ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7197305
全員に公開
ハイキング
谷川・武尊

神様がおわす台地、池塘群散策は飽きることなく⛰️苗場山

2024年09月04日(水) ~ 2024年09月05日(木)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:49
距離
19.7km
登り
1,409m
下り
1,400m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:41
休憩
2:20
合計
8:01
距離 12.8km 登り 1,256m 下り 329m
5:43
5:43
56
6:39
6:39
27
7:13
7:13
12
7:25
7:25
6
7:34
7:35
8
7:43
7:43
11
7:54
8:01
48
8:49
8:49
4
10:28
10:28
18
10:46
10:47
18
11:06
11:06
25
12:48
23
13:14
13:14
14
2日目
山行
3:27
休憩
0:21
合計
3:48
距離 6.9km 登り 153m 下り 1,071m
7:24
7:24
44
8:09
8:11
15
8:25
8:25
11
8:37
8:37
3
8:45
8:45
10
8:56
9:10
4
9:45
9:46
66
10:52
10:57
17
天候 1日目 晴れ→ガス→一時雨→曇りがち
2日目 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
かぐらスキー場内 祓川登山口
駐車料金 一台1000円
トイレ有
コース状況/
危険箇所等
整備されている。
樹林帯は、石ごろが続くので、濡れていると滑りやすい。
その他周辺情報 道の駅みつまた
日帰り温泉♨️ 600円
登山口、リフト利用案内とトイレ
登山口、リフト利用案内とトイレ
車道歩き少し
キンミズヒキ
道沿い芝生にウメバチソウたくさん
1
道沿い芝生にウメバチソウたくさん
いよいよ登山道。飲用可の水場。帰りに靴も洗える。
いよいよ登山道。飲用可の水場。帰りに靴も洗える。
ゲレンデの脇から樹林帯に入る。
1
ゲレンデの脇から樹林帯に入る。
どんどん登ります。
どんどん登ります。
石ごろが延々と続く。雨降り後は、ここは沢状態になり、石も滑る。
石ごろが延々と続く。雨降り後は、ここは沢状態になり、石も滑る。
オヤマリンドウ
オオカメノキの実
1
オオカメノキの実
まだごろごろ。リフト終点との合流。
まだごろごろ。リフト終点との合流。
稜線が見えた。別のお山ねw
1
稜線が見えた。別のお山ねw
下ノ柴、中ノ柴、上ノ柴には小さな湿原。それだけでも高揚してくる。
1
下ノ柴、中ノ柴、上ノ柴には小さな湿原。それだけでも高揚してくる。
股スリ岩。怖くないよ。
股スリ岩。怖くないよ。
神楽を舞ったのだそう。
神楽を舞ったのだそう。
いきなり現るどっかん苗場山
1
いきなり現るどっかん苗場山
ガスが登ってきた。
1
ガスが登ってきた。
癒しの湧水
ミネウスユキソウかな
1
ミネウスユキソウかな
ミヤマトリカブト
1
ミヤマトリカブト
トモエシオガマ
オミナエシ
少しずつ近づいてきた
1
少しずつ近づいてきた
名残のハクサンフウロ
1
名残のハクサンフウロ
急登の先は、広大な湿原
1
急登の先は、広大な湿原
高層湿原とは
見渡す限り、池塘。湿原の台地。本物はすごい。
1
見渡す限り、池塘。湿原の台地。本物はすごい。
登頂成功
小屋にチェックイン
小屋にチェックイン
お土産に芥子色のてぬぐいを購入
お土産に芥子色のてぬぐいを購入
とりあえず、おつかれ〜
1
とりあえず、おつかれ〜
ガスに包まれている
1
ガスに包まれている
小屋と湿原と空と
1
小屋と湿原と空と
無数の池塘
どこを見ても池塘
1
どこを見ても池塘
夏雲と池塘
龍ノ峰方面に散策
1
龍ノ峰方面に散策
オヤマリンドウ、半開き
1
オヤマリンドウ、半開き
岩がちな湿原
池塘と逆さ森
龍ノ峰頂上付近
三角点のみでした。
三角点のみでした。
苗場神社は奥ゆかしい慎ましいサイズ。こんなに広大な台地なのに。
苗場神社は奥ゆかしい慎ましいサイズ。こんなに広大な台地なのに。
チングルマもふもふ
1
チングルマもふもふ
名残のチングルマ
1
名残のチングルマ
神様が沢山。そしてやはり慎ましい・・・
神様が沢山。そしてやはり慎ましい・・・
見渡す限り
ガスも演出のひとつ
1
ガスも演出のひとつ
なごりのイワイチョウ
1
なごりのイワイチョウ
オオシラビソ
雪深い場所故、曲がりくねった幹
雪深い場所故、曲がりくねった幹
山頂台地から小屋方面
山頂台地から小屋方面
キンコウカ
お山のブルーベリーも紅葉
1
お山のブルーベリーも紅葉
しばしおしゃべりした方の背中
1
しばしおしゃべりした方の背中
ヘリの荷揚げが始まった。晴れ間を待っていた。
ヘリの荷揚げが始まった。晴れ間を待っていた。
こちらは荷下げしてもらうもの。
こちらは荷下げしてもらうもの。
食材沢山
素早く荷下ろしして、また体制を整えて、高度を下げて荷物を積んでいく
素早く荷下ろしして、また体制を整えて、高度を下げて荷物を積んでいく
ビールもたくさん
ビールもたくさん
ケルンと池塘と夏空
1
ケルンと池塘と夏空
南東方面
離れたところからヘリ荷揚げ見学
離れたところからヘリ荷揚げ見学
大小たくさんの池塘
1
大小たくさんの池塘
夏空と池塘
池塘だらけ
小屋方面
夕飯はちょっと豪華。新鮮野菜が届いたのかな。シシトウ、ナス、ズッキーニ、オレンジなど山小屋では贅沢品。
2
夕飯はちょっと豪華。新鮮野菜が届いたのかな。シシトウ、ナス、ズッキーニ、オレンジなど山小屋では贅沢品。
ついついおかわり
1
ついついおかわり
燃えるような夕陽ではなく、やわらかな日差しで本日を終える。
1
燃えるような夕陽ではなく、やわらかな日差しで本日を終える。
おはよう。一直線に明るくなってきた。
1
おはよう。一直線に明るくなってきた。
木道や池塘が光ってくる
1
木道や池塘が光ってくる
シルエットも美しい
1
シルエットも美しい
明るくなってきた
1
明るくなってきた
淡い朱に染まる池塘、湿原、山々
3
淡い朱に染まる池塘、湿原、山々
空も薄くなってきた
1
空も薄くなってきた
夜明けを見られるのは小屋泊の醍醐味
1
夜明けを見られるのは小屋泊の醍醐味
おはよう、ケルン
1
おはよう、ケルン
小屋もおはよう
青空と池塘
朝食は持参したもので。
1
朝食は持参したもので。
紺碧の池塘
飽きることない
青空の下の小屋
この木道が一番お気にいりになった。
1
この木道が一番お気にいりになった。
何度でも、何度でも歩くし、写真を撮る。
1
何度でも、何度でも歩くし、写真を撮る。
池塘と森
苗場ブルー
名残惜しい苗場
下山は、神楽ヶ峰を登り返す
1
下山は、神楽ヶ峰を登り返す
ウツボカズラ
コゴメグサ
さよなら、苗場。またね。
2
さよなら、苗場。またね。
お花畑エリアはコゴメグサ街道
1
お花畑エリアはコゴメグサ街道
ダムやゴンドラや
1
ダムやゴンドラや
ゲレンデと和田小屋が見えた。
1
ゲレンデと和田小屋が見えた。
秋の名物。お山のサンゴ
1
秋の名物。お山のサンゴ
フウロソウ
帰路。巻機山だ!
1
帰路。巻機山だ!
雪男と一緒に帰りました。
1
雪男と一緒に帰りました。

