【大感動】上高地〜槍ヶ岳〜大キレット〜奥穂高岳 激登山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 34.0km
- 登り
- 2,758m
- 下り
- 2,755m
コースタイム
- 山行
- 8:38
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:38
- 山行
- 9:16
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 11:00
天候 | 8月9日 快晴 8月10日 晴れのち小雨 8月11日 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
定額タクシー 沢渡⇒上高地BT ¥4,200 |
コース状況/ 危険箇所等 |
3日間とも天候に恵まれたために、危険なコースはありませんでした。 ただし、降雨時は大変危険な場所多数あり、岩場は滑りやすい。 |
その他周辺情報 | 下山後は、沢渡駐車場の足湯で疲れと汚れた足を清め、その後松本IC近辺にある瑞祥 松本館にて疲れと、汚れを洗い落とす。\650/大人 温泉の他多くの浴槽があり大変くつろげる施設です |
写真
装備
備考 | 洗顔シート、使い捨てコンタクト、ネックゲイター |
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感想
東京の山メンバーと3年前から構想していた、北アルプス縦走を夏期休暇期間に実行
天候にも恵まれて最高の縦走が実現できました。
■準備段階
・メンバーのみんなが情報を取り寄せ、必要な道具の買足しや、アクセスの計画を練り事前打ち合わせも実施、否応なくテンションが上がってきました。
■初日(8月9日)
首都圏を前日21時に待ち合わせし、沢渡駐車場に1時頃到着。車の中で仮眠し朝からの登山に備える。足湯に予約したタクシーに迎えに来てもらい、7番目にゲート前に並んでいざ、上高地BTへ
5:30に出発、とにかく天気が良く河童橋からの眺めは、まさにど定番ですが憧れの山容でした。横尾山荘までひたすらなだらかな登山道を進みます。
槍沢ロッジで昼食。快晴による高温、睡眠不足、風邪のためか足が重くこの先の不安が・・・。
天狗原分岐からヒュッテ大槍までの登りがこの上なく辛く、ホントバテバテで倒れ込むように本日の宿泊先であるヒュッテ大槍に到着。
最近のアルプスの山小屋は大変きれいですね!!(ビックリ)寝室は、4人一組のスペースが2段ベット状態になっており、ここに充電用のコンセントが設置されていて。晩御飯もワインに大変おいしい料理(鶏肉のホイル焼き)にご飯が進みます!!
夜は、見た事の無い様な、満点の星空を満喫、明日の槍ヶ岳も天気が良さそうな気配です。
■2日目(8月10日)
本日が今回のメンイベント、槍ヶ岳+大キレット
朝から快晴、絶好のコンディションです。
ヒュッテ大槍から約一時間で槍ヶ岳山荘に、ここでザックを下して、憧れの槍ヶ岳にトライです。思いのほか登山者も少なく殆ど渋滞もせずに、ハシゴ、クサリ場との格闘が始まりました。期待通りの?恐怖感のあるセクションの連続ですが、天候もよかったので、よく整備されたルートを慎重に行けば問題ありません。
最後の長いハシゴを登れば、槍ヶ岳の山頂です。360°の大パノラマが快晴の空のもと堪能できました。頂上はそれほど広くないために次から次と上がってくる人に遠慮しながらお決まりの記念写真をして15分程の大感激の時間でした。
槍ヶ岳山荘に戻り、槍ヶ岳を眺めながらの贅沢に前日の山小屋で準備してもらったお弁当で、朝食。その後南岳小屋でメンバーの一人と分かれての大キレット挑戦。
最後まで、行くか行かないかで悩んでいましたメンバー唯一の紅一点は、朝からの槍ヶ岳アタックですっかりご満足!!大キレットは次回のお楽しみということで、南岳小屋で別れ、優雅に時間を過ごすことになりました。(この様な時間の過ごし方の贅沢でいいですよね!!)
