記録ID: 713122
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
「表銀座」テント三昧(ちょっと長めの山行記録)
2015年09月17日(木) ~
2015年09月22日(火)


体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 36:46
- 距離
- 37.8km
- 登り
- 3,185m
- 下り
- 3,216m
コースタイム
1日目
- 山行
- 0:13
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:13
距離 0.6km
登り 64m
下り 15m
13:06
12分
第二駐車場
13:18
1分
中房温泉登山口(湯原の湯)
13:19
中房温泉(野営場)
2日目
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 3:31
- 合計
- 9:03
距離 9.1km
登り 1,535m
下り 298m
7:16
1分
中房温泉(野営場)
12:09
12:35
20分
■合戦小屋
14:18
14:22
1分
■燕山荘
14:23
15:29
6分
燕山荘(野営地)
15:51
16:00
5分
▲燕岳
16:19
燕山荘(野営地)
3日目
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 8:33
距離 10.4km
登り 752m
下り 760m
4日目
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 3:13
- 合計
- 8:16
距離 6.1km
登り 532m
下り 331m
7:55
8分
ヒュッテ西岳(野営場)
8:03
8:04
66分
■ヒュッテ西岳/槍ヶ岳・大天井岳・西岳小屋分岐
9:10
9:15
82分
▲赤岩岳の直下
11:21
11:50
8分
■大天井ヒュッテ
11:58
11:59
73分
槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(西)/大天井岳(西)分岐
13:12
15:38
12分
■大天荘/槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(東)
15:50
16:00
11分
▲大天井岳
16:11
0分
■大天荘/槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(東)
16:11
大天荘(野営地)
5日目
- 山行
- 2:56
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 3:29
距離 5.8km
登り 301m
下り 485m
6日目
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 4:19
距離 5.8km
登り 52m
下り 1,358m
【 「中房温泉-ヒュッテ西岳」往復コース(表銀座縦走路) 】
「中房温泉-槍ヶ岳」往復の予定でしたが、私の脚の故障のため、ヒュッテ西岳で折り返しました。
< 往路 >
第二駐車場-中房温泉テント場(前泊)-中房温泉登山口-燕山荘-(▲燕岳往復)-燕山荘(宿泊)-(▲大天井岳西側の巻き道)-(▲赤岩岳直下の巻き道)-ヒュッテ西岳(宿泊)
< 復路 >
ヒュッテ西岳-大天井ヒュッテ-大天荘-(▲大天井岳往復)-大天荘(宿泊)-燕山荘(宿泊)-中房温泉登山口-第二駐車場(コース終了)
※1:私の足の都合で、「▲ヒュッテ大天井から牛首展望台往復」と「ヒュッテ西岳から▲西岳往復」はパスしました。
※2:「中房温泉-槍ヶ岳」縦走コース上の「燕岳、大天井岳、牛首展望台、赤岩岳、西岳」の5つのピークは縦走ルートから枝分かれしていますので、縦走ルートを往復する場合は、これら5つのピークハントは往路でも復路も可能です。
【 通過地点の標高(おおよそ) 】
中房温泉登山口(1462m)、第一ベンチ(1680m)、第二ベンチ(1840m)、第三ベンチ(1980m)、富士見ベンチ(2210)、合戦小屋(2350m)、合戦ノ頭(2488m)、燕山荘(2700m)、燕岳(2763m)、大天荘(2870m)、大大天井岳(2922m)、天井ヒュッテ(2650m)、牛首展望台(2766m)、赤岩岳(2769m)、ヒュッテ西岳(2680m)、西岳(2758m)、~(ここからは未踏破)~水俣乗越(2480m)、ヒュッテ大槍(2884m)、槍ヶ岳山荘(3080m)、槍ヶ岳(3180m)
【 通過地点の距離(おおよそ) 】
< 中房温泉登山口~槍ヶ岳縦走(途中ルートの分枝なしとして) >
●中房温泉登山口-1.0km-第一ベンチ-0.7km-第二ベンチ-1.0km-第三ベンチ-0.4km-富士見ベンチ-0.7km-合戦小屋-0.4km-合戦ノ頭-1.3km-燕山荘-4.5km-大天荘-3.7km-赤岩岳直下-0.9km-ヒュッテ西岳~(ここからは未踏破)~-1.0km-水俣乗越-1.5km-ヒュッテ大槍-0.9km-槍ヶ岳山荘-0.2km-▲槍ヶ岳
< 縦走路からのサイドコース(ピークハント) >
●燕山荘 ~(0.9km) ~ ▲燕岳::往復約60分
●大天荘 ~(0.3km) ~ ▲大天井岳:往復約20分
●天井ヒュッテ ~(0.3km) ~ ▲牛首展望台:往復約30分
●赤岩岳直下 ~(0.05km)~ ▲赤岩岳:登山道はなく、危険。
●赤岩岳南尾根 ~(0.3km) ~ ▲赤岩岳:登山道はなく、やや危険。
●ヒュッテ西岳 ~(0.2km) ~ ▲西岳:往復約20分
「中房温泉-槍ヶ岳」往復の予定でしたが、私の脚の故障のため、ヒュッテ西岳で折り返しました。
< 往路 >
第二駐車場-中房温泉テント場(前泊)-中房温泉登山口-燕山荘-(▲燕岳往復)-燕山荘(宿泊)-(▲大天井岳西側の巻き道)-(▲赤岩岳直下の巻き道)-ヒュッテ西岳(宿泊)
< 復路 >
ヒュッテ西岳-大天井ヒュッテ-大天荘-(▲大天井岳往復)-大天荘(宿泊)-燕山荘(宿泊)-中房温泉登山口-第二駐車場(コース終了)
※1:私の足の都合で、「▲ヒュッテ大天井から牛首展望台往復」と「ヒュッテ西岳から▲西岳往復」はパスしました。
※2:「中房温泉-槍ヶ岳」縦走コース上の「燕岳、大天井岳、牛首展望台、赤岩岳、西岳」の5つのピークは縦走ルートから枝分かれしていますので、縦走ルートを往復する場合は、これら5つのピークハントは往路でも復路も可能です。
【 通過地点の標高(おおよそ) 】
中房温泉登山口(1462m)、第一ベンチ(1680m)、第二ベンチ(1840m)、第三ベンチ(1980m)、富士見ベンチ(2210)、合戦小屋(2350m)、合戦ノ頭(2488m)、燕山荘(2700m)、燕岳(2763m)、大天荘(2870m)、大大天井岳(2922m)、天井ヒュッテ(2650m)、牛首展望台(2766m)、赤岩岳(2769m)、ヒュッテ西岳(2680m)、西岳(2758m)、~(ここからは未踏破)~水俣乗越(2480m)、ヒュッテ大槍(2884m)、槍ヶ岳山荘(3080m)、槍ヶ岳(3180m)
【 通過地点の距離(おおよそ) 】
< 中房温泉登山口~槍ヶ岳縦走(途中ルートの分枝なしとして) >
●中房温泉登山口-1.0km-第一ベンチ-0.7km-第二ベンチ-1.0km-第三ベンチ-0.4km-富士見ベンチ-0.7km-合戦小屋-0.4km-合戦ノ頭-1.3km-燕山荘-4.5km-大天荘-3.7km-赤岩岳直下-0.9km-ヒュッテ西岳~(ここからは未踏破)~-1.0km-水俣乗越-1.5km-ヒュッテ大槍-0.9km-槍ヶ岳山荘-0.2km-▲槍ヶ岳
< 縦走路からのサイドコース(ピークハント) >
●燕山荘 ~(0.9km) ~ ▲燕岳::往復約60分
●大天荘 ~(0.3km) ~ ▲大天井岳:往復約20分
●天井ヒュッテ ~(0.3km) ~ ▲牛首展望台:往復約30分
●赤岩岳直下 ~(0.05km)~ ▲赤岩岳:登山道はなく、危険。
●赤岩岳南尾根 ~(0.3km) ~ ▲赤岩岳:登山道はなく、やや危険。
●ヒュッテ西岳 ~(0.2km) ~ ▲西岳:往復約20分
天候 | 9月17日:雨・9月18日~9月22日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
アルプスの「銀座」を6日間、表銀座の新たな道を開いた「小林喜作」さんを気取って、闊歩(カッポとは威張って歩くこと?)することにしました。ところが、実際は、私にとってかなり辛い山行となりました。泣きそうになりながらも、道々、出会う方々に励まされながら、地上に戻って来れました。当初の登山計画どおりになりませんでしたが、結果的に4ヶ所のテント場に合計5泊しました。 < 予定していた野営 > ①中房温泉(テント場):登山の前泊として1泊、②燕山荘(テント場):往路1泊、復路1泊、③ヒュッテ西岳(テント場):槍ヶ岳アタックの前後に2泊 ~の予定でしたが、ヒュッテ西岳で東鎌尾根に進むことを断念しました。 < 実際の野営 > 1泊目:中房温泉(テント場):往路1日目(登山の前泊) 2泊目:燕山荘(テント場):往路2日目 3泊目:ヒュッテ西岳(テント場):折り返し地点(槍ヶ岳アタックを断念) 4泊目:大天荘(テント場:復路1日目 5泊目:燕山荘(テント場):復路2日目(6日目は、中房温泉に下山) ※:燕山荘での5泊目をせずに大天荘から中房温泉まで一気に降りてしまうことも考えましたが、疲労困憊してしまえば、駐車場に辿り着いても車の運転が難しいと考え、急いで降りず、5泊目をしました。 ___【 中房温泉までのアクセス 】___ < 高山方面から > 東海北陸道から来られる場合は、飛騨清見インターから、高山清美道路をへて、高山インターで降りる。国道158号線を東に進み、安房峠道路(トンネルのある有料道路)を通り、安曇野にぬける。松本市波田小学校前の歩道橋を過ぎた所で左折(※1)、「梓川」方面へ。県道25号線(※2)を外れないように進む(途中曲がり角が多い)。安曇野市穂高有明の交差点「宮城(みやしろ)」で左折し、県道327号線(中房線※3)を道なりに進んだ突き当たりが、中房温泉(道の終点はロータリーになってます) ※1:歩道橋の位置に信号がありますが、そこで曲がると、校門に入ってしまいます。数メートル先の信号のない所で左折します。道幅が狭くなっていますので、注意が必要です。 ※2:県道25号線では、果樹園地帯を通り抜けます。「日本アルプスサラダ街道」と呼ばれる観光道路の一部です。 ※3:冬季間、県道327号線(中房線)は、交差点「宮城」を少し過ぎた所にある「宮城(みやしろ)ゲート」で、閉鎖されます(12月初旬~4月下旬)。 < 関東地区から > 中央道・長野道を北上し、安曇野インターで降りる。インター出口(県道57号線)で左折、2kmほど進むと、国道147号線の交差点「駅入口」にいたり、右折する。7kmほど進み、安曇野市穂高北穂高の交差点「北穂高」で左折し、県道25号線に入る。道なりに進むが、穂高有明の交差点「宮城」をそのまま直進で、県道327号線(中房線)に入る。そのまま、道なりに進んだ突き当たりが、中房温泉。 < 新潟・長野方面から > 北陸道・上越道から長野道を南下し、安曇野インターで降りる。インター出口(県道57号線)で右折する。あとは、上記「関東地区から」のアクセスと同じです。 ___【 近場の道の駅 】___ ● 「風穴の里」(ふうけつのさと) 国道158号線沿いの松本市安曇にあり、「上高地・白骨温泉・乗鞍高原」へ行かれるときの寄り道にどうぞ。 ・営業:午前9時~午後5時(食堂:午前9時~午後4時、駐車場・トイレは24時間OK)、4月下旬~11月中旬まで無休(11月下旬~4月中旬までは木曜日定休)。 ● 「アルプス安曇野・ほりがねの里」(旬の味ほりがね物産センター) 安曇野市堀金の安曇野市堀金支所の隣にあります。今回のルート上にはありませんが、県道25号線もしくは国道147号線から2kmほど県道57号線に入るとたどり着けます。 ・営業:午前7時~午後5時(6月~9月)、午前8時30分~午後5時(10月~5月) 駐車場・トイレは24時間OK、休館日:12月31日~1月7日。 ___【 中房温泉の駐車場および近隣の駐車場 】___ ハイシーズン中は登山口近くの第1~3駐車場が満車になる恐れがあります。しゃくなげ荘か穂高駐車場に停め、バスかタクシー(穂高駅より約1時間、タクシー代は7500円ほど)の利用が無難かもしれません。 ---< 登山口近くの無料駐車場 >--- ● 第一駐車場(無料):登山口まで約400m、約50台駐車可。 ● 第二駐車場(無料):登山口まで約450m、約40台駐車可。 ● 第三駐車場(無料):登山口まで約700m、約30台駐車可。有明荘の隣にあります。 ※1:いずれも、安曇野市の市営駐車場です。駐車可能台数は、燕山荘さまのHPからの情報です。 ※2:「山と高原地図(37)2015年度版」では、中房温泉の注釈図の部分で、登山者用無料合計50台(第一、第二を合わせて)となっております。あながち、第一と第二の合計50台は間違いではないかも知れません。私が下山後に見たところ、第一駐車場(舗装なし、駐車位置のラインなし)では、乱雑に車が止められていて、30台くらいでいっぱいになっていました。上記の駐車可能台数はあくまで、整然と詰めて駐車した場合であると思われます。 ---< 近隣の駐車場 >--- ● しゃくなげ荘登山者用無料駐車場:中房温泉まで約17km。 ● 穂高駐車場(無料):大糸線穂高駅の近くにあります。中房温泉まで約21km。 ● 安曇野の里(ビレッジ安曇野などがある複合施設):駐車場の一部が登山者用に無料提供されています。中房温泉まで約24km。 上記3ヵ所の登山者用無料駐車場を経由するバスが運行されてます。運行は「南安(なんあん)タクシー」で、4月下旬~11月下旬、ハイシーズンと休祭日は1日5往復、平日は運休のこともあり、確認必要。片道1700円。『安曇野の里-穂高駐車場-穂高駅-しゃくなげ荘-有明荘-燕岳登山口』間の往復。所要時間は、安曇野の里~燕岳登山口:約80分、穂高駅~燕岳登山口:約60分。 注1:中房で宿泊されない登山者(日帰り入浴されるときは指定の駐車場の利用可)は次の3ヶ所には駐車出来ません。また、中房線での路上駐車は厳禁です。 ・「有明荘の駐車場」 ・「中房温泉の駐車場」 ・「中房温泉の日帰り入浴者用駐車場」 注2:県道327号線(中房線)は、冬期間、閉鎖されます(12月初旬~4月下旬)。冬山の合戦尾根(中房温泉)を目指す場合は、中房温泉の約13km手前にある宮城ゲート(安曇野市穂高有明)から、歩くことになります。また、宮城ゲートには、登山ポスト(登山届提出箱)があります。 ___【 登山口について 】___ 中房温泉にある登山口(標高1462m)は、私の調べた限りでは、次の4つの呼び名があります。 ・「中房温泉登山口」 ・「燕岳登山口」 ・「合戦尾根登山口」 ・「中房・燕岳登山口」 地名を抜きにして、登る山名を優先するのが正しいとすれば、「燕岳登山口」と呼ぶべきかも。でも、個人的には「中房温泉」のイメージが強い登山口です。 ___【 合戦尾根・合戦沢の由来について 】___ 「桓武天皇」の御代(みよ)、有明山(中房川を挟ん合戦尾根の向かい側の山)に悪事を働く鬼がいて、征夷大将軍であられた「坂上田村麻呂」が、この地(合戦沢)で戦いを繰り返した(合戦した)すえに、この鬼を討ち果たした。という伝説が、地名の由来とされています。この伝説が、史実だとすると、「坂上田村麻呂」は西暦802年に、奥州の蝦夷(えみし)を討伐平定(真の日本統一?)していますので、その遠征途中か、奥州平定後に、中房に立ち寄ったのかも? __【 登った山(登りたかった山) 】__ ● 燕岳(つばくろだけ、2763m) 燕山荘から登る。[クリアー] ● 大天井岳(おてんしょうだけ、2922m) 大天荘から登る。[クリアー]※1 ● 牛首展望台(2766m) 東側の大天井ヒュッテから登る。(キャンセル) ● 赤岩岳(2769m) 山頂の直下の縦走路から直接、登る?(キャンセル)※2 ● 西岳(2758m) ヒュッテ西岳から登る。(キャンセル) ● 槍ヶ岳(3180m) 槍ヶ岳山荘から登る。(キャンセル) ~結局、ピークハントできたのは、「燕岳」と「大天井岳」の2座のみでした。 ※1:「大天井岳名前の由来」(燕山荘さまのHPより抜粋しました) 『安曇野から見た最高峰が大天井岳です。高いところには神様がいるという意味で御天所(おてんしょ)。高いという意味で大天井(おおてんじょう)の二つの意味を持ち、「オテンショウダケ」または「オオテンジョウダケ」どちらでも正しい読み方です。』 ※2:山頂の直下の縦走路からの登坂は、危険です。西岳側から赤岩岳の南尾根稜線に沿って、登るのが良いらしい。 ___【 表銀座とは 】___ 中房温泉の燕岳登山口からスタートし、槍ヶ岳に登頂する登山ルートのことです。表銀座縦走コース(アルプス銀座コース)とも呼ばれます。途中の山のピークハントには、それぞれの山頂直下からの往復登山(ピストン)が必要になります。 『中房温泉-合戦尾根 -燕山荘(燕山荘から燕岳往復)-大天荘(大天荘から大天井岳往復)-赤岩岳(山頂直下のルート上から往復)-西岳ヒュッテ(西岳ヒュッテから西岳往復)-東鎌尾根-槍ヶ岳山荘-槍ヶ岳(槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳往復)』が、一般的な行程です。今回、私も、ほぼ、これに習ってた山行を目標としました。 ※:表銀座縦走コースの後半部分(大天井岳~西岳~東鎌尾根~槍ヶ岳までの区間)を特に、「喜作新道」と呼びます。(新しい道)と言うことですが、今から95年ほど前にスーパー猟師の「小林 喜作」が開いた道です。それまでは、大天井岳から西岳に向かうルートがなく、常念岳に向かい、一ノ俣谷に降り、槍沢から槍ヶ岳を目指していたそうです。「アルプス銀座」の半分は「小林 喜作」さんが造った物だったんですね。 ___【 山行コース:6日間 】___ 『中房温泉(燕岳登山口)から槍ヶ岳まで(表銀座)の往復登山』 ~の予定でしたが、槍ヶ岳を目前にして、ヒュッテ西岳で引き返してしまいました。 ---<< 1日目(9月17日) >>--- [ 中房温泉のテント場 ] ● 「湯原の湯」の横のテント場に野営 登山口のそばです。いわば、登山開始の前泊になります。「湯原の湯」に浸かった後は、テントの中で、1人宴会(和牛、地物の松茸、地熱蒸し玉子、日本酒など)でした。 ---<< 2日目(9月18日) >>--- [ 1.中房温泉口~燕山荘:5.5km ] ● 中房温泉登山口(テント場)-第一ベンチ(登山口より1.0km)-第二ベンチ(1.7km)-第三ベンチ(2.7km)-富士見ベンチ(3.1km、第四ベンチ)-合戦小屋(3.8km)-合戦沢ノ頭(4.2km、合戦山※)-燕山荘(5.5km) 燕山荘に到着したら、まず野営の準備(テントの受付をして)です。テントの設営が済み少し休憩してから、燕岳山頂まで往復しました。 ※:「合戦沢ノ頭(かっせんさわのかしら)」は、「合戦ノ頭(かっせんのかしら)」や「合戦山(かっせんやま)」と表現されているメディアもあります。 [ 2.燕山荘~燕岳:約1km ] ● 燕山荘-イルカ岩-メガネ岩-燕岳-(復路)-燕山荘(テント泊) 燕山荘~燕岳を往復。燕山荘のテント場で野営。二晩目からは、インスタントやレトルト食品系の食事になります。二晩目の晩餐では、持参した焼酎が、まだ1800ml残っていましたが、日本酒は1000mlはすべて消費しました。よく歩き・よく食べ・よく飲んだ二日間でした。 ---<< 3日目(9月19日) >>--- 3日目の朝、目覚めてみると、素晴らしいご来光を拝めて、最高でした。が、何となく左脚に違和感がありました。それでも、気を取り直し、荷造りして、燕山荘を後にしました(この後、ヒュッテ西岳に辿り着く頃には、左脚が腫れあがってしまう結果になることも知らず)。 [ 1.燕山荘~ヒュッテ西岳):約10.0km ] ● 燕山荘-蛙岩(げえろいわ)-大下りの頭-為右衛門吊岩(ためえもんつりいわ、燕から来て大下りを下って登り返す時に眼前に見える大岩)-切通岩(きりとおしいわ、クサリ場あり)-小林喜作レリーフ-槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(北)(※1)-大天井岳西側の巻き道(大天荘側を通らず)-槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(西)/大天井岳(西)分岐(※1)-大天井ヒュッテ-貧乏沢入口(ビックリ平のすぐ手前)-ビックリ平-赤岩岳(2769m)の東側直下(※2)-槍ヶ岳・大天井岳・西岳小屋分岐/ヒュッテ西岳-ヒュッテ西岳野営場(テント泊) ヒュッテ西岳のテント場で野営。私は、この長征で左脚(特に膝)を傷めてしまいました。この日の夜までは、4日目は、ここから槍ヶ岳まで往復するつもりでした。 ※1:「ヤマレコ」では大天井岳の北にある分岐のことを「槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐」と表記されることが普通のようですが、私には、少し違和感がありました。この分岐から、大天井岳に直登するルートが分岐しているわけではありません。ここから、常念岳の方向に進み、途中の大天荘のところから、横道にそれ、Jターンするような形で、大天井岳に登ることになります。実際、現場に立てられている標柱には、3方向が示されていますが、その表記は、南西方向の「槍ヶ岳」、南東方向の「常念岳」、北方向の「燕岳」です。「大天井岳山頂・大天荘」文字は、足元の岩にかかれてありますし、「大天井ヒュッテ」の文字は、別の小さな木柱に書かれています。ですから、この分岐は「槍ヶ岳・常念岳・燕岳」の分岐とすべきではないでしょうか?また、山と高原地図で見ますと、大天井岳を取り囲むように、東西と北の3箇所に分岐が出あります。それそれの分岐の名称を、槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(東)、槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(西)、槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(北)とすれば、整然として分かりやすくなると思います ※2:登山道(縦走路)は赤岩岳の二ノ俣谷側(東側)にトラバースしています。