装備

個人装備
調理用食材 飲料 ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル ナイフ 即乾ジャケット Tシャツ タイツ キュロットスカート 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 ストック スパッツ インナーシーツ

感想

神様がおわす台地

池塘群の間を飽きることなく散策しまくった。
小屋泊で滞在時間を長くとる贅沢プラン。
(結局、高層湿原のある台地部に23時間滞在)

ガスが一瞬晴れて夏雲と強い日差しがのぞく。
天気が急変して雨。
秋の紅葉🍁シーズンに向けての荷揚げヘリ🚁の臨場感。
燃えるような夕暮れではなくとも優しさのある落ち着いた光。
満点の星空から朝日の筋が現れる瞬間。
朝日の朱に染まってゆく山々と湿原。
秋空の薄い自由な雲。
雲もなく紺碧の池塘。

一瞬も目を瞑りたくない
ただただ美しい場所でした。

スライドした外国人3人組に撮った写真をみせたら
「Amazing!」
極楽浄土、楽園、パラダイス…そのもの



「苗場」って・・・
苗場プリンス→ユーミンだよね。
って思う昭和な私。
でも調べたら、苗場スキー場、苗場プリンスがあるのは「筍山(たけのこやま)」
あぁ、イメージが・・・かわいすぎる・・・。
イメージ的に近くの名峰「苗場」の名をつかったとのこと。
苗場山にのぼるのには、
実際にはかぐらスキー場のゲレンデからの祓川登山口がメジャー。
こちらにもびっくり。
名前で混乱です。
ここら辺周辺は有名なスキー場が並んでいていて、
どれも学生時代に来たことがあって、
でも、その頃は運転しなかったので場所と名前の関係性、正しい位置もようやく知った今現在。
へぇ~!、ほぉ~!と運転しながら感嘆符だらけ。

