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Yamareco

記録ID: 82378
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

聖岳、南岳、上河内岳、茶臼岳、易老岳 (光岳は時間切れで断念)

2010年10月11日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
14:58
距離
26.1km
登り
3,167m
下り
3,186m

コースタイム

今回は時間勝負の山行での敗退のため、計画時のコースタイムを併記しておく。

計画時
便ヶ島0:00-3:50薊畑-5:30聖岳5:50-7:10聖平小屋7:15-8:45上河内岳8:50-(ジョグ)-10:30易老岳-12:00光岳-13:30易老岳-17:00易老渡-17:30便ヶ島

撤退記録
便ヶ島0:00-3:50薊畑-4:48聖岳(奥聖途中まで)5:07-5:38小聖岳5:51-6:14聖平小屋6:25-7:25南岳7:38-8:24上河内岳8:35-(ロス約1:00)-11:34易老岳11:55-14:36易老渡-14:58便ヶ島

(参考)昭文社山地図
便ヶ島0:00-0:45西沢渡-5:40薊畑-8:00前聖岳-9:30薊畑-10:00聖平小屋-12:40上河内の肩-(上河内岳)-13:00上河内の肩-14:45茶臼岳-17:00易老岳-19:45光岳-22:20易老岳-25:30易老渡-26:10便ヶ島
天候 晴天
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道飯田ICから、アップルロード(国道153号線)、伊那街道(県道18号線)を経由して、弁天橋を渡ったら右折して、県道83号線に入る。

私のカーナビ(三洋アホゴリラ)は、弁天橋を左折して小川交差点から県道251号線に入るルート指示するが、途中1.5車線の見通しの悪いワインディングロードが4Km程続くので、このルートはお勧めしない。
もしルート上に「小川の湯温泉」を見つけたら上記難路なので、経由地に富田局の交差点(35.484995,137.885971)を入力する。

山中に突然現れるインターチェンジから三遠南信自動車道の一部となる高規格道路の矢筈(やはず)トンネルを抜けて、国道152号線を南下し、上島トンネル手前を右折して、トンネル上部を横切るよう旋回して道幅の狭い林道に入る。
林道は基本的に道なりだが、分岐地点には標識があるので特に迷うことは無い。

林道は8割方舗装路であるが、落石が非常に多い悪路である。
落石が車の轍の真ん中に堆積している部分も多く、この道では道路整備の頻度が極めて低いことがわかる。
対向車が来ないことを祈りつつ、低速走行で落石と道路の陥没を避けながらの緊張したドライブが長距離続く。
コース状況/
危険箇所等
【駐車場】
易老渡は20台程、便ヶ島の駐車場は聖光小屋側に50台、キャンプ場側に15台程のキャパ。
便ヶ島の舗装された綺麗な駐車場は、アプローチの大変さを考えるとほっとする。
夕方車の中で寝転がっていると、小屋番が出てきて車中泊をするのか聞いてきた。
車中泊の場合はキャンプ場が駐車場所となり、料金はテント泊と同料金の500円である。
夜スタートで車中泊はしない旨を説明して料金は払わなかったが、車を置かせてもらうので、何か売り上げに貢献した方が良かったのではと思った。

【コース】
西沢渡のロープウエイ下の木橋は、前日の大雨で撤去が心配されたが、大丈夫であった。
徒渉不可能な程の水量であったので、もし橋がなかったら夜間一人での寂しいロープウエイになったと思う。

易老岳から易老渡には踏み跡の薄い部分が多く、テープも少なく古いため、日没後の下山はやはり危険である。
また、上部には露出した木の根が多く、下山時には滑りやすい。

【水場】
小聖と前聖のコルの水場は前日の雨でかなりの水量であった。
但し水場まで足場の悪い岩場のトラバースとなる。

聖平小屋前の水場は既に止まっているが、横の沢の水量は豊富。
今回の給水はここだけの予定であったので、給水を多めにした。

茶臼小屋の水場は、井川の観光課に電話して聞いたところ、小屋の水場は止まっているとのこと。
近くの沢では給水可能とのことだったが、場所不明のため立ち寄らなかった。

光小屋の水場も途中撤退で確認していないが、急斜面の往復を考えると、日帰りであれば聖平からの歩荷が一番確実で楽な様に思えた。

但し、途中すれ違った方の情報では、静高平(しずこうだいら)の水場は相当の水量があったらしい。

【入浴】
上島トンネルから国道152号線を飯田方向とは逆に7Km程南下すると、かぐらの湯(600円)がある。
時間的には10分程度だが、国道は交通量が多く、途中すれ違い困難な狭い部分も通過する。
硫黄臭の強い、とても良い塩化物泉だが、循環式で湯船のお湯は臭いも味も源泉とは違って若干薄め。
ここにはサウナ併設の水風呂があるため、下山後の筋肉冷却にはお勧めである。

【聖、光の周回について】
聖と光のどちらを先に登るかは悩みどころである。
光を先にした場合、一日の最後に最高地点の聖を踏むことになり、そこから一気に2,000m以上の急降下となる。
膝痛のある私にとって、この下りは相当ハードに思えた。

一方、聖を先に登った場合は、標高上の難易度は下がるが、日没後の易老岳からの下りは道迷いの危険性が高い。
そこで、光岳までの往復時間を考慮して、易老岳の通過リミットを11:00に設定し、17時過ぎには易老渡に下山出来る計画とした。

