鈴鹿縦走10(鞍掛トンネル〜コグルミ谷〜御池岳〜三国岳〜鞍掛トンネル)静寂のコグルミ谷、絶望的なアップダウン
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,384m
- 下り
- 1,390m
コースタイム
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:24
天候 | 晴れのち曇り 西風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝6時で一番乗り |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所無し 御池岳・鈴北岳分岐〜御池岳山頂は滑り易いので注意、特に木の根で滑らないように注意が必要 以下の3箇所が急傾斜のため、疲れていると絶望的な気分となるので注意 鞍掛峠〜焼尾山分岐、篠立鞍掛峠〜三国岳最高点直下、三国岳〜815m三角点 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|---|
備考 | ◆ 明治 パーフェクトプラス 即効元気ゼリー ・・・今回の最終目標地点の815m三角点で摂取、三国岳への登り返しの絶望 的急登で効果を発揮!疲労がピークになると飲料しか身体が受け付けなく なるので、持って行って本当に良かったです。今回もまたお稲荷さんとカ レーヌードル(テルモスのお湯もほぼ)には手つかずで、持ち帰りました。 ◆ ヘリーハンセン ウィンドブレーカー ・・・生地が厚めで暖かかったです。 |
感想
コグルミ谷登山口近辺に駐車地が無さそう(ちょっと下った辺りに数台置けるスペースがあるのが、下山後車中から確認)でしたので、鞍掛トンネル東口駐車場まで行き駐車。
コグルミ谷は崩落後、今年の春に開通していたのが10/18に来た時に分かり、今回3年越し念願の山行となりました。R306を下っていると尾っぽに大きな白い斑点のあるキツネ?が横切ってました。急いでカメラを向けたら既に姿は無し。野生動物は行動が素早いと感心。
登山口から伏流の谷道を登りました。谷底から5m程度上の細い道を辿ったのですが、所々プチ危険ですかねー。寝ぼけ頭で漫然と歩いていると危険かも程度ですが。
長命水も水音はすれど伏流となっていました。落ち葉を払い除けると水を汲めるのかも?、そこまではしませんでした。この辺りから天ヶ平経由真の谷源流付近までの雰囲気が素晴らしく、前回天ヶ平上部で出会った女性の良い所よーの力説は確かだなーと思い、また来てしまいました。R306を通過する車も空を飛ぶ飛行機もほぼ皆無の時間帯で、静寂に包まれちょうど登ってきた太陽の木漏れ日を浴びて至福の時間を過ごせました。静か過ぎて時折リスが飛び跳ねる音が聞こえるのみで本当に素晴らしい。
御池岳・鈴北岳分岐から御池岳山頂までは浅い谷状の道なのですが、北斜面のせいか土質が湿気ていてとても滑り易い状態でした。特に木の根が滑るので慎重に歩かないといけませんでした。
御池岳頂上では天気が上々で、着替えを済ませ、湯にダースチョコを溶かして飲みました。コップの底にダースチョコがこびりつくのがイマイチ。
来た道を慎重に下り、御池岳・鈴北岳分岐から池ノ平(日本庭園)に向かう道が塹壕のようで、途中2か所行き止まりの壁となっていたので、塹壕の底から這い上がらなければなりませんでした。少ない目印と微かな踏み跡を頼りに心細く進みなんとか真ノ池まで来ると踏み跡がはっきりして安心出来ました。鞍掛峠までは何度も来た道なので、快調に下りました。