そして、父が生まれたのが苗場山麓の町だということに気づいたのもつい最近。

続けて知人友人が苗場山に登って、
絶景写真を見せてくれたので、
花や紅葉の季節を待ちきれず、
私も行ってみた。



祓川登山口から歩くと、
まず、ゲレンデの脇から樹林帯歩き。
ごろ石の登山道は、雨が降るとそのまま沢になり、
岩がすべる。
リフト利用の場合の合流地点ぐらいから、
周辺の山の穏やかな稜線が見えてくる。
下ノ柴、中ノ柴、上ノ柴と小さな湿原が現れては、
少しずつ気持ちが高揚してくる。

神楽ヶ峰より
どっしりした苗場山容が現れた。
その直前には、
清水が湧き出て
お花畑と呼ばれるコル。
山頂には神殿が建っているのじゃないかと
そう、思われる。

山頂台地までは最後の急登。
登り切ると、見渡す限りの高層湿原。
想像以上の広さ。
息をのんでしまう。

急く気持ちを抑えながら、山頂標識を周って、
小屋にチェックイン。
まだ朝の8時台。
プシュっと🍻一本。
小腹も満たしてから、
1回目の散策開始。

苗場山神社方面の景色がとても気に入った。
写真は何枚とったことやら。
私と一緒にガスも登ってきたので、
晴れ間、夏雲の間からの青空も狙いつつ。

時間はたっぷりあるのだから、
お昼寝でもすればいいのに、一瞬も惜しい。
小屋に戻って、小休憩してはまた、散策へ。
今度は小雨から本降りへ。
夏だし、山なんだから、
ガスも午後の急な雨も想定内。

平坦な木道歩きだから、全く問題なくて、
散策は続く。

小屋でまた小休憩していると、
荷揚げのヘリがやってきた。
紅葉シーズン前の荷揚げの日に当たった。
シーズン前とシーズン中の計2回のうちの1回だから、
ラッキー。
バタバタ爆音と爆風体験。
7往復で想定3.5トンの食材資材燃料の荷揚げと、ゴミやらなんやらの荷下げ。
1度の手配が50万。1トンごとに17万とのこと。(数字聞き間違っていなかったら)
ヘリは、雲やガスがあると来れないとのことで、
固唾をのんで、天気の回復を待っていた。
ヘリに荷揚げ前に足りないものは、スタッフが麓から歩荷するとのことで、
ヘリ到着直前は、ほんとカツカツで心細かっただろうなと思う。
何度も往復するヘリを見ては、少し涙が出てきた。

荷揚げ祝いなのか、
想像より、夕食が豪華な感じ。
おかわりしてしまった。

で、急いで、夕刻の散策へ。
日暮れは、燃えるような夕焼けとはならなかったけれど、
雲間からやさしい光が差してそれもよし。

支配人と消灯時間まで談話室でおしゃべりにふける。
津南のこと、小屋のメニューのこと、排水ゴミ問題、
国立公園と植物のこと、子育てと山のこと、
苗場山への他のコースのこと、廃道のこと、
もうひとつあった小屋のこと・・・
夜までいい時間を過ごさせていただく。

お布団は、羽毛の掛け布団で、朝までふんわり温かく包まれて熟睡。



夜明け前、目覚ましの前に目覚める。
(家でもいつも)
さっと、上着を羽織って、外に出ると満天の星空。
ヘッデンを点けて木道を歩き、朝日が差す方向へ。
じわじわ、水平線の赤い光とともに夜が明け始める。
池塘が光はじめる。
ご来光。
湿原も山々も朱になっていく。

小屋泊でなければ、見られない光景。

その後は、ガスも雲もない青空。
池塘には空以外うつらないから紺碧。

苗場を楽しむなら小屋泊しないともったいない。

朝食は、持参してきた山ごはん食べ、
また散策。
ログには入っていない部分も含めると
合計7キロ以上、いや8キロ以上散策していたはず。
飽きることないもの。

日差しが高くなる前に下山開始。
前日、午後の雨でごろ石はすべる。
慎重に。

道の駅みつまたの温泉で汗を流し、
お土産を買って帰路へ。

父をどうにかして連れてきたい。
一緒に登りたいと構想を練りながら。



どのコースも素晴らしいかと思うけれど、
初めての苗場は、祓川からでよかった!

また、必ず訪れると即決。

あ、でも、夏のお休みと秋の連休の分、予算も休暇の手札も全部使い果たしたので、
しばらくはおとなしく、ぽつりぽつりとの山歩きになるはず。
涼しい時間帯も増えてきて身体も楽になってきたので、
だんだんと高山、冷気での避暑的山歩きから、近くの山に移っていきます・・・多分。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:138人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 谷川・武尊 [日帰り]
苗場山(和田小屋からピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら