火打山・妙高山
- GPS
- 34:21
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 1,986m
- 下り
- 2,132m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 9:05
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 10:31
天候 | 1日目(8/8)快晴 2日目(8/9)晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただし、若干傾斜がありますので、車中泊をする場合は場所を選ぶ必要があります。 土曜日の午前6時でも駐車スペースは余裕ありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
メジャーなルートですので今更感もありますが自身の記録も兼ねて。 1日目 ○登山口〜黒沢橋 山門のような立派な登山口からスタートです。 登山届、そして下山届も備えられています。 ここから黒沢橋まではほとんど(おそらく9割以上)木道歩きで傾斜もきつくありません ので、登り始めのウォーミングアップには良いかもしれません。 場所によってはすれ違いや追い越し用の待避所的木道もあります。 ○黒沢橋〜富士見平 ここから本格的な登りになります。 黒沢橋からしばらくすると十二曲りが始まりますが、 所々に階段もあり歩き難くはありません。 それよりも十二曲りを過ぎてからの方がキツイ感じです。 急登を終えるとちょっとした広い場所になり休憩に適しています。 ここからは傾斜も緩くなり、しだいに林相が変わり始めてきます。 大きな石と上に空が現れるとすぐに富士見平です。 ○富士見平〜高谷池ヒュッテ 黒沢岳を巻く感じで細かいアップダウンはあるものの平坦に近いです。 そしてしばらくすると目指す火打山や焼山が現れてきて嬉しい一瞬です。 ヒュッテまでもすぐです。 ○高谷池ヒュッテ〜火打山 高谷池のテン場にテントを設営して荷物を軽くすれば、 これからが今回のメイン第一弾です。 高谷池を約半周して池から離れると天上の楽園とも思えるような光景になります。 木道の両側にワタスゲ、ハクサンコザクラ、チングルマ、ツガザクラ、コイワカガミ、 ウメバチソウ、ヨツバシオガマ、イワイチョウなどなど。 そして僅か下って天狗の庭の標識のあたりからは火打山が間近になり、 池塘に写る「逆さ火打」が楽しめます。 池塘から離れると一気に山頂まで上り詰めますが、急登と言うほどでもなく、 この区間も登山道の両側に沢山の花が咲き誇り楽しく歩けました。 どんどん高度を上げていき振り返れば先ほどの天狗の庭を見下ろせ、 その向こうに妙高山も姿を見せます。 途中のライチョウ平はちょっと一服するのにはいいところですが、 それほど広くはありません。 小生が行ったときはライチョウさんはお出かけ中のようで会うことは出来ませんでした。 山頂は結構広くて360度の展望です。 雲がなければ北アルプスや日本海も観られるのでしょうが、 残念ながら小生が着いたときは陽射しは強いものの雲も現れ始めて眺望を楽しむことは 出来ませんでした。 それでも大満足です。 それとこの区間はほとんど背の高い樹が無く、陽射しをもろに浴びますので紫外線対策は 必要かと思います。 2日目 ○高谷池ヒュッテ〜黒沢池ヒュッテ 高谷池を離れるといきなりゴロゴロとした大きな石が出てきますが、 それも僅かで茶臼山です。 あまり山頂らしくはありませんが、眼下に黒沢池とヒュッテ、 外輪山の奥に妙高山が見えます。 ひとしきり下ると黒沢池ヒュッテです。 ○黒沢池ヒュッテ〜長助池分岐 ここから妙高山はピストンですので、テン泊装備をデポしてメイン第二弾です。 大倉乗越までの登りは荷物が軽くなった分楽に登れました。 大倉乗越から長助池分岐までは、危険個所がほとんどない本コース中で、 強いて挙げるならば唯一の危険個所かもしれません (落ち着いて歩けば恐れるほどではありませんが)。 まず大倉乗越から15分ほど下りになりますが結構な傾斜です。 何か所かロープがあります。 ただ、この先妙高山までロープが用意されているところが何か所もありますが、 使うかどうかは微妙です。小生はほとんどロープには触れませんでした。 急な下りが終わるとトラバース気味になりますが、道が傾斜していたり、 刈られているものの笹の下草などがありちょっと歩き難いです。 