白馬三山 今年の夏はのんびりと絶景、お花、温泉の旅
- GPS
- 25:54
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,171m
- 下り
- 2,736m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:47
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:35
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 7:05
天候 | 8/10 晴れ 8/11 晴れ 8/12 曇り 8/13 曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
縦走後、猿倉からタクシーで八方へ:3100円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的によく整備されていますが、何か所か注意すべき場所があります。 天狗原〜白馬乗鞍:大きな岩がゴロゴロで隙間が深いのでスリップ注意 鑓温泉手前のくさり場:岩場そのものの難度はそれほどでもないのですが、足元の岩がとにかく滑りやすいので、要注意です。 |
その他周辺情報 | 八方第2駐車場内に「八方の湯」800円 新しくてきれいです。 その他、近辺に立ち寄り湯多数あり。 |
写真
感想
3泊4日で白馬三山を縦走してきました。
最近はガツガツした山行が多かったので、今回のテーマは、のんびりと山を楽しむです。
頑張れば1泊2日で行けるルートですが、あえて3泊です。2年前行った白馬岳の絶景を見せてあげたくて母を誘って一緒に行ってきました。
9日に大阪から八方まで移動し八方第2駐車場に駐車。八方の湯でゆっくりお風呂に入って、車中泊。
朝起きてみると、白馬三山がきれいに見えます。テンションあがる〜。
6時35分のバスで栂池に移動して、ゴンドラとロープウェイを乗り継いで栂池自然園から登山のスタート。
少し、雲が出てきたものの、相変わらず展望バツグンです。
天狗原からの急登は、大きな石ゴロゴロでスリップ注意です。下山には使いたくないなぁ。(って2年前にはここを下山したのだけども・・)
白馬乗鞍岳を経由して、白馬大池に到着後、白馬大池山荘でチャーハンとビールでお昼ご飯。今日は、ここでテント泊です。月曜日だったので山荘はそれほど混んでなかったようですが、テント場は満員御礼。公式には30張とのことですが、50張以上のテントが並びました。周りはお花畑。夢中で写真を撮りました。
初日の夜ご飯はお鍋です。たっぷり食べて、おやすみなさい。朝3時頃目が覚めて外を見ると満天の星空。今日も良い日になりそう。
2日目、今日は白馬岳までです。
まずは、小蓮華山を目指して歩き始めます。道はゆるやかに登って行きますが、とても気持の良い稜線です。
船越の頭まで来たところで、大展望が開けました。鹿島槍、五竜、唐松が良く見えます。ここから小蓮華山までの景色は、ドラマ「坂の上の雲」のエンディングで使われていたと、団体のガイドさんが解説していました。何故に、四国松山が舞台のドラマで北アルプス?
小蓮華山を過ぎると、白馬岳が姿を見せてくれました。展望が良く、剱岳、立山、遠くに槍、穂高まで見えます。
白馬岳の山頂には、新田次郎の小説「強力伝」で有名な、強力さんが担ぎ上げたという『風景指示盤』があります。187kgあるそう!天板には何故か小銭がたくさん置かれてました。
白馬山荘に到着して、レストラン スカイプラザ白馬でお昼ご飯。
2年前は、10月の小屋閉め間近で営業終了していたので、今回はどうしてもここでお昼を食べたかったんです。うわさどおり、とてもきれい。
剱岳、立山連峰が一望できる窓際を陣取って、生ビールとカレーライスでお昼にしました。
白馬岳頂上宿舎まで降りて、ここのテント場が今夜の宿となります。
テント場は今日もとても賑わっていました。
今夜の夕食は、頂上宿舎でいただきます。ここの夕食は山小屋ではめずらしいバイキングで、豪華ではないものの一つ一つがとても美味しくて、すごく満足でした。
3日目。今日は、杓子岳、白馬鑓ヶ岳を経由して鑓温泉までです。
天候は薄曇りですが、雲の位置が高く、展望はバツグン。
稜線上に今日歩くルートが一望できます。
杓子岳は、山頂に行くルートと巻き道があります。ここで母は巻き道へ。
私は山頂を目指します。山頂への道はガレガレの石で、ズルズルと滑って歩きにくい。見た目よりも急登で少々てこずりました。でもその分山頂からの展望はバツグン。あ〜来てよかったぁ。
その後巻き道を来た母と合流して、次のピーク、白馬鑓を目指します。
白馬鑓ヶ岳の山頂はこの日のハイライト。
もう笑ってしまうほどの絶景が広がっていました。
360度の大展望。唐松から五竜、鹿島槍、剱岳、立山連峰、薬師、水晶、裏銀座、遠くに槍、穂高に富士山。振り返れば白馬岳、小蓮華山、旭岳などなど。
そして、東側は大雲海。
さて、満足したので今日の目的地の鑓温泉に向かいましょう。
稜線を降りて行って、鑓温泉への分岐からさらに下ります。
しばらくは、ザレザレの急勾配で歩きにくい道が続きました。しばらくすると、クサリ場注意、ストックをしまって両手をあけましょうとの看板が出てきました。
ここのクサリ場は、難度はそれほどでもないのですが、とにかく足元の岩が滑るので滑落事故も起こっているとのこと。慎重に通過して鑓温泉小屋が見えてきました。
ここで、母が疲れてしまってしばらく休憩したいというので、先に降りてテント場を確保してから登り返してお迎えに。座り込んでいる母を心配してお世話してくれた方がおられたようで、お世話になりました。ここで御礼させていただきます。
テントを張ってからは、お楽しみの温泉。露天風呂はテント場から丸見えで、すごい解放感です。私が入った時は、10人ほどが入浴していましたが、6人が外国人。人気あるんだね。白人のきれいな女性がビキニを着て入っていました。
普通の温泉ではありえない、お風呂の中で記念写真大会をしておりました。
テント場に戻ってから近くに張っていた人たちとお話しして、その流れで宴会に突入。しばらく飲んでからもう一度お風呂へ。
ここで、午前中からお風呂でずっと飲んでますという人たちと盛り上がり、ワインをごちそうになりました。(ワインを2Lかつぎあげたそう!)
明け方、雨が降り出しました。
最終日、朝はゆっくりして、雨が止んでいる間にテントを撤収して、下山開始です。
中間地点の小日向のコルまでは、片側が切れ落ちた場所や、雪渓のトラバースがあり、アップダウンもあって、意外とハードです。標高1800付近でずっとアップダウンが続き、なかなか標高が下がりません。
下りの苦手な母はペースが上がりませんが、ここまできたら無事に下山することがなにより。ゆっくりと歩をすすめて、無事に猿倉に到着。
お昼を過ぎてお腹がすいていたので、猿倉山荘で天ぷらそばでお昼にしました。
次のバスまで時間があるので、ちょうどやってきたタクシーで八方の駐車場までもどることに。タクシーの中で「八方の湯」の割引券をもらったので、汗をながしてさっぱりしてから帰宅しました。
今回の山は、天候にも恵まれて大絶景を堪能でき、途中に咲く可憐な花たちに慰められながら4日間たっぷりと山を楽しむことが出来ました。
でも母には少しハードだったかな?よく頑張ったね、お母さん。
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