経ヶ岳〜大山三峰〜大山〜表尾根〜塔ノ岳〜大倉

2016年04月12日(火) ~ 2016年04月13日(水)

• GPS: 22:52
• 距離: 38.3km
• 登り: 3,546m
• 下り: 3,341m

コースタイム

1日目

• 山行: 17:11
• 休憩: 5:05
• 合計: 22:16

9:48 半僧坊前バス停
10:56 大沢ノ頭
11:17 11:24 経ヶ岳
11:43 半原越
11:59 土山峠・半原越方面分岐
12:21 旧土山峠
12:33 12:42 土山峠
13:32 13:41 辺室山
14:15 物見峠
15:54 16:00 大山三峰山
16:10 七沢山
16:47 17:09 唐沢峠
17:21 17:24 矢草ノ頭
17:52 不動尻分岐
18:08 18:48 大山
19:44 19:46 ヤビツ峠
20:14 護摩屋敷の水
20:49 22:30 ヤビツ峠
22:53 22:54 護摩屋敷の水
23:59 二ノ塔
0:33 1:15 三ノ塔
1:23 三ノ塔地蔵菩薩
1:49 1:52 烏尾山荘
1:54 烏尾山
2:16 行者ヶ岳
3:05 政次郎ノ頭
3:21 書策新道分岐
3:39 3:40 新大日茶屋
3:47 新大日
4:03 木ノ又小屋
4:06 木ノ又大日
4:39 5:08 塔ノ岳
5:26 金冷シ
5:31 花立
5:41 5:47 花立山荘
6:09 天神尾根分岐
6:26 6:37 堀山の家
6:47 堀山
7:07 7:15 駒止茶屋
7:45 7:50 見晴茶屋
7:56 雑事場ノ平
8:11 観音茶屋
8:34 大倉山の家
8:38 大倉バス停

天候

晴れ→曇り→雨強風ガス→曇

コース状況／危険箇所等

❏ 経ヶ岳
経ヶ岳の常連さんから以前に聞いた話では、ヒルは梅雨前までなら大丈夫らしいです。

❏ 大山三峰周辺
鎖場、痩せ尾根、崩落地が多く、急峻が辛い経験者向きの山域です。

❏ 三峰山〜唐沢峠
山と高原地図の破線ルートの尾根歩きは、ルートファインドを慎重に。踏み跡は不明瞭ながらあります。

❏ 大山
ヤマレコでの情報共有のタイミングが遅れてしまいましたが、3月下旬に大山の東を流れる日向川で、釣りをしていた知人が熊に襲われて怪我をしています(軽症)。このエリアに限らず、熊よけ対策は充分にしてください。

❏ ヤビツ峠
夜間は自動販売機がシャッターで締められています。早朝から山行される方は、水は事前に準備した方が良いと思います。今回は大変な思いをしました。

❏ 表尾根
興味本位でココをナイトハイクしたら死にます。止めましょう。□大倉尾根の数倍の難易度です。□尾根道なので夜間は特に強風が吹き抜け、痩せ尾根でバランスを崩して滑落します。□行者岳の鎖場は、視線がライトで照らされた箇所しか見えないので、次のステップをドコに置くかわかりません。足を踏み外して滑落します。□山道なのか崩落地なのか判りづらい場所も複数箇所あり、何度も滑落しそうになりました。□少しでも天気が悪くなったらガスが酷くなり、暗闇と併せて視界は2m以下になり、道を踏み外して滑落します。□仮に滑落や怪我でその時は生存していても、夜間の寒さで低体温で死亡します。

❏ 塔ノ岳以降
特に無いです。泥濘のみ。

写真

4/12 9:45

久々の東丹沢へ

4/12 9:53

いつもの取り付きから経ヶ岳へ

4/12 10:08

この堰堤の上の箇所は、画角が好きなのでカメラを取り出してしまいます。

4/12 10:21

お気に入りの休憩場所

4/12 10:28

丹沢の2016年度版地図が発売されました。道迷い箇所がハイライトされたり、仏果山エリアでは、革籠石山(道迷いポイント)の山頂名が表記されました。

4/12 10:44

ちょっと地図の「小ネタ」を。一旦舗装された林道に出て、改めて山道に入った先にある分岐点は、地形図では尾根に取り付く道のみを表示。山と高原地図では巻道が表示されています。

