高妻山・戸隠山 周回 奥社登山口in 【43座目/100名山】【15座目/200名山】
- GPS
- 11:06
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,848m
- 下り
- 1,860m
コースタイム
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 11:08
天候 | ガスガス 高妻山頂のみ晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■駐車場〜五十間長屋 まず奥社入口まで移動。車道を通っても行けるが歩道が無いので、遊歩道を通っていくことを推奨する。トイレの左側から遊歩道に入れる。ほぼ平坦で歩きやすい明瞭な道が奥社入口まで続く。 奥社入口の鳥居をくぐると、奥社までとても広くて歩きやすい道が続く。随神門の杉並木は戸隠神社奥社を代表する光景。この先少しだけ石の階段で登ると奥社に着く。行ったことが無い方は、参拝してから登っても良いでしょう。私は来たことがあるので、直接登山口へ向かった。 登山ポストを過ぎていくと下る道がある。いきなり下るのか、と思ったけどこちらは登山道ではなかった。斜め方向に登っていく道があり、登山道の標識もあるので間違えないようにしましょう。 ここからはひたすら樹林帯の急登。ただ、時期的にも紅葉は素晴らしい。樹林帯でも中々楽しい道だと思った。30分程度登ると、最初の鎖場が現れる。ここから戸隠山の真骨頂。と言っても序盤の難度はそうでもない。2つ鎖場を越えると、五十間長屋に到着。オーバーハングした場所で広くなっているから休憩適地だと思う。ここから核心部なので休憩して備えましょう。 ■五十間長屋〜戸隠山 垂直に反りたった岩をみながら歩くと百間長屋に出て、五十間長屋と同じようなオーバーハングしたトンネルを抜ける。ここから鎖場が一気に増える。ガスガスだったのでウェット気味だったからかなり気を遣って登った。5〜6箇所くらいの鎖場を越える。岩場の経験が無いと厳しいかな、三点支持をキッチリ行いましょう。 この辺から視界が開けだす。一瞬だけ山並みが見えたが、基本ガスガスだったのであまり見えなかった。胸突岩の鎖場が一番高低差があるかな?頑張って登りましょう。 胸突岩を登ると、戸隠山の核心部。蟻の塔渡りが現れる。トラバースも出来るようだが、結構な鎖場のアップダウンがあるので、よっぽどの高所恐怖症以外はそのまま進みましょうw 楽しみにしてた蟻の塔渡りだが、ガスガスだったので高度感はあまり感じられなかった。ここからの景色が凄いはずだが、これはリベンジが必要かな。蟻の塔渡りは要するに細尾根。一番最初に鎖場で登ると細尾根に出る。私個人的には序盤は歩いて渡れた。 ただ、やはりちょっとした岩の段差/隙間を越えるのは四つん這いに進んだ。ガチで転落すると御陀仏なので、自分の身は自分で守らなくてはならない。無理な方は四つん這いに行けば良いと思います。 刃渡りは左側に巻いて行ける。というかここに立つ気には全くなれませんw 刃渡りを越えて左側に広めの道が見えると核心部は終わり。1箇所かな、ちょっとどうしようか迷った場所があった。というのもガスガスで若干ウェットだから余計気を付けてたのもあるが、10分弱通過に掛かった。 そこから最後に鎖場を登ると八方睨に着く。ここから西岳はバリルートなのでもっと危ないのだろうか。戸隠山までは普通の登山道。山頂は若干のスペースはあるが、落ち着いて大休止が出来る感じではない。景色も良いはずだが、ガスガス(ry ■戸隠山〜六弥勒 戸隠山からは道幅は狭いものの、普通の登山道が続く。展望は時折開けそうな尾根だが、ガスガス(ry 稜線というより尾根なので小規模のアップダウンがひたすら続く。地味にここが辛いと感じた。 九頭龍山を越えた後に1箇所ほど鎖場がある程度なので、戸隠山からはストックを出しても良いかもしれない。ここから一不動避難小屋までガッツリ下る。まだ登る必要があるのに結構凹む。一不動避難小屋前に2つベンチがある。携帯トイレブースもあった。 一不動から戸隠牧場への下山道がある。戸隠山だけの登頂ならここから下るのが一般的でしょう。沢沿いで割と難所もあるらしい。高妻山に向かう場合は、六弥勒まで登り返しとなる。五地蔵山の横に展望ポイントがありそうだが、ガスガスだったので寄らなかった。五地蔵山まで行けば六弥勒はすぐ。弥勒尾根で戸隠牧場への下山道の分岐になる。 ■六弥勒〜高妻山 六弥勒から少し下る。戸隠山から来た場合はアップダウンの連続だし、高妻山からの下山ではここが登り返しになるので中々タフなルートとなる。下ってからはしばらく緩やかな登山道でガシガシ歩ける。 次第に勾配が急になり、中々の急登となる。路面が滑りやすい感じは無いのでまだ歩きやすい。急登を登っていくと高妻山直下は岩が多めの超急登。今までの疲れも溜まっているし、かなり息が切れるので整えながら登りましょう。ここの下りは事故が起きやすい、と注意喚起があるので特に下山では注意しましょう。特にこの日は雨の翌日だったこともあり、日蔭になっている部分は結構ウェットなので非常に気を遣った。 開けた感じになってくると、もう山頂までは緩やかな登り。