剱岳
- GPS
- 15:21
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,805m
- 下り
- 1,835m
コースタイム
- 山行
- 3:53
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 4:05
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 2:44
- 合計
- 11:51
天候 | 【24日】雨時々曇り【25日】雨【26日】曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
剣山荘から別山尾根のルートを登りました。このルートにはカニのたてばい、カニのよこばいなど有名な難所が多く複雑なので、詳しくはガイドブックや専門家によるルート案内などを参考にしてください。YouTubeでも難所の映像などがアップされており、ルートのイメージをつかむのに役立ちます。13箇所の主な難所は難易度は高く高度感もあり、通過するには岩場や鎖場でのある程度の経験、知識、体力が必要です。今回はガイドさんに同行を依頼し、ハーネス、スリング、カラビナを装備しましたので、ガイドさんの判断でアンザイレンし、険しい鎖場はカラビナを使用して通過しました。鎖は汗でも滑るので手袋を装備した方が安心です。これらの難所には鎖や足場などがしっかり整備されていますので、3点確保でゆっくり確実に進みましょう。雨、強風など悪天候の時には危険性が高くなりますので注意が必要です。難所に入ると上り、下りが別の道になりますので、どこからでも引き返すという訳にはいかなくなります。状況が悪い場合には難所にさしかかる前に引き返しましょう。記録写真に剣山荘の各部屋に掲示されている県自然保護課作成の安全登山マップをアップしてあります。分かりやすく紹介されているので事前に熟読しておくと参考になります(カニの横ばいの後に載っているトイレはいまは使用不能)。登山マップによると事故は前剱から一服剱にかけての下りで多く起きているようです。難所ばかりに気を取られることなく、どこにでも危険が潜んでいることに留意する必要があります。 |
その他周辺情報 | 称名滝、美女平、弥陀ケ原、黒部ダムなど観光地が多数あります。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
山で知り合った知人2人と昨年8月、剱岳登山を計画しました。3人とも槍ヶ岳や奥穂高岳などに登っていますが、剱岳は初めてです。そこでガイドさんに同行を依頼することとし、日程は剣山荘2泊3日、天候次第で25日か26日に山頂に向かう計画を立てました。6月にはガイドさん含め4人で八ヶ岳で事前トレーニングを行い、本番に臨みました。室堂から入山した24日は雨模様。25日も朝から雨で風も強かったため、早々に延期を決めました。26日は天候が回復に向かい午前3時30分に剣山荘をスタート。山は雲の中で視界は悪いものの雨は上がって風はほとんどなく、まずまずのコンディションで難所に挑むことができました。山頂では眺望はなかったものの、下山途中には山頂方向に青空が見え、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳や富山湾も遠望できました。何よりも全員が事故なく山頂を踏めたことが最高の収穫でした。帰途では雷鳥にも出会い、たくさんの高山植物を楽しむこともできました。難所が多く国内最難関と言われる剱岳ですが、最大の難関は「天候」ではないかと感じました。山の天気は変わり易く予報が外れることもしばしばです。雨に濡れた岩は滑りやすくなり、難所は一層険しさを増します。霧が出るとルートを誤る可能性もあります。今回も天候に悩まされました。それでも、山の専門家であるガイドさんに同行を依頼し、ハーネスなど必要な装備を整え、余裕がある日程を組んでいたことで、安全第一で臨むことができました。事前トレーニングも含めてガイドさんから登山技術の基本を教えていただき、今後の参考になりそうです。(剣山荘からの行動中はスマホ操作を控えましたので、写真のほとんどはカイドさん撮影です)
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