直下の登山道から、尾根の上に向かって、崖をよじ登り、赤岩岳頂上に向かう方もおられますが、滑落や落石の危険があり、安全ではないと思います。赤岩岳への登頂は、南の西岳側から、尾根伝いに登るのが良いらしいです。 ---<< 4日目(9月20日) >>--- [ 1.ヒュッテ西岳~大天荘:約5.7km ] ヒュッテ西岳のテント場で目覚めたとき、左脚の腫れが、かなり悪化していました。ヒュッテ西岳~槍ヶ岳(東鎌尾根を往復)を断念し、この日は、大天荘まで戻ることにしました。 ● ヒュッテ西岳野営場-ヒュッテ西岳/槍ヶ岳・大天井岳・西岳小屋分岐-赤岩岳(2769m)の東側直下-ビックリ平-大天井ヒュッテ-槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(西)/大天井岳(西)分岐-大天井岳南側のルート-槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(東)/大天荘-大天荘野営場 大天荘の到着したら、まず、テントを設営し、生ビールを頂き休憩しました。脚が痛かったので、大天井岳登頂をやめようと思ったのですが、ビールを頂いたら、気分が良くなり、山頂の登ることにしました。 [ 2.大天荘~大天井岳:約0.3km ] ● 大天荘野営場-大天荘-大天井岳-大天荘-大天荘野営場(テント泊) 大天荘から大天井岳の往復、緩やかな坂道の登山道です。山頂に立ったときは、ガスが多く、槍ヶ岳が見えませんでした。 ---<< 5日目(9月21日) >>--- [ 大天荘~燕山荘約:5.7km ] この日の朝は、すこし、脚が楽になっていました。燕山荘まで戻ることにしました。 ● 大天荘野営場-槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(東)/大天荘-槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(北)-切通岩-大下りの頭-燕山荘-燕山荘野営場(テント泊) ---<< 6日目(9月22日) >>--- [ 燕山荘~中房温泉~帰宅 ] 中房まで下るだけですが、上りより下りの方が、脚へのダメージが強かったです。 ●燕山荘野営場-合戦沢ノ頭-合戦小屋-中房温泉登山口-第二駐車場(以降は帰路) 下山後、地元に帰る前に、アスターの入浴と食事のため、温泉のある施設に立ち寄りました。 ___【 ルート上の山小屋 】___ ● 中房温泉(なかぶさおんせん、1462m)~登山開始前ですが~ 前泊で、温泉宿に宿泊も良し。また、登山口の脇に、直営の「テント場」と日帰り温泉施設「湯原の湯」があります。中房温泉に午後の到着なら、中房のテント場で一泊してからの登山もありですよ。テント場には、公衆トイレ、水場あります。地熱のおかげで、こちらのテント場は、年中、「床暖房」です。ここなら間違いなく、温かく(暑苦しく?)休めます。 ※:この先、「水場」があるのは、合戦尾根の第一ベンチ下の沢だけです。水の購入価格は、どの山小屋でも、1L200円です。 ● 合戦小屋(かっせんごや、2350m) 「荷物運搬用リフト」に付随する小屋です。スイカ(松本市波田町下原のもの)と「肉うどん」が名物。燕山荘グループです。 ・宿泊施設なし。売店、食堂、トイレ、テント場(10張り)。営業期間:4月下旬~11月上旬 ● 燕山荘(えんざんそう、2700m) 中房温泉から合戦尾根を上がったところ(表銀座の最北部)にあります。燕岳(つばくろだけ)まで30分です。燕山荘グループ(燕山荘・有明荘・大天荘・ヒュッテ大槍・合戦小屋・旅行会社天渓の5施設、1社)です。 ・600人収容、テント30張り・700円(テン場専用のトイレあり、非水洗の和式、ペーパーなし)、水場なし、営業4/下旬~11/下旬・年末年始、1泊2食9800円/素泊り6200円。夏季診療所開設(順天堂大学医学部山岳部)。 ● 大天荘(だいてんそう、2870m) 大天井岳(おてんしょうだけ)から常念岳方向約200mに位置します。大天井岳まで10分(※大天井岳への登頂は、通常、大天荘のある側から登ります)。燕山荘グループです。トイレは様式(非水洗)で、膝の負担がなくてよし。トイレットペーパーも備えられています。 ・150人収容、テント50張り・700円、水場なし、営業6/下旬~10/中旬、1泊2食9500円/素泊り5900円。 ● 大天井ヒュッテ(おてんしょうひゅって、2650m) 大天井岳西方約500mの鞍部に位置します。大天荘から「喜作新道」を30分ほど進んだ所です。近くの牛首展望台(2766m)は「西・大天井岳」と言っても過言ではないようなピークです。上に登ると、360°のパノラマが展望できます。大天井ヒュッテから西へ300m程で標高差は100m以上あります(登るのに30分かかります)。 ・100人収容、テント場なし、水場なし、営業7月上旬~10月中旬、1泊2食9500円/素泊まり6500円。 ● ヒュッテ西岳(ひゅってにしだけ、2680m) 中房温泉グループ(中房温泉・ヒュッテ西岳・殺生ヒュッテの3施設)です。 ・70人収容、30張り・1000円、水場なし、営業7月上旬~10月上旬まで、1泊2食9500円/素泊まり6500円 ※:テン泊の場合、トイレには毎回100円必要です。また、テントのデポ禁止なので、連泊する場合はいったんテントを撤去しなければなりません。 ● ヒュッテ大槍(ひゅっておおやり、2884m) 東鎌尾根上にあります。山荘グループです。槍ヶ岳まで900m。 ・90人収容、テント場なし、水場なし、営業7月1日~10月中旬、1泊2食9500円/素泊まり6000円。 ● 殺生ヒュッテ(せっしょうひゅって、2860m) ヒュッテ大槍と槍ヶ岳山荘の中間の東鎌尾根を少し降りた場所に位置します。鑓ヶ岳山頂まで40分。中房温泉グループです。 ・100人収容、テント500円、水場なし・1L200円、営業6月中旬~10月中旬、1泊2食9500円/素泊まり6300円。 ● 槍ヶ岳山荘(やりがたけさんそう、3080m) 槍ヶ岳直下の稜線最高所の十字路に建てられています。槍ヶ岳まで約30分。槍ヶ岳山荘グループ(槍ヶ岳山荘・槍沢ロッヂ・南岳小屋・大天井ヒュッテ・岳沢小屋・白馬八方尾根雷鳥ヒュッテの6施設)です。 ・650人収容、テント30張り・1000円、水場なし、営業4月下旬~11月上旬、1泊2食9500円//素泊まり6500円。夏季診療所開設(東京慈恵会医科大学山岳診療所、7月20日ごろ~8月20日ごろ)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
①中房温泉~燕山荘(合戦尾根):累積標高差約+1250m 日本3大急登の一つです。特に危険な場所はありません。急登なのは、合戦沢ノ頭(かっせんさわのあたま)までです。手前の合戦小屋で十分な休憩をとりましょう。 ②燕山荘~大天荘:累積標高差約+430m 大下りノ頭と登り返しがきついです。切通岩付近の鎖場と梯子はやや注意必要です。 ③大天荘~ヒュッテ西岳:累積標高差約+320m 「びっくり平」の直前まで下りです。通常、途中の「赤岩岳」には登頂せず、縦走路が山頂の東に巻いています(巻き道)。赤岩岳の登頂に挑戦しなっ限り、特に危険な箇所はありません。 ※:大天荘に寄らず、大天井岳を西に巻くルートがありますが、鎖場や梯子が何か所かあり、危険なところもありました。時間の短縮にはなりますが、私のような重装備の方や子供づれの方は通行を避けてください。 ④ヒュッテ西岳~槍ヶ岳(東鎌尾根):累積標高差約+800m 残念ながら、私は、「東鎌尾根のコース」に入れませんでした。 ※:ちなみに、「喜作新道」と呼ばれるのは、大天井岳~西岳~東鎌尾根~槍ヶ岳までの区間です。 |
その他周辺情報 | ___【 登山口にある温泉 】___ ● 中房温泉(なかぶさおんせん、標高1462m):中房温泉グループ 源泉かけ流し(源泉自然湧出完全放流式)、単純硫黄温泉(アルカリ性低張性高温泉)。内湯外湯をあわせて16ヶ所の浴場。宿泊施設とは別の場所、登山口の脇に、テント場と売店兼日帰り温泉施設「湯原の湯」がある。また、 裏山に「焼山」と称する地熱の高い場所があり、卵や芋を埋めて置くと20分ほどで蒸しあがる(焼山の利用は宿泊者のみ)。 http://www.nakabusa.com ・営業期間:4月下旬~11月下旬。1泊2食:9654円~。 ・日帰り入浴施設「湯原の湯」:9:30~17:00(HPでは16時までですが、お店の人は17時までおられます)、入浴料700円、生ビール、地熱蒸し玉子や軽食などあります。テント場(700円):「湯原の湯」で受け付けている。 ● 有明荘(ありあけそう、標高1380m):安曇野市の市営施設 元は国民宿舎でしたが、近年、安曇野市の委託で、「燕山荘グループ」さまが指定管理者になりました。減温のため沢水を加水、単純硫黄温泉(アルカリ性低張性高温泉)。こちらは、中房温泉郷とは呼ばず「有明温泉」です。 http://www.enzanso.co.jp/ariakeso/ ・営業期間:4/下旬~11/下旬、1泊2食9800円(別館9200円~)、日帰り入浴:10時~17時・8月以外の第2火曜休館、620円。 __【 安曇野市にある温泉(登山口までの通り道の近傍) 】__ ● しゃくなげ荘:安曇野市の市営施設 近年、指定管理制度が導入され、「有限会社山のたこ平」さまが運営されています。所在地は曇野市穂高有明で、県道25号線と県道308がぶつかるあたりです。国道147号線からは5kmほど、国道158号線からは20kmほどの距離がありますが、中房温泉に向かう途中にあります。こちらは「穂高温泉」と申しますが、中房温泉からお湯が引かれていますので、このあたりの温泉は同じ泉質?一部掛け流しまたは掛け流し・循環式併用。 ・営業期間:通年営業、定休日:第3水曜(7・8月は無休)、営業時間9:30~20:00(閉館21:00)、入浴料410円。レストラン(11:30~13:30):ざるそば600円、Aランチ600円など。 ● 安曇野蝶ヶ岳温泉「ほりで~ゆ~四季の郷」 所在地は県道495号線沿いの安曇野市堀金烏川です。「国営アルプスあづみの公園」の入口から2kmほど奥に進んだところです。 ・旅館(宿泊施設)ですが、複合型の施設です。1泊2食9396円~。日帰り入浴:10:00~21:30、入浴料530円、レストランー「四季」(地物の養殖サーモンと和牛の朴葉味噌焼きが名物です)、コテージ、キャンプ場(テントサイト)、オートキャンプ場、その他の付帯施設が充実。グループで登山の前後で宿泊するのも良いかも。 ___【 その他の施設 】___ ● 安曇野の里 ビレッジ安曇野(日帰り帰り入浴480円、宿泊1泊2食10500円~、宴会コースあり)、プラザ安曇野(産地直販所)、田淵行男記念館、あづみ野ガラス工房、とんぼ玉楽舎などが集まっている複合施設です。所在地は、安曇野市豊科南穂高で、アクセスは、安曇野インターを降り、県道310号線を3.5kmほど北上した所にあります。「田淵行男記念館」の駐車場の一部が登山者用に提供されています。「南安タクシー」の中房温泉行きバスが運行されています。 ___【 関連する山行記録のリンク 】___ *私の山行記録で「槍ヶ岳」に近いもののリンクです。 ● 「上高地散策・焼岳往復」コース&「焼き肉」コース 2015年06月27日(土) ~ 2015年06月28日(日) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-661910.html ● イージーアクセス&ハードトレッキング【西穂独標】 2015年06月14日(日) [日帰り] http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-660483.html |
