裏銀座縦走テント山行
- GPS
- 80:25
- 距離
- 50.3km
- 登り
- 3,866m
- 下り
- 3,630m
コースタイム
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:23
- 山行
- 13:49
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 15:47
- 山行
- 11:37
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 13:49
- 山行
- 9:13
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 9:48
天候 | 24日曇り 25日入山日 曇り時々雨 テント場では雷雨⚡️ 26日晴れのち曇り 27日曇り時々晴れ 28日未明から強風雨 雨時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
七倉山荘のゲートで登山届を提出して、タクシーで高瀬ダムへ。途中落石で20分ほど徒歩。再度タクシーに乗車してダムの降車場へ。 ブナ立尾根を登り烏帽子小屋テント場に到着。 烏帽子から野口五郎岳までは快適な稜線歩き。 野口五郎岳から水晶小屋までは岩岩の稜線を登ったり降りたりで厳しかった。 鷲羽岳には行かず、岩苔乗越で水場で補給して、黒部源頭部を下る。途中は渡渉の連続である。 三俣山荘テント場で幕営。 三俣蓮華岳はヘッドライトをつけて30分ほどで早朝到着。ここからは双六岳までは稜線歩きで、まさに天空の稜線って感じ。双六岳から槍ヶ岳めがけて歩く「天空の滑走路」は実物だ。双六小屋からは樅沢岳経由で西鎌尾根を歩く。 千丈乗越からは槍ヶ岳へのエンディングロード。 夕方3時過ぎに槍ヶ岳の往復。 下山はグリーンバンドまでは風と雨。 明神から河童橋まではいつもの左岸が土砂崩れで不通となっていた。明神橋から梓川右岸を観光客と一緒に河童橋まで歩く。 |
その他周辺情報 | 水晶小屋の力汁は白味噌仕立てで餅入り、竹輪やネギやごぼうが入ってすごく美味い。 槍ヶ岳テント場は14時到着でも空いていてホッとしたが、風が吹き抜ける場所でテントが未明からの強風雨でヤバい状態だった。 徳沢園では時間限定の野沢菜チャーハンもまぁまぁ美味いが量が多すぎる。 下山後の入浴はいつもの「しもまき」おしゃべり親父がいつものように愛想笑いしていた。 |
写真
感想
念願の裏銀座テント泊縦走山行が実現した。
総距離は50kmを超え、山行時間は80時間、歩数は、25日15322歩、26日32639歩、27日32169歩、28日43855歩、4日間合計123985歩。
このテント縦走山行に、軽量の大型ザックのExpadライトニング60を購入。バーナーやクッカーなども軽量化に努め、ベースウエイトは7kgに抑えたが食料、水などを含めると15kg。まだまだ絞れる。
初日は七倉山荘を5:50にタクシーで出発。山荘でご一緒だったK氏も同乗頂き、高瀬ダムからブナ立尾根の急登を登った。濁沢には丸太橋が掛けられていたため渡渉は避けられた。(翌日の大雨で流されたようだ)。ブナ立尾根は合戦尾根を厳しくしたものと情報にあったが、時々の雨で暑さが堪えた。烏帽子小屋でテント泊の受付して、早速テントを設営すると、雨が降り出し、雷⚡️も鳴り始め、嫌な予感がし、そのまま夜まで降り続いた。夕食はテントの中で、レトルトの北海道ステーキとピラフ。今回準備したテントはオクトスのシングルウォールテントのため、直ぐにシームから雨漏れが始まり夜通し悩まされて睡眠不足となった。
2日目、1:40に起床してパンを食べて荷を纏め上げて、3時にテント場を出発したが、テント場が複雑に入り組んでおり行きつ戻りつ20分ほど無駄になってしまった。夜が明けると青空が溢れた野口五郎小屋に到着。ここで小休止。同行者二人はさっそく小屋のTシャツを購入していた。
