鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳 (冷池山荘・種池山荘泊 二泊三日 柏原新道登山口より往復)
- GPS
- 54:30
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,767m
- 下り
- 2,781m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 8:15
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 2:51
- 合計
- 7:23
- 山行
- 3:37
- 休憩
- 4:19
- 合計
- 7:56
【1日目】
05:27 [05:00] 柏原新道登山口
09:39 [08:30] 種池山荘 ※休憩 45分 ☆コース途中での小休憩も含む [30分]
10:51 [10:00] 爺ヶ岳南峰 ※休憩 76分 ☆爺ヶ岳北峰での休憩も含む [60分]
13:14 [12:00] 赤岩尾根分岐(冷乗越) ※休憩 9分 [無し]
13:40 [12:15] 冷池山荘 ■冷池山荘にて一泊
17:00 夕食
20:00頃 就寝
休憩時間 … 2.2時間 [1.5時間]
行動時間 … 6.0時間 [5.8時間] ※計画の103%
合計 … 8.2時間 [7.3時間]
【2日目】
02:30 起床
03:47 [03:00] 冷池山荘
04:42 [04:20] 布引岳(布引山) ※休憩 無し [20分]
05:19 [05:30] 鹿島槍ヶ岳南峰 ※休憩 97分 [60分]
07:25 [07:10] 布引岳 ※休憩 4分 [無し]
08:10 [08:00] 冷池山荘 ※休憩 47分(朝食) [30分]
09:10 [08:45] 赤岩尾根分岐(冷乗越) ※休憩 8分 [無し]
10:33 [10:15] 爺ヶ岳南峰 ※休憩 3分(山頂は通過せず) [10分]
11:10 [11:05] 種池山荘 ■種池山荘にて一泊
17:00 夕食
19:30頃 就寝
休憩時間 … 2.7時間 [2.0時間]
行動時間 … 4.7時間 [6.1時間] ※計画の77%
合計 … 7.4時間 [8.1時間]
【3日目】
02:45 起床
04:00 [04:00] 種池山荘
04:27 [05:00] 爺ヶ岳南峰 ※休憩 199分 [60分]
08:10 [06:40] 種池山荘 ※休憩31分(朝食) [30分]
11:51 [09:40] 柏原新道登山口
休憩時間 … 3.8時間 [1.5時間]
行動時間 … 4.1時間 [4.2時間] ※計画の98%
合計 … 7.9時間 [5.7時間]
※[ ]は計画タイム
コース定数 … 64 (体重 58Kg / 荷物重量 20Kg)
予想消費カロリー/水分量 … 5010kcal/mL
天候 | 1日目 登り初め晴れ → 曇り後ガス 2日目 曇り後晴れ → ガス 3日目 晴れのちガス → 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に綺麗に整備されていて道標も至る所に有り道迷いの心配は無いと思います。 ガイドブックにも記載されていましたが、柏原新道はルート上に鎖場などの危険箇所が全く無くとても歩きやすいです。ただそうは言っても登山口〜爺ヶ岳南峰迄でも1300mの標高差があるのである程度の体力は必要でしょう。 爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳間も比較的歩きやすいですが、信州側が鋭く切れ落ちている箇所がところどころ有るので通過時は注意が必要だと思います。 |
その他周辺情報 | 1日目は鹿島槍ヶ岳南側の冷乗越に建つ「冷池山荘」にて一泊しました。 1泊夕食付き ¥12,000でした。 夕食は17:00、消灯時間は20:15でした。 翌朝03:00出発の予定だった為、朝食はちらし寿司(¥1,100)を前日に受け取りました。鮮やかな4色の具材と酢飯が美味でした。因みに朝食は05:00からとなっていました。 夕食は白身魚に焼売、卵焼き、ロールキャベツ、ご飯に味噌汁とシンプルですがボリュームたっぷりなメニューです。味噌汁とご飯はおかわり出来ます。 乾燥室も併設されていて、消灯時間迄エアコンと除湿機がW稼働していました。 鹿島槍ヶ岳の往復時は山荘の自炊室内でザックをデポ出来ます。 --------------------------------------------------------------------------------------- 2日目は爺ヶ岳南峰西側に建つ「種池山荘」にて一泊しました。 冷池山荘と同様、1泊夕食付き ¥12,000でした。 夕食は17:00、消灯時間は20:15でした。 翌朝04:00出発の予定だった為、朝食はおにぎり(¥750)を前日に受け取りました。冷池山荘と同じちらし寿司も選べます。因みにこちらも朝食は05:00からとなっていました。 種池山荘と言えば名物であるピザは欠かせないと思います! 7月上旬〜8月末、9月上旬〜中旬の期間限定、且つ10:00〜12:00の時間 & 数量限定です。 