もしこれが日照時間の長い季節であれば+2時間程度の余裕ができ、また、静高平の水場も涸れることは無いので、梅雨明けの山行がお勧めである。
-------------------------------
この日の日の出時刻は5:48であるが、3,000mでは10分程度早いので、聖山頂5:30到着を目標に登山を開始した。

便ヶ島登山口。
登山ポストには届出書とボールペン、さらに何故か落書き帳も有り。
熊注意の看板があるが、下山時に車の中から林道脇の栗の木に登っている熊を目撃したので、やはりこの山域で熊鈴は必携である。
新穂であれば、深夜スタートの人も多いので不安は無いが、小屋の閉まったこの時期の南アはただでさえ登山者が少ない。
真っ暗な林道を熊鈴を大きく鳴らしながら歩いた。

便ヶ島登山口。
登山ポストには届出書とボールペン、さらに何故か落書き帳も有り。
熊注意の看板があるが、下山時に車の中から林道脇の栗の木に登っている熊を目撃したので、やはりこの山域で熊鈴は必携である。
新穂であれば、深夜スタートの人も多いので不安は無いが、小屋の閉まったこの時期の南アはただでさえ登山者が少ない。
真っ暗な林道を熊鈴を大きく鳴らしながら歩いた。

西沢渡のロープウエイ。
途中で止まっていたので、試しにワイヤーを引っ張ってみたが、空のカゴはそれ程重くなかった。
しかし自重が加わることを考えると「か弱い」女性の力ではちょっと厳しいかもしれない。
(これを読んでいる貴方であれば問題無いと思う)
下に木橋が見えたので当然これを渡る。

西沢渡まではかつての軌道跡の緩やかな登りとなる。
途中、昭和初期に作られたと思われる馬蹄形の鉄道用隧道があり、確かにここが軌道であったことを確認出来る。
また横の石垣は、土木業者によると思われるしっかりした石組みのものや、素人が積んだと思われる粗いものが混じっており、戦前から戦後の臭いを感じながらの楽しいハイキングとなる。

西沢渡のロープウエイ。
途中で止まっていたので、試しにワイヤーを引っ張ってみたが、空のカゴはそれ程重くなかった。
しかし自重が加わることを考えると「か弱い」女性の力ではちょっと厳しいかもしれない。
(これを読んでいる貴方であれば問題無いと思う)
下に木橋が見えたので当然これを渡る。

西沢渡まではかつての軌道跡の緩やかな登りとなる。
途中、昭和初期に作られたと思われる馬蹄形の鉄道用隧道があり、確かにここが軌道であったことを確認出来る。
また横の石垣は、土木業者によると思われるしっかりした石組みのものや、素人が積んだと思われる粗いものが混じっており、戦前から戦後の臭いを感じながらの楽しいハイキングとなる。

造林小屋跡。
登山道はこの小屋の右側を回り込むようになっている。
正面から見るとあまり感じないが、裏側に回り込むとその大きさに驚く。
もしかしたら槍ヶ岳山荘より大きいかもしれない。
今は廃屋となっている小屋からも当時の森林事業が非常に大規模であったことが伺える。

造林小屋跡。
登山道はこの小屋の右側を回り込むようになっている。
正面から見るとあまり感じないが、裏側に回り込むとその大きさに驚く。
もしかしたら槍ヶ岳山荘より大きいかもしれない。
今は廃屋となっている小屋からも当時の森林事業が非常に大規模であったことが伺える。

薊畑(聖岳分岐)
西沢渡からここまでは樹林帯の急登であるが、踏み跡もしっかりしており、夜間でも道迷いの心配は少ない。
また、斜面の切れ落ちている場所にはネットやロープも多く、安全対策も進んだ管理されたルートである。
心拍数を150にキープして、何も考えずにひたすら登る。
森林限界を超えると、すぐに薊畑に到着する。
急登の連続で結構汗をかいたが、気温が低いので水は300mlも使わなかった。
未明のスタートはいつもおっかなびっくりであるが、暗い内に展望のない部分を登ってしまう作戦も悪く無いと思う。
ここにダウン等のビバークセットや余分な行動食をデポして身軽になった。

薊畑(聖岳分岐)
西沢渡からここまでは樹林帯の急登であるが、踏み跡もしっかりしており、夜間でも道迷いの心配は少ない。
また、斜面の切れ落ちている場所にはネットやロープも多く、安全対策も進んだ管理されたルートである。
心拍数を150にキープして、何も考えずにひたすら登る。
森林限界を超えると、すぐに薊畑に到着する。
急登の連続で結構汗をかいたが、気温が低いので水は300mlも使わなかった。
未明のスタートはいつもおっかなびっくりであるが、暗い内に展望のない部分を登ってしまう作戦も悪く無いと思う。
ここにダウン等のビバークセットや余分な行動食をデポして身軽になった。

小聖岳山頂
薊畑から小ピークを2つ程越えると、小聖にすぐに到着する。
夜間の登山は本当は凄い光景なのだが、写真を撮るとこんなものになってしまうのが残念である。
正面には聖岳が満天の星空に黒い影を作っていた。
右手には富士山の山影が見える。富士山の北斜面に見える明かりは小屋か何かだろうか。
標高を上げるにしたがって太平洋側の街明かりが増えていき、やがて駿河湾沿いに帯になった。
眩しいぐらいの星空の下、宇宙に吸い込まれるよう登っていく。
重力は両足に感じるものの、大げさに言うと宇宙遊泳の感覚である。
ディズニーランドのスペースマウンテンの方が身近かも。
これだから夜間登山は止められない。

