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Yamareco

記録ID: 7088899
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

上高地から眺めていた吊尾根とジャンダルムへ

2024年08月01日(木) ~ 2024年08月02日(金)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
33:27
距離
16.6km
登り
2,702m
下り
2,058m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:59
休憩
2:54
合計
9:53
5:39
5:40
3
5:43
5:44
5
6:29
8
6:37
6:44
60
7:44
8:10
62
9:12
9:18
13
9:31
10:01
27
10:28
10:36
11
10:47
11:07
28
11:35
12:10
24
12:34
12:52
90
14:22
14:24
11
14:35
14:55
32
2日目
山行
5:51
休憩
3:26
合計
9:17
5:32
35
6:07
6:18
22
6:40
6:45
10
6:55
7:02
4
7:06
7:29
61
8:30
8:52
13
9:05
9:16
11
9:27
9:42
22
10:04
10:17
23
10:40
11:01
12
11:13
11:21
4
11:25
11:51
19
12:27
12:33
17
12:50
13:02
28
13:30
13:31
11
13:42
14:03
24
14:27
14:28
21
14:49
天候 快晴→午後からはときどきガス
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
当初はエスケープと考えていた西穂ロープウェイとバスを結局使うことに
間に合わせるためには15:15の下りロープウェイが最終で、しかもロープウェイ乗り継ぎ時間の余裕があまりありませんので注意
https://www.nouhibus.co.jp/routebus/
コース状況/
危険箇所等
マーキングはありますが、ところどころ探すのに迷いました。
岩場よりガレやザレのほうが厄介かと感じます
その他周辺情報 新穂高周辺に温泉はいくつもありますし、平湯の温泉もよいですが今回はバスのため寄れず。
上高地帰りによく寄る竜島温泉せせらぎの湯へ。
上高地の朝。靄が出ていて素敵。
2024年08月01日 05:38撮影 by  Canon EOS R6, Canon
1
8/1 5:38
上高地の朝。靄が出ていて素敵。
右岸のほうが歩いていて楽しい。左岸は現在通行止め。
2024年08月01日 05:54撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/1 5:54
右岸のほうが歩いていて楽しい。左岸は現在通行止め。
岳沢テラスにあるブランコ。利用は有料ですが映えスポットですね。
2024年08月01日 08:03撮影 by  Canon EOS R6, Canon
8/1 8:03
岳沢テラスにあるブランコ。利用は有料ですが映えスポットですね。
奥穂高方面。快晴!
2024年08月01日 09:13撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/1 9:13
奥穂高方面。快晴!
岳沢小屋から随分登ってきました
2024年08月01日 09:53撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/1 9:53
岳沢小屋から随分登ってきました
焼岳をアップで
2024年08月01日 09:54撮影 by  Canon EOS R6, Canon
8/1 9:54
焼岳をアップで
明神岳方面。登山道のようなものも一部見えますがバリエーションルート。
2024年08月01日 10:31撮影 by  Canon EOS R6, Canon
8/1 10:31
明神岳方面。登山道のようなものも一部見えますがバリエーションルート。
槍と表銀座方面@前穂山頂
2024年08月01日 11:44撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/1 11:44
槍と表銀座方面@前穂山頂
黒部方面@前穂山頂
2024年08月01日 11:45撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/1 11:45
黒部方面@前穂山頂
明日歩くジャンダルム方面@前穂山頂
2024年08月01日 11:46撮影 by  Canon EOS R6, Canon
8/1 11:46