石窯で焼いた固めの生地にたっぷりのチーズが乗っていて、メチャクチャ美味でした!価格は¥1,500ですが、下界で注文してもそれくらいする(若しくはそれ以上)ので、標高2000mを越える山中で石窯焼きの熱々ピザを食べられる事を考えれば格安なのではないでしょうか。因みに14:00頃に館内放送で宿泊者限定での販売案内がありました。 夕食はメンチカツに和風ハンバーグ、焼売、焼き魚、ご飯に味噌汁とシンプルですがボリュームたっぷりなメニューです。味噌汁とご飯はおかわり出来ます。 こちらも乾燥室が併設されていました。爺ヶ岳の往復時にザックをデポさせて貰えます。 今回宿泊した両山荘共に宿泊者は水1Lが無料サービスとなり、受付時に引換券が貰えます。それに加え、「山小屋・テント宿泊者名簿」を記入の上持参すると更に追加で500mLのサービス券を貰えました。(山荘での購入は200¥/L) ※標高2000m越え、更に水場も無いような鞍部に建っている山小屋なのに水の料金がかなり安い事がどうしても気になり、冷池山荘のスタッフのかたにお話を伺ったところ、沢からポンプアップして引き込んでいるとの事です。 --------------------------------------------------------------------------------------- 下山後は大町温泉郷入口近くにある「湯けむり屋敷 薬師の湯」にて入浴しました。 種池山荘で割引クーポンを貰えたので、100円引きで大人一人 ¥650でした。 柏原新道登山口から13分ほど (約10Km) 脱衣所や洗い場も広くて綺麗な良い温泉でした。食事処や広い休憩所も併設されています。 --------------------------------------------------------------------------------------- 入浴後は同じ大町温泉郷内の「緑翠亭 景水」にて一泊しました。 今回は翌朝に黒部ダム観光を予定していた為、夕食のみのプランとしましたが、信州産の食材を使った会席料理がとても美味でした。 大浴場や露天風呂も広く綺麗で大満足です。 15:00〜18:00迄、おくつろぎ処「花苑」にてウェルカムドリンク(コーヒーや紅茶)、かき氷などの無料サービスがあってのんびり出来ました。 --------------------------------------------------------------------------------------- 最終日は扇沢駅から黒部ダムを観光しました。(こちらは説明不要ですね) 黒部湖遊覧船が2024年度を以て廃止となるとの事でちょうどタイミング良く今回乗船することが出来たので良かったです! 見所が多くて意外と時間を食うので、なるべく早い時間のバスに乗車する事をお勧めします! |
写真
装備
個人装備 |
mont・bell Storm Cruiser Jacket Men’s (レインジャケット)
mont・bell Storm Cruiser Pants Men’s (レインパンツ)
ARC'TERYX Atom SL Hoody Men’s (化繊インサレーション)
ARC'TERYX Atom LT Jacket Men’s (化繊ダウンジャケット)
finetrack CAMINO PANTS (中厚手ロングパンツ)
mont・bell O.D. Shorts Men's (薄手ショートパンツ)
HOSHINO V-System タビ形状2本指ソックス
mont・bell Merino Wool Trekking 5 Toe Socks ※主にテント場や山小屋での休憩着
mont・bell ZEO-LINE LW Brief Men’s (ブリーフ)
CW-X GENERATOR MODEL Cool (クールタイプサポートタイツ)
mont・bell Super Merino Wool MW Tights Men’s (中厚ロングタイツ)
MILEET DRYNAMIC MESH Short Sleeve (ショートスリーブドライレイヤー)
mont・bell Super Merino Wool MW Round Neck Shirt Men’s (中厚ロングベースレイヤー)
mont・bell Trekking Gloves Men’s (薄手グローブ)
SALOMON XA CAP (帽子)
C3fit Cooling Arm Covers (アームカバー)
MONTURA Outdoor Pocket Zip T-shirt (半袖ジップシャツ)
Gregory KATMAI 55 (50L バックパック)
karrimor mars top load 27 (27L サブザック)
Sirio P.F.630 (トレッキングシューズ)
GARMIN fēnix 7X Sapphire Dual Power Ti Carbon Gray DLC (GPSウォッチ)
眼鏡市場 i-ATHLETE IA-465 (調光レンズ眼鏡)
眼鏡市場 i-ATHLETE IA-440 (通常眼鏡)
PETZL ACTIK CORE (ヘッドライト)
アライテント ビバークツェルト ソロ (ツェルト)
東京ベル BEAR BELL 森の鈴 (熊鈴)
FOX 40 MICRO (ホイッスル)
