チャレンジ!【鈴鹿7マウンテン♪】 鈴鹿の山をなめるな!


- GPS
- 14:43
- 距離
- 49.8km
- 登り
- 4,989m
- 下り
- 4,918m
コースタイム
- 山行
- 13:18
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 14:44
・行動時間 14時間44分
・短縮率 48.7%(休憩込み) 43.9%(休憩抜き)
※計測したGPSデータはSUNTOアンビット3で1秒間隔です。
天候 | 1日中ガス・時折小雨・風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・椿大神社に下山後sm1959さんに藤原まで送って頂きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・藤原岳から治田峠への下降路は急斜面で滑りやすいです。 今回は雨後でぬかるんでいましたので非常に神経を使い疲れました。 その他は危険箇所はありませんでした。 ただ、鎌ヶ岳でルートミスしましたので、どこの山でもガスで視界が無い時は要注意・要確認です。 |
その他周辺情報 | ・ブロンコビリー |
写真
感想
今週は久しぶりに鈴鹿の山に行ってきました。
結論から言いますと完全にナメてました!!!
先週、shin0609さんの「鈴鹿7マウンテン」を縦走された記録を拝見して、以前sm1959さんの記録を拝見して行こうと決めていたのですが「前々から行こうと思って行ってないなぁ〜」と改めて行く意欲が湧いてきました。
この「鈴鹿7マウンテン」は鈴鹿山脈にある7つのピークの事で、位置的に絶妙に配置されており日帰り縦走はかなり困難です。
僕の中で「鈴鹿の山」というとクライミングに夢中だった頃から藤内壁を有する御在所岳という印象が強く、何度も行きましたが他の山は知りませんでしたし、歩く事は無いだろうと思っていました。
問題は天候だったのですが、土曜は雨予報から曇り時々晴れに変わったという事もあり、土曜日に決行する事にしました。
今回僕が選んだルートは藤原岳〜入道ヶ岳へのコースで北から南への方向です。
下山時にsm1959さんが迎えに来て頂けるという事で本当に有り難くお言葉に甘えさせて頂きました。
大失敗したのは標準コースタイムで、僕は大きな間違いを犯しており、計画段階で計算したコースタイムは24時間22分で僕的には「余裕!!!」と思い意気揚々でしたが、帰宅後に疲労度がハンパではないと改めて計算したら30時間14分でした (汗)なぜこんな間違いが起きてしまったんだろ?
午前3時に藤原岳への登山口である神武神社をスタート!
前日の夜まで降っていた雨で地面は濡れていましたが、泥濘にハマるという程ではありませんでしたが、今回の靴はランニングで使い古した「Adizero匠-錬」ソールはツルツルでほぼフラットソールですので、滑らないようにバランス良く歩き、ペースを抑えながら1合あたり6分ペースで登りまず一つ目のピークである藤原岳に到着。
藤原岳〜治田峠への道は急斜面かつ不明瞭という事を聞いていたのですが、前日の雨で非常に滑りやすい状態で、とても強い制動力を掛けながらの下りを強いられ治田峠に着いた時には大腿四頭筋に大きなダメージを感じ、まだスタートしたばかりで先は長いのに本気でヤバい!と思いました。
これで走れない状態になっては、無駄に薄着してるトレラン風の人になってしまいます。