小聖岳山頂
薊畑から小ピークを2つ程越えると、小聖にすぐに到着する。
夜間の登山は本当は凄い光景なのだが、写真を撮るとこんなものになってしまうのが残念である。
正面には聖岳が満天の星空に黒い影を作っていた。
右手には富士山の山影が見える。富士山の北斜面に見える明かりは小屋か何かだろうか。
標高を上げるにしたがって太平洋側の街明かりが増えていき、やがて駿河湾沿いに帯になった。
眩しいぐらいの星空の下、宇宙に吸い込まれるよう登っていく。
重力は両足に感じるものの、大げさに言うと宇宙遊泳の感覚である。
ディズニーランドのスペースマウンテンの方が身近かも。
これだから夜間登山は止められない。

前聖岳山頂
3,013mは日本アルプス最南の3,000m峰である。
百名山の登頂対象はこの前聖であり、98座目登頂を果たした。
山頂に到着すると北側の展望が一気に広がる。
目の前に赤石岳が大きい。
赤石小屋の明かりもすぐ目の前。
あそこからこちらを見ていたのは1ヶ月前である。
赤石の右には悪沢、丸山、千枚岳の稜線がシルエットになっている。


前聖岳山頂
3,013mは日本アルプス最南の3,000m峰である。
百名山の登頂対象はこの前聖であり、98座目登頂を果たした。
山頂に到着すると北側の展望が一気に広がる。
目の前に赤石岳が大きい。
赤石小屋の明かりもすぐ目の前。
あそこからこちらを見ていたのは1ヶ月前である。
赤石の右には悪沢、丸山、千枚岳の稜線がシルエットになっている。


真っ黒の写真ですが、心眼を開いて見てください。
富士山が見えてきたら今日の貴方はラッキーでしょう。

山頂は気温4.8℃、最大風速7.5m、平均風速2.3m(ADC SUMMIT計測値)。
それ程の低温では無いが、汗濡れした体は急激に冷え、上にはウインドブレーカー、ズボンの下にはCW-Xを着込んだ。
薊畑にビバークセットを置いてきたことを後悔する。

真っ黒の写真ですが、心眼を開いて見てください。
富士山が見えてきたら今日の貴方はラッキーでしょう。

山頂は気温4.8℃、最大風速7.5m、平均風速2.3m(ADC SUMMIT計測値)。
それ程の低温では無いが、汗濡れした体は急激に冷え、上にはウインドブレーカー、ズボンの下にはCW-Xを着込んだ。
薊畑にビバークセットを置いてきたことを後悔する。

奥聖方向のケルン。
まだ日の出には時間がある。
当初は三角点しかない奥聖はパスする予定だったが、じっとしていると寒いので、奥聖をピストンすることにした。

しかし、前聖から歩き始めて5分もしないうちにで体の震えが止まらなくなり、このままでは低体温症になると思い、奥聖手前で前聖に引き返し、残念ながら日の出を待たずにそのまま下山を開始した。
雲一つ無い絶好の条件で見えたであろう遠くの山々の山座同定は出来なかったのが悔やまれる(ポカその1)。

奥聖方向のケルン。
まだ日の出には時間がある。
当初は三角点しかない奥聖はパスする予定だったが、じっとしていると寒いので、奥聖をピストンすることにした。

しかし、前聖から歩き始めて5分もしないうちにで体の震えが止まらなくなり、このままでは低体温症になると思い、奥聖手前で前聖に引き返し、残念ながら日の出を待たずにそのまま下山を開始した。
雲一つ無い絶好の条件で見えたであろう遠くの山々の山座同定は出来なかったのが悔やまれる(ポカその1)。

聖からの下山途中の富士山。
東の空が濃紫からオレンジ色に変わっていき、富士山のシルエットがハッキリとしてきた。
主役が宇宙から地上にバトンタッチされるこの時間帯が一番好きである。
鼻水を垂らしながらその美しさに見とれていた。
聖からの下山途中の富士山。
東の空が濃紫からオレンジ色に変わっていき、富士山のシルエットがハッキリとしてきた。
主役が宇宙から地上にバトンタッチされるこの時間帯が一番好きである。
鼻水を垂らしながらその美しさに見とれていた。
小聖から朝焼けの聖を振り返る。
風は止み、体の震えも止まった。
ここで今日初めて座って休憩し、色を取り戻していく聖をゆっくり見ていた。
ここ(2,662m)から前聖(3,013m)までは約400mの突き上げである。
三俣山荘から鷲羽岳を見上げたときの感覚に似ているかもしれない。

小聖から朝焼けの聖を振り返る。
風は止み、体の震えも止まった。
ここで今日初めて座って休憩し、色を取り戻していく聖をゆっくり見ていた。
ここ(2,662m)から前聖(3,013m)までは約400mの突き上げである。
三俣山荘から鷲羽岳を見上げたときの感覚に似ているかもしれない。

小聖からの下山中、これから向かう稜線方向のパノラマ。
下に木道が見える聖平から上河内までの登り返しもゲンナリするが、それよりもその先に茶臼、仁田、易老と稜線が幾重にも重なり、さらにそこから立ち上がるイザル、光までの距離の遠さに愕然とした。
気持ちで負けてはいけないと自信を奮い立たせる。

