神様がおわす台地、池塘群散策は飽きることなく⛰️苗場山
- GPS
- 09:49
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,409m
- 下り
- 1,400m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 8:01
天候 | 1日目 晴れ→ガス→一時雨→曇りがち 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車料金 一台1000円 トイレ有 |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されている。 樹林帯は、石ごろが続くので、濡れていると滑りやすい。 |
その他周辺情報 | 道の駅みつまた 日帰り温泉♨️ 600円 |
写真
装備
個人装備 |
調理用食材
飲料
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ナイフ
傘
即乾ジャケット
Tシャツ
タイツ
キュロットスカート
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
ストック
スパッツ
インナーシーツ
|
---|
感想
神様がおわす台地
池塘群の間を飽きることなく散策しまくった。
小屋泊で滞在時間を長くとる贅沢プラン。
(結局、高層湿原のある台地部に23時間滞在)
ガスが一瞬晴れて夏雲と強い日差しがのぞく。
天気が急変して雨。
秋の紅葉🍁シーズンに向けての荷揚げヘリ🚁の臨場感。
燃えるような夕暮れではなくとも優しさのある落ち着いた光。
満点の星空から朝日の筋が現れる瞬間。
朝日の朱に染まってゆく山々と湿原。
秋空の薄い自由な雲。
雲もなく紺碧の池塘。
一瞬も目を瞑りたくない
ただただ美しい場所でした。
スライドした外国人3人組に撮った写真をみせたら
「Amazing!」
極楽浄土、楽園、パラダイス…そのもの
・
「苗場」って・・・
苗場プリンス→ユーミンだよね。
って思う昭和な私。
でも調べたら、苗場スキー場、苗場プリンスがあるのは「筍山(たけのこやま)」
あぁ、イメージが・・・かわいすぎる・・・。
イメージ的に近くの名峰「苗場」の名をつかったとのこと。
苗場山にのぼるのには、
実際にはかぐらスキー場のゲレンデからの祓川登山口がメジャー。
こちらにもびっくり。
名前で混乱です。
ここら辺周辺は有名なスキー場が並んでいていて、
どれも学生時代に来たことがあって、
でも、その頃は運転しなかったので場所と名前の関係性、正しい位置もようやく知った今現在。
へぇ~!、ほぉ~!と運転しながら感嘆符だらけ。
そして、父が生まれたのが苗場山麓の町だということに気づいたのもつい最近。
続けて知人友人が苗場山に登って、
絶景写真を見せてくれたので、
花や紅葉の季節を待ちきれず、
私も行ってみた。
・
祓川登山口から歩くと、
まず、ゲレンデの脇から樹林帯歩き。
ごろ石の登山道は、雨が降るとそのまま沢になり、
岩がすべる。
リフト利用の場合の合流地点ぐらいから、
周辺の山の穏やかな稜線が見えてくる。
下ノ柴、中ノ柴、上ノ柴と小さな湿原が現れては、
少しずつ気持ちが高揚してくる。
神楽ヶ峰より
どっしりした苗場山容が現れた。
その直前には、
清水が湧き出て
お花畑と呼ばれるコル。
山頂には神殿が建っているのじゃないかと
そう、思われる。
山頂台地までは最後の急登。
登り切ると、見渡す限りの高層湿原。
想像以上の広さ。
息をのんでしまう。
急く気持ちを抑えながら、山頂標識を周って、
小屋にチェックイン。
まだ朝の8時台。
プシュっと🍻一本。
小腹も満たしてから、
1回目の散策開始。
苗場山神社方面の景色がとても気に入った。
写真は何枚とったことやら。
私と一緒にガスも登ってきたので、
晴れ間、夏雲の間からの青空も狙いつつ。
時間はたっぷりあるのだから、
お昼寝でもすればいいのに、一瞬も惜しい。
小屋に戻って、小休憩してはまた、散策へ。
今度は小雨から本降りへ。
夏だし、山なんだから、
ガスも午後の急な雨も想定内。
平坦な木道歩きだから、全く問題なくて、
散策は続く。
小屋でまた小休憩していると、
荷揚げのヘリがやってきた。
紅葉シーズン前の荷揚げの日に当たった。
シーズン前とシーズン中の計2回のうちの1回だから、
ラッキー。
バタバタ爆音と爆風体験。
7往復で想定3.5トンの食材資材燃料の荷揚げと、ゴミやらなんやらの荷下げ。
1度の手配が50万。1トンごとに17万とのこと。(数字聞き間違っていなかったら)
ヘリは、雲やガスがあると来れないとのことで、
固唾をのんで、天気の回復を待っていた。
ヘリに荷揚げ前に足りないものは、スタッフが麓から歩荷するとのことで、
ヘリ到着直前は、ほんとカツカツで心細かっただろうなと思う。
何度も往復するヘリを見ては、少し涙が出てきた。
荷揚げ祝いなのか、
想像より、夕食が豪華な感じ。
おかわりしてしまった。
で、急いで、夕刻の散策へ。
日暮れは、燃えるような夕焼けとはならなかったけれど、
雲間からやさしい光が差してそれもよし。
支配人と消灯時間まで談話室でおしゃべりにふける。
津南のこと、小屋のメニューのこと、排水ゴミ問題、
国立公園と植物のこと、子育てと山のこと、
苗場山への他のコースのこと、廃道のこと、
もうひとつあった小屋のこと・・・
夜までいい時間を過ごさせていただく。
お布団は、羽毛の掛け布団で、朝までふんわり温かく包まれて熟睡。
・
夜明け前、目覚ましの前に目覚める。
(家でもいつも)
さっと、上着を羽織って、外に出ると満天の星空。
ヘッデンを点けて木道を歩き、朝日が差す方向へ。
じわじわ、水平線の赤い光とともに夜が明け始める。
池塘が光はじめる。
ご来光。
湿原も山々も朱になっていく。
小屋泊でなければ、見られない光景。
その後は、ガスも雲もない青空。
池塘には空以外うつらないから紺碧。
苗場を楽しむなら小屋泊しないともったいない。
朝食は、持参してきた山ごはん食べ、
また散策。
ログには入っていない部分も含めると
合計7キロ以上、いや8キロ以上散策していたはず。
飽きることないもの。
日差しが高くなる前に下山開始。
前日、午後の雨でごろ石はすべる。
慎重に。
道の駅みつまたの温泉で汗を流し、
お土産を買って帰路へ。
父をどうにかして連れてきたい。
一緒に登りたいと構想を練りながら。
・
どのコースも素晴らしいかと思うけれど、
初めての苗場は、祓川からでよかった!
また、必ず訪れると即決。
あ、でも、夏のお休みと秋の連休の分、予算も休暇の手札も全部使い果たしたので、
しばらくはおとなしく、ぽつりぽつりとの山歩きになるはず。
涼しい時間帯も増えてきて身体も楽になってきたので、
だんだんと高山、冷気での避暑的山歩きから、近くの山に移っていきます・・・多分。
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