北ア静寂・スリル・花繚乱の「船窪岳〜南沢岳」
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- GPS
- 27:39
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 2,871m
- 下り
- 2,860m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 6:27
- 山行
- 16:19
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 18:32
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
主な危険個所は次の通り。 ・船窪岳からの下りで両側崩壊の馬の背通過が2か所 ・船窪岳第二ピークから先崩壊地の下りで灌木の枝を捕まりながら下る個所(平成4年通過時はワイヤーがあったもののその支柱は宙に浮いていてかなり緊張した) ・南沢岳への登りで崩壊地の際を通過する箇所(一部滑りそうな砂礫上の上を歩いたが右側灌木帯の中に道はあった) いずれもスリルはあるが、慎重に歩を進めれば危険を避けることはできると感じた。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
・平成4年8月針ノ木峠から笠ヶ岳迄を縦走をしたが、中でも2日目の船窪のキャンプ地から野口五郎岳までの稜線は殆ど人に会わず、アップダウンはきついがスリルもあり、そして何と言っても花が繚乱で、いつか再訪したいと思っていた。そこで今年32年ぶりに中でもコアな船窪岳〜南沢岳を船窪小屋に一泊し、周回することとした。
・初日の七倉尾根は標高差1400メートルあるが、道は整備され、また標高差140メートルごとに10番まで一言付された番号標識プレートがあり、励みになった。天狗の庭まで来れば展望は開け、花も咲き、快適な登りとなった。
・船窪小屋の宿泊者は僅か15名。そして何と言っても食事が最高、特にビーフシチューは格別の美味でお替り自由。またアザミのてんぷらも美味しかった。
・2日目は神々しい日の出で始まった。烏帽子小屋まで縦走し高瀬ダムへ下る予定であるが、ダムからのタクシーは16時が最終。縦走路のアップダウンを考えると明らかに間に合わないので、車道を歩くことを覚悟し、縦走に入った。最高の天気と展望に恵まれ、しかも期待以上の百花繚乱。北アルプス珠玉の縦走路を殆ど汗もかかずじっくり味わいながら歩いた。途中スリリングな崩壊地の際の通過があったが、巧みにルートが付けられ難儀はしなかった。
・烏帽子小屋まですっかり時間を要し、小屋に泊まることも考えたが、明日は雨であり、当日では小屋の宿泊は素泊まりのみとのことなので、ヘッデン前提で、ブナ立尾根を下った。暗くても危険はなかったが、念のため持参したメットを着用し下った。最後は長い車道、でも車は通らないので狭い歩道ではなく真ん中を歩くことが出来た(最後は山ノ神トンネルでGPSが受信できず軌跡は切断された)。
・縦走中会った人は三人だけ。各ピークのアップダウンは決して楽ではないが、北アルプス中央付近に位置し展望抜群、スリリングな個所もあり変化に富み、更に食事秀逸の船窪小屋があり、しかも高山帯、亜高山帯の花々が咲き誇っており、北アルプスの中で静寂さを保っているのは不思議なくらいである。
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