穂高岳
- GPS
- 17:34
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,226m
- 下り
- 2,227m
コースタイム
- 山行
- 2:19
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 2:25
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 8:42
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:26
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
シャトルバス、往復2,800円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
岳沢小屋まではとても良く整備された登山道。 岳沢小屋からは重太郎新道も含めてとても良く整備されています。 ただ、噂に違わぬ険しさが有りました。登りに使うのは経験のある方なら特に難しくはないと思います。ただ、やっぱり下りは神経使うだろうなといった感じです。 剱岳で過去一手を使ったと思いましたが、こちらの方が上手でした。 4足歩行シーンが多かったように思います。 随所にマークが有りルートは比較的明瞭でした。 奧穂〜ジャンダルムは一応マークは有ったのですが、数が一気に減ります。 他の山ではトラバースしているような所でも道らしきものは見当たらず、峰の上を歩く事もしばしばで、馬の背に至っては靴の幅半分程度の足場と岩の端を掴んで行かねばならず、しばし対向の方をお待たせしてしまいました。 ザイテングラートはなめていましたが普通に険しかったです。 柱状節理の上なのでトゲトゲしていて、こけて救助されたニュースを思い返し、これはそうなるよと思いながら下りました。登りも下りもストック仕舞って手で岩の端を持った方が安全です。 |
写真
感想
当初この期間は雨の予報でしたが数日前より好転したので前日に岳沢小屋に電話をし予約(webでは2日前まででしたかね)併せて穂高岳山荘もこちらはwebで間に合いましたたので予約を入れ、急遽有休も取得し旅立ちました。
前日仕事終わりで車を走らせ未明にあかんだなへ。
1日目は岳沢小屋までなのでゆっくり支度をして出発しました。
上高地から岳沢までの間、時間の関係もあったかと思いますが、出会うのは外国人数名とサル数匹。特にサルは前の外国人達のその前を歩いていたためにプチ渋滞が発生。しばらくサルにしたがわれながら歩みを進めました。
岳沢小屋までは良く整備された道で危険を感じる所もなく、2泊分のザックの重みが地味に辛かったのですが、剱岳で歩けなかった反省から荷物の量も見直しを行い、いつもより多少ですが軽量化したおかげで思ったよりも早く着きました。
しかし、外国の方のフィジカルはすごいですね。早いです。
たまたまなのか岳沢小屋の客層は比較的、私も含め年齢層が高く感じました。
水500ml程度。
2日目、いよいよ本格的な登りが始まります。
しばらくは普通の登山道でしたが、重太郎新道の看板が出てハシゴが出てきて本格的に険しい道に突入です。とは言っても登りで使う分には多少気をつけていれば危険を感じる程ではなく、真夏に比べれば涼しくなったってきたので体力の消耗も多少抑えられたと思います。今回はアタックザックを持ってきていなかったので紀美子平から前穂岳はショルダータイプのバックをぶら下げて山行で、ブラブラして地味に邪魔でした。この後に更にこのために辛いことになるとはこの時は想像していませんでした。
前穂から奧穂の吊尾根はもう少しタイトなイメージをしていたのですが思いの外普通の道でした。(個人的感想です)基本的に多少登るものの横に移動なので体力的消耗もそれほどではなかったように思います。奧穂手前で多少急な登りにはなりましたが。
奧穂に着いて、このまま山荘へ向かっても早すぎるように感じ、南の方を見るとドーム状の山塊が目に入り、これ行けるんじゃない?との気がよぎり、歩みを進めてしまいました。細尾根の上を歩いたり、狭い足場に岩の隙間を掴んで移動したりと、さすがに一般ルートとは勝手が違うぞと、多少のマークは有るものの細かなルートは自分で見極めが必要でした。その後ジャンダルムでご一緒した方にザック置いてきたら良かったにと案の定言われましたが、ショルダーバックのみなのでブラブラして逆にあぶなそうだったので失敗したなあと、さほど荷物になるものでもなかったので入れておくべきでした。
引き返すときは一度通った道なので、ただロバの耳でしょうか結構な登り返しが辛かった。
当初の予定では山荘で昼食でしたが、さすがに時間が回っていたのでそれは叶いませんでした。
夕方になり飛騨側より多少雲が流れてきてはいましたが、夕景を楽しめる程度でした。
3日目、この日は下るだけなのですが距離長いです。
当初ストックを出して下っていたのですが、いかんせん不安定で、自分の手で岩を掴んだ方が確実でした。
上部は比較的トゲトゲした岩が多く、ここでこけたらそりゃ動けなくなるわね。と思いつつ慎重に、時には後ろ向きに下りました。
ザイデングラードはもう少しぬるいコースかと思っていましたが、それなりに気を引き締め、メットも必須のコースでした。
涸沢の紅葉にはまだ早かったようで、ナナカマドの実が赤くなっている程度で、その後のニュースでは数日で多少色づきだしているようで、晴天に恵まれただけでも上等で、それ以上は高望みですね。
涸沢以下は普通の歩きやすい登山道で、先行の方々に道を譲っていただきながら先を急ぎました。帰ることを思うとどうして急いてしまいますね。これが怪我の元なのでしょうが。
途中、ソフトクリームをいただき、御朱印をいただきながら長い歩みを進め、五千尺ホテルの売店でジャムをゲット、ひらゆの森で汗を流し、足は冷水でアイシングを行い帰路につきました。アイシングが効いたのかその後の筋肉痛もさほどではなく、今後もこれは使えるなと学習した次第です。
コースを見返してみれば初日で穂高岳山荘までは、寄り道しなければ行けたように思います。そしたらもう少し足を伸ばして大キレットも行けたような。
また機会があればチャレンジしてみたいと思います。
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