この後すぐに今日初めての登山者(5名パーティー)とすれ違い、ちょっと安心する。
薊畑に戻るとザックがデポしてあったので、おそらく聖平の幕営だと思われる。

小聖からの下山中、これから向かう稜線方向のパノラマ。
下に木道が見える聖平から上河内までの登り返しもゲンナリするが、それよりもその先に茶臼、仁田、易老と稜線が幾重にも重なり、さらにそこから立ち上がるイザル、光までの距離の遠さに愕然とした。
気持ちで負けてはいけないと自信を奮い立たせる。

この後すぐに今日初めての登山者(5名パーティー)とすれ違い、ちょっと安心する。
薊畑に戻るとザックがデポしてあったので、おそらく聖平の幕営だと思われる。

聖平からの聖岳。
太陽の光を浴びると山は一層カラフルになる。
聖平分岐から小屋までは木道が設置された平坦路。
木道には霜が降りているが、日陰で温度が低いため全く滑らない。
霜の上には新しい足跡が複数あった。
聖平からの聖岳。
太陽の光を浴びると山は一層カラフルになる。
聖平分岐から小屋までは木道が設置された平坦路。
木道には霜が降りているが、日陰で温度が低いため全く滑らない。
霜の上には新しい足跡が複数あった。
今期の営業が終了した聖平小屋。
小屋前の幕営場にテントは無く、静まりかえっていた。
南アの山小屋の営業期間は北アに比べて極めて短い。
そのことが登山者を減らしているのか、登山者が少ないから営業しないのか判らないが、三連休といえども静かな山行である。
沢の水量は多いが、小屋との位置関係を考えると、なるべく上流からの取水が良さそうである。
今回の給水は聖平のみの予定だったので、少し多めの2.5Lを給水した。

今期の営業が終了した聖平小屋。
小屋前の幕営場にテントは無く、静まりかえっていた。
南アの山小屋の営業期間は北アに比べて極めて短い。
そのことが登山者を減らしているのか、登山者が少ないから営業しないのか判らないが、三連休といえども静かな山行である。
沢の水量は多いが、小屋との位置関係を考えると、なるべく上流からの取水が良さそうである。
今回の給水は聖平のみの予定だったので、少し多めの2.5Lを給水した。

南岳山頂。
聖平から再度樹林帯に入り見晴らしが無くなるが、聖岳を樹間に見ながら高度を上げる。
岩頭に近くなると見晴らしが良くなり、南岳からの展望は素晴らしい。
後から確認したらここでの撮影枚数が一番多かった。
給水で急に荷物が重くなり、南岳までの登りが結構きつかった。

南岳山頂。
聖平から再度樹林帯に入り見晴らしが無くなるが、聖岳を樹間に見ながら高度を上げる。
岩頭に近くなると見晴らしが良くなり、南岳からの展望は素晴らしい。
後から確認したらここでの撮影枚数が一番多かった。
給水で急に荷物が重くなり、南岳までの登りが結構きつかった。

南岳からのパノラマ1
聖からの展望は撮影出来なかったが、聖を目の前にこのパノラマを見ることが出来れば良しとする。
聖の奥には、赤石、悪沢が晴天の下に美しく並ぶ。
どれも苦労した山である。
それぞれの頂には確かに私が付けた足跡があると思うと、また一層輝いて見える。
遠くには奥秩父の山並みがシルエットになっている。
金峰からも南アの山座同定をしたことがあるが、聖はその端正な山容から、甲斐駒や北岳と並び、その特定は容易である。
南岳からのパノラマ1
聖からの展望は撮影出来なかったが、聖を目の前にこのパノラマを見ることが出来れば良しとする。
聖の奥には、赤石、悪沢が晴天の下に美しく並ぶ。
どれも苦労した山である。
それぞれの頂には確かに私が付けた足跡があると思うと、また一層輝いて見える。
遠くには奥秩父の山並みがシルエットになっている。
金峰からも南アの山座同定をしたことがあるが、聖はその端正な山容から、甲斐駒や北岳と並び、その特定は容易である。
南岳からのパノラマ2
富士山の手前には大井川東側のマイナー系の山並みが逆光に浮かぶ。
笊ヶ岳にはこちら側の展望を目的にそのうちに登るつもりである。

南岳からのパノラマ2
富士山の手前には大井川東側のマイナー系の山並みが逆光に浮かぶ。
笊ヶ岳にはこちら側の展望を目的にそのうちに登るつもりである。

南岳からのパノラマ3
目の前の上河内が非常に大きく格好良い。
聖に続いて本日2番目の標高2,803m
もしも時間的に余裕が無かったらパスする予定であったが、ここまで予定通りであり、体力的にも全く問題無いので山頂を踏むことにした。

南岳からのパノラマ3
目の前の上河内が非常に大きく格好良い。
聖に続いて本日2番目の標高2,803m
もしも時間的に余裕が無かったらパスする予定であったが、ここまで予定通りであり、体力的にも全く問題無いので山頂を踏むことにした。

上河内岳山頂からこれから向かう光岳方向の稜線を見る。
遠くには太平洋の海岸線が続き、写真では切れているが、渥美半島も確認出来た。
上河内岳からの360°の展望は特筆すべきものがあった。
きっと聖からも....

上河内岳山頂からこれから向かう光岳方向の稜線を見る。
遠くには太平洋の海岸線が続き、写真では切れているが、渥美半島も確認出来た。
上河内岳からの360°の展望は特筆すべきものがあった。
きっと聖からも....

