大雨で朝日連峰縦走は撤退 以東小屋で3連泊
- GPS
- 17:06
- 距離
- 34.4km
- 登り
- 2,981m
- 下り
- 3,009m
コースタイム
- 山行
- 8:49
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 10:00
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 1日目:くもりのちガス 2日目(停滞):ガス時々雨 時々風やや強し 3日目(停滞):雨時々ガス 時々風強し 時折り雷 4日目:ガスのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
(当初の予定)東海道新幹線−上越新幹線−羽越線特急いなほ3号を乗り継いで鶴岡駅に12:42着 13:23の庄内交通の路線バスで朝日庁舎へ行き、市営バスに乗り継いで登山口で下車。翌朝、宿の車で泡滝口まで送ってもらう (実際の経路)東海道新幹線が運行見合わせのため、特急サンダーバード−北陸新幹線−(高崎乗り換え)−上越新幹線ー羽越線特急いなほ7号で鶴岡駅16:40着 庄内交通の路線バスで上田沢まで行き、宿の車でお迎えに来てもらった。翌朝は当初の予定どおりに泡滝口まで車で送ってもらった 復路: (当初の予定)朝日鉱泉から今シーズンの最初の登山バスで左沢駅に行き、左沢線ー山形新幹線ー東海道新幹線の予定 (実際の経路)泡滝口から、当日下山した以東小屋の管理人さんの車で山形駅前まで送ってもらった。山形からは当初の予定どおり、山形新幹線ー東海道新幹線で帰阪 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道標やペンキマーク等がありわかりやすい。 登りの当日は草刈隊が入っていたため、さらにわかりやすくなっていた。 なお、下山時のオツボ峰から樹林帯に入るまでの付近は、ペンキマークはあるが右へ右へを意識して下るとよい。 下山時は大雨のため渡渉箇所が気になっていたが、水は濁っていなくて水量もちょっと多いくらいで特に問題なく渡渉できた |
その他周辺情報 | 日帰り温泉:国道112号線沿いの道の駅にしかわにある水沢温泉館に立ち寄った 入浴のみは350円 サウナが有名みたいだが別料金必要 |
写真
感想
今年は朝日連峰縦走しようと思っており、早めに片付けないと落ち着かないなぁと朝日鉱泉の登山バスの運行開始を待っての計画を立てた。歩くのが遅いこともあり、避難小屋3泊の予定で、朝日鉱泉に下山して運行開始日の朝一の便に乗る予定。ちょっと前の天気予報では縦走2日目がちょっとお天気悪そうだけどその後は曇りベースながらも持ち直す予報。現地に行ってみなければお天気はどうなるかわからないので、とりあえずは現地へ向けて出発!
ところが・・・いきなりトラブル発生😢 保線車両の脱線により東海道新幹線が運転見合わせ。復旧に相当時間がかかるらしい。代替ルートとして北陸新幹線経由でなら、何とか夕方のバスに間に合うように鶴岡に到着できそう。新大阪駅に早めに到着していたので、窓口に40分程度並んだだけで(その後窓口の列はず〜っと伸びていた)、切符のルート変更を完了。何とか鶴岡駅に夕方に到着できた。で、バス停に行くと、目的の行き先(西大鳥)のバスがない!駅前の観光案内所で尋ねると(丁寧に対応していただきました)、今は手前の上田沢までしか行かないとのこと。なので、宿に連絡してバス停まで車で迎えに来てもらった。お迎えがなければ、タクシーの手配が必要になるところだったので助かりました💦
宿は旅館朝日屋。ここに宿泊すると、泡滝ダム登山口まで送迎してもらえるのでありがたい。なお、朝日屋さんは大鳥小屋と以東小屋の管理を任されています。
天気予報を見ると悪化傾向。でも、朝方は青空もチラ見えしてたので、とにかく行ってみよう。朝日屋の親父さんに泡滝ダム登山口まで送ってもらっていざ出発!大鳥池までは普通の曇りの天気。陽が差さないので暑すぎないとはいえ、汗だくで黙々と登ります。大鳥池から稜線を見るとガスガス。樹林帯を抜けるころにはガスの中に突入し、樹林帯を過ぎたら風もある。下からと上からの2組の草刈隊に遭遇したのは非常に心強かった。樹林帯を抜けたあたりからは高山植物トラップに引っかかり、特に風のせいでなかなかピントが合わずにとても時間がかかる。このガスガスの中、初めましてのヒメサユリ🌸に出逢えたのがとっても嬉しい(^^♪ ニッコウキスゲやヒナウスユキソウやマツムシソウやハクサンイチゲやギボウシの群落もあり、以東岳手前にはハクサンシャクナゲも残っており、碧玉水への途中では初めましてのヒナザクラ🌼にも出逢えて、ガスガスの中登った甲斐がありました♫
さて、以東小屋は比較的最近建て替えられたきれいな避難小屋。ちょうど女性の管理人さんが入っており、数日前にヘリでの荷揚げも行われたばかりでビールも豊富(大鳥小屋と以東小屋は他の避難小屋とは管理体制が違うので、運が良ければ荷揚げしたソフトドリンクやビールがあるとのこと)。とっても居心地のよい小屋でした。縦走路を進むつもりで寝袋に入ったものの、時折雨がたたきつける音がするし、翌日は風雨も強くなりそうで、その翌日も天候が回復しそうにない。何にも展望がない中で吹きっ曝しの稜線を歩くのがアホらしくなり、引き返すことを決意。朝、撤退することを管理人さんに伝えた。下山後の足がなく、朝日屋さんに宿泊の連絡をして泡滝ダムまで迎えに来てもらおうかと考えてるというと、26日に下山して山形市まで帰るから、一緒に下山したら山形市内まで車で送ってもらえるとのこと!とっても助かりました(^^♪ なので、以東小屋に3泊することになりました。
管理人さんのラジオを聞いていると、秋田県南部や山形県北部では大雨で大変な被害が出ている!小屋の中にいても、時々風雨が強まり、途中の小さい沢の渡渉や下山してからの林道(2年前に崩れて復旧工事中の箇所がある)が車で通れるかどうかとても不安になる。避難小屋ではdocomoは通じるけど、樹林帯から下では連絡手段がない(大鳥小屋でブレーカーを入れたら衛星電話が使えるらしい)。25日の午後になると、鶴岡市内で避難情報が出るたびに、携帯がピロピロ鳴ってより不安をあおる。最悪、下山しても崩落とかで下界にたどり着けない場合もあるかもとある程度の覚悟を決める。
で、26日の下山日の朝になると、前夜に比べて風雨ともに落ち着いてきた。天気予報でも26日だけはちょっと穏やかそう。増水や崩落さえなければ何とかなりそうな感じなので下山開始。沢の水は濁ってないし、そんなに増水していない。大鳥小屋で交代の管理人さんにとスライドし、林道も何ら問題ないことを確認できて一安心。無事に下山できました♪
今回は、新幹線の運転見合わせから始まり、大雨による撤退とトラブル続きの山行となりました。新幹線がダメな時点で山行自体を取りやめる手もあったけど、お花を見れたり、山の情報を入手できたりしたので、行ってよかったと思いました。体力のあるうちに必ずリベンジします!
ここまで長い駄文を読んでいただきありがとうございました。
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