写真
< 高山方面から中房温泉へ >
東海北陸道から来られる場合は、飛騨清見インターから、高山清美道路をへて、高山インターで降りる。国道158号線を東に進み、安房峠道路(トンネルのある有料道路)を通り、安曇野に抜ける。松本市波田小学校前の歩道橋を過ぎた所で左折(「梓川」方面へ)。県道25号線を外れないように進む(途中曲がり角が多い)。安曇野市穂高有明の交差点「宮城(みやしろ)」で左折し、県道327号線(中房線)を道なりに進んだ突き当たりが、中房温泉。
東海北陸道から来られる場合は、飛騨清見インターから、高山清美道路をへて、高山インターで降りる。国道158号線を東に進み、安房峠道路(トンネルのある有料道路)を通り、安曇野に抜ける。松本市波田小学校前の歩道橋を過ぎた所で左折(「梓川」方面へ)。県道25号線を外れないように進む(途中曲がり角が多い)。安曇野市穂高有明の交差点「宮城(みやしろ)」で左折し、県道327号線(中房線)を道なりに進んだ突き当たりが、中房温泉。
< 関東方面から中房温泉へ >
中央道・長野道を北上し、安曇野インターで降りる。インター出口(県道57号線)で左折、2kmほど進むと、国道147号線の交差点「駅入口」にいたり、右折する。7kmほど進み、安曇野市穂高北穂高の交差点「北穂高」で左折し、県道25号線に入る。道なりに進むが、穂高有明の交差点「宮城」をそのまま直進で、県道327号線に入る。そのまま、道なりに進んだ突き当たりが、中房温泉。
中央道・長野道を北上し、安曇野インターで降りる。インター出口(県道57号線)で左折、2kmほど進むと、国道147号線の交差点「駅入口」にいたり、右折する。7kmほど進み、安曇野市穂高北穂高の交差点「北穂高」で左折し、県道25号線に入る。道なりに進むが、穂高有明の交差点「宮城」をそのまま直進で、県道327号線に入る。そのまま、道なりに進んだ突き当たりが、中房温泉。
< 下山後のザックです >
カリマーSF80-130L+サイドポケット(10L)で最大140Lになります。ミリタリー仕様のもので、分厚いカバーも含めると、空っぽでも4.5kgになります。
カリマーSF80-130L+サイドポケット(10L)で最大140Lになります。ミリタリー仕様のもので、分厚いカバーも含めると、空っぽでも4.5kgになります。
< 道の駅「風穴の里」 >
国道158号線を、安房トンネルを抜け、沢渡(さわんど)を通りぎると、梓川に造られたダムが3つ現れます。「奈川渡(ながわど)ダム、水殿(みどの)ダム、稲核(いねこき)ダム」の3つで、安曇3ダムと総称されます。このうち、真ん中にある水殿ダムのそばにあるのが、この「風穴の里」です。あいにく雨模様で、私はあまり見て回れませんでした。車の出入りが多く、トイレも2箇所あるようです。
国道158号線を、安房トンネルを抜け、沢渡(さわんど)を通りぎると、梓川に造られたダムが3つ現れます。「奈川渡(ながわど)ダム、水殿(みどの)ダム、稲核(いねこき)ダム」の3つで、安曇3ダムと総称されます。このうち、真ん中にある水殿ダムのそばにあるのが、この「風穴の里」です。あいにく雨模様で、私はあまり見て回れませんでした。車の出入りが多く、トイレも2箇所あるようです。
< 有明荘 >
もとは国民宿舎でした。現在は安曇野市の所有ですが、燕山荘グループ様に、経営を委託されています。日帰り入浴は17時までです。上にある中房温泉の「湯原の湯」はHPでは16時までとなっていますが、お店の人が17時までいるので、直前まで入浴出来るようです。
もとは国民宿舎でした。現在は安曇野市の所有ですが、燕山荘グループ様に、経営を委託されています。日帰り入浴は17時までです。上にある中房温泉の「湯原の湯」はHPでは16時までとなっていますが、お店の人が17時までいるので、直前まで入浴出来るようです。
< 第3駐車場に上がる坂道 >
有明荘に付属する駐車場の橫に、登山者用第3駐車場への入口があります。私は、確認していませんが、おそらく、有明荘の裏手に駐車スペースがあるのだと思います。トイレもないかも知れません。(第1駐車場に、簡易トイレ2台が設置されています)
有明荘に付属する駐車場の橫に、登山者用第3駐車場への入口があります。私は、確認していませんが、おそらく、有明荘の裏手に駐車スペースがあるのだと思います。トイレもないかも知れません。(第1駐車場に、簡易トイレ2台が設置されています)
< 滝があるらしい >
第2駐車場の三段目の一番奥に、「樽沢の滝(たるさわのたき、落差30m)」とその上部にある「三段の滝」に向かう入口があります。おそらく、有明山の登山口にも通じていると思います。
第2駐車場の三段目の一番奥に、「樽沢の滝(たるさわのたき、落差30m)」とその上部にある「三段の滝」に向かう入口があります。おそらく、有明山の登山口にも通じていると思います。
< 第1駐車場前の掲示板 >
「駐車期限は二日を限度とします」です!~私をこの「禁」を破ってしまいました。一旦、第1に車を停めたのですが、少し遠慮して、第2に停めなおしました。(なお、駐車場を管理する人はいません)
「駐車期限は二日を限度とします」です!~私をこの「禁」を破ってしまいました。一旦、第1に車を停めたのですが、少し遠慮して、第2に停めなおしました。(なお、駐車場を管理する人はいません)
< 第一は結構広い >
まだ木曜日です、おそらく、明日からここはいっぱいになります。駐車可能は50台とされていますが、私が下山したときは、車の止め方が、乱雑で、30台くらいで一杯の状態でした。また、ここには仮設トイレ2基あります。
まだ木曜日です、おそらく、明日からここはいっぱいになります。駐車可能は50台とされていますが、私が下山したときは、車の止め方が、乱雑で、30台くらいで一杯の状態でした。また、ここには仮設トイレ2基あります。
< ロータリーになっています >
中房温泉のバス停の前でロータリーになっていますので、Uターンに便利です。宮城(みやしろ)ゲートからの中房線は、道幅が狭く、くねくね道です。こちらのバスもマイクロバスです。路上駐車も厳禁ですね。
中房温泉のバス停の前でロータリーになっていますので、Uターンに便利です。宮城(みやしろ)ゲートからの中房線は、道幅が狭く、くねくね道です。こちらのバスもマイクロバスです。路上駐車も厳禁ですね。
< 中房温泉口 >
ロータリーがあるところです。右側が、バス停とタクシー乗り場で、奥の広場は、バスやタクシーの専用駐車場です。左の坂道を上がると、公衆トイレ、日帰り温泉施設、登山口があります。さらに奥には「合戦橋」があり、橋を渡り100mほど奥に入った突き当たりが「中房温泉(宿泊専用)」です。右の駐車場と左の坂道はともに、時間外になるとチェーンで施錠されますし、警備の方も夜回りされているようです。
ロータリーがあるところです。右側が、バス停とタクシー乗り場で、奥の広場は、バスやタクシーの専用駐車場です。左の坂道を上がると、公衆トイレ、日帰り温泉施設、登山口があります。さらに奥には「合戦橋」があり、橋を渡り100mほど奥に入った突き当たりが「中房温泉(宿泊専用)」です。右の駐車場と左の坂道はともに、時間外になるとチェーンで施錠されますし、警備の方も夜回りされているようです。
手前が日帰り入浴施設「湯原の湯」の利用者専用の駐車場。駐車場の1段上が、公衆トイレ、もう一つ上が、「湯原の湯」です。画面には写っていませんが、右手にはテント場があり、その下が、バス停(駐車場)です。
< 登山口の水場 >
「湯原の湯」と「公衆トイレ」の向かいにあります。地熱で生ぬるいかな?と思っていたら、以外に冷たくて美味しかったです。トイレの洗面台の水(お湯?)は、暖かくなっていました。お湯の方が、手の汚れが落ちやすくなって、良いでしょう。
「湯原の湯」と「公衆トイレ」の向かいにあります。地熱で生ぬるいかな?と思っていたら、以外に冷たくて美味しかったです。トイレの洗面台の水(お湯?)は、暖かくなっていました。お湯の方が、手の汚れが落ちやすくなって、良いでしょう。
< テント場 >
水場のそば(中房川より)が、テント場です。小径を挟んで、狭い区画が左右に3段ずつあります。正面を降りたところが、バス停の駐車場。画面の右手に行くと、「公衆トイレ」と「湯原の湯」があります。
水場のそば(中房川より)が、テント場です。小径を挟んで、狭い区画が左右に3段ずつあります。正面を降りたところが、バス停の駐車場。画面の右手に行くと、「公衆トイレ」と「湯原の湯」があります。
< 石で囲んである「蒸し釜」? >
左のは、コンクリートで覆われた鉄板の箱のようなものが、右のは、空き缶が埋めてあります。こちらの「蒸し釜」はお店の人専用で、お客さんは利用出来ません。
左のは、コンクリートで覆われた鉄板の箱のようなものが、右のは、空き缶が埋めてあります。こちらの「蒸し釜」はお店の人専用で、お客さんは利用出来ません。
< トイレと温泉の間を進むと登山道 >
左の奥に進むと、燕岳(合戦尾根)登山道です。「湯原の湯」の奥には、葦簀(よしず)で側面が覆われているテント(集会用のもの)があり、なかには、ザック置き場があります。雨天時に、ザックを降ろすのに助かります。
左の奥に進むと、燕岳(合戦尾根)登山道です。「湯原の湯」の奥には、葦簀(よしず)で側面が覆われているテント(集会用のもの)があり、なかには、ザック置き場があります。雨天時に、ザックを降ろすのに助かります。
< 公衆トイレ >
和式の水洗トイレです。男子トイレは大便器が3つでした。LED照明が自動点灯になっています。テントの受付時、「湯原の湯」のお店の方に、夜間、トイレ使用中に、照明が途中で消えてしまうことがあるそうで、ヘッドライトを準備するように説明を受けました。私は、深夜に実際に私用しましたが、最中に消灯することはありませんでした。
和式の水洗トイレです。男子トイレは大便器が3つでした。LED照明が自動点灯になっています。テントの受付時、「湯原の湯」のお店の方に、夜間、トイレ使用中に、照明が途中で消えてしまうことがあるそうで、ヘッドライトを準備するように説明を受けました。私は、深夜に実際に私用しましたが、最中に消灯することはありませんでした。
< 「湯原の湯」 >
入りました。入浴料700円(テント台と同額です)。私は、お昼まだでした。雨に打たれてしまったので、まず、入浴、そして、生ビールとチキンカレーを頂きました。お風呂上がりの生ビールは最高でした。自分のテントへの、お土産に「地熱蒸し玉子」、酔ったためか、うっかり、お店の床に落としてしまいましたが、かえって殻が剥きやすくなったかも?
入りました。入浴料700円(テント台と同額です)。私は、お昼まだでした。雨に打たれてしまったので、まず、入浴、そして、生ビールとチキンカレーを頂きました。お風呂上がりの生ビールは最高でした。自分のテントへの、お土産に「地熱蒸し玉子」、酔ったためか、うっかり、お店の床に落としてしまいましたが、かえって殻が剥きやすくなったかも?