大キレットは緊張の連続でした。前日からメンバーから難易度や過去の事故等の話を聞かされていたために、いつも以上に慎重に、一歩一歩を丁寧に刻んでゆき無事北穂高小屋に到着。槍ヶ岳⇒北槍方向は定番で慎重に進めば(雨天時除く)ある程度の経験値があれば問題ありませんが、その逆方向はその難易度も一層アップする感じが。飛騨泣きも、上る場合と下る場合ではその難しさは倍増だと感じました。
また、終盤から小雨が降り出し、途端に岩の表面が滑りやすくなり天候次第でこのルートの難易度は様変わりすると推測できました。
今回は、この登山に挑戦するため、メンバーはそれぞれ山岳保険に加入。ドコモの傷害保険に、モンベルの野遊び保険に。他のメンバーからは「野遊び保険」は、大キレットは補償に入らないのではとの声もあったが、実線の登山道のため大丈夫と理解。
しかし、北穂高小屋までは思いのほか距離を感じて体力が無くなった為もありますが最後の最後まで厳しいルートでした。雷鳥が出迎えてくれたのが唯一の癒し。
小屋に着くなり、生ビール(\800)で自分に乾杯!!こんな場所でこんな美味い生ビールに出会えるなんて、最高の一日の〆でした(笑)
15時以降からの雨も22時頃から晴れこの日も天体ショーを堪能することが出来ました。
■3日目(8月11日)
北穂高小屋から5分もせずに、北穂高岳山頂に。ご来光目的の多くの宿泊客が山頂に大集合です。少々雲が多かったですが、ご来光を見ることが出来、本日も天候が良さそうな感じです。
2日間の累積した疲労は、アラフィフの身体にはダメージを残しており、北穂高⇒奥穂高までのルートが、その身体に更なる鞭を入れてくれます。
私の感覚では、大キレットよりこのルートの方が、高度感、緊張感、危険感含めて困難であり、4足歩行の感覚でそれこそ一歩一歩慎重に進んできました。
しかし、昨日からの自分の歩んできたルートが場所場所から振り返ると壮大な景観に綺麗に見て取れ、そのバックに槍ヶ岳がいつも佇んている姿は本当に感動ものです!!何枚も写真を撮りましたが、その違いは、ここを歩いたものでなければわからないでしょうね、それはしょうがないですね!!
持参した、ホームセンターで購入した手袋は、滑りやすく大キレットからずっと素手で岩を掴んでいたため、手の表面も傷めっぱなし。素手の感覚は大切ですが、やはり手袋の方が良いのかと、手袋を研究せねば!!
また、メンバーが下りで前向きにステップを踏み外し危うく滑落寸前に(汗)。幸い大事に至らなかったが、急な下りは後ろ向きに降りるのがやはり鉄則と二人で痛感、以後スピードはさらに遅くなったが、慎重に進めることになりました。
そして今回100名山2座目の奥穂高岳に到着。小さな祠が凛々しく佇んでいる姿に感激。思い思いのポーズで記念写真を撮りながら、昨日分かれた紅一点のメンバーとの待ち合わせ時間にどうやっても遅れることが判明し、早々に長い下山ルートのスタートです。結局予定より2時間遅れで上高地BTに到着し、別ルートから下山してきたメンバーとも合流出来、この素晴らしい3日間を締める事が出来ました。
沢渡駐車場に戻って、足湯で先ずは足の臭い消し(笑)その後松本市内で大浴場でこの3日間の汚れと、疲れを洗い流し、併設された食堂で遅めの食事と反省会を実施。
先ずは、メンバー全員が怪我無く、無事に帰ってきたことに感謝とともに、天候に恵まれた、そして北アルプスの壮大な自然に大感謝で、3年前からの構想を実現することが出来ました。
本当に素晴らしいコースです。皆様も是非堪能してください。本当はもう少し時間に余裕があれば更に素晴らしい感動を得ることが出来ると思います。
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