蝙蝠尾根&仙塩尾根縦走

2024年08月01日(木) ~ 2024年08月03日(土)

• GPS: 28:43
• 距離: 90.1km
• 登り: 6,989m
• 下り: 8,041m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:49
• 休憩: 0:49
• 合計: 6:38

距離 20.1km 登り 2,469m 下り 1,654m

8:38 鳥倉林道登山口
9:04 9:05 豊口山のコル
9:21 ほとけの清水
9:34 9:36 塩川・鳥倉ルート合流点
9:45 9:46 三伏峠小屋
10:09 10:13 烏帽子岳
10:31 10:37 前小河内岳
10:53 11:00 小河内岳
11:28 大日影山
11:44 11:45 板屋岳の肩
11:47 板屋岳
12:07 12:08 高山裏避難小屋
12:25 高山裏縦走路水場
13:26 13:35 前岳
13:40 中岳
13:46 荒川中岳避難小屋
14:15 14:29 悪沢岳
14:38 丸山
15:03 15:06 千枚岳
15:16 千枚小屋

2日目

• 山行: 7:53
• 休憩: 1:40
• 合計: 9:33

距離 27.2km 登り 2,617m 下り 2,650m

3:06 千枚小屋
3:48 3:49 万斧沢ノ頭
5:05 5:13 蝙蝠岳登山口
5:38 5:39 中部電力施設
7:08 7:21 徳右衛門岳
7:57 7:58 四郎作ノ頭
8:23 8:34 蝙蝠岳
9:24 9:36 北俣岳
9:43 北俣岳分岐
9:58 10:26 塩見岳
10:35 10:36 北俣岳分岐
10:47 雪投沢源頭水場下降点
10:54 10:55 2719ケルン
11:04 11:05 北荒川岳キャンプ場跡地
11:11 11:19 北荒川岳
11:46 11:55 新蛇抜山
12:03 12:04 竜尾見晴
12:23 12:27 安倍荒倉岳
12:39 熊の平小屋

3日目

• 山行: 10:35
• 休憩: 1:22
• 合計: 11:57

距離 42.8km 登り 1,902m 下り 3,736m

3:02 熊の平小屋
3:34 三国平
3:59 4:00 三峰岳
4:24 5:00 間ノ岳
5:14 三峰岳
6:08 6:14 野呂川越
6:29 横川岳
6:47 2499m独標
7:00 高望池
7:08 7:10 伊那荒倉岳
7:21 苳ノ平
8:16 8:29 大仙丈ヶ岳
9:09 9:10 仙丈ヶ岳
9:14 9:15 地蔵尾根合流
9:23 9:38 仙丈小屋
9:42 9:43 地蔵尾根合流
9:56 森林限界
10:08 2422m地点
10:15 10:16 丸山谷ノ頭
10:27 10:28 2400m展望地
10:51 松峰小屋
11:08 林道最終交点
11:40 11:41 地蔵尾根中間水場
12:05 12:06 孝行猿の碑
12:13 12:15 地蔵尾根駐車場
14:59 ゴール地点

天候

3日とも晴天猛暑🌞

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

往路: 伊那バス 南アルプス登山バス　鳥倉線
夏季運行　令和6年度運行期間：7月13日(土)から8月25日(日)
06:45 大島駅 → 08:30 鳥倉登山口

復路：ジェイアールバス関東 高遠線
上り（高遠→伊那）530円 毎日運行
16:00 高遠駅 → 16:23 伊那バスターミナル(伊那市駅)

JR飯田線(飯田方面) 35.8km 680円
16:32 伊那市 → 17:35 伊那大島

コース状況／危険箇所等

鳥倉〜二軒小屋：
千枚小屋まで登山道は明瞭。
特に烏帽子岳〜小河内岳、荒川前岳〜千枚岳の区間は展望が開けたとても気持ちいい稜線。小河内岳〜高山裏避難小屋にかけては樹林帯で走れるところも多少ある。高山裏の縦走路水場はチョロチョロとしか出ておらず給水に時間が掛かった。
千枚小屋〜二軒小屋の区間はそれまでに比べて登山道が曖昧なところもありヘッデンで行動するときは要注意。地形も南アらしく下るにつれて険しくなり、最後の方は崖のような斜面を通るところもある。
二軒小屋のテント・水場は利用不可との事前情報であったため現地未確認。

二軒小屋〜塩見岳（蝙蝠尾根）：
地形図に記載がないバリルート?だが登山道は明瞭。徳右衛門岳直下に水場があるようだが現地未確認。徳右衛門岳まで展望は一切なく、P2721(四郎作ノ頭)で一気に開けたときの感動は大きい。蝙蝠岳〜塩見岳の区間は全周大展望で最高の稜線歩き。