< 自慢は「無加水です」 >
泉質はアルカリ性低張性高温泉。熱い源泉(90°以上)を「水冷式」と「空冷式」を両方で、適温にまで、冷ましているそうです。露天2つのうち、こちらの大きい方は、冷ましすぎでした。
泉質はアルカリ性低張性高温泉。熱い源泉(90°以上)を「水冷式」と「空冷式」を両方で、適温にまで、冷ましているそうです。露天2つのうち、こちらの大きい方は、冷ましすぎでした。
< ミズナラ(水楢) >
ブナ科コナラ属。同属のコナラ(小楢)と似ていますが、葉で区別が付きます。ミズナラはコナラより、葉脈(側脈)の数が多いです。この葉っぱは、私のテントの上にあったものです。
ブナ科コナラ属。同属のコナラ(小楢)と似ていますが、葉で区別が付きます。ミズナラはコナラより、葉脈(側脈)の数が多いです。この葉っぱは、私のテントの上にあったものです。
< ノコンギク(野紺菊) >
キク科シオン属。同属のヨメナ(嫁菜)とそっくりです。区別は花の付き方です。ノコンギクは、その茎にいくつもの花を付けますが、ヨメナでは、茎に1本ずつしか付けません。この花は、登山口の水場のそばで見つけました。
キク科シオン属。同属のヨメナ(嫁菜)とそっくりです。区別は花の付き方です。ノコンギクは、その茎にいくつもの花を付けますが、ヨメナでは、茎に1本ずつしか付けません。この花は、登山口の水場のそばで見つけました。
< 小さくても3000円でした >
平湯峠で松茸が、路上販売されていました。1ケース1万円くらいのものが売れ筋(お店の人が売りたがっていた?)らしいが、私一人の分なので、1本だけ購入。
平湯峠で松茸が、路上販売されていました。1ケース1万円くらいのものが売れ筋(お店の人が売りたがっていた?)らしいが、私一人の分なので、1本だけ購入。
< 調味料の数々 >
自炊の連泊していると、だんだん、食べ飽きてきます。いろいろ、調味料で工夫します。この写真にはありませんが、ふりかけ、カリカリ梅、乾燥野沢菜、乾燥にんにくなども、役に立ちました。
自炊の連泊していると、だんだん、食べ飽きてきます。いろいろ、調味料で工夫します。この写真にはありませんが、ふりかけ、カリカリ梅、乾燥野沢菜、乾燥にんにくなども、役に立ちました。
< 2日目のグラフ >
総歩行距離約9.1km、累積標高差(+)約1456mでした。実際のコース距離は、登山道から燕山荘まで5.5km、燕山荘から燕岳往復が1.8kmです。GPSの軌跡ログは、実際のルートより、1~2割多くなります。登山口から燕山荘までの標高差は約1240m、燕岳までなら約1300mになります。
総歩行距離約9.1km、累積標高差(+)約1456mでした。実際のコース距離は、登山道から燕山荘まで5.5km、燕山荘から燕岳往復が1.8kmです。GPSの軌跡ログは、実際のルートより、1~2割多くなります。登山口から燕山荘までの標高差は約1240m、燕岳までなら約1300mになります。
< お昼の弁当を用意します >
朝食時に、仕込んでおきます。簡単です。アルファ米のドライカレーに、乾燥野沢菜(塩味が付いてます)を適量混ぜて、お湯(水でも可)を投入しておくだけです。本日は、燕山荘までの登り、おなかがすいたら、付属のスプーンで、これを頂きます。
朝食時に、仕込んでおきます。簡単です。アルファ米のドライカレーに、乾燥野沢菜(塩味が付いてます)を適量混ぜて、お湯(水でも可)を投入しておくだけです。本日は、燕山荘までの登り、おなかがすいたら、付属のスプーンで、これを頂きます。
< AM5時、何やら、「周囲の動き」があります >
タクシーが何台か、やってきました。この朝の日の出の時間はAM5:35です。薄暗い内からの登山する方々の登場でした。テント場は、私のテントの他に、もう1張りだけで、そちらのテントはまだ、熟睡中のようでした。
タクシーが何台か、やってきました。この朝の日の出の時間はAM5:35です。薄暗い内からの登山する方々の登場でした。テント場は、私のテントの他に、もう1張りだけで、そちらのテントはまだ、熟睡中のようでした。
< 中房温泉行き定期バスの時刻表 >
9月18日(金)の朝です。時刻表によると、B運行(ABCの3パターンあり)なので、始発は到着するのはAM7:35のはずですが、6時過ぎには、バスが到着して、大勢の登山者は、登山口に集まりました。
9月18日(金)の朝です。時刻表によると、B運行(ABCの3パターンあり)なので、始発は到着するのはAM7:35のはずですが、6時過ぎには、バスが到着して、大勢の登山者は、登山口に集まりました。
< 自前のビールをとりに >
2日目の朝の第1駐車場の様子です。温泉橋を渡り、第2駐車場に行ってきました。第2駐車場に停めた車の中のクーラーボックスに、「冷えたビールを詰めたサーモスフードコンテナー」をしまってあります。片道450m歩いて、とってきました。今晩、燕山荘のテント場で自分が運んだビールを飲みます。
2日目の朝の第1駐車場の様子です。温泉橋を渡り、第2駐車場に行ってきました。第2駐車場に停めた車の中のクーラーボックスに、「冷えたビールを詰めたサーモスフードコンテナー」をしまってあります。片道450m歩いて、とってきました。今晩、燕山荘のテント場で自分が運んだビールを飲みます。
< サラシナショウマ(晒菜升麻)の花後 >
キンポウゲ科サラシナショウマ属。名前の「サラシナ」は若菜を茹で水にさらして山菜として食したことに由来します。花は散ってしまっていますが、花茎がすごく長いのが、印象的です。パンフォーカスにしないと、茎の先っぽと葉っぱの両方にピントが合いません。
キンポウゲ科サラシナショウマ属。名前の「サラシナ」は若菜を茹で水にさらして山菜として食したことに由来します。花は散ってしまっていますが、花茎がすごく長いのが、印象的です。パンフォーカスにしないと、茎の先っぽと葉っぱの両方にピントが合いません。
< イベントテントにザック置き場 >
「湯原の湯」の隣にあります。葦簀(よしず)があり、温泉らしい風情があります。下山ごに、ここで、ザックを降ろし、お着替えなどを出して、「湯原の湯」に入浴される方もいます。
「湯原の湯」の隣にあります。葦簀(よしず)があり、温泉らしい風情があります。下山ごに、ここで、ザックを降ろし、お着替えなどを出して、「湯原の湯」に入浴される方もいます。
< 登山道で唯一の水場 >
第1ベンチから、10mほど下に沢が流れています。私は飲みませんでしたが、飲んでこられた、ご家族様は美味とおっしゃってました。こちら様は、お子さん連れの4人家族とお友達1人の計5名のパーティーでした。私は、上の燕山荘まで、こちら様と、ご一緒させて頂きました。
第1ベンチから、10mほど下に沢が流れています。私は飲みませんでしたが、飲んでこられた、ご家族様は美味とおっしゃってました。こちら様は、お子さん連れの4人家族とお友達1人の計5名のパーティーでした。私は、上の燕山荘まで、こちら様と、ご一緒させて頂きました。
< 「小林喜作」さんもこんな格好だった? >
ここ第1ベンチでは、可愛らしい双子の山ガールさんたちから、冷凍ミカンをもらいました。私が、おとぎ話の「わらしべ長者」ならば、藁の1本でもお返ししなければ行けなかったのですが、ご家族の皆さんに、お礼出来ずにいて、強縮しました。
ここ第1ベンチでは、可愛らしい双子の山ガールさんたちから、冷凍ミカンをもらいました。私が、おとぎ話の「わらしべ長者」ならば、藁の1本でもお返ししなければ行けなかったのですが、ご家族の皆さんに、お礼出来ずにいて、強縮しました。
< スギゴケ >
スギゴケ科スギゴケ属。杉の枝の葉に見える苔なので、「スギゴケ」と呼ばれます。ぼんぼり(提灯)のようにみえるのは、「胞子嚢」という一種の繁殖器官です。名前が似ている亜熱帯性シダ類の「ミズスギ、ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属」は、中房温泉で特異的に(地熱のおかげで)繁殖しているらしいのですが、私は今回、お見かけすることはありませんでした。
スギゴケ科スギゴケ属。杉の枝の葉に見える苔なので、「スギゴケ」と呼ばれます。ぼんぼり(提灯)のようにみえるのは、「胞子嚢」という一種の繁殖器官です。名前が似ている亜熱帯性シダ類の「ミズスギ、ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属」は、中房温泉で特異的に(地熱のおかげで)繁殖しているらしいのですが、私は今回、お見かけすることはありませんでした。
< ケーブルをくぐると、第2ベンチ >
有明荘そばのケーブル管理事務所から合戦小屋までケーブルリフトが引かれていて、荷揚げがされています。燕山荘グループさまの所有です。第1から第2ベンチまでの700mに34分経過。恐らく、平均的な所要時間の1.5倍以上かかっています。
有明荘そばのケーブル管理事務所から合戦小屋までケーブルリフトが引かれていて、荷揚げがされています。燕山荘グループさまの所有です。第1から第2ベンチまでの700mに34分経過。恐らく、平均的な所要時間の1.5倍以上かかっています。
< アルプス銀座は、ファミリーのパーティーが多い? >
ここでも、ご一緒に移動していたパーティーのリトルツインズの山ガールさん(6才だそうです)から、お菓子を頂きました。厳しい登山にくじけず、とてもしっかりした、お嬢さん達で、2人合わせて12才なのですが、小学生高学年くらいの気丈夫さを感じさせられました。
ここでも、ご一緒に移動していたパーティーのリトルツインズの山ガールさん(6才だそうです)から、お菓子を頂きました。厳しい登山にくじけず、とてもしっかりした、お嬢さん達で、2人合わせて12才なのですが、小学生高学年くらいの気丈夫さを感じさせられました。
< 富士見ベンチ >
第3から富士見ベンチまでは、400mしかないのに、42分かかりました。合戦尾根では、この区間が、一番の難所かも知れません。燕山荘まであと2.4kmです。傾いた木柱には、標高2200mと記されています。
第3から富士見ベンチまでは、400mしかないのに、42分かかりました。合戦尾根では、この区間が、一番の難所かも知れません。燕山荘まであと2.4kmです。傾いた木柱には、標高2200mと記されています。
< 合戦小屋です >
こちらの名物は、「肉うどん」と「スイカ」ですが、今朝、自分で準備したお弁当をここで頂きました。野沢菜をまぜたアルファ米のドライカレーです。リトルツインズさんたちから、またまた、食後のデザートを頂きました。新潟名物手作り「笹団子(こしあん)」でした。たいへん「オイチーィ」でした。私は、何もお返しが出来ず、感謝するのみでした。ありがとうございました。
こちらの名物は、「肉うどん」と「スイカ」ですが、今朝、自分で準備したお弁当をここで頂きました。野沢菜をまぜたアルファ米のドライカレーです。リトルツインズさんたちから、またまた、食後のデザートを頂きました。新潟名物手作り「笹団子(こしあん)」でした。たいへん「オイチーィ」でした。私は、何もお返しが出来ず、感謝するのみでした。ありがとうございました。
< スイカ売り場 >
お客さんが、少ないためか、スイカを小屋の中で販売していました。橫の案内板では、燕山荘まで1.7km、上り1.5時間となっています。私の場合は燕山荘まで正味1時間43分かかりました。
お客さんが、少ないためか、スイカを小屋の中で販売していました。橫の案内板では、燕山荘まで1.7km、上り1.5時間となっています。私の場合は燕山荘まで正味1時間43分かかりました。
< 食後の「手洗い水」 >
スイカで汚れた手を洗わせて頂けます。後方にみえる建物はトイレ(非水洗)です。左手の方から入ります。頭上には、荷物運搬用のケーブルは張られています。ケーブルの到着場所の上には、テント場がありますが、私は、この山行の復路(6日目)に通った時にテント場を見させて頂きました。
スイカで汚れた手を洗わせて頂けます。後方にみえる建物はトイレ(非水洗)です。左手の方から入ります。頭上には、荷物運搬用のケーブルは張られています。ケーブルの到着場所の上には、テント場がありますが、私は、この山行の復路(6日目)に通った時にテント場を見させて頂きました。
< 2562mの岩山 >
合戦沢ノ頭から300mほど進んだ所に、岩山があります。特に名称が付けられていないようですが、とりあえず、私は、この場所を「2562mの岩山」と呼ぶことにしました。「~頭」の上にありますから、「合戦沢ノ兜」と呼ぶのはいかがでしょうか?