LEATHERMAN SQUIRT PS4 BLACK (マルチツール)
Black Diamond Trail Pro Shock (トレッキングポール)
mont・bell トレール クッション (座布団)
SOTO SLIDE GAS TORCH ST-487 (ライター)
JETBOIL MicroMo (小型バーナー)
Camelbak Peak Fitness Chill 0.75L (750mLボトル 清涼飲料水)
mont・bell Flex Water Pack 1.0L (新2024版 #3) (1.0Lソフトボトル 水)
mont・bell Flex Water Pack 1.0L (新2024版 #4) (1.0Lソフトボトル 水)
nalgene 32oz Wide Mouth Tritan Water Bottle + capCAP Plus 1.1L (水)
mont・bell Clear Bottle 0.5L (行動食のナッツ・柿の種 等)
TOAKS TITANIUM 375mL CUP (マグカップ)
mont・bell STUCK IN 野箸 (箸)
PENTAX K-1 Mark II J limited 01 (フルサイズデジタル一眼)
PENTAX K-3 Mark III (APS-Cデジタル一眼)
HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR (21mm広角単焦点レンズ)
HD PENTAX-D FA 70-210mmF4ED SDM WR (70-210mmズームレンズ)
HD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AW (16-50mm標準ズームレンズ)
HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW (11-18mm広角ズームレンズ)
Velbon UTC-63 (カーボン三脚)
PENTAX O-GPS2 (カメラ用GPSユニット)
Manfrotto Advanced ホルスター S III (トップローディングカメラバッグ)
TENBA Axis V2 4L Top Loader MultiCam Black (トップローディングカメラバッグ)
|
---|---|
備考 | 今回の荷物重量 20.6Kg。 |
感想
弟の北アルプスデビューとして百名山の一座「鹿島槍ヶ岳」と三百名山の一座「爺ヶ岳」へ柏原新道からの往復ルート、且つ僕自身も初となる二泊三日行程の冷池山荘 & 種池山荘連泊にて行ってきました。
2年前に北海道の実家へ帰省した際、NHKの小さな旅という番組で「やさしい道に導かれ 〜北アルプス 爺ヶ岳〜」という特集をやっていたのをたまたま観、いつか行ってみたいと思っていたルートでした。(同じく帰省していた弟も山荘のオーナー親子が登山道を整備している場面を覚えていたそうです)
昨年から僕自身、常念岳や北岳、仙丈ヶ岳など日本アルプスデビューをしたタイミングだったこともあり、まさに「機は熟した!」と今回の山行を計画しました。
初日は扇沢の登りはじめは晴れ間も見えていましたが、種池山荘到着時は生憎の曇り、その後も爺ヶ岳への稜線から鹿島槍ヶ岳が雲の切れ目から見える事はありましたが、冷池山荘到着まで終始曇り&ガスとなりました。
弟は初日の約1300mの標高差の登りでかなり疲れたようで山荘到着後晩ご飯まで熟睡、食後も消灯を待たずに爆睡でした。僕自身は夕食後1時間ほど仮眠をとった後、談話室にて同室のソロの男性(八峰キレット経由で五竜岳へ向かうとの事でした)と一時間ほど山の話で盛り上がり、あっという間に消灯時間に。
二日目は各天気予報サイトにて軒並み朝からガス or 雨となっていました…
半ばダメ元で鹿島槍ヶ岳山頂を目指しましたが、結果的に天気予報は良い方向に大外れとなり、山頂からは眼下に雲海 & 360°の大展望を満喫出来ました!
ただ、7時過ぎ頃から信州側からガスが湧き上がってきてしまい種池山荘への往路は初日と同様、終始曇り+ ガスとなってしまいました。
種池山荘到着後、名物のピザを速攻で頂いたのは言うまでもありません(笑)
三日目は天気予報的には晴れでしたが、爺ヶ岳山頂到着時は富山側からの風が強く、次々とガスが湧き上がっていました。天気自体は概ね晴れで眼下には雲海が広がっていましたが、時折視界が悪くなるほど濃いガスが流れてくる時も有りました。山頂で2時間ほど粘っていたところガスがスッキリと晴れるタイミングが増え、前日同様の雲海 & 360°の大展望を満喫出来たのは本当に幸運だったと思います。また、ガスが多かったおかげで人生初のブロッケン現象体験や稜線を流れる滝雲を見ることが出来たのも良かったです。
下山後は麓の大町温泉郷にて温泉一泊、更に翌日は黒部ダム観光も満喫出来ました。
出発前は登山期間中の天気がイマイチで不安のほうが大きかったですが、結果的に天候に恵まれ、山行中は一度もレインウェアのお世話になることも無く、さらに山頂では大展望、下山後は観光と大満足の山行となりました。(弟は本当に晴れ男のようです)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する