北鎌尾根
- GPS
- 56:19
- 距離
- 40.7km
- 登り
- 3,681m
- 下り
- 3,627m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 4:26
- 合計
- 10:19
- 山行
- 12:19
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 13:45
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 9:16
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
無料駐車場からは予約していたタクシーを利用(中房温泉まで7800円 深夜増し) シルバーウィーク中の無料で駐車場は満車になる可能性があり 結構心配していました。しゃくなげ荘やVif穂高の駐車場も無料で利用できることを確認していましたが、予約したタクシー会社の方が、満車の場合は他の駐車場を案内してくれるとのことでした。 タクシー会社によっては会社のほうで預かってくれたりします。 直接タクシー会社に行き指定値に回送してくれる有料サービスもありますが、シルバーウィーク期間中は激混みなので2週間前では予約できず。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北鎌沢右俣は天気が良ければ北鎌のコルが見えるのでそれを目指して登れるところを登ればいいです。クライマーホイホイはだいぶ色あせており気が付かない可能性大です。 北鎌尾根は独標まで明瞭な踏み跡があります。その通り進めば問題なし 独標以降も踏み跡があるものの切れ落ちている所を除き上にも下にも左にも右にも中央にも踏み跡があり迷います。 |
その他周辺情報 | 穂高駅近くで21:30までやっている日帰り温泉を利用しました。 http://www.holiday-you.co.jp/ 530円 |
写真
装備
共同装備 |
テント
|
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感想
槍ヶ岳の北鎌尾根
孤高の人を読んですごい尾根なんだろうなぁ
と思ってまるで別次元の話だと思ってたら、
周りの山仲間に何人か北鎌尾根を登ったことがある人が何人かいて
話が出るたびに徐々に気になる存在になり登ってみたくなりました。
計画段階で
ヤマレコにて無雪期の記録を2〜3年分読み
YouTubeで動画を数本見てルートを頭に叩き込みましたw
(ネットって便利だねぇ)
記録を確認してもやっぱり不安と期待が半々でした。
核心部の貧乏沢の下りからコメントします。
暗い中ヘッドランプで貧乏沢の降下点を見つけるのは
気を付けてないと見逃しそうです。大天井方面からくると右手あります。
1mあがってから下り始めますので、気を付けてください
貧乏沢を20分ほど下ると先行者と遭遇
体調不良で引き返すのだそうです。
賢明な判断だと思います。
沢沿いを下ればいいのですが、
ほとんど左側に巻道がついていました。
ここも落石注意です。
1〜2mの滑りやすい大岩がありますが、
ロープを素直に使ったほうがいいです。
一応、左手に巻道がありますが、岩を下って気が付きました。
ここを過ぎるともうすぐ天上沢の出会いです。
北鎌沢の出会いにはテーブル上の岩に小さなケルンが積んであります。
北鎌沢に入り400m位進むと右俣と左俣の分岐になりますが、
水量の少ないほうに進みます。
北鎌のコルが見えれば迷うことはないと思います。
北鎌尾根上で一泊するつもりだったので
ここで、4〜5リットルの水を汲みました。
実際は右俣の結構上まで水が流れていましたが
こればっかりは実際には行ってみないとわからないのでご注意を
有名なクライマーホイホイを探しながら歩きますが、
中々見つかりません。
後続の方に道を譲ったら、そこがたまたまホイホイの場所だった
だいぶ色あせており、言われなかったら気が付かないほどでした。
ただし、コルがどこにあるのか把握しながら歩いていれば、
間違えることはないかと思う感じです。
北鎌尾根に取りつくとやはりその高度感にビビりました。
北鎌のコルから独標は明瞭な踏み跡があるものの
足を滑らせれればそのまま天国です。
んでも、落ち着いて確実に一歩、一手を決めれば何とかなりました。
私にとっての一番の核心は独標トラバースの踏みだしの
1〜2歩は一番緊張しました。
斜めってる凹凸のない岩、しかもフリクションが利かなそうな岩の上に砂がのってて
その下は100m以上切れ落ちてる。。。
そこにお助けロープが張ってあり、そのロープをここぞとばかりに握りしめて突破
独標のトラバース踏みだし以降は登攀に集中できるようになり
目の前の岩を確実に決めることに集中すると、その後は高度感がマヒしたのか
高度感があまり気にならなくなりました。
最悪転んでもあそこの岩に引っかかるからギリギリ大丈夫だなぁ
とか考えると、楽に歩けましたw
独標トラバースは逆コの字を抜けると次はチムニーがあるらしい。
そこにハーケン+スリングが残置されており、そこを稜線に向かって登ると
滑りやすそうなスラブの斜面を登る。そうすると独標ピークを過ぎたコル付近出るらしい。(ネット情報)
よくとられるルートらしいので、それを頭において進んでいたのですが、
逆コの字を超えると微妙にザレて滑りやすそうなとラバーズがあり、上を見ると
ホールドもスタンスもしっかりして直登できそうな感じでした。
直登してみると独標に出ました。
その後も尾根通しのルートを基本に進みますが、
切れをちていない限り右にも左にも中央にも
踏み跡があり自分で登れるとこを探して登りました。
どのピークも遠目からは登るのが厳しそうに思えたのですが
いざ実際に取りつきにたどり着けば、ホールドもスタンスもしっかりしており
案外登れてしまいました。
北鎌平で一泊し翌朝、朝焼けを堪能してから登りました。
はじめは、取り付き沿いをトラバースしてその後、登りやすいところから
台地を目指して上に登りました。
台地にに上がると2か所ほどBP(ビバークポイント)がありました。
そこからは、リッジ沿いにカニばさみを目標に登りましたが、
あまりカニばさみに近づくとめんどくさくなるとの情報もあり、
カニばさみの手前10m位(水平距離で10m位)のところで登りやすそうな
チムニー?溝があったので登りました。
そうするとそこにレリーフあり。
山頂の祠の真裏から出ることにこだわったので、チムニーを無理やり上りました
(腕がパンプし始めたのでまずいと思い、今まではホールドはがっちり握りやすいところのみを使ってましたが、多少指がかかればいいやと、確実性に欠ける登攀をしてしまいました。ちょっと反省。)
しかし、脇にもっと簡単に登れそうなポイントもあるようです。
天候もよく久々に会心の山行ができました!
また行きてぇなぁー
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