合戦沢ノ頭から300mほど進んだ所に、岩山があります。特に名称が付けられていないようですが、とりあえず、私は、この場所を「2562mの岩山」と呼ぶことにしました。「~頭」の上にありますから、「合戦沢ノ兜」と呼ぶのはいかがでしょうか?
< 岩山から西方向を眺望 >
燕山荘から大下りの頭までの縦走路がある稜線です。稜線上の中央左寄りに、小指を立てたような岩の出っ張りは、ひょっとした「蛙岩(げえろいわ)」ではないでしょうか?蛙岩でないにしても、その岩のある近くの岩でしょう。
燕山荘から大下りの頭までの縦走路がある稜線です。稜線上の中央左寄りに、小指を立てたような岩の出っ張りは、ひょっとした「蛙岩(げえろいわ)」ではないでしょうか?蛙岩でないにしても、その岩のある近くの岩でしょう。
< 燕山荘 >
到着しました。ご一緒していたグループとは、直前で離れてしまいました。すでに、山小屋のチェックインされていることでしょう。きつかった時間を、和らげて頂きました。ありがとうございました。
到着しました。ご一緒していたグループとは、直前で離れてしまいました。すでに、山小屋のチェックインされていることでしょう。きつかった時間を、和らげて頂きました。ありがとうございました。
< 石像の本当な名前は? >
燕山荘のマスコットとして、愛称が付けられていないのかな?石の種類は判りませんが、「遠赤外線」が出ていそうな暖かみを感じます。とりあえず「燕ちゃん」と呼んでおきましょう。
燕山荘のマスコットとして、愛称が付けられていないのかな?石の種類は判りませんが、「遠赤外線」が出ていそうな暖かみを感じます。とりあえず「燕ちゃん」と呼んでおきましょう。
< 燕岳頂上(2763m) >
真っ白で、365°何も見えませんでした。雨は小降りでしたが、風があって、寒かったです。この写真は、たまたもいらしゃった(お仕事中?)若いガイドさんに撮影してもらいました。左手が白ウサギになっていました。
真っ白で、365°何も見えませんでした。雨は小降りでしたが、風があって、寒かったです。この写真は、たまたもいらしゃった(お仕事中?)若いガイドさんに撮影してもらいました。左手が白ウサギになっていました。
< 三角点の橫に山頂を示す四角い石 >
賽銭箱がないのに、硬貨が積まれています。八ヶ岳の赤岳頂上に置かれている丈夫な賽銭箱を思い出しました。たしか、どんな雨風にも耐えれる金庫のような賽銭箱でした。
賽銭箱がないのに、硬貨が積まれています。八ヶ岳の赤岳頂上に置かれている丈夫な賽銭箱を思い出しました。たしか、どんな雨風にも耐えれる金庫のような賽銭箱でした。
< おばけみたいです >
ハローウィンの白い袋をかぶったオバケのようにも見えます。よく見ると、メガネのような穴が空いているというより、柱状の岩が,重なり合っていて、隙間が2個できているようです。右側の岩に文字が刻まれていますが、もしかして、落書き?
ハローウィンの白い袋をかぶったオバケのようにも見えます。よく見ると、メガネのような穴が空いているというより、柱状の岩が,重なり合っていて、隙間が2個できているようです。右側の岩に文字が刻まれていますが、もしかして、落書き?
< 3日目のグラフ >
総歩行距離は約10km。累積標高差(+)約755mでした。上昇と下降の繰り返しが多いとGPS高度が狂いやすくなります。グラフを見ると、軌跡が、地形からかなりずれてしまっています。
総歩行距離は約10km。累積標高差(+)約755mでした。上昇と下降の繰り返しが多いとGPS高度が狂いやすくなります。グラフを見ると、軌跡が、地形からかなりずれてしまっています。
< 朝からパイロットさんもたいへんです >
たぶん、皆さんのご来光(日の出)の鑑賞が終わるのを見計らって、作業を始めているみたいです。ヘリコプターが麓と山小屋の後ろにあるヘリポート間を、何往復もして荷物を運んでいます。重い荷物を降ろした後、身軽になって、急旋回して飛び去る姿が、かっこいいです。
たぶん、皆さんのご来光(日の出)の鑑賞が終わるのを見計らって、作業を始めているみたいです。ヘリコプターが麓と山小屋の後ろにあるヘリポート間を、何往復もして荷物を運んでいます。重い荷物を降ろした後、身軽になって、急旋回して飛び去る姿が、かっこいいです。
< 出発前の自撮りです >
帽子やサングラスは、登山中、顔や頭が蒸し暑くなるので、私はあまり使いません。いつもは、タオルのほっかむりです。あせもふけるし、紫外線も防げるので、タオルが一番です。今朝は、寒かったので、帽子を被りました。
帽子やサングラスは、登山中、顔や頭が蒸し暑くなるので、私はあまり使いません。いつもは、タオルのほっかむりです。あせもふけるし、紫外線も防げるので、タオルが一番です。今朝は、寒かったので、帽子を被りました。
< 蛙岩(げえろいわ)の場所です >
(場所)と申したのは、どれが、蛙岩なのか(あるいは全部がそうなのか)把握していないからです。標柱の柄(柱)に蛙岩と書かれていますが、左の写真の上の岩のことなのか、右の写真の大岩のことなのかはっきりしません。前日、合戦尾根から見えた、稜線上の出っ張りは、右側の大岩かも知れません。
(場所)と申したのは、どれが、蛙岩なのか(あるいは全部がそうなのか)把握していないからです。標柱の柄(柱)に蛙岩と書かれていますが、左の写真の上の岩のことなのか、右の写真の大岩のことなのかはっきりしません。前日、合戦尾根から見えた、稜線上の出っ張りは、右側の大岩かも知れません。
< 為右衛門吊岩を300m過ぎた所で振り返る >
登っている時は、気がつきませんでした。大下りの登り返しの途中に「為右衛門吊岩」と呼ばれる岩山があります。登山道が岩を東に巻いているので下からは見えにくいようです。
登っている時は、気がつきませんでした。大下りの登り返しの途中に「為右衛門吊岩」と呼ばれる岩山があります。登山道が岩を東に巻いているので下からは見えにくいようです。
< 白い帽子を被った槍ヶ岳 >
左から順に、槍ヶ岳、双六岳(すごろくだけ)、三俣蓮華岳(みつまたれんげだけ)、鷲羽岳(わしばだけ)、水晶岳、野口五郎岳。なかでも、水晶岳は標高2986mもあり、ここらでは、槍ヶ岳の次に高いと思います。
左から順に、槍ヶ岳、双六岳(すごろくだけ)、三俣蓮華岳(みつまたれんげだけ)、鷲羽岳(わしばだけ)、水晶岳、野口五郎岳。なかでも、水晶岳は標高2986mもあり、ここらでは、槍ヶ岳の次に高いと思います。
< 切通岩の手前で北西方向を眺望 >
左から、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳、三ッ岳(みつだけ)。画面左の三俣蓮華岳の手前にある、少し低いくなっている山が、硫黄岳でしょうか。
左から、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳、三ッ岳(みつだけ)。画面左の三俣蓮華岳の手前にある、少し低いくなっている山が、硫黄岳でしょうか。
< 切通岩 >
往路では、「喜作」のレリーフを見落としてしまいました。後で自分が撮った写真を見返してみたら、往路での写真にもちゃんと、レリーフが写っていました。拡大図は復路の写真を貼り付けました。
往路では、「喜作」のレリーフを見落としてしまいました。後で自分が撮った写真を見返してみたら、往路での写真にもちゃんと、レリーフが写っていました。拡大図は復路の写真を貼り付けました。
< 手前の岩、それとも、向かいの岩? >
右の写真がやってきた方角で、左の写真が、これから登る進行方向です。前後どちらの岩山を切通岩と呼ぶのかは、定かではありません。考えてみますと、「岩を切って通す」のだから、2つに分かれた両方の岩山を「切通岩」と言うのではないかと、私は思いました。
右の写真がやってきた方角で、左の写真が、これから登る進行方向です。前後どちらの岩山を切通岩と呼ぶのかは、定かではありません。考えてみますと、「岩を切って通す」のだから、2つに分かれた両方の岩山を「切通岩」と言うのではないかと、私は思いました。
< この「分岐」なんと呼んだら良いのか? >
ヤマレコでは、「槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐」と標示されるようですが、これでは2方向しか、表していません。写真のように、この標柱は、「槍」、「常念」、「燕」の3方向を示しています。ここは、ひとつ、大天井さまに身をひいて頂いて、「槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐」と言うことにしませんか?
ヤマレコでは、「槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐」と標示されるようですが、これでは2方向しか、表していません。写真のように、この標柱は、「槍」、「常念」、「燕」の3方向を示しています。ここは、ひとつ、大天井さまに身をひいて頂いて、「槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐」と言うことにしませんか?
< 大天井岳の西に巻くルートに進んでしまいました >
山と高原地図によると、巻き道を通る方が、西岳方向への近道として記載されています。重いザックを担いだ私としては、かなり難所でした。先ほど、大天井さまをないがしろにした、たたりか?
山と高原地図によると、巻き道を通る方が、西岳方向への近道として記載されています。重いザックを担いだ私としては、かなり難所でした。先ほど、大天井さまをないがしろにした、たたりか?