竜ヶ岳までは地味なアップダウンを含め消耗する(1:25000だと良く分かる)ルートですが、釈迦ヶ岳辺りからは比較的平坦で走れる程度のアップダウンになるので気持ち良く走りました。
とは言っても、ガスガスの向かい風で大して走れていませんが...。
御在所岳に近くなると花崗岩の大岩が多くなり、見た目にも華やかで気持ち良いのですが、風化して脆くなり足場は不安定なザレ場となって歩き難いです。
御在所岳に着くと観光客とスキー場の方が多く、静かな山歩きから一変して賑やかな場所で自販機もあるので炭酸飲料を飲もうと思ったのですが、炭酸飲料は全て売り切れでココアを一気飲みして御在所岳山頂へ。
ここから武平峠へ下り、最低限必要な物以外はここにデポして身軽な状態で今回の縦走で位置的に独立峰のようで一番の難所である「雨乞岳」へ向かいます。
身軽なのでハイペースで登りますが、ルートが中腹の水平道・沢沿いの道という事で走るのには適した山ではありません。 頂上稜線に出ると一面のガスで何も見えないのですが、背の低い笹原で晴天時には見晴らしの良さそうな山でした。そういう理由なのか登山者が多かったという印象です。
下山時に久しぶりにハンガーノック気味になり、武平峠への登りは地獄でした。
武平峠に到着しましたが、この時点でsm1959さんにお迎えをお願いしている14時〜16時に間に合わないと確信して連絡する事にしました。
ここから鎌ヶ岳に登り、鎌尾根を通過すれば残り1ピークなのですが、とにかく視界が無く風が強い! 視界不良も手伝って鎌ヶ岳のピークからルートミスし無駄な時間と体力を浪費して自分にイラつきましたが、終わった事は仕方ないので確認してサッサと鎌尾根に向かいます。
「鎌尾根」なんて名前なので、「鎌薙」のような、さぞかし危ない場所だと思い込み、鎌ヶ岳ピークから真南へ落ちている岩尾根を少し下りましたが、余りにも危険すぎて「絶対違う!!!」と戻り地図を確認すると鎌尾根は一度東に下りてから北に向かうルートでした。
視界が無い時に地図で確認せずに方向だけでルートを判断するとこういうミスが起きます。 反省しなくてはいけません。
鎌尾根は幸いな事に軽いアップダウンは有るものの危険箇所は無く平凡な尾根で、条件が悪い中でも安心して歩く事が出来ました。
水沢峠から入道ヶ岳への「イワクラ尾根」はアップダウンが結構激しく、今回の山行で一番苦しかった地点です。
だた、自分の中で考えていたのは「たかがCT24時間でヨレヨレなんて、俺はどれだけ弱くなってんだ?CT比60%超えてるかも...。」という事でした。実際はCT30時間超で50%以下のペースとはこの時は知りませんでした。
入道ヶ岳の頂上付近は広大な大地ですが、ガスが深くどこにピーク有るのかわかりません。 高い所を歩いていくと大きな鳥居がみえたので、ピークだと確信。
これでやっと「鈴鹿7マウンテン」を全て歩く事が出来ました!
とても疲れましたが、無事に計画を実行出来たという安堵と、全てのピークを歩く事が出来たという充実感を感じました。
視界がないので、今度こそピークからの下山路を慎重に探し、ゴールの椿大神社へ下山。
トレイルからアスファルトのロードに出た所でshinさんが待っていてくれました!そして少し下った所にsm1959さんも迎えに来てくれました。
僕の1時間半遅れという大幅な遅刻でお待たせしてしまい本当に申し訳なかったです。
その後は僕の車を回収して、3人で食事に向かい山の話しや、陸上の話しで盛り上がりました。
お二人とは今月もう一度お会い出来る予定ですので、その時を楽しみにしております!!!
