高尾から大菩薩へ(最高の天気だった)
- GPS
- 58:35
- 距離
- 67.8km
- 登り
- 4,536m
- 下り
- 4,047m
コースタイム
3日(火)
5:45 高尾駅
7:10 景信山登山口
8:10 景信山
10:10 陣馬山
10:40 和田峠
12:50 三国山
14:15 浅間峠
15:30 ビバーク
4日(水)
6:00 出発
6:50 土俵岳
7:40 丸山
8:40 数馬峠
9:20 槙寄山
10:50 三頭山避難小屋
11:10 三頭山
12:50 鶴峠
14:40 松姫峠
15:00 鶴寝山
15:30 ビバーク
5日(木)
6:00 出発
6:50 大ダワ(棚倉)
8:00 榧ノ尾山
9:40 石丸峠
10:15 大菩薩峠
11:05 大菩薩嶺
12:20 介山荘
12:50 フルコンバ
14:20 赤沢(大菩薩峠登山口)
14:40 白糸の滝
16:00 大菩薩峠東口バス停
16:15 川久保バス停(→村営バス)
16:40 金風呂
18:00 女の湯バス停(→西東京バス)
18:40 奥多摩駅〜帰路
天候 | 11月3日(火)〜5日(木)高尾〜大菩薩 3日(火)晴れ 4日(水)快晴 5日(木)快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
往路 立川→高尾(JR東) 復路 川久保→金風呂(小菅村営バス) 女の湯→奥多摩駅(西東京バス) 奥多摩→立川(JR東) |
コース状況/ 危険箇所等 |
11月3日(火)〜5日(木)高尾〜大菩薩 ★牛ノ寝通りで熊に遭遇。要注意 |
その他周辺情報 | 11月3日(火)〜5日(木)高尾〜大菩薩 ★小菅の湯 http://kosugenoyu.jp/ |
写真
感想
11月3日(火)〜5日(木)高尾〜大菩薩
今回は珍しく目的地を定めての縦走。
天気予報的にこの三日間は良さそうで今年最後のチャンス、と所用、雑用みな後回しにして出かけてきた。
結果は天気にも恵まれて最高の山旅が出来た。
初日、前夜から気合い入り過ぎて早めに目覚めてしまった。
高尾へ着いたのが5:40でまだ薄暗かった。
初っ端は旧甲州街道を景信山登山口まで歩いてそこから山道に入った。
景信山で展望が開けた時、快晴の天気に超ハイテンション!始め良ければ・・・
都心、富士山、バッチリ見渡せた。
祭日のためか陣馬山へのメインルートでは朝っぱらにもかかわらずハイカーにけっこう出会った。
陣馬山に着いて驚いた。こんなに賑わっている山に来たの久しぶり!
みんな一様に天気、景色に感動していていた。自分もまったく同じ。
和田峠を超えるとまったく静か、こうも極端か!というくらい人が少ない。おかげでのんびり静かな山旅を堪能。
この辺は先週も来たのでそんなに目新しい発見もなく、3時過ぎ適当なところで寝床を設営。
夜になっても風もなく穏やかで静かな一夜を過ごせた。
意外と温度下がらず8℃ぐらいだった。
あくる朝、4:00頃に目覚め、のんびり朝食を取り、結露もなかったツエルトを畳み足元が明るくなるのをまってそそくさと出発。
今日も天気は良さそう。笹尾根は何度か往復しているのでけっこうお気楽に進んでいく。ま、大菩薩まで先はまだ長い。
日原、小棡、笛吹、数馬と峠を越えて行く。
数馬峠で富士山の眺望に感激。笹尾根の峠の中ではここが一番好きかも。
槙寄山を過ぎて、都民の森入口で富士山を眺めながら簡単に弁当。
11月とは思えないぽかぽかの陽ざしの中、シチュエーションがいいとアルファ米弁当でもなんか美味しく感じる。
11:00過ぎ、予定よりちょっと早めに三頭山。そのまま先を急ぐ。
鶴峠からの奈良倉山への登り返しあたりからキツく感じ始める。
大して難しい登りでもないが、まだまだ上下運動の筋力が足らない。
なんとか、15:00に鶴寝山に到着。適当なところにボチボチ寝床を設営。