上河内山頂からのパノラマ。
南岳からのパノラマよりも視点が高い分北側の展望も良い。
ここからであれば千枚岳の右側に鳳凰の観音と薬師もハッキリと見える。
上河内は北側の山々から見ると聖に隠れて目立たない山であるが、セオリー通りに3方に大きな尾根を持つ均整の取れた山容は、見れば登ってみたくなる美しさである。
ここは二百名山らしいが、個人の恣意的な百の選定より二百のほうが説得力があるかもしれない。
上河内山頂からのパノラマ。
南岳からのパノラマよりも視点が高い分北側の展望も良い。
ここからであれば千枚岳の右側に鳳凰の観音と薬師もハッキリと見える。
上河内は北側の山々から見ると聖に隠れて目立たない山であるが、セオリー通りに3方に大きな尾根を持つ均整の取れた山容は、見れば登ってみたくなる美しさである。
ここは二百名山らしいが、個人の恣意的な百の選定より二百のほうが説得力があるかもしれない。
上河内山頂から東南方向。
光り輝く駿河湾の向こうには伊豆半島が近い。
登れば地味な天城山の万三郎もここから見ると目立っており、その左側には大島の三原山。
コンデジの液晶だと明るい場所での山のズームのフレーミングが難しく、もう少し左の沼津と箱根も写したつもりであったが見事に切れていた。
上河内山頂から東南方向。
光り輝く駿河湾の向こうには伊豆半島が近い。
登れば地味な天城山の万三郎もここから見ると目立っており、その左側には大島の三原山。
コンデジの液晶だと明るい場所での山のズームのフレーミングが難しく、もう少し左の沼津と箱根も写したつもりであったが見事に切れていた。
茶臼岳分岐からの茶臼岳。
南岳から茶臼岳は見晴らしの良い稜線歩きであり、このルートの一番のパートである。
南岳と上河内で大展望を楽しんだ結果、時間的な余裕も少なくなり、まだ走れる体力も十分残っていたので、当初の予定通り上河内からここまでは軽くジョグをした。
しかしこの時に重大なミスをしたことにはまだ気が付いていなかった。

茶臼岳分岐からの茶臼岳。
南岳から茶臼岳は見晴らしの良い稜線歩きであり、このルートの一番のパートである。
南岳と上河内で大展望を楽しんだ結果、時間的な余裕も少なくなり、まだ走れる体力も十分残っていたので、当初の予定通り上河内からここまでは軽くジョグをした。
しかしこの時に重大なミスをしたことにはまだ気が付いていなかった。

茶臼岳山頂
山頂は登山道の途中にあるため、寄り道しなくても1座を踏むことになる。
ここも300名山の一つらしい。
時間記録用の撮影だけして先に進んだ。

しかし、この先で満タンのジェルフラスク1本を落としていることに気が付いた。
おそらく先ほどジョグをしたときにジッパーをしっかり閉めなかったのが原因である。
仁田池から捜しながら戻ったが結局発見できず、ここで1時間のロスをするという痛恨のミスをしてしまった。
何とも情けない。
茶臼からはアップダウンを繰り返しながら高度を下げていき、やがて樹林帯に入ると展望が無くなり、テンションも下がっていった。

茶臼岳山頂
山頂は登山道の途中にあるため、寄り道しなくても1座を踏むことになる。
ここも300名山の一つらしい。
時間記録用の撮影だけして先に進んだ。

しかし、この先で満タンのジェルフラスク1本を落としていることに気が付いた。
おそらく先ほどジョグをしたときにジッパーをしっかり閉めなかったのが原因である。
仁田池から捜しながら戻ったが結局発見できず、ここで1時間のロスをするという痛恨のミスをしてしまった。
何とも情けない。
茶臼からはアップダウンを繰り返しながら高度を下げていき、やがて樹林帯に入ると展望が無くなり、テンションも下がっていった。

易老岳山頂で光に進むか、敗退でそのまま下山をするかを今一度検討した。

安全マージンを入れている11:00のタイムリミットはまだ約30分しか経過していない。
最後にはヘッ電になる可能性もあるが、時間的には挽回の余地はある。
体力的にもまだ大丈夫である。
アプローチの大変さを考えると、もう二度とあの林道は車で走りたくない。
静高平の水場も今日は大丈夫らしい。
多少のリスクを覚悟で進むことも正しいように思えた。

しかし、フラスク1本を丸ごと失い、残りの食料を精査した結果、光を往復すると非常食を含めてもカロリー的な余裕が少ないことが判った。
万一不測の事態になれば、食料切れで即遭難である。

しかし、光小屋の宿泊者に食料を分けてもらうことが一瞬頭に浮かんだときに、一体何をバカなことを考えているんだろうと我に戻り、ここで撤退する判断となった。
悪沢で撤退判断が甘くなって21時間を超える山行になってしまったことも教訓になっていたと思う。

易老岳山頂で光に進むか、敗退でそのまま下山をするかを今一度検討した。

安全マージンを入れている11:00のタイムリミットはまだ約30分しか経過していない。
最後にはヘッ電になる可能性もあるが、時間的には挽回の余地はある。
体力的にもまだ大丈夫である。
アプローチの大変さを考えると、もう二度とあの林道は車で走りたくない。
静高平の水場も今日は大丈夫らしい。
多少のリスクを覚悟で進むことも正しいように思えた。