< 牛首展望台が見えてきました >
展望台といいながらも、標高2766mもあり、見た感じも、立派な山です。奥にある「牛首山(2527m)」が、かわいそうです。牛首の名は、「牛首山」にお返しして、展望台改め、西天井岳(2766m)とするのはどうでしょうか。
展望台といいながらも、標高2766mもあり、見た感じも、立派な山です。奥にある「牛首山(2527m)」が、かわいそうです。牛首の名は、「牛首山」にお返しして、展望台改め、西天井岳(2766m)とするのはどうでしょうか。
< 大天井岳(西)分岐 >
こちらも、先ほどの3方向のルールに乗っ取れば、「槍ヶ岳・燕岳・常念岳分岐(西)」となります。先ほどの分岐には、呼び名の後に(北)と付ければ良いでしょう。車で安曇野インターを出た所の交差点だって、交差点「安曇野インター」、「安曇野インター(西)」、「安曇野インター(東)」の3つありますよ。
こちらも、先ほどの3方向のルールに乗っ取れば、「槍ヶ岳・燕岳・常念岳分岐(西)」となります。先ほどの分岐には、呼び名の後に(北)と付ければ良いでしょう。車で安曇野インターを出た所の交差点だって、交差点「安曇野インター」、「安曇野インター(西)」、「安曇野インター(東)」の3つありますよ。
< 大天井岳周囲の分岐に関して考察しました① >
「表銀座+常念岳方面」を大きく見ると、大天井岳は、ちょうど「三叉路」に位置します。大天井岳を1つの分岐点と考えると、3方向の分岐ですから、「槍ヶ岳・燕岳・常念岳分岐」となってしかるべきです。
「表銀座+常念岳方面」を大きく見ると、大天井岳は、ちょうど「三叉路」に位置します。大天井岳を1つの分岐点と考えると、3方向の分岐ですから、「槍ヶ岳・燕岳・常念岳分岐」となってしかるべきです。
< 大天井岳周囲の分岐に関して考察しました② >
たまたま、大天井岳を取り囲むように、東西と北の3箇所に分岐が出来ました。それそれの分岐の名称を、槍ヶ岳・常念岳分岐・燕岳(東)、槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(西)、槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(北)とすれば、整然として分かりやすくなると思います。
たまたま、大天井岳を取り囲むように、東西と北の3箇所に分岐が出来ました。それそれの分岐の名称を、槍ヶ岳・常念岳分岐・燕岳(東)、槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(西)、槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(北)とすれば、整然として分かりやすくなると思います。
< 降りてきた急坂 >
重い荷物が、下りで、脚にズシズシ来ていました。急坂の途中にある分岐は、「大天井岳(西)分岐」と表示されていますが、私としては、『槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(西)』と理解したいです。
重い荷物が、下りで、脚にズシズシ来ていました。急坂の途中にある分岐は、「大天井岳(西)分岐」と表示されていますが、私としては、『槍ヶ岳・常念岳・燕岳分岐(西)』と理解したいです。
< タカネヨモギ(高嶺蓬) >
キク科ヨモギ属。もう枯れてしまっています。ヨモギの仲間の中では、細かい線形の葉っぱが珍しい。まるで、コスモスの葉の用です。たくさん群生していて、枯れていても、この細い葉っぱが、山道を彩っています。
キク科ヨモギ属。もう枯れてしまっています。ヨモギの仲間の中では、細かい線形の葉っぱが珍しい。まるで、コスモスの葉の用です。たくさん群生していて、枯れていても、この細い葉っぱが、山道を彩っています。
< 紅い絨毯のようです >
ツツジ科の植物の紅葉です。クロマメノキ(黒豆の木、ツツジ科スノキ属)とウラシマツツジ(裏縞躑躅、ツツジ科ウラシマツツジ属)です。遠くから見ていると、区別が付きません。
ツツジ科の植物の紅葉です。クロマメノキ(黒豆の木、ツツジ科スノキ属)とウラシマツツジ(裏縞躑躅、ツツジ科ウラシマツツジ属)です。遠くから見ていると、区別が付きません。
< コケモモ(苔桃) >
ツツジ科スノキ属。コケモモは、上記の2種より、葉が小さく、まだ紅葉していません。実が赤いですが、いずれ、クロマメノキの実と同様に、黒くなります。ブルベリーもスノキ属で、スノキ属の実はいずれも食べれます。秋は、木苺とこちらのスノキ属の果実がご馳走ですね。
ツツジ科スノキ属。コケモモは、上記の2種より、葉が小さく、まだ紅葉していません。実が赤いですが、いずれ、クロマメノキの実と同様に、黒くなります。ブルベリーもスノキ属で、スノキ属の実はいずれも食べれます。秋は、木苺とこちらのスノキ属の果実がご馳走ですね。
< 赤岩岳の北にある小ピーク >
赤岩岳山頂(北峰)から、北北東300mくらいの位置にあります。ヒュッテ西岳まであと1.3km、もう一息です。標柱の柄の部分には(赤岩岳山頂⇒50m)と記されています。山頂は300m先です。これは、「50m進んだ所で、赤岩岳北尾根を登りなさい」を意味しているのだと思います。
赤岩岳山頂(北峰)から、北北東300mくらいの位置にあります。ヒュッテ西岳まであと1.3km、もう一息です。標柱の柄の部分には(赤岩岳山頂⇒50m)と記されています。山頂は300m先です。これは、「50m進んだ所で、赤岩岳北尾根を登りなさい」を意味しているのだと思います。
< 赤岩岳直下の縦走路上より見上げました >
アベックが、赤岩岳頂上を直登していました。落石や滑落が心配です。直下から登る方が多いようですが、赤岩岳の南尾根から上がるのが、安全らしいです。
アベックが、赤岩岳頂上を直登していました。落石や滑落が心配です。直下から登る方が多いようですが、赤岩岳の南尾根から上がるのが、安全らしいです。
< 西岳と赤岩岳の間にある小ピーク >
赤岩岳山頂(北峰)から、南南西400mくらいの位置にあります。石積みがされています。ここの北100m位の所に赤岩岳南尾根のとりつきがあるのかも知れません(確認していません)。
赤岩岳山頂(北峰)から、南南西400mくらいの位置にあります。石積みがされています。ここの北100m位の所に赤岩岳南尾根のとりつきがあるのかも知れません(確認していません)。
< 西岳の山頂は見えません >
西岳の北尾根にこぶがあり、山頂部分がここからは見えません、登山道は東に巻いています。西岳の向こうにヒュッテ西岳のテント場がみえています。私は、車1台が肉眼で確認出来るなら距離1kmと判断します。ここから肉眼で、テント1張りが確認出来ましたので、距離は700m位になるのでしょうか?向こうのテント場の奥に見えるピークは赤沢山です。
西岳の北尾根にこぶがあり、山頂部分がここからは見えません、登山道は東に巻いています。西岳の向こうにヒュッテ西岳のテント場がみえています。私は、車1台が肉眼で確認出来るなら距離1kmと判断します。ここから肉眼で、テント1張りが確認出来ましたので、距離は700m位になるのでしょうか?向こうのテント場の奥に見えるピークは赤沢山です。
< ヒュッテ西岳 >
裏の尾根上にテント場があります。1張り1000円、よそよりも、料金が高いのは、この場所が、最果ての地(帰りたくても、すぐには町に戻れません)だからでしょうか。テント泊の人も、トイレ1回ごとに、100円の協力金が必要です。水1L200円は、この山域では、同額のようです。
裏の尾根上にテント場があります。1張り1000円、よそよりも、料金が高いのは、この場所が、最果ての地(帰りたくても、すぐには町に戻れません)だからでしょうか。テント泊の人も、トイレ1回ごとに、100円の協力金が必要です。水1L200円は、この山域では、同額のようです。
< 御光をズーム >
専門的なことは判りませんが、この現象を説明すると~、見る人の影の側にある雲粒(霧粒)に「ミー散乱」が起こることによって出来る大気光学現象です。~ということらしいです。
専門的なことは判りませんが、この現象を説明すると~、見る人の影の側にある雲粒(霧粒)に「ミー散乱」が起こることによって出来る大気光学現象です。~ということらしいです。
< 穂高から槍までの縦走する稜線 >
北鎌尾根、西鎌尾根、東鎌尾根がありますから、槍から南の縦走路は、「南鎌尾根」とも言えるのではないでしょうか。つまり、穂高岳も槍ヶ岳の南の尾根の一部分に過ぎない?
北鎌尾根、西鎌尾根、東鎌尾根がありますから、槍から南の縦走路は、「南鎌尾根」とも言えるのではないでしょうか。つまり、穂高岳も槍ヶ岳の南の尾根の一部分に過ぎない?
< 大天荘 >
一番大きな小屋が、受付と売店のある本館です。左側に渡り廊下でつながった別館があります。別館の左にトイレがあり、前にトイレの入口がありますが、トイレの後は、別館とつながっています。
一番大きな小屋が、受付と売店のある本館です。左側に渡り廊下でつながった別館があります。別館の左にトイレがあり、前にトイレの入口がありますが、トイレの後は、別館とつながっています。
< 飲みやすい日本酒でした >
松本の酒「岩波」です。米麹は「米国」産です。アメリカ(米国)は、米麹を日本に輸出しているようです。さすがに、「米の国」です。おかげさまで、良い感じに酔えたので、早めに寝ました。
松本の酒「岩波」です。米麹は「米国」産です。アメリカ(米国)は、米麹を日本に輸出しているようです。さすがに、「米の国」です。おかげさまで、良い感じに酔えたので、早めに寝ました。
< 5日目のマップ >
大天荘から燕山荘までの復路です。(どちらも、人気の「燕山荘グループ」です)大天荘では、テン場が満杯状態でしたので、燕山荘でも、到着する頃には満杯になってしまっていて、テントが張れなくなるのでないかと、心配しながら、進みました。
大天荘から燕山荘までの復路です。(どちらも、人気の「燕山荘グループ」です)大天荘では、テン場が満杯状態でしたので、燕山荘でも、到着する頃には満杯になってしまっていて、テントが張れなくなるのでないかと、心配しながら、進みました。
< 眼立体視できますよ(きっと?) >
左右2色の槍ヶ岳の写真です。「平行法」という手技を使えば、立体視(3D)することが出来るかもしれません。大きめのモニターでこの写真を拡大して、トライしてみて下さい。
左右2色の槍ヶ岳の写真です。「平行法」という手技を使えば、立体視(3D)することが出来るかもしれません。大きめのモニターでこの写真を拡大して、トライしてみて下さい。
< 切通岩を過ぎ少し登ったところで、北西方向を眺望 >
画面の右端に、燕岳があり、その手前のピークが大下りの頭です。正面の裏銀座の手前の山が、真砂岳から稜線が続いている湯俣岳。画面左側の紅葉の後ろに見える山が、硫黄岳でしょう。
画面の右端に、燕岳があり、その手前のピークが大下りの頭です。正面の裏銀座の手前の山が、真砂岳から稜線が続いている湯俣岳。画面左側の紅葉の後ろに見える山が、硫黄岳でしょう。
< 為右衛門吊岩は上から見た方が良い >
手前の岩山ではなく、奥(燕岳方向)の岩山です。為右衛門吊岩は下からは見えにくいので、往路(燕岳から向かってくると)では、見落としやすいようです。
手前の岩山ではなく、奥(燕岳方向)の岩山です。為右衛門吊岩は下からは見えにくいので、往路(燕岳から向かってくると)では、見落としやすいようです。
< 大下りの一番下です >
燕岳から西岳までのルートで最も標高の低いのは、ビックリ平手前の貧乏沢入口のある所(2549m)です。次に低いのは、ここ、大下りを下がりきったところです(約2560m)。東の方に深く切れ込んでいます。私にとって、この位置から、上の「頭」までは、「大登り」になります。
燕岳から西岳までのルートで最も標高の低いのは、ビックリ平手前の貧乏沢入口のある所(2549m)です。次に低いのは、ここ、大下りを下がりきったところです(約2560m)。東の方に深く切れ込んでいます。私にとって、この位置から、上の「頭」までは、「大登り」になります。
< よく映えた紅です >
小さい青い葉っぱが、隠れて見えますが、「コケモモ(苔桃)、ツツジ科スノキ属」です。ウラシマツツジに守られいるためか、コケモモはまだ、紅葉していません。
小さい青い葉っぱが、隠れて見えますが、「コケモモ(苔桃)、ツツジ科スノキ属」です。ウラシマツツジに守られいるためか、コケモモはまだ、紅葉していません。
< 燕山荘に戻ってきました >
テント場に空きがあるかどうか心配でした。ここで、野営出来なければ、中房温泉にまで降りなければなりません。私には、その余力が残っていませんでした。でも、一安心、一番奥(北側)に少し空いているスペースがありました。
テント場に空きがあるかどうか心配でした。ここで、野営出来なければ、中房温泉にまで降りなければなりません。私には、その余力が残っていませんでした。でも、一安心、一番奥(北側)に少し空いているスペースがありました。
< ミヤマハタザオ(深山旗竿) >
アブラナ科ヤマハタザオ属。テント場の周りに咲いていました。ミヤマハタザオは、「ミヤマタネツケバナ(深山種漬花)、アブラナ科 タネツケバナ属」と花が似ていますが、葉っぱを見る区別がつきます。
アブラナ科ヤマハタザオ属。テント場の周りに咲いていました。ミヤマハタザオは、「ミヤマタネツケバナ(深山種漬花)、アブラナ科 タネツケバナ属」と花が似ていますが、葉っぱを見る区別がつきます。
< カンチコウゾリナ(寒地顔剃菜) >
キク科コウゾリナ属。この花は、別名をタカネコウゾリナ(高嶺髪剃菜)と言います。他属の「ミヤマコウゾリナ(深山顔剃菜、キク科ヤナギタンポポ属)」と名前も姿もよく似ています。
キク科コウゾリナ属。この花は、別名をタカネコウゾリナ(高嶺髪剃菜)と言います。他属の「ミヤマコウゾリナ(深山顔剃菜、キク科ヤナギタンポポ属)」と名前も姿もよく似ています。
< カンチコウゾリナの蕾が黒ずんでいます >
よく似たミヤマコウゾリナ(深山顔剃菜)との違いは、蕾や花を包んでいる萼(ガク)が、カンチコウゾリナでは黒っぽいことです。また、黄色い花びらの数が、ミヤマコウゾリナより多めです。
よく似たミヤマコウゾリナ(深山顔剃菜)との違いは、蕾や花を包んでいる萼(ガク)が、カンチコウゾリナでは黒っぽいことです。また、黄色い花びらの数が、ミヤマコウゾリナより多めです。
< ここでテント張れない人がいました >
燕山荘の1.7km下の合戦小屋の野営場(テント10張りほど)に行かれたみたいです。中房から燕山荘に上がってこられたにわざわざ、引き返されたのでしょうか?