4/12 10:48

階段を登り切ったところにその分岐点があり、右側が地形図の尾根に取り付くルート。左側が巻道です。巻いた方が踏み跡は鮮明です。以上、小ネタおわり。

4/12 11:04

ポツンと咲く桜の花は気になってしまいますね。

4/12 11:09

4/12 11:17

経ヶ岳の桜の見頃は過ぎていました。

4/12 11:17

これから目指す大山三峰と大山（遠い…

4/12 11:17

そして塔ノ岳（更に遠い…

4/12 11:29

経石

4/12 11:42

半原越の桜は満開で見頃。経ヶ岳付近は、いつも自分に良い天気を与えてくれるから大好きです。どこぞの「塔ノ岳」とは違って。

4/12 12:06

土山峠に向かう道にある、木が通せんぼした超難所。1メートルほど左上を巻いて下さい。踏み跡は鮮明です。右を巻くのは危険です。

4/12 12:07

宮ケ瀬側の斜面は新緑が気持ち良い。

4/12 12:10

宮ヶ瀬ダムが見えてきた。

4/12 12:43

土山峠から大山までは、まだ自信のない読図の練習です。

4/12 12:56

4/12 13:15

急峻さを伝えたいですが、写真では伝わりません。

4/12 13:33

辺室山。誰もいない山頂を独り占めする贅沢。

4/12 14:07

定番の祠

4/12 14:16

物見峠

4/12 14:37

そうですね。

4/12 14:58

はい。

4/12 15:00

桜に見とれて滑落しないように。

4/12 15:06

確かに崩落地は多いですが、木の根で尾根道が保たれている場所を除けば、それほど危険ではないです。

4/12 15:07

まあ、木のガードが崩落している場所もありますが。

4/12 15:23

急峻の手前はため息が出ます。でもやはり写真では伝わりません。

4/12 15:24

階段があっても、ロープを使うか、四つん這いにならないと登れません。

4/12 15:36

大山三峰名物。鎖場ゾーンへ。

4/12 15:41

ココはちょっとびびります。

4/12 15:42

鎖＋桟橋、鎖＋梯子は大の苦手。

4/12 15:49

急だけど難易度低いです。(主観

4/12 15:53

大山三峰山

4/12 16:18

大山に向かうにはこの先の広い尾根を直進してください。踏み跡は不鮮明ながらあります。イメージ的には、この広い尾根が終わる辺りで右に下ります。今日の山行の目的の一つは「このイメージと地形図をリンクさせること」だったのですが、うまく行きませんでした。

4/12 16:42

この指導標の裏側が見えてくると正解です。

4/12 16:42

指導標の表側

4/12 16:46

唐沢峠休憩所

4/12 16:46

近くには桜が咲き、雰囲気の良い所です。

4/12 17:22

大山が見えてきた。自分の登頂を祝福する準備のためか、山頂がガスってきた。大山殿、貴殿もですか…。

3/29 11:41

ココで大ネタを。3月26日(土)11時頃、会社の釣り仲間が熊に襲われました。場所は大山の東を流れる日向川。幸いにも軽傷で済みました(掲載許可済)。熊ベルは持ってましたが装着していませんでした。

★印の箇所が現場です。人間だけでなく熊も不幸になるので、登山や釣りの時は必ず熊よけ対策をしてください。以上大ネタ終わり。

4/12 17:58

やはりガスですか…

4/12 18:08

小雨も降ってきたし…

4/12 18:11

雨降山(阿夫利山)着。ガスった山頂は見慣れた風景。

4/12 18:58

大山を第一のエスケープポイントとして考えていましたが。体調と天気と相談し、引き続きナイトハイクへ突入。イタツミ尾根を下ります。

4/12 19:45

ヤビツ峠着。バス停の文字の大きさと明朝体が印象的。空には星も見えてきた。

4/12 20:12

ヤビツ峠に自販機があるはずなのですが、見当たらないので護摩屋敷の水にを汲みに行くことに。

4/12 20:14

要煮沸ですか…。とりあえずペットボトル一本だけ汲みました。

4/12 20:16

もしかしたら菩薩峠方面に自販機があると思い、一度進みましたが、ありそうな気配がないので、再びヤビツ峠に戻ることに。

4/12 20:49

ネットで調べると、このシャッターの向こうに自販機が…

4/12 20:55

取り敢えず残った水が250ミリリットル。汲んできた水が500ミリリットル。後は水分を含んだ食糧。このまま敗退するか、続行するか…。

4/12 21:04

折角ここまで来て、敗退するのは悔しいので、汲んだ水を煮沸することに。だいぶ溢しましたが。

4/12 21:51

ヨシヨシ沸いてきた。

4/12 21:55

しかし、夜のヤビツ峠駐車場で護摩屋敷の水を煮沸するとは思いませんでした。走り屋の人たちの視線が辛かったです。でも、これも山のいい経験なったかな。

4/12 22:45

自販機の大誤算でだいぶ時間をロスしましたが、気を取り直して再出発。

4/12 22:54

念の為に、さらにもう一本汲んでおこう。

4/12 23:02

では表尾根ナイトハイクへ。

4/12 23:56

空は少し曇っているけど夜景が見えてきた。

4/13 0:04

二ノ塔

4/13 0:34

三ノ塔着

4/13 0:35

三ノ塔休憩所内部。丹沢エリアで、このような立派な休憩所を経験したのは初めてでとても感動しました。ココで汲んだ水を沸かし、白湯を飲んで体を温めました(火気使用禁止でしたらご指摘下さい)。

4/13 1:20

三ノ塔から次第にガスが濃くなる。

4/13 1:21

もう4月ですが夜のこの寒さだと、お地蔵さんもまだまだ厚着の方がいいですね。

4/13 1:28

4/13 1:41

表尾根は道にせり出す木が多いです。

4/13 1:51

烏尾山着

4/13 2:15

今回の一番のネックは行者岳の鎖場でした。でも大したことはありませんね。拍子抜けしました。ここまでは…

4/13 2:17

4/13 2:25

行者岳山頂以降の鎖場から雨、ガス、風がひどくなり。これ以降写真を撮る余裕が全く無くなりました。それほど今日の表尾根のナイトハイクは過酷でした。

4/13 3:37

新大日着。鎖場から塔ノ岳まで何度も心が折れそうに。ただソコで折れて歩みを止めてしまったら、低体温で死んでしまうので、自分を奮い立たせて進みます。

4/13 4:38

やっとの思いで塔ノ岳到着。トイレ内のベンチで少し休憩させてもらい、夜が明けるのを待ち下山しました。

4/13 6:29

水の節約はもう限界を超えていました。(平日はいつも品切れの)堀山の家の無人販売ボックスをダメ元で覗くと…コーヒーがありました。助かった。・゜・(ノД`)・゜・。

4/13 7:44

久々に見晴茶屋前を通過。

4/13 8:30

3回すっ転んで、鎖場で滑って脛を打った程度で無事下山。

4/13 9:21

どんぐりハウスで。お茶とラーメン。体も温まりホッとした…

撮影機器：

FJL22 FUJITSU

FinePix XP80 XP81 XP85 FUJIFILM

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

pikosuke

ただいま。経ヶ岳。