しかし、フラスク1本を丸ごと失い、残りの食料を精査した結果、光を往復すると非常食を含めてもカロリー的な余裕が少ないことが判った。
万一不測の事態になれば、食料切れで即遭難である。

しかし、光小屋の宿泊者に食料を分けてもらうことが一瞬頭に浮かんだときに、一体何をバカなことを考えているんだろうと我に戻り、ここで撤退する判断となった。
悪沢で撤退判断が甘くなって21時間を超える山行になってしまったことも教訓になっていたと思う。

易老渡の鉄橋。
易老岳からの下りはやはり事前情報通り踏み跡が薄く、テープも少なかった。
日没後に初めて通過する場合は道迷いの危険性の高いルートであった。
迷いそうなポイントを地図にマーキングしながら下山したが、あまりのポイントの多さに途中で諦めた。
踏み跡を1m外しても、トレースが困難になる場所も多く、地図による地形読みにも限界がある。
単純だが、このルートでは踏み跡とテープを注意深く探すしかなさそうである。
易老岳の上部には木の根も多く、焦って下山すればスリップの危険性もある。
鉄橋を見たときには、やはり明るい内に余裕をもって下山して良かったと思った。

これを渡って林道を右側に進むと易老渡の駐車場になる。
易老渡から便ヶ島までの林道歩きは距離もあるため、逆ルートであれば、自転車利用も良いかもしれないと思った。

易老渡の鉄橋。
易老岳からの下りはやはり事前情報通り踏み跡が薄く、テープも少なかった。
日没後に初めて通過する場合は道迷いの危険性の高いルートであった。
迷いそうなポイントを地図にマーキングしながら下山したが、あまりのポイントの多さに途中で諦めた。
踏み跡を1m外しても、トレースが困難になる場所も多く、地図による地形読みにも限界がある。
単純だが、このルートでは踏み跡とテープを注意深く探すしかなさそうである。
易老岳の上部には木の根も多く、焦って下山すればスリップの危険性もある。
鉄橋を見たときには、やはり明るい内に余裕をもって下山して良かったと思った。

これを渡って林道を右側に進むと易老渡の駐車場になる。
易老渡から便ヶ島までの林道歩きは距離もあるため、逆ルートであれば、自転車利用も良いかもしれないと思った。

当日午前9時発表の天気図。
前日の寒冷前線が東に抜け、西から移動性高気圧が進んで来る、典型的な秋晴れのパターン。
安定した好天で、全国的におそらくこの秋一番の登山日和りであったと思う。

当日午前9時発表の天気図。
前日の寒冷前線が東に抜け、西から移動性高気圧が進んで来る、典型的な秋晴れのパターン。
安定した好天で、全国的におそらくこの秋一番の登山日和りであったと思う。

9時発表の700hPa高層天気図。
高気圧の縁に沿って寒気が南に押し下げられて、これが寒冷前線を作っている様子がわかる。
但し0℃線は遙か北方のサハリン付近であり、まだまだ冬の寒さではない。
西側からは湿潤域が迫り、1日限定の好天であった。

なお、掲載した天気図の著作権は気象庁に属し、利用にあたっては気象庁、及びサイト掲載者のHBCにそれぞれ許可を得ています。
9時発表の700hPa高層天気図。
高気圧の縁に沿って寒気が南に押し下げられて、これが寒冷前線を作っている様子がわかる。
但し0℃線は遙か北方のサハリン付近であり、まだまだ冬の寒さではない。
西側からは湿潤域が迫り、1日限定の好天であった。

なお、掲載した天気図の著作権は気象庁に属し、利用にあたっては気象庁、及びサイト掲載者のHBCにそれぞれ許可を得ています。

感想

またまた途中敗退をやってしまいました。
今回は完全な不注意です。
1.聖の山頂で寒さに震えて折角の展望を見逃す。
2.行動食を落としてそれを探して時間をロスする。
今回は2ポカです。

聖-光周回計画は、今までの山行の中でも最も厳しいもの一つでしたが、シーズン当初より8Kg以上体重を落として足の筋肉を強化したのはこの計画を実行するためでした。
体力の強化には成功したものの、頭の強化が不十分で間抜けな結果となってしまいました。

近日中に光の単純ピストンをする予定ですが、もともと低コスト化が目的の日帰り周回予定ですので、ガス代と悪路の林道アプローチを考えるとちょとウンザリですね。

帰路の中央は夜になってもいつもの大渋滞。
不完全燃焼でしたが、疲労だけはしていたらしく、途中のSAで明け方まで爆睡しました。
翌朝自宅に戻り、タッチアンドゴーで出勤するのが辛かったです。

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コメント

お疲れ様でした。
光は残念でしたが、所要15時間のハードな歩きと、詳細なメモに拍手を贈ります。

読んで、以前登った時の光から易老渡への下りがきつかったことを思い出しました。

また、熊のリスクはあるかもしれませんが、南アルプスの人影の少なさは魅力ですね。
2010/10/13 20:49
満天の星
お疲れ様でした。

当日…未明に家を出る時、冬のように星空が綺麗でした。
標高が高いと更に澄んだ空気なので、凄いんでしょうね…

光は残念でしたが、
昼夜快晴なので、山行は楽しめたのではないでしょうか。
南ア南部の山々は、手ごわい感じですね。

真っ黒な富士山の写真ですが、…見えてきました。
今日のラッキーを頂きましたが、もう寝るだけです。。
2010/10/13 22:37
ゲスト
MATSUさん、こんばんは!
やはりハードな山行でしたね!