塩見岳〜仙丈ヶ岳（仙塩尾根）：
登山道は明瞭かつ良好で走れるところもけっこうある。熊の平小屋は水場利用可。高望池にも水場があるようだが現地未確認。

仙丈ヶ岳〜高遠：
仙丈小屋は山行日時点で水場が枯れておりペットボトルも宿泊者分のみとのことだった。地蔵尾根はとにかく長いが下の方は走れるところもけっこうある。地図にある地蔵尾根中間水場と柏木登山口の水場は水量豊富。
市ノ瀬から高遠までは国道152号を10kmジョギング…のつもりだったが灼熱すぎてとても走れず、途中休憩も挟みつつ全部歩いてかなり時間がかかった。

その他周辺情報

泊地⛺️
［静岡県営］千枚小屋
営業期間 2024年7月11日〜10月13日
テント場 30張程度、幕営料(一人) 2,000円、予約不要

［静岡市営］熊の平小屋
営業期間　2024年7月11日〜9月23日
テント場 25張程度、幕営料(一人) 2,000円、予約不要

温泉♨️
信州まつかわ温泉 清流苑
〒399-3304 長野県下伊那郡松川町大島2784-1
TEL:[phone]
https://www.seiryuen.jp/9yu.htm
【時間】 AM10:00〜PM8:00（8:30退館）
【料金】 大人（中学生以上）500円3歳以上小学生まで 250円