燕山荘の1.7km下の合戦小屋の野営場(テント10張りほど)に行かれたみたいです。中房から燕山荘に上がってこられたにわざわざ、引き返されたのでしょうか?
< 2562mの岩山 >
合戦沢ノ頭の少し上にある岩山です。休憩スポットに最適ですが、特に呼び名がございません。前出したときも、述べましたが、この場所を、「合戦沢ノ兜」とするのはいかがでしょうか。
合戦沢ノ頭の少し上にある岩山です。休憩スポットに最適ですが、特に呼び名がございません。前出したときも、述べましたが、この場所を、「合戦沢ノ兜」とするのはいかがでしょうか。
< 雷鳥が人間に話しかけてくる? >
キッズたち(子供達)が、誤解しないでしょうか?いつかは、雄の雷鳥が自分の縄ばりを主張していることを~教えてあげないと?それに、ウグイスと違って、雷鳥の鳴き声は、あまりきれいではありません。「ゲコゲコ~」と蛙みたいです。
キッズたち(子供達)が、誤解しないでしょうか?いつかは、雄の雷鳥が自分の縄ばりを主張していることを~教えてあげないと?それに、ウグイスと違って、雷鳥の鳴き声は、あまりきれいではありません。「ゲコゲコ~」と蛙みたいです。
< ヤマハハコ(山母子) >
キク科ヤマハハコ属。この花は、雌雄異株(しゆういしゅ)です。この写真では、左側にあるもので、花頭の色がややうすく、マッチ棒のような雄しべがでているものが、雄花です、あとは、雌花です。
キク科ヤマハハコ属。この花は、雌雄異株(しゆういしゅ)です。この写真では、左側にあるもので、花頭の色がややうすく、マッチ棒のような雄しべがでているものが、雄花です、あとは、雌花です。
< 合戦小屋の上で、良いビューポイントあり >
私より先に、一眼レフで紅葉を撮影されている方がおられました。私は、真似して、コンパクトカメラで撮りました。槍の先っぽが、三角になってます。
私より先に、一眼レフで紅葉を撮影されている方がおられました。私は、真似して、コンパクトカメラで撮りました。槍の先っぽが、三角になってます。
< 第2ベンチ >
1kmを30分ほどで下りました。こちらで、テントで準備したお弁当(サーモスにアルファ米の五目ごはん)を頂きました。この後、第1ベンチでしたが、人だかりで混雑してたので、スルーしました。
1kmを30分ほどで下りました。こちらで、テントで準備したお弁当(サーモスにアルファ米の五目ごはん)を頂きました。この後、第1ベンチでしたが、人だかりで混雑してたので、スルーしました。
< 第二駐車所への道に路上駐車 >
「通路には絶対に駐車しないで下さい」と書かれていますのに、「皆さんいい根性」しています?中房温泉までの車道(中房線)は、特に、定期バス(マイクロバス)が通っていますので、路駐は「ダメよダメダメ」ですよ。
「通路には絶対に駐車しないで下さい」と書かれていますのに、「皆さんいい根性」しています?中房温泉までの車道(中房線)は、特に、定期バス(マイクロバス)が通っていますので、路駐は「ダメよダメダメ」ですよ。
< 有明山表参道入口 >
この先が、黒川沢にある表参道です。有明山は「信濃富士」とも呼ばれ、登山道は3本あります。こちらの南側から登る「表参道」、有明山の北側には「裏山道」、そして、西側に「有明荘から登る登山道」があります。
この先が、黒川沢にある表参道です。有明山は「信濃富士」とも呼ばれ、登山道は3本あります。こちらの南側から登る「表参道」、有明山の北側には「裏山道」、そして、西側に「有明荘から登る登山道」があります。
< 大雨でも閉鎖されるみたいです >
冬期間の閉鎖は、12月初旬~4月下旬ですが、随時、確認が必要でしょう。冬山も登るのならば、このゲートでタクシーを降り、中房温泉登山口までの13kmを歩くことになります。登山ポストは、冬期間だけ設置されているようです。
冬期間の閉鎖は、12月初旬~4月下旬ですが、随時、確認が必要でしょう。冬山も登るのならば、このゲートでタクシーを降り、中房温泉登山口までの13kmを歩くことになります。登山ポストは、冬期間だけ設置されているようです。
< 「ほりで~ゆ~四季の郷」 >
宮城から県道25号線の「山側街道」を南下して、「ほりで~ゆ~」さんに到着しました。手前に、「国営アルプスあづみの公園」や「烏川渓谷」があり、気になりましたが、立ち寄ってみる元気はありませんでした。玄関先には登山靴置き場があり、お仲間が多かったです。「安曇野蝶ヶ岳温泉」と呼ばれていますが、泉源は中房温泉にあるようです。同じようにアッサリした良いお湯でした。
宮城から県道25号線の「山側街道」を南下して、「ほりで~ゆ~」さんに到着しました。手前に、「国営アルプスあづみの公園」や「烏川渓谷」があり、気になりましたが、立ち寄ってみる元気はありませんでした。玄関先には登山靴置き場があり、お仲間が多かったです。「安曇野蝶ヶ岳温泉」と呼ばれていますが、泉源は中房温泉にあるようです。同じようにアッサリした良いお湯でした。
装備
個人装備 |
■[テント・装備等]■
テント一式(MSRハバハバHP・約2kg)
特大ザック(karrimorSF80-130 + ダブルサイドポケット2個付きで140L・4.5kg)
専用ザックカバー(0.5kg)
ストック
キャップ
ヘルメット
グローブ(手袋+軍手2)
サングラス
ロングスパッツ
小型シェルター
ハイドレーションバッグ(6L+3L・水9L)
アタックザック(軽量タイプ)
ストーブ2台
100均のフリント(発火石)式ライター2
ガス(OD缶250g1+100g2)
コッヘル(大・中・小・フライパン)
ナルゲンボトル3本
サーモスフードコンテナー(冷えたビール500ml入り)
トレッキングアンブレラ
■[電気製品・GPS等]■
携帯電話(ガラ携・通話可能なの場所は限定的)
GPS(ガーミンOREGON650)
ヘッドライド2ケ(1つは予備)
コンパクトカメラ2台(1つは予備)
予備電池(デジカメ用7ヶ・ GPS用10ヶ)
ソーラーウォッチ(カシオPRW2500)
電池式LEDランタン
ソーラー充電式LEDランタン
ラジオ(燕山荘以外の場所では受信不良)
電池式シェーバー
■[寝具・アメニティーグッズ]■
スーパースパイラルダウンハガー#3(シュラフ)
ゴアリップシュラフカバーワイド
コンフォートシステムパッド150(マット)
ストレッチピロー
ガベッジバッグ4L(携帯トイレ5回分・トイレットペーパー2ロール・ウエットティッシュ2)
常備薬と傷バン
植物図鑑(枕替わり?)
■[クロージング等]■
衣類(上下2着・Tシャツ2着・ロングタイツ2本・下着3着)
レインウエア(上下)
タオル4本
■[食糧・水等]■
和牛(0.3kg)
松茸(小1本・3000円)
日本酒(1L)
焼酎(1.8L)
食糧6日分(アルファー米・ ラーメン ・スライスもち・各種 レトルト食品・ 缶詰など~約3kg)
|
---|---|
共同装備 |
私のは共同(きょうどう)装備ではなく「調度(ちょうど)装備」です
※ファニチャーのことを「調度品」とも言いますでしょ?
重装備になる理由は「一戸建てのマイホーム」をしょって旅がしたいからです
食糧・飲物(水-アルコール)も出来るだけ持って上がります
装備品もザックに入る物は何でも思うがままです
~登山開始前のザックの重量は43kg(水9L含む)
~下山後は24kg(水0L)となりました。
|
感想
【 良かったこと 】
●テント泊(5連泊)でアルプス銀座をそれなりに、闊歩できた。
●アルプス銀座で連日飲めた(お酒)。
●なんとなく「喜作さん」の気分になれた。
●出会った多くの人から、たくさんの元気をいただいた。
【 悪かったこと 】
●槍ヶ岳往復を成し遂げられなかった。
●左膝と左ふくらはぎをかなり痛めた。
●あまりにも、不要なものを持って上がってしまった。
【 最後に 】
きっと、1週間くらいは歩くのが、つらいかな。昨年は右膝が痛かったのですが、半年後にはよくなりました。いまの左膝がよくなっても、来年には、また、右に来るかもね。今回の長旅、多くの人にお会いし、楽しいお話も聞かせていただきました。特に、2日目の燕山荘までの急登(合戦尾根)での、お子さん(双子のお嬢さん)連れのご家族とお仲間のパーティーと行動を共にさせていただいて、本当に助かりました。私が重装備(重いザック)のため、のしのし歩きで、登るペースが遅いのと、お子さんずれで休憩が多くなられて進行が遅いのとがちょうど一致していました。かわいらしい山ガールのツインズ(6歳)さん(ご両親さま)たちから、果物やお菓子をいただきありがとうございました。もちろん、いただいたのは、食べ物だけではありません、癒しと元気をいただきました。感謝しております。では、皆様方もお元気で~
コメント
この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [5日]
中房温泉から上高地まで表銀座ルート縦走 燕岳(合戦尾根) 大天井岳(表銀座) 西岳(喜作新道) 槍ヶ岳(東鎌尾根)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する