夕方になっても風も吹かず曇ることもなかった。逆に夜は冷えるか?とちと心配した。
が、夜中でもツエルトの中で5℃ぐらいまで。まだまだ山と道の15sマットとマウンテンエクイップメントの夏用シュラフで十分耐えられた。
三日目、夜中12:00ぐらいに目覚めてしまいそれからはウトウトしかできなかった。めんどうなので3:30過ぎ早めだが起きてしまった。
のんびりまったり朝食を取って荷物片付け、ツエルト畳んで5:30には準備完了。が、まだ足元はまったく暗い。知らない道をヘッドライトで歩く勇気と根性は相変わらずない。
6:00ようやく明るくなって出発。今日も快晴、無風の最高のコンディション。
牛ノ寝通りは脇道が多くあるが前回と違った道を色々歩いてみる。
大ダワに着いたのが6:50。この辺まではまだまだゼンゼン余裕。ここから先が初めての道。
この尾根道はとっても大らかな感じで奥多摩にはちょっとない。好きかも・・・
が、ルンルン気分で歩いていたら、突然、落ち葉をザ、ザ、ザァーと大きな音を立てて谷から熊が疾走して登ってきた。そしてそのまま20〜30m前方の登山道を横切って反対側の谷へ駆け下りていった。それも三頭も!!!
ビックリ!!!この山行一番のハイライト、ハプニング!!!
一瞬の出来事だったが、怖い気持ちはまったく起きず、
「なんだ、なんだ??」
「熊だ、熊だ、熊だ!!!」
「カメラ、カメラ、カメラ・・」
だった。
多分、向こうが先に自分の落ち葉を踏む足音に気付いて逃げて行ったのだと思う。
枯葉の落ち切った見通しの良い林だったからけっこう遠目でも見ることができたが、これが普通の葉の生い茂っている中だったら本当にもっと近くならないと判らなかったかも。
熊鈴の必要性をちょっと考えた。
しかし、過ぎ去ったあとの静寂に戻ると、初めて野生の熊を見れたことに感動して嬉しくなってしまった。
コンデジのせいにしてはいけないかもしれないが、突然とは言え野生動物の写真撮影の難しさを痛感。何枚も連写したつもりだが、勝手にピントが周りの木々にフォーカスしてしまいろくな写真が撮れてなかった。
ガックシ(泣)
大菩薩は石丸峠手前の稜線との合流点で一気に視界が開けた眺望にメチャ感動。そして、平日にも関わらず多くのハイカーで賑わっていたのに驚いた。こんなに人気の山だったんだ。
確かに晴れた時の展望は抜群!眼下の甲府盆地、その向こうの南アルプス。奥多摩も全部見渡せる。
笹の原っぱも雰囲気がいい。ちょっとした岩も。人気になるのは当たり前かも。そしてアプローチも塩山側からならそんなにキツくなさそうだし。
久々、山小屋らしい山小屋と石積みのケルンなど見ると、なんか「山へ来たなぁ・・・」的な雰囲気に浸れた。
帰り、小菅側に下ったのだが、この下りではまったく人に出会わなかった。ま、登山口まで下りてもそこから林道2時間、そしてバス停についてもバスもほとんどない不便さはやはり敬遠の対象になるかも。
自分も16:00にバス停に着いたが17:45まで約2時間バスを待つのもむなしいので、村営バスを利用したりして先に進んだが、結局は真っ暗な青梅街道を歩いて17:45小菅の湯発のバスに途中で乗った。
奥多摩駅に着いたのは18:40。自分としては珍しく遅い時間になったが無事山行を終えることができた。
今回、三日間、天気に恵まれたこともあって最高に気分のいい縦走ができた。
ただ、平坦や下りなら何とかなるが、登りの脚力をもう少し付けないとこれ以上の以前のような長期縦走はまだまだ難しそうな感じだった。
ま、歳も歳だし、この先は出来る範囲で楽しむしかないかもな。
冬が来る前、雪が降る前にあと何回かどこか行ってみたい
お疲れさんでした。
目的地の大菩薩まで3日間の道のりはけっこう長かった・・・
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