写真

8/1 6:38

6:45伊那大島駅発のバスで鳥倉登山口へ
乗客は駅では6名ほどだったが、途中からの乗車もあり到着時は満席に

8/1 8:42

鳥倉登山口からさっそく南アルプスらしい森を登る

8/1 9:45

三伏峠まで1h10mほどで着いた

8/1 9:48

荒川岳方面へ

8/1 10:05

水場分岐を過ぎるとすぐ森林限界越えの稜線に出る

8/1 10:09

烏帽子岳2726m 登頂！

8/1 10:09

8/1 10:09

荒川方面の稜線

8/1 10:09

威風堂々の塩見岳

8/1 10:09

南アルプスの山はでかいなー

8/1 10:27

小河内岳避難小屋を遠望

8/1 10:30

前小河内岳2784m 登頂！

8/1 10:31

ルンルンの稜線歩き

8/1 10:45

8/1 10:51

山頂直下の分岐

8/1 10:52

小河内岳2802m 登頂！

8/1 10:54

避難小屋と富士山

8/1 10:55

登り始めが遅かったので雲が湧くのが早い、、

8/1 10:57

いつもの行動食、かりんとう＆じゃがりこ

8/1 11:02

ややミスティな中を高山裏にむけて標高を下げていく

8/1 11:46

板屋岳

8/1 12:05

8/1 12:05

高山裏避難小屋

8/1 12:20

高山裏縦走路水場 チョロチョロでした

8/1 12:37

荒川岳に向けてカールの登り

8/1 12:58

ガレバを一気に登り上げる

8/1 13:19

大崩落地はガスでよく見えず

8/1 13:23

登山道は地形図では荒川前岳に直登するようになっているが、右の崩落地を避けてちょい左を巻き気味についていた

8/1 13:28

8/1 13:28

荒川前岳3068m 登頂！

8/1 13:40

荒川中岳3083m 登頂！

8/1 13:42

荒川中岳避難小屋と悪沢岳

8/1 13:42

遠くてでかい塩見

8/1 13:52

8/1 13:55

8/1 14:04

8/1 14:15

悪沢岳3141m 登頂！

8/1 14:15

蝙蝠尾根が一望できる。長いな〜〜

8/1 15:03

サクサク下って千枚岳

8/1 15:15

千枚小屋

8/1 15:16

登り始めは遅かったが、常識的な時間に到着できてよかった

8/1 15:50

静かでいいテン場でした

8/2 3:18

2日目。千枚小屋よりブラックスタート

8/2 3:21

分岐直後の開けた稜線から星空と富士山が見えた。α7R4持って来てたらいい写真が撮れただろうなー

8/2 3:48

マンノー沢の頭

8/2 3:49

ここまでは概ねいい道だったがこの先は下るにつれて険しくなる。さすが南ア

8/2 4:03

雲海

8/2 4:49

下りきって吊り橋を渡る

8/2 4:50

8/2 4:50

8/2 4:52

二軒小屋ゲート前の分岐

8/2 4:53

田代ダム 大井川本流の水を白峰南嶺をぶち抜いて早川に落とし水力発電を行っている。なかなか興味深いがダムマニア活動の時間はなし、、

8/2 5:01

分岐を右へ

8/2 5:06

蝙蝠岳登山口

8/2 5:40

中部電力施設

8/2 7:07

徳右衛門岳

8/2 7:55

四郎作ノ頭2721m付近で森林限界を越えて展望が開けた

8/2 7:55

荒川三山

8/2 7:57

いい稜線

8/2 8:15

蝙蝠岳2865m 登頂！

8/2 8:16

8/2 8:16

8/2 8:16

テント張れそう

8/2 8:17

8/2 8:33

8/2 8:34

塩見岳へと続くいい稜線

8/2 9:21

8/2 9:21

8/2 9:21

8/2 9:21

北俣岳2920m

8/2 9:31

8/2 9:44

仙塩尾根分岐

8/2 9:58

8/2 9:59

塩見岳東峰3052m 登頂！

8/2 10:00

山頂は三伏峠から来た人たちでやや賑やかだった

8/2 10:00

仙塩尾根を望む。ながーい。。

8/2 10:18

8/2 10:45

わたしは闇テンはしませんが張りたくなる気持ちはわかる

8/2 10:54

塩見岳振り返り

8/2 10:58

なだらかなアップダウンが続く

8/2 11:11

北荒川岳2898m 登頂！

8/2 11:49

新蛇抜山2667m 登頂！

8/2 11:50

だんだん標高を下げていく

8/2 12:24

安部荒倉岳2693m 登頂！

8/2 12:28

8/2 12:39

熊ノ平小屋着

8/2 15:04

早く着いたし天気いいのでもったいない気もしたけど、昼寝して回復を図った

8/3 3:23

3日目。熊ノ平小屋よりブラックスタート

8/3 3:58

三峰岳。ご来光を見るためと、赤線繋ぎのため間ノ岳にタッチする

8/3 4:24

間ノ岳3190m 登頂！

8/3 4:53

ご来光

8/3 4:53

歩いてきたなあ

8/3 4:53

8/3 4:53

8/3 4:54

8/3 4:55

モルゲン塩見＆荒川＆聖

8/3 4:56

今日はあそこまで行く

8/3 5:04

8/3 5:12

素晴らしい朝を満喫した。さて出発！

8/3 5:12

めっちゃ下るなあ

8/3 5:20

8/3 5:20

8/3 5:52

樹林帯は走れるところもけっこうある

8/3 6:14

野呂川越え　ここからは登り

8/3 6:29

横川岳2478m

8/3 6:47

8/3 7:00

高望池 水場があるらしいが確認せず

8/3 7:06

伊那荒倉岳2517m

8/3 7:34

近づいてきた

8/3 7:45

8/3 7:57

ラスト200mほどの急登がなかなかきつかった

8/3 8:13

8/3 8:13

両俣小屋から来たというトレランの人がたくさんいた

8/3 8:16

8/3 8:16

大仙丈ヶ岳2975m 登頂！

8/3 8:28

間ノ岳から3h20mぐらい、予定よりだいぶ巻けた

8/3 8:41

いよいよ今山行のラストピーク

8/3 8:42

仙丈ヶ岳3033m 登頂！

8/3 8:43

甲斐駒と八ヶ岳

8/3 8:52

荒川遠いなー

8/3 8:59

雲海の彼方に北アルプス

8/3 9:07

富士山と白峰三山

8/3 9:09

今日下る地蔵尾根。ながーーい。。

8/3 9:17

給水のため仙丈小屋に寄るも、水場は枯れていてペットボトルも宿泊者分のみしかないとのことだった

8/3 9:35

コーラを1本購入 まあ地蔵尾根の途中にも水場あるし何とかなるかな

8/3 9:42

名残惜しいが下山にかかります

8/3 9:45

8/3 10:27

樹林帯に入ってからは予想よりも暑くなかった

8/3 11:41

林道に出たところの水場に救われた

8/3 12:14

柏木登山口

8/3 12:15

おつかれさまでした

8/3 12:32

市野瀬で国道152に合流したら、、、暑い！！！高遠まで走れたら走ろうと思ってたけどこれは走れん

8/3 13:59

灼熱のロードを全歩きで進むが道の駅アルプス村でギブアップ、20分休憩

8/3 14:22

美和ダム

8/3 14:27

誰だよこんな計画組んだやつ…と思うけど自分なんだよなあ
このロードがなければCT×0.5切ってたのに…

8/3 15:07

高遠駅で山行終了。おつかれさまでした

撮影機器：

iPhone 13 Pro Apple

感想

こいまる

南アルプスの中でも知る人ぞ知る的な名峰・蝙蝠岳と仙塩尾根を繋いで歩いてきた。

仙塩尾根を計画するときは車の回収が問題になるが、今回は伊那大島駅に車をとめてバスで鳥倉登山口から入山し、帰りは高遠から伊那市までバスを利用して、JR飯田線で伊那大島駅に戻る計画とした。

蝙蝠尾根は展望のない長い登りが延々続いてうんざりしそうになるが、P2721m四郎作ノ頭で急に360°の展望が開け、白根南嶺～白峰三山や悪沢岳に囲まれた絶景に感動した。
仙塩尾根は展望が開ける箇所は少ないものの南アルプスらしい樹林帯をなだらかなアップダウンで繋いでいく道で、気持ちよく走れるところもけっこうあり、山から山へと旅する感覚が楽しかった。

昨年から完登を意識している百高山も今回一気に6座を獲得（烏帽子岳、小河内岳、蝙蝠岳、北荒川岳、新蛇抜山、安部荒倉岳）でき、その面でも充実した山行になった。