北ア南部周回


- GPS
- 33:24
- 距離
- 45.6km
- 登り
- 5,594m
- 下り
- 5,666m
コースタイム
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 9:38
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 10:11
- 山行
- 8:59
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 10:51
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:34
天候 | 1日目 曇り→晴れ→暴風 2日目 暴風→曇り→暴風 3日目 曇り時々晴れ 4日目 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の天候により難易度が変わる。 |
その他周辺情報 | 入山前、下山後共に大町のジビエ料理屋カイザーでご飯😆 腹がちぎれる位食べました。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
1日目は東天井付近でスマホの充電切れ。
コースタイムは参考にする価値無し。
今回の山行は、コンディション面を最優先にした結果、
昼飯は小屋の軽食。
ポカリやお湯、チョコ菓子などは小屋で調達。
小屋泊。
という贅沢な縦走計画になり、それを実行できた。
初めての3泊4日だったので、それをやり遂げることにフォーカスした。
山行前日、モンベルで防水スタッフバッグと沢用グローブを、電気屋で5回充電可のモバイルバッテリーを、カモシカスポーツでヘルメットを購入後三股登山口に19時半頃到着。全て役に立った。モバイルバッテリーは安物買いの銭失いになるので、アンカーなんかがアンパイです。
車はまあまあ多かったです。
↓以下ただの日記
1日目
2時半くらいに勝手に目が覚めた。寝心地が悪かったのだと思う。そこからゆっくりパッキングしてお湯を作り、4時半頃に出発。初日ってのもあってなるべく体力を温存しながら登った。
トレランの人や日帰りの人に抜かされたが、致し方なし。マイペースに登った。
常念小屋に着く頃から青空が広がり、熱い陽射しを浴びながらの稜線歩き。
この山行の日焼けはこの時が大部分を占めた。表銀座に合流してからしばらくして携帯の充電切れ。
理由は機内モードにしてなかったこと。2日目からは機内モードにしていたので充電の減りが格段に抑えられた。
14時半頃に大天荘到着。
小屋番さんたちは明るく優しかった。年も若そうだった。この日は5人程宿泊。中国語話者がうるさかったのでイヤホンをして寝た。
夕方から朝方まで風強く、霧と小雨も酷かった。
2日目
3時過ぎに起床。風の音が激しく、外に出たらなかなかの強さだったがここまで来ての撤退は考えれなかった。
4時過ぎに出発。日の出まで1時間ほどあるので、道迷いと石で滑らないように慎重に歩いた。昼までに槍ヶ岳に着けることを目標にした。
ヒュッテ西岳を出てからすぐ水俣乗越。ここが危険だったので集中して歩いた。
東鎌尾根に入るとハシゴがちらほら。ヒュッテ大槍からはずーっと岩場とガレ場。
槍ヶ岳山荘に着き、荷物をデポして山頂へ。
丁度昼頃だったので山荘でご飯。今日の核心は越えたのでホッとした。南岳小屋まではずっと視界が悪かった。本当に3000m近くを歩いてるのか?という感覚が現れるほど単調な小ピークだった。
小屋に着いてからこの2日を振り替える。荷物がそろそろ重く感じてきていたので、予備の食糧とお湯を使い、少しでも軽くしようとした。
この日は自分だけ宿泊だったので乾燥室を広々使えたのが良かった。エンジンの熱風を直接乾燥室に送り込んでいたので、乾きも良く満足。
次の日は大キレットに行く予定なので、天気について敏感になった。
朝起きたとき雨が降っていたり風が強かったり、朝露が岩についていたら天狗原へエスケープしようと決めた。
