らされる。
まずはトンネルの上に出るってことですね。

8/9 5:47

何だか可愛い送電塔。

8/9 5:55

友人が登るという天蓋山かな？

8/9 6:22

木の根のトラップ。

8/9 6:26

ぬかるみを埋めた材木たち。
随所に出てくるんですけど、整備は大変だ。

8/9 6:26

深南部のような厚い森林ではなく、けっこうまばら。
今日の日差しは厳しいので、これは辛いぞ。

8/9 6:44

1842m地点とは神岡新道（現在は廃道に近い）との出会い。

8/9 7:00

ぬかるみ。
これはまだ小さい方。
気をつけて歩けばハマることは無い。

8/9 7:04

分岐に着きました。
ここまで1時間半ほど。

8/9 7:06

神岡新道はこの通り。
ボサボサです。

8/9 7:06

こっちが登ってきた飛越新道。

8/9 7:08

お日様キツイです〜。

8/9 7:13

ものすごい整備力。
頭が下がります。

8/9 7:13

緑が目に鮮やかです。

8/9 7:15

ラッパのような葉っぱ。
登山道の左右はこいつが多い。

8/9 7:22

あの尖がりは・・・笠ヶ岳？

8/9 7:43

鏡池。
稜線上なんだけど、相当水ハケが悪いんでしょうね、この山。

8/9 7:44

ニッコウキスゲ・・・ですね？

8/9 7:54

西側には白山と思われる山塊。

8/9 8:00

寺地山到着。
ここまで2時間半。

8/9 8:14

寺地山で休憩を入れ、次の角を曲がったら。
ジャーン！！
北ノ俣です。
あんな所まで行けるのか、急に不安になる。

8/9 8:14

何だかいろいろと顔を出してきたぞ。

8/9 8:36

森林限界を目前に、地味に登って行きます。

8/9 8:47

木道も見えてきた。

8/9 8:53

避難小屋前に到着。
小屋は直接見えない。

8/9 8:55

少し南側に歩くと避難小屋。
可愛い小屋だ。

8/9 8:56

お水も出てました。
出方は不安定で、この写真は強弱のうちの強。

8/9 8:58

小屋の中。
キレイです。
奥の扉の向こうにはトイレあり。
使った紙は持って帰ってね。

8/9 8:58

小屋前の温度計は25度。

8/9 9:07

積雪期には扉の上の台形部分から入るんですね。
何メートル積もるんだ・・・。

8/9 9:20

登山道へ戻りました。
しばらく木道が続きます。
これで山頂へ行けるなら快適快適。

8/9 9:23

湿原あり。
避難小屋の水があるのも、このおかげでしょう。

8/9 9:25

木道終了。
足元の悪さに愕然。

8/9 9:27

可愛いお花がたくさん咲いてます。

8/9 9:31

ミヤマリンドウ？

8/9 9:51

ケサランパサランじゃなくてチングルマですね。

8/9 10:24

・・・黄色いお花。

8/9 9:49

それで足元はこんな感じ。

8/9 9:58

有峰湖の湖面が見えてきた。
右手の白い部分は折立か？

8/9 10:04

完全にティンバーラインを超えました。
ん〜感動。

8/9 10:07

訳ありなのかケルンが途中にありました。
岩をひと積み。

8/9 10:12

ふと右手を見ると残雪あり。
それにしても登りがキツイ。
酸素も薄いのか、ゼエゼエしちゃう。
この後30分ほどキツくて撮影なし（笑

8/9 10:43

やったー薬師が間近に見える！！

8/9 10:45

右手に本日の目的地、北ノ俣岳。
もう少しだ。

8/9 10:47

メインルートとの合流点へ到着。

8/9 10:47

看板は地面に。
ある意味合理的。

8/9 10:48

見渡すといろいろ見えるけど、撮影は我慢して足元を（笑

8/9 10:49

最後の一登り。
景色の良さに疲れも吹っ飛ぶ。

8/9 10:56

はい到着。
5時間半、掛かりました。

8/9 11:00

南方には御嶽。

8/9 11:00

槍だ！
肉眼で見るのは初めてです。