小屋から野口五郎岳までは目と鼻の先で気持ちいい山頂に辿り着いた。頂上からはたおやかな稜線歩きを期待したが、稜線歩きはほんの少しで、後は数え切れないほどの岩岩の小ピークを登り下りし、昼ごろにやっと水晶小屋に辿り着いた。
この小屋で名物の力汁を頂き、エネルギーが回復。水晶岳には行かず、黒部源流域の沢コースを下って三俣山荘テント場に午後2時過ぎに到着した。この源流の沢歩きでは何十回の渡渉があったが、一番大きな渡渉地点で飛んで渡ろうとした際、足の置き場が悪く滑って沢に左肩からどっぷり浸ってしまって、ズボンが大きく破れてしまった。運よく怪我もなく、打ち身もなかった。天気が良かったので濡れたTシャツはすぐに乾いてくれた。
三俣山荘テント場はこの日到着した登山者のテントが10張ある程度。小屋でビールを買い早速仲間と乾杯をした。この日の夕方もやはり雨が少し降ったので各自にテントの中で夕食を摂った。この日の夕食はアルファ米とレトルトカレー、味噌汁。翌日も出発が3時なので早々と就寝した。
3日目、ヘッドライトを点けて3時出発。三俣蓮華岳までは4-50分。まだ夜が明けていない。稜線歩きなので、風や霧が行手を阻むが、夜が明けると気持ちいい天空の稜線歩きとなってきた。
双六岳から槍ヶ岳に続く天空の滑走路が見えてワクワクの連続だ。まさに滑走路の先に槍ヶ岳の先っぽが見え隠れする。感動の稜線から双六小屋に下り、小屋で大休止。この先は樅沢岳を越えれば、西鎌尾根だ。硫黄乗越を越えれば岩岩の小ピークの連続だ。千丈乗越を越えればまさに槍ヶ岳の懐に入ったのも同然だ。2時過ぎに槍ヶ岳山荘のテント受付をしたが、土曜日なのでテン場がもう一杯で殺生ヒュッテに降る覚悟だったが、天候がそもそも良く無いのか、テント場まだまだ余裕があった。38番39番40番の指定場所に早速テントを張り、3時ごろからヘルメットをレンタルして槍ヶ岳本峰に登ったが、ツアー登山客が登り降りが遅く普通の登山者はイライラのしどうしであった。下山後、山荘テラスでビール🍺で乾杯して、夕飯は各自のテントでとることになったが、18時過ぎから風雨が強まり、テントが飛ばされそうな勢いでハラハラドキドキ。雨足も強くシングルウォールテントの縫い目から水漏れが激しくなり、吸水スポンジで必至の吸水。万が一を考えて、直ぐに脱出できるように、カッパ上下を着てザックも纏めて靴も履いて、風雨の夜が過ぎていった。早朝5時出発として、一気にテントを畳み山小屋に逃げ込む。槍ヶ岳山荘から出発する頃になると雨も上がり始めた。グリーンバンドあたりになると風も収まり、雨も小降りとなり、大曲、ババ平キャンプ地、槍沢ヒュッテに至る。
槍沢で休憩。残すところ、横尾、徳沢、明神がもうそこだ。横尾に着くとあとはもう消化試合だ。
徳沢園で食べるメニューがある。それは13時までの限定の野沢菜チャーハンだ。これを頂き身体も復活して明神へ向かう。明神から河童橋までは左岸の林道が土砂崩れで不通。右岸を遠回りでやっとのことで、上高地BTに15時に到着。
長い長い縦走だった。
車はアルペンキャリーサービスに依頼して、七倉山荘から沢渡第二駐車場まで回送してもらいスムーズに帰名できた。
Expedは凄く軽量1.1kgです。なおWxpedにはザックカバーは付いていません。このザックの売りは防水である事をうたっていますが、先週の裏銀座縦走テント山行ではかなり雨が降り最終日はやはり防水力も落ちてきました。結果、雨の日はザックカバーを使って行動した方が良いと分かりました。
今までのザックは雨蓋があったのですが、このExpedは雨蓋が無いので不便を感じます。間違って男性用は買わない方が良いです。
日本人向けに作られていないので小柄の方は最小に調整しないといけないと思います。
因みに私は168cm 63kgで小柄なので調整に苦労しましたが、しっかり調整すれば快適なザックです。こんな感じでよろしいでしょうか?
ご丁寧な回答ありがとうございます😊大変参考になりました。本当にありがとうございます!
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