《感想》
以前、御在所岳に行った時、登山口の看板に「鈴鹿の山を舐めるな!」という看板がありました。 当時は何も感じませんでしたが、今回鈴鹿の山を縦走してみて本当に鈴鹿の山は大変だ!と思いました。
地味なアップダウンが多いという点と、この山脈はコースの案内板やマーキングが丁寧に設置されているので普通に歩いたら感じないと思いますが、全くマーキングが無かったとしたなら非常に厄介なルートだと感じました。
地図を見れば分かりますが、主稜線の曲がり、うねりっぷりがハンパではなく、標識が無ければ、違う尾根に乗るか、目的地外の登山口に下りてしまいそうです。
今回は視界が無かったので尚更そのように感じたのかもしれません。
自分の歩みに関しては、コースタイムの計算間違えという事がありましたが、実際に歩き終えてみると、もう一度歩けは確実に1時間以上は短縮出来ると思いましたが、
2度とやりたくありません!(笑) でも先の事は分かりませんので、きっと歩く事になると思います。
今月でロードレースのシーズンは終わり、今後はロードの練習と登山になります。
行きたい山は多いですが、昨年から行きたいと思っていた山に行きたいですね。
最後まで見て頂きありがとうございました。
コメント
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kaiさん、お疲れ様でしした^_^ タイムは言わずもがなすごいというのは当然なんですが、昨週僕が歩いた時の気象・路面条件と比べても、さらに初ルートですから、すごいです。藤原岳から治田峠も初めで夜通過ですから・・・。これで条件整っていたら、どんな時間でクリアするんでしょう(^_^;)
雨乞岳を行く場合、ピストンか周回か悩ましいですが、標高差的にはピストンの方が大変だと思います。これもさすがです。
鎌ヶ岳は頂上アプローチがいろいろあるみたいで、迷い易いみたいです。それでもこの時間に収めてくるのは、尋常じゃないですね^_^
僕としては、そんな体験を垣間見ることができて僕なりに刺激になりました(^o^)
さて、今月、丹沢では、参加の仕方を思案中ですが、楽しみにしてます。また、よろしくお願いします(^o^)
shinさん、こんばんは! 今回は直前にご連絡したにもかかわらず、わざわざ椿大神社まで来て頂きありがとうございました
今回は初見のルートという事もあり、思うように進めませんでしたし、御在所付近はshinさんが歩かれたルートが最短だと本日調べてわかりました
自分のルートミスもあったので、次回はもっと上手に、もっと速く歩きたいとは思いますが、今は激しい筋肉痛で再び行くつもりは全くありませんが、時間が経てば意欲が湧くかもせれませんね
次回は丹沢24hですね!
僕は短い時間で終わるつもりですが、温泉&打ち上げは参加させて頂きますのでその時はまたよろしくお願いします
御在所から武平峠に下りずに県境に平行して下りるルートがあるのですが、
そのルートだと約5km短縮できましたね。
それと鎌ヶ岳の道迷いもあって14時間44分とは
私の方は今日のトレランで痛みが出なかったのでやれやれです
丹沢まで日がないですが、来週から距離を延ばしてみます
晩飯ごちそうさまでした
sm1959さん、こんばんは!
記録を作っていて、自分の累世標高がやけに多い事に気が付き改めて、sm1959さんのルートを見たら、御在所から直接稜線沿いに雨乞岳に向かうルートだったんですね
「山と高原地図」を見て計画していたので、わざわざ国道まで下りるルートを選択してしまいましたが、直接向かうルートを選択していれば全然早くゴール出来ましたね
本日のレースお疲れ様でした!
腸脛靭帯に痛みが出なかったというのは本当に良い知らせでした
ぜひ、無理をなさらず当日は気持ち良くお会いしましょう
kaikaireiさん、はじめまして。
久しぶりに鈴鹿7座縦走の日帰りだと思ったら、たまにアルプスの記録で見かける「チャレンジの人だ」とつながりました(^ ^)
さすがにお速い!しかも天候が悪いし、まだ四月に入ったばかりだし…
私は6座縦走が精いっぱいかな…。
レコ参考にさせて頂きます
hisa7160さん、はじめまして
夏期にアルプスでチャレンジ!をしているkaikaireiです
鈴鹿7マウンテン縦走を計画した時点では、もっとサクッと踏破出来ると思っていたのですが実際に歩いてみると、凄く疲れましたね...
今は酷い筋肉痛で鈴鹿恐怖症ですが、帰宅してから今回の行程を振り返ってみると、タイムが非常に気に食わないので再び行こうと思っています。
hisa7160さんの記録を少しだけ拝見させて頂きました
トレイルランナーなんですね
苦しい山行になると思いますが、きっと一生忘れる事の出来ない山行になると思いますよ
僕はいつもそんな事を考えながら計画して、苦しみながら歩いています
コメントありがとうございました!!!
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