8/9 11:05

腹が減って死にそうなので、まずはメシだ。
槍を見ながら湯を沸かす。
風があるので体でかばう。

8/9 11:11

軽さ優先で選びました。
エビピラフ、結構いける。

8/9 11:13

三角点。
意外なことに三等賞。

8/9 11:22

大きなケルンが風よけになって良い。

8/9 11:51

いやー尖がってるな。

8/9 11:52

絵としてはこっちの方がバランスが良いね。
青い空とベージュの稜線、緑の草原に残雪の白。
名残惜しいですけど、帰りましょうか。

8/9 11:59

薬師岳さん、さようなら。
そのうち行きます。

8/9 11:59

登山道が荒れちゃってますね。
轍が掘れてガレてしまったものだから、それを避けて轍が左右に広がって行く。
難しいことだけど、なるべくガレの上を歩いた方がいいんだろうな。

8/9 12:02

こうして見ると先が長い。
帰れるのか・・・。

8/9 12:50

こうして見ると山頂は遠い。
よく登ったよ（笑

8/9 12:53

逆さ北ノ俣。
いまいち。

8/9 13:34

ずーっと気になってた大きな菜っ葉（笑
帰って調べたら水芭蕉らしい。
確かに実のようなモノが特徴ではある。

8/9 13:43

見納めに振り返るとガスが出ていた。

8/9 13:45

寺地山。
山頂から2時間。

8/9 14:30

神岡新道の分岐。
山頂から2時間40分。

8/9 14:42

給水所ではありません。
誰かの忘れ物のようです。
（回収してません、ゴメンネ）

8/9 15:42

やっとトンネルの上まで帰ってきた。

8/9 15:51

無事下山。
山頂からちょうど4時間。
合計で10時間半の山遊び。

撮影機器：

TG-1 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

superfrog

夏休みの前半は飛騨の山奥で釣り＆登山。
二兎を追うもの・・・という諺がありますが、今回は双方とも大満足。

最初、同僚から飛越新道経由で北ノ俣岳を提案された時は、先週の光岳を思い出し無理と思いましたが、出発地点が1500mあるし、山頂からの展望を何とか見てみたいということで敢行しました。
皆さんのレコからすると飛越新道＝「ぬかるみ」で、まったくその通りですが、今回はずーと天気が良かったせいか気を付けて歩けば全く問題無し。
ちなみに、踏み跡明確、看板は必要最小限、目印多少ありという状況。

【駐車場〜神岡新道分岐】
スタート直後に急な坂がありますが短いです。
その後アップダウンを繰り返し分岐に至ります。
行きはどうってことありませんが、帰り道だと駐車場への下りが辛いかも。
敢えて言えば、神岡新道と飛越新道の分岐が地味なので、行きにきちんと確認した方が良いかも。

【神岡新道分岐〜避難小屋】
ゆるいアップダウンが続きます。
ニッコウキスゲの群落が数か所に見られました。
寺地山を越えたら目的地がドーンと見えて感動。

【避難小屋】
少しだけ登山道から離れていて、分岐地点からは見えませんでした。
木道を少し降りれば可愛い小屋があります。
詰めれば10名くらいは泊まれるかな？（もっといける？）
水場もありますが、水の出方が不安定なのでアテにしていくと辛い目にあうかも。

【避難小屋〜山頂】
標高差600mを一気に登ります。
最初は木道なので楽ですが、そのうち掘れた悪路になります。
植生保護のためなるべく轍の中を歩きたいモノですが、どうにもならない所もありました。
2400m以降の急登は酸素が薄くなることもあり（？）、非常にキツかったです。
山頂を見てしまうと、あまりの遠さに心が折れます（笑
が、稜線に出れば疲れも吹っ飛ぶ絶景！！

【山頂】
さすがに人気のルートだけあって、ひっきり無しに登山者が訪れます。
我々のようにここが目的地という方は希で、多くの皆さんが縦走、周回でここを通って行くようです。
近くは薬師岳、水晶岳、黒部五郎岳、遠くは槍ヶ岳と北アの絶景を満喫。

次に来る時は黒部源流かな。