鞍掛峠から今回の第二の目的地の三国岳を目指しました。いきなり胸を突く急登の洗礼を受け、更に雲行きが怪しく太陽が雲に陰り、谷からの西風が吹き上げてきて引き返したくなる気持ちを抑えて登りました。なんとか焼尾山分岐の三差路に到着、進路を左にとり、緩やかなアップダウンの道を行くと直ぐに900m弱の無名ピークに到着、進路を右に転進し、いよいよ三国岳へ、そこからもう嫌というほど絶望的に篠立鞍掛峠まで下りました。登り返すことを考えるとがっかりするくらいの下りでした。峠からまた絶望的な急登、ひーひー言いながら最高点に到着、南側以外展望無し。一応三国岳の名板があるものの、本当?の山頂はそこから緩やかな稜線を5分ほど行った先の少し低いピークだそうで、難なく到着、やはり展望無し。今回は更にその先の三角点を目指しました。再び絶望的な急斜面を下り、また少しの急斜面を登った所が本日の最終目標地点の三角点!またまた展望ほぼ無しでほとほとがっかりさせられました。ここでゼリー飲料でエネルギーチャージ、直ぐに引き返しました。雲行きが怪しくほとんど日差しが無く、風が強いのでゆっくりする雰囲気じゃなかったので。
三国岳の登り返しの急登が本日一番の辛さで、大袈裟ですがサウスコルのデスゾーンの登りってこの何十倍も酷いんだろうなー、なんて想像しながら、急登と寒さと強風と単独の寂しさに歌をうたって耐えました。ビートルズのイエスタデイ、ヘイジュード、S&Gのスカボロフェアー、サウンドオブサイレンス、ビリージョエルのオネスティなどを鼻歌で熱唱。S&Gの冬の散歩道が雰囲気にばっちりかと思って思い出そうとしても出てこずがっかりでした。ヘイジュードを歌っていたら、不意に陽水の”氷の世界”を歌いたくなってきたけど思い出せなくて、いつのまにか”傘がない”を歌っていました。陽水を歌っていたら、鳥の鳴き声が聞こえてきてその自然と調和した感じと、陽水の自然との不調和した感じ(陽水ファンには申し訳無いのですが、あくまでも個人的にあの時はそう感じてしまったのでした。)のギャップが激しくて、登山には向かないなーと笑ってしまいました。陽水を山に来て歌っている自分自身が鳥というか自然に対して恥ずかしくなったというか、、、
気持ちを切り替えて力の出る”与作”を歌いながら稜線歩きを楽しんでいました。
篠立鞍掛峠への絶望的な下りを乗り越えまた無名ピークへの登り返しに”与作”で耐え、焼尾山で御褒美のゼリー飲料を摂取し、鞍掛峠への急傾斜を横向きで慎重に下って今回の山行を終えました。ついでにと思って行った三国岳はついででは済まない骨のある山でした。次回は直接三国岳と烏帽子岳まで足を伸ばしてみたいと思いましたが、残念なことにとっても余裕が無かったので、烏帽子岳への分岐を見逃しましたー。
三国岳の往復の際、人っ子一人出会いませんでした。人気無いんですかね?面白いのに。踏み跡が薄い所がありますが、細い稜線を辿れば良いので迷うところは皆無でした。そうでなければ単独では怖くて行けない気がしました。何かあっても誰も来ないですからね。
いや〜よく頑張りましたね。
ヘトヘトになったでしょう。
ところで、写真17番の水たまりは、場所からして「道池」ですね。
この池を見る人は極わずかですよ。
真の谷分岐から御池岳山頂T字路までの登山道は、歩かれる人が非常に少なくなりましたからね。
三国岳はあの鞍部を見て、寅は「やーめた」しましたよ
焼尾山に行って帰りました(情けないね)。
お疲れ様でした。
いいレコでしたよ。
寅より
toradoshiさん、毎度どーもです。
霊仙で足の膿を出した感じ(意味不明ですねー、すみません)でしたので、絶望的なアップダウンにも耐えられました。三重県・滋賀県県境縦走路踏破を目指しているので、その目的意識も後押しした結果かと、、、
「道池」というんですかー、池というより沼っぽいし、ドリーネっぽくないですね。泥で凹地が埋まってしまったんでしょうか???
御池にはもう4回も通いました。あの雰囲気は癖になるほど気持ち良いです。また初心者連れて行っちゃうと思います。
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