残念なポカミスが重なりましたか。

易老岳でのご決断フェールセーフと言いましょうか?
究極で最良の決断だと思いました。
ほんと考えのあまちゃんな私でしたら
行動食をセーブしてと考えるとこですかね。
それでドツボにハマると

しかし天気に恵まれ良かったかと思います。
富士山などなど素晴らしいです。

お疲れ様でした!
是非とも満足行く山行で残り2つクリア出来ますことを!(^^)v
2010/10/13 22:53
あきらめているコース
MATSUさん

お疲れ様でした、、

私は、便ヶ島までのアプローチの長さと悪路と、、
昔は良く思い描いていましたが今は、いいや、、
そんな風に考えるようになってしまいました。

これだから、冒険はできませんね。

でも聖岳は登りたいですが、、。

ミスが重なりましたか、でも冷静にそのミスを判断、、。
私なら、光に進んでいるでしょう、、。

Y-chan
2010/10/13 23:36
umetomosanさん、こんばんは。
umetomosanさんも光に行かれたことがあるのですね。

易老渡のルートは代わり映えのしない樹林帯なので、下りが辛いです。
何でこんな山を百に選んだのか、深田さんを恨みたくもなると思います。
2010/10/13 23:56
To-さん、こんばんは。
夜間登山は天候とルートさえ良ければお勧めです。

南ア南部は体力と気力を消耗しますねえ。
光は今度リベンジしますが、正直あまり気が乗りません。

富士山見えましたか
きっと明日もラッキーですよ。
2010/10/14 0:01
Ulmatsuさん、こんばんは。
天候の良さにちょっと浮かれて不注意でしたね。

失敗が重なっているなと思ったら、それが撤退の合図と思うようにしました。
南ア南部は登山者も少ないので、単独行はより安全マージンが求められますね。

光は早く終わらせたいですね。
美ヶ原はいつでも良いと思っています。
2010/10/14 0:08
Y-chanさん、こんばんは。
便ヶ島までの林道自体は八ッの美濃戸に比べればまだ良いと思いますが、とにかく距離が長いんですよね。
私も二度と行きたくないですが、光はもう一度行くしか選択肢がないですね。

次に聖に行くとしたら、間違い無く畑薙か椹島から登ると思います。
赤石とのセットも良いですね。

光は小屋の営業期間だったら私も躊躇無く進んでいたと思います。
もしそのまま進んでいたら、シャリバテで死んでいたかも。
単独はちょっとしたミスでもピンチになりますね。
2010/10/14 0:22
南ア、行きたくなります
MATSUさん、こんばんは。

一昨年同じコースを行こうとテント泊で聖に登り、
ヘタレで翌朝は上河内岳まで往復し、下山して
しまいました。
光岳にはその翌週に登ったのですが

今年は同じコースに再トライ(1泊ですよ)と思って
いましたが便ヶ島のアクセスは腰が重くなりますよね。
(私、途中2度ほど車を止めて石をどかしました

>主役が宇宙から地上にバトンタッチされるこの
>時間帯が一番好きである

同感です。
しかし2時間以上のヘッデン山行は経験がなく
薊畑から聖岳へのコメントを読んで、深夜の森林限界
の登りを経験してみたくなりました。
歩いてみないと分からない世界ですよね。

南ア、やはり良いですね。
とても刺激になる記録、ありがとうございました。
2010/10/14 0:24
youtaroさん、こんばんは。
おそらくテント泊で聖に登る方が難易度はずっと高いと思います。
テント泊に比べたら日帰りは空身みたいなものですから。

林道の落石ですが、私の車はスポーツタイプで車高が低いので、5、6回車から降りて道路脇にどかしました。
ちょうど擦り頃の大きさの石が多いんですよね。

標高が高くなると星空が賑やかになりますね。
月曜日は月が無かったので特に星が綺麗でした。
星空の稜線歩きも今度是非
2010/10/14 1:51
すごすぎる!
おはようございます。

光は残念な事をしましたが充実した内容の山行だったのでは・・・

千頭星も同定出来たんですねぇ〜。

それにしても・・・いつもの事ながら・・・すごすぎです。

あっ、暗闇の富士山見えたので今日は何か良い事ありますかねぇ。
2010/10/14 4:06
kenpapaさん、こんにちは。
光は残念でした。
まあ、自業自得ですね。

数ある山の中で千頭星が気になったのはkenpapaさんが登っていたからかな
光はダメでしたが、光っていたのかもしれませんね

富士山見えましたか。
きっと良いことありますよ
2010/10/14 7:10
光は次の楽しみに!
MATSUさん、はじめまして

このコースを日帰りとは、すごいですね
アプローチでも疲れるルートなのに・・・
光岳まで行けなかったのは残念でしたが、良い判断だったのでは。

日が短くなったおかげで聖の頂上からの絶景を楽しめなかったのはもったいなかったですが、
その分上河内岳からすばらしい景色を満喫できましたね。
駿河湾、天城、三原山まで見えるとは羨ましい

でも暗闇の中、薊畑までの道を歩くとは恐れ入ります。
この辺りは熊の棲み家と聞いていましたので・・・
(私達もここを下った時、ガサッという音がしてビビりました)
我々が入山した当時、易老岳周辺でも熊の目撃情報があったりして、
このエリアは熊が多そうですね

光岳、悪路の林道にめげず再度頑張ってください!