明日歩くジャンダルム方面@前穂山頂
遥かなる上高地@前穂山頂
2024年08月01日 11:46撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/1 11:46
遥かなる上高地@前穂山頂
涸沢カールも真下に@前穂山頂
2024年08月01日 11:54撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/1 11:54
涸沢カールも真下に@前穂山頂
奥又白池@前穂山頂
2024年08月01日 11:55撮影 by  Canon EOS R6, Canon
8/1 11:55
奥又白池@前穂山頂
横尾〜徳澤を一望@前穂山頂
2024年08月01日 11:57撮影 by  Canon EOS R6, Canon
8/1 11:57
横尾〜徳澤を一望@前穂山頂
槍ヶ岳をアップで
2024年08月01日 11:58撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/1 11:58
槍ヶ岳をアップで
ラスボス感のあるジャンダルム。でも今回のルートでは名前の通り前衛的な場所としてまだまだ最初のほうに現れる。
2024年08月01日 14:51撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/1 14:51
ラスボス感のあるジャンダルム。でも今回のルートでは名前の通り前衛的な場所としてまだまだ最初のほうに現れる。
笠ヶ岳方面に沈む夕日
2024年08月01日 18:52撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/1 18:52
笠ヶ岳方面に沈む夕日
笠ヶ岳の縞々模様もくっきりと
2024年08月02日 05:40撮影 by  Canon EOS R6, Canon
8/2 5:40
笠ヶ岳の縞々模様もくっきりと
ジャンに登っている人たちがいます。早い。
2024年08月02日 05:59撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/2 5:59
ジャンに登っている人たちがいます。早い。
ジャンから焼岳、奥に乗鞍岳、その奥は・・・御嶽かな?
2024年08月02日 06:09撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/2 6:09
ジャンから焼岳、奥に乗鞍岳、その奥は・・・御嶽かな?
グッモーニン上高地
2024年08月02日 06:09撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/2 6:09
グッモーニン上高地
富士山も見えました。
2024年08月02日 06:11撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/2 6:11
富士山も見えました。
憧れの天使に謁見。
2024年08月02日 07:19撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/2 7:19
憧れの天使に謁見。
下(中央右側)に見える西穂が遠くて愕然とした瞬間
2024年08月02日 07:19撮影 by  Canon EOS R6, Canon
8/2 7:19
下(中央右側)に見える西穂が遠くて愕然とした瞬間
逆層スラブにかかる飛行機雲
2024年08月02日 09:27撮影 by  Canon EOS R6, Canon
8/2 9:27
逆層スラブにかかる飛行機雲
逆層スラブ越しの奥穂方面
2024年08月02日 10:05撮影 by  Canon EOS R6, Canon
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8/2 10:05
逆層スラブ越しの奥穂方面
西穂山荘までのウイニングロード、でも実はヘロヘロ状態@西穂山頂
2024年08月02日 11:38撮影 by  Canon EOS R6, Canon
1
8/2 11:38
西穂山荘までのウイニングロード、でも実はヘロヘロ状態@西穂山頂
タヌキ岩
2024年08月02日 12:10撮影 by  Canon EOS R6, Canon
8/2 12:10
タヌキ岩
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 行動食 調理用食材 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ヘッドランプ ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ
備考 前穂でガスストーブを使おうとしたら着火しなかった。たまにこういうことがあるので(メタル)マッチは持っていくべきだった。