翌日は体力がどれくらいもつか分からなかったので夜明け前からの山行開始を計画。夕飯を食べてすぐ寝た。
3日目
朝起きると風の音はなかった。タバコを吸うために外に出ると無風。うれしくて興奮した。流れ星も見れて、これは行ける!と確信。
忘れ物のないように丁寧に荷をまとめ、4時前に出発。小屋を出てからすぐ集中箇所なのでヘルメットは付けたまま出発した方がいい。1時間あまり下りていった。何度か道を見失いそうになった。とにかく慎重に、ゆっくり歩いた。
夜が明けて来る頃に常念の稜線にヘッデンの光が。自分と同じようにナイトハイクしている人がいて少し安心。北穂小屋にも日の出待ちの人がいた。
長谷川ピークに入る頃には明るくなり、ヘッデンをしまう。
長谷川ピーク、飛騨泣き共に落ちたら死ぬなーと思いながらよじ登った。クサリが絶妙に邪魔な箇所が何ヵ所かあった。掴んだらザックが振られてバランスを崩しかねないので、どかした場面が何回か。
前日に荷を軽くしてるんだから大丈夫。と何度も言い聞かせた。
飛騨泣き後半の北穂小屋直下のクサリ場は小石のザレ場があり、滑るので注意。
北穂高小屋には7時頃に到着。コーヒーを頼みホッとした。
飲み終わるとすぐ出発。すぐに岩場に入り、また集中する箇所が涸沢岳まで続いた。
涸沢岳直下も危険。キレットよりこっちの方が怖かったかも知らない。
集中力も持続するのは難しいので、チョコなんかの甘いものをとってこまめに休憩するのがいいと思う。
これらの危険な岩場も
雨が降っていない、
無風、
朝露がない、
午前中晴れ予報、
といういくつもの条件をクリアしていなければ、行くべきではない。絶対に。
特に自分のように縦走3日目で体力が慢性的に減っている状態で、滑る岩場なんか歩いていたら生きた心地がしないだろう。集中力も到底もつとは思わない。
穂高岳山荘に到着後軒下に荷物をデポして奥穂ピストン。
下りてきたときちょうど軽食開始だったので、ご飯を食べてザイテングラートへ。
ここは集中力が切れていたのか、核心を越えて油断していたのか知らないが、浮石を踏み膝を切った。そこまで傷は深くなかったので良かったが、むやみに石を踏むものではないと再確認。ゆっくり歩いた。
涸沢小屋を越えてからは外国人とすれ違う事が多くなった。大天荘から2人としかすれ違わなかったので、嫌な道に来てしまったと感じたが、横尾に行くにはここを通らないとしょうがないので、我慢。
横尾山荘はほとんどホテル。シャワーもあり、色々と便利な山荘。飲料は山値段。
4日目
前日予報は昼から雨だったので12時までには登山口に帰っておきたかった。本来は6時に出発予定だったが、4時に変更。蝶槍も体力があれば行こうと思い出発(結局行けなかった)
約1000mの登り返しを4日目に持ってきたのは根性試しみたいなもの。自分がどれだけ山が好きなのかを試した。性格上、嫌だったら上高地で下山するだろうと思ったから。
あと少し、あと少しと何回も思いながら登った。危険箇所は特に無し。蝶ヶ岳ヒュッテから三股登山口までは木段ばかりで、良く整備されていた。三股登山口を使う初心者は蝶ヶ岳を先に行った方がいい。常念方面よりかは難易度は低い。
反省点
バーナーやコッヘルの出番はほとんどなかった。
インナーシーツは必要なかった。下調べが甘い。
下着なんかも少し多かった。もう少し減らせる。
小屋の朝弁当、昼弁当は必要なし。そこまで食べない。
帽子は必要。うなじを守るヒラヒラも必要。
お湯は500mlの保温ボトルで夏山は事足りる。
小屋でポカリを買うのではなく、粉末状のやつがあれば安上がり。しかし雨水を売っている小屋もあるので、一概には言えない。
気付き
岩場やクサリ場を登る際、レインカバーをザックに付けておくと、気にする箇所が減るので良かった。
沢用グローブは使い勝手が良かった。重宝したい。
靴擦れが無かった。マメも無かったので歩き方が良くなったと思う。
ヤマレコ使用中は機内モード必須。消費電力が格段に減少。
以上
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