途中で崩落地を通過しますが、赤いテープに沿って注意して歩けば大丈夫です。 最後に15mほどの雪渓をトラバースすればすぐに長助池との分岐です。 雪渓は普通に歩けます。 雪を一掴みして顔や腕に当てるととても気持ち良かったです。 ○長助池分岐〜妙高山 分岐にはちょっとしたベンチがあり、ここで最後の登りに備えて一服します。 ここから山頂まで一気に登りますが、急登の割には登りやすかったです。 一つは山頂目前まで樹林帯なので直射日光が遮られます。 これが直接カンカン照りにさらされたら疲労度は2倍以上だったと思います。 もう一つ、結構大きな石がゴロゴロしているのですが、浮石がほとんどなく、 適度に足場がありスイスイと登れる印象です。 そして山頂。 ますは北峰です。百名山の標柱や三角点があり沢山の人が休憩していました。 昨日登った火打山ともご対面です。良い眺めです。 北峰から5,6分で南峰です。 その間もミョウコウトリカブトが沢山咲いていていい感じです。 南峰では定番の「妙高大神」のプレートを写真に収めて、 あとはのんびり山頂気分を満喫です。 妙高山から黒沢池ヒュッテまでは往路を戻ります。 ○黒沢池ヒュッテ〜富士見平 ここからはデポしていたテン泊装備を背負って帰るだけ。 小生的には「事後処理」と思っていたのですが、嬉しい誤算がありました。 黒沢池ヒュッテからしばらくの間、黒沢池に沿っての木道歩きは重くなった背中の荷物を 感じなくなるほど気持ちのいい木道歩きでした。 見渡せば青い空と緑の湿原、風に揺れるワタスゲ。 「清々しい」とはまさしくこの風景を言うのだと感じました。 前日の天狗の庭も良かったですが、ここのシンプルな風景は特筆です。 コースタイムなど気にせず、できるだけゆっくり歩かないともったいないところです。 楽園歩きが終わると富士見平までは地味な登りとなりますが、 相変わらず左右の花を愛でながら歩けばあっという間です。 富士見平からは昨日の道を戻ります。 |
その他周辺情報 | 高谷池キャンプ場:410円/人・泊 ・約30張程度、当日はちょうど満杯な感じでした ・とてもフラットでペグも刺さり易く、テントが張りやすいです ・水場はすぐ近くですが要煮沸です ・トイレは靴を脱ぐ必要があります ビール:520円 ペットボトル類:310円 どちらもあまり冷えてないです 購入したビールの缶、ペットボトルは持ち帰りです |
写真
装備
個人装備 |
BOURBON
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感想
理由は判らないのだけれど好きな漢字というのがいくつかある。
彩、英、織、紫、麻、香、真、など。そして「妙」。
因みに長女には名前の一字には「彩」、次女の名前には「英」と「香」という
漢字を使っている。
というわけで以前から気になっていた妙高山。
学生時代、スキーをしていた頃から「妙高」は気にはなっていたものの、
苗場や白馬方面ばかり行っていて妙高は行ったことがなかった。
山としての妙高も気にはなっていたものの何せ遠い。
小生の自宅からだと車で八ヶ岳あたりだと160〜180km。妙高となると約300km。
遠いということは時間がかかる、ガソリン代がかかる、高速代がかかるの
「3かかる」なのだ。
しかし、1年ほど前からどうしても気になり始めて、ついに火打山でセットで行ってみた。
いつもなら金曜の夜に会社から帰宅後に家を出て、途中のサービスエリアで仮眠のパターン
だけど、今回は金曜日に休暇を取り、昼に出発、笹ヶ峰駐車場でゆっくり車中泊。
これが正解か。
いつもは1週間仕事をして疲れた体に更に睡眠不足で歩くのだが、
今回は車の中で8時間以上寝た。やっぱり楽だなぁ。
さて、山行はと言えばこれはもう大満足、大満喫。大成功。
体調万全、天候には恵まれ、季節がら人は多いけど想定の範囲内。
花は想像以上に咲き誇り、緑の池塘は美しく、テン場も使い易かった。
最初は妙高が目的で火打はおまけ的に考えてたけど、
結果的には火打山の方がお気に入りかなぁ。
ちょっと遠いけど、火打山だけを目的に1泊で来るのもいいなぁ。
とりあえずこれが今夏の新潟遠征第一幕なのでした。
※花の名前は自信がありません。
間違っていましたら是非ご指摘お願いします。
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