感想

ずっと憧れていた上高地から見える稜線、前穂〜奥穂〜西穂の稜線へ。

選んだルートは、上高地から岳沢を登って、前穂高、吊尾根、奥穂高へと行き、穂高岳山荘で一泊。
翌日は奥穂高からジャンダルム、西穂高へ行って、西穂山荘から上高地側へ下山。
1泊2日の行程でした。

全体的な感想としては、さすが国内最高レベルの難易度ルート。
槍ヶ岳や剱岳などとも比較になりません。
妙義山の稜線と比べてみても、気を抜けるところが少ないため、体力的にこちらのほうが難しいと感じています。
山と高原地図にも岩稜経験者向きとありますし、槍〜奥穂間の経験はしておくべきかと思いました。
そして、そこを1日で抜けられる体力があることも目安になると思います。
ド快晴のため終始絶景で、普段は上高地から見上げるところを、逆にずっと上高地を見下ろすという経験が出来ました(笑)
行けてよかった!!
次にまた行くかと問われれば、今はバテすぎてて不安しかないです。
自分とは逆の西穂側からだと登り基調なので、難易度もそうですが体力的にもそうとうキツそうですね。

次に反省点をいくつか。
1. コースタイム設定は慎重に
 30L程度のザック(12kgくらい)だと、自分の平均が0.7〜0.8がレンジだと判断していますが、今回は難路初挑戦ということもあり、0.9で計画。しかし結果として1.0どころか1.1オーバー。初日からペースが上がらないのと、通常以上に慎重に行かないとならなかったのが原因と推測。結果、下山は西穂からロープウェイを使うという自分の中のエスケープルートを使うことに。
2. ガスストーブが使えない
 故障ではなくその後では使えたのだけと、稀に高山だと点火しないことがあります(SOTOのウィンドマスター)。過去に経験があったため、メタルマッチも忍ばせておくことがありますが、今回は忘れた。コーヒーを飲めなかったくらいなので大きな障害ではないですが、食料を食べられなかったら大変なことに。
3. ジャンダルムでゆっくりできなかった
 コースタイム設定がヤバそうなのは最初に気づいたので、ジャンダルムほかあちこちでのんびりできなかった。せっかくの念願のルートだったのに残念。
4. エスケープルートもきっちりと確認を
 いくつかのエスケープルートを考えていましたが、どれも事前調査はほとんどせず。新穂高ロープウェイからバスを使って沢渡まで戻りましたが、これも下山時の西穂山荘付近で時刻表を確認して、結果ギリギリ最終時刻のに間に合った感じです。あと30分遅れてたらバスに間に合いませんでした。また、平湯〜沢渡間は原則事前予約制です。空席があったからよかったですが、この辺りの確認も怠らずに。

区間ごとの感想です。
1. 上高地〜岳沢小屋
 ゆるゆるとした樹林帯の登り。特に問題なく、歩きやすい。
2. 岳沢小屋〜紀美子平
 地図を見てわかるとおりの急登。途中で登り下りで分かれた一方通行のあたりからはストックもしまったほうが良い。岩場も出てくるので奥穂から下る場合は涸沢経由のほうが安全と感じました。
3. 紀美子平〜前穂高
 思ったより急登。コースタイム設定は槍ヶ岳の穂先と同じくらいですが、あちらより長くハードに感じました。鎖はない急登(2の延長レベル)です。自分もそうですが皆さん紀美子平にザックデポしてピストン。
4. 吊尾根
 ルート的には難しくない稜線ルート。ただそこまでに体力を削られているので、奥穂手前のあたりで疲労が如実に表れました。
5. 奥穂高〜穂高岳山荘
 特に難しいところはありませんが、小屋前の急登で滑落がたまにあるようです。自分も10年くらい前にリアルで見ました。
6. 奥穂高〜ジャンダルム
 いきなりのウマノセ下り。手足の置き場所を常に確認。下りなので高度感も相当なものですが、手足に集中していたので高度感忘れる(笑)。ウマノセを見て恐怖感を感じるなら迷いなく引き返すべきかと思います。ロバの耳は気づかずでした。ジャンダルムは西穂側へ巻いて登れば、ガラ場ですが危険性はなし。山頂も思ったよりは幅広い。
7. ジャンダルム〜天狗のコル
 ルンゼ内鎖もありますが、鎖はそこまで難しくはありません。ガレ、ザレの下りなので、緊張感を保ちながら歩行。
8. 天狗のコル〜間ノ岳
 この間、アップダウンが多く体力をさらに削られます。まず垂直の鎖を登ります。ホールドもしっかりありますので三点支持をしっかりと行けば難しくはありませんが、そこそこ長いです。逆層スラブは斜度は50〜60度くらいですが、長いのと、最初の取り付きが鎖と少し離れてるのと、足場確認しながらの緊張感とで、今回のルートでは一番疲れました。そこを下ってから間ノ岳への登り返しでバテまくりました。西穂が近づいてる気がしないうえにアップダウンがはっきり見えて愕然・・・
9. 間ノ岳〜西穂高岳
 途中、大きく登ってからトラバースまでの連続した鎖があります。単体なら難しくはないのでしょうが、長いうえに終盤で体力も落ちているので、見た目以上の難易度に感じました。やっと西穂・・・。西穂初登頂!
10. 西穂高岳〜西穂独標
 チャンピオンピークあたりだったかにトラバースがありますので、ここが注意する箇所かな?気を緩めずに通過。独標着いて一安心。
11. 西穂独標〜新穂高ロープウェイ
 快適ルート。初心者は独標手前で苦労するかも。

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