山頂手前はゴーロ地帯になる。2箇所ほどのゴーロを越えると高妻山頂の標識がある。山頂は広く、大休止にはうってつけ。山頂からは乙妻山・後立山連峰北アルプス、白馬三山・槍ヶ岳と、妙高山・火打山・焼山が見えた。 ■六弥勒〜戸隠牧場 所々急勾配な場所もあるが、樹林帯の歩きやすい道。所々展望が開ける。下山時は戸隠牧場が見渡せたり、中々良い景色が広がっていた。紅葉が見頃になっていた。 ブナ仙人という巨木まで着いたら、大体降りた感じになる。看板もあり、1箇所渡渉があるが石も適度にあって特に問題無し。沢を越えると弥勒尾根入口に出て、目の前に高デッキ山かな?牧場の向こうにドーンとそびえて中々良い景色。 後は勾配もほぼ無く、牧場内をのんびり歩いて駐車場に向かう。途中沢が洗い越しになっていて、水量が多いと注意が必要のよう。この日は靴の泥を落とすには良い水量だった。 牧場に乳牛・山羊・馬が飼われていて、割と近くまで行ける。人懐っこい馬が鼻を近づけてくれて、鼻息を感じることが出来た。噛まれる恐れがあるので口周りにはあまり手を出さないようにしましょう。牧場に自販機があるのでコーラを補給出来た。 後は、とても広大なキャンプ場の中を進んで駐車場に戻れる。 |
その他周辺情報 | 道の駅「ぽかぽかランド美麻」で登山後の汗を流した。JAF割で550円。内湯が2つ、1つは北投石が投入されている。ジャグジーが、ハムストリングス・ふくらはぎに水圧が掛かるので登山後にリラックスするのに最高。サウナ・水風呂も完備。水風呂は1人しか入れないサイズなのが難点だが、水温がちょうどよい。 露天風呂も有って、ストレッチ出来るスペース・イスも2つ有り。温泉らしくはないが、値段に対して良い風呂だと思う。利用していないが、レストランも併設されている。本物のソフトクリームを夜遅い時間でも売っていた。 |
写真
感想
高妻山:100名山43座目。2024年21座目。
戸隠山:200名山15座目。
今回の山行は致命的なミスをしてしまった。何とカメラを持ってくるのを忘れてしまった。19日(土)はあまり天気予報が良くなかったので、移動日として自宅を11:00頃出発し、諏訪のモンベルに寄り道して、いつもの信州健康ランドでのんびりしていた。のんびりしている途中に、カメラを持ってくるのを忘れたことに気付いた。
時すでに遅し。私は撮影のために山行していると言っても過言ではない。なので、今回100名山の高妻山を諦めて他の山に変えようか、とまで思った。結果的には、まぁ何とかスマホで誤魔化そう、ここまで来たんだし、と思い直した。
結局晴れ予報が出てたが、戸隠山はほぼガス。高妻山は山頂だけは何とか晴れたが、山頂近辺には紅葉が無かったので、まぁスマホでもある程度満足いく写真が撮れた。これが晴天の紅葉になると、やはりPLフィルターを使った写真が撮りたくなるが、そのようなシチュエーションにはならなかったので、結果オーライと言ったところかな。
まぁ写真は妥協したが、まず戸隠山。蟻の塔渡りを踏破するのを楽しみにしていたが、ガスガスだったのが残念だった。まぁガスと前日の雨のせいか、ウェット気味だったにも関わらず、クリア出来たのは自信となった。切り立った難所からの景色は、またの機会の楽しみにしておこう。
高妻山はゴーロを越えた山頂からは、360°のパノラマを楽しむことが出来る。北アルプス後立山連峰白馬三山、不帰ノ嶮〜槍ヶ岳まで見え、先日登った火打山。他にも妙高山・焼山と頚城山塊が見える。この日は一面の雲海が広がっていたので、これらの山が天空の城のように浮かび上がっていて、中々見れないレアな景色を見ることが出来た。
ずっとガスガスだったので、何の成果も得られませんでした!にならなくてとても良かったと思う。まぁ見れなかったとしても、戸隠山・弥勒尾根から見る紅葉はとても素晴らしかったので、来た価値はあったと思う。
戸隠山と高妻山の両方を攻める場合、間の尾根にアップダウンが多数なので結構疲れる。累積標高差も1,800m程度になるので、それなりの体力が無いといけないため、初心者にはオススメ出来ないかな。戸隠山には難所も多いので岩登りの経験を積んでから行きましょう。高妻山だけなら、体力があれば行けると思います。一不動経由の周回は、今回通っていないがちょこちょこ難所もあるらしいので、自信の無い方は弥勒尾根ピストンで検討することをオススメしたい。
今回これだけの標高差だったから、若干最後の方はヒザが怪しくなった。それでもまだ歩けるレベルだった。岩場登りもたくさんあったしね。岩場は普段と違う筋肉を使うので、翌日割と張りが残った。静岡に帰還したのが23:00近くになったけど、翌日の仕事も普通にこなせたので、やはり体力が付いてきているのは嬉しい限り。それなりの負荷を掛けつつ、トレーニングがてらまだまだ山に行きたいと思います。
※とりあえず山行記録アップロード優先で、写真のコメントは後で少しずつ入れようと思います→10/29入力完了
難所が行けるなら大丈夫なはずです!w でも結構怖かったですww
妙義も難所で有名ですけど、八海もでしたっけ?いずれもその内行ってみたいです!
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