また、東京マラソン、当選おめでとうございます
我が家は2年連続外れました
2010/10/14 13:06
さすが!
MATSUさん、こんにちは。

聖岳お疲れ様でした。

ここを真夜中に登りきってしまう気力体力と
体のコンディション作りは流石です

この時期の3000m超えの日出待ちは寒そうです。
勿体なかったですね。
他のピークは文句無しの展望ですね

聖平小屋からアップダウンを繰り返し、
その後日の入り迫る易老岳からの下りは辛そうです。
2010/10/14 13:25
Akanekoさん、こんにちは。
この山行を計画する前、実はAkanekoさんの山行記録をじっくり読んでいました。
きっと度々足跡がついていたと思います。
とても役に立ち、有り難うございました。

確かにここは熊が多い様ですね。
薊畑まで鹿を4回、正体不明のガサゴソ音2回でした。
熊鈴はもちろん、沢が近い場合や尾根を跨ぐ場合に度々笛を吹いていました。

もう一度あの林道を走るのはウンザリですが、しょうがないですね。

そうですか、2年連続だめでしたか。
光の撤退と合わせてプラマイ0かもしれないと思いました。
2010/10/14 14:49
kankotoさん、こんにちは。
こういう時間との勝負の計画ではkankotoさんの様なスピードが欲しいですね。

当日は上河内からでも130勸幣緡イ譴浸宛胸海簔肋紊琉美半島がくっきり見えていましたので、さらに標高が高い山同士であれば、おそらく200Kmを軽く越える遠望があったはずなので、聖から北側を見ることが出来なかったのが残念です。
でも本当に寒くて、そのときは展望よりも一刻も早く体の震えを止めることしか考えませんでした。
楽して登ろうとしたので山の神様の罰ですね。
2010/10/14 15:18
ゲスト
お疲れ様です
このコースというか
南アルプスは、仙丈以外は登ったことが
ないので、なかなかイメージできないのですが
いつか、このコースを歩いてみたいです。

0時出発は、私も今年やりましたが
これほど、太陽を恋焦がれる思いをすることは
ないですよね〜
2010/10/14 16:59
raichouさん、こんばんは。
南ア南部の稜線は森林限界が高いので、北アの様なダイナミックな光景とはちょっと違いますね。
アプローチも非常に困難です。
仙丈の雰囲気は北沢峠からだと、北アに近いと思います。
熊も多い自然豊かな山域です

未明の出発は天候さえ良ければ素晴らしいと思いますが、悪天やガスだと辛いですね。
特にルートロスをしたときには、明るくなるのが待ち遠しいです。
ゲーテではありませが、「もっと光を」と叫びたくなります。
2010/10/14 17:56
心眼を開くと…
確かに見えました(笑)。
詳細なリポートに頭が下がります。
しかも天気図まで!
今後も拝見させていただきますね。
お疲れさまでした☆
hansu
2010/10/15 0:06
hansusyaさん、こんばんは。
富士山見えましたか。
きっと良いことがありますよ

拙い文章をお読み頂き有り難うございます。
2010/10/15 0:41
ロングコース
MATSUさんおはようございます。

この時期に標準コースタイム26時間以上の山行を計画されるとはすごいですね。

今回は計画達成とはいかず、残念でしたが百名山の終盤にきていろいろなドラマがありますね。
その分、思い出として大きなものになりそうですね。

P.S.
東京マラソン頑張って下さい。
百名山が終わったあとにトレイルランナーになっているMATSUさんが思い浮かんじゃいました。
2010/10/15 9:28
Araさん、こんばんは。
百名山も終盤難しい山ばかりが残ってしまい、一度に2山の欲張った計画がことごとく失敗しています。

トレイルランナーというよりも、もう少しスピードが欲しいですね。
2010/10/15 18:53
のりしろ、、、
MATSU さま

やはり芋亀 となってしまいました
本日休暇でヤマレコゆっくり楽しんでいたら、、あらっ
ってな感じで、今日までこのレコ気付かなかったっす。
じっくり拝見いたしました。

して、さてもハードな計画ジャマイカ
睡眠不足は経験と慣れで、早起きは歳で、後は基礎体力と早期リスク回避の本能ですね。

暗闇の中行動するのはもう慣れて大丈夫だと思いますが、暗い中での冷えはやはり要注意ですね。恐怖が増大し冷静さを失うようです。

いつも感心するのは情報収集と情報発信の量の多さです。やはり情報が多ければ多いほど「判断誤らない」が鉄則で王道ですね。

プラス準備ですね。
とくに8k落としてはすばらしいです。
衣類は完璧のようですから。

芋、相変わらず体重は変わりませんです。

東京マラソンもありますが、心技体、何れものりしろまだまだありますね
2010/10/15 21:56
芋さん、こんにちは。
今回は気温が高かったこともあり、山頂でも大した事は無いだろうと判断して荷物をデポしたのが間違いでした。
風が吹くと一気にやられますね。

文章が長くて済みません
情報が欲しい人にとっては読みにくいですね。

ダイエットは低炭水化物ダイエットが効果覿面でした。
食習慣というのは大きいですね。
まだ、やっと標準体重の上限値にやっと入るか入らないかですので、もう少し頑張っていきます。
2010/10/17 13:01
プロフィール画像
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