百間洞を越えて、赤石岳・大沢岳・中盛丸岳・兎岳・聖岳を快晴周遊登山
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- GPS
- --:--
- 距離
- 37.0km
- 登り
- 3,763m
- 下り
- 3,747m
コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 6:48
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:34
- 山行
- 4:06
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 4:20
1日目:8時間40分 2日目:11時間15分 3時間目:6時間25分
天候 | 1日目:くもりまれに小雨 2日目:晴れ時々くもり 3日目:くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
畑薙の臨時駐車場から東海フォレストのバスで椹島へ向かいます。(3000円を仮払いし、系列小屋の宿泊時に精算する方式です。) 帰りは、聖沢から聖平小屋や横窪沢小屋などの共同運行の送迎バスで畑薙へ戻りました。(宿泊すれば無料です。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
椹島〜赤石小屋 とにかく急な土と石の登り坂でジグザグのつづら折れ多い坂道ですが、とてもよく整備はされていてどんどん登っていけます。 赤石小屋〜赤石岳 富士見平までは斜面に沿って登っていきます。 その後砲台展望台までは樹林の下で沢を渡っていく道になりますが、あまり標高が変わらず小さなアップダウンを繰り返します。展望台以後は急な石ころの多い斜面を延々と登っていきます。 稜線にでると、山頂へザレた坂道を登ります。全体的に厳しい登り坂ですが、一本道で迷うことはありません。 赤石岳〜百間洞山の家 最初は岩の斜面をどんどん下っていきます。百間平はなだらかな道になっています。 百間平を過ぎると、百間洞の沢に向かってさらに下っていきます。 百間洞山の家〜大沢岳分岐点 草の多い坂道をどんどん登っていきます。 大沢岳分岐点〜大沢岳 ゴツゴツした岩の多い坂道を登っていきます。 大沢岳〜中盛丸岳〜兎岳 兎岳までは、幅が広くて安定した稜線上の道を何度も登ったり下ったりして進んでいきます。 小兎の水場 小兎岳を出てすぐの南側の広場まで下ると、岩に水場と矢印が書いてあり、急な坂道を下っていくと、道の右手に水場が現れます。 兎岳〜聖岳 兎岳から聖兎のコルまでの間は、細い箇所が多く踏み外しには多少気を遣いますが、気をつければ特に危険ではないと思います。 コルから聖岳まではザレた岩の急な坂道を延々と登っていきます。 聖岳〜奥聖岳 稜線上の安定した道を進んでいきます。最初だけ少しゴツゴツした岩を進んでいきますが、あとはなだらかで広い道です。 聖岳〜聖平小屋 ザレた石の多い急な坂道をどんどん下っていきます。森林限界から下に入ると、いちころと土の坂道を下ります。 聖平小屋〜聖沢登山口 吊り橋くらいまではなかなか標高の落ちない微妙なアップダウンの多い道になります。この区間は道は明瞭ですが、崩落後の整備状況が悪く、細くて歩きにくいトラバースが何度もあります。 吊り橋から聖沢大橋までは急なつづら折れ道をどんどん下ります。 その後は稜線を越えるなだらかな道になりますが、ここも微妙なアップダウンが多くなります。 会所を越えると登山口まで一気に下ります。 |
その他周辺情報 | 臨時駐車場から数キロの、白樺荘の立ち寄り湯ですぐに汚れを落としました。510円です。 |
写真
感想
この数年ハードな縦走は少なかったですが、残り20となってなかなか進まない百高山を進めるために、赤石岳から百間洞を越えて聖岳へ周遊するルートを、前回聖平小屋に泊まってから、4年間の念願叶って実行しました。
元々の天気予報では、金曜晴れ、土曜曇り、日曜と月曜雨の予報だったので、海の日三連休の混雑と帰りの渋滞を考慮し、珍しく平日を一日使って、小屋の空いている金曜日に泊まり、土曜日の混雑は諦め、日曜日に渋滞なしで帰る作戦にしました。
天気予報のせいか、予約時にかなりの混雑と言われた土曜日の聖平小屋もそれほどではなく、楽に寝ることができたのは本当によかったです。
赤石岳から聖岳へ至る稜線の眺めはそれはもう素晴らしい絶景で、塩見岳などの南アルプス中部、中央アルプス、御嶽山、北アルプス、富士山がぐるり取り囲む素晴らしい場所でした。
稜線上を山から山へ進んでいくのに当然何度もアップダウンを繰り返して進んでいくのですが、長大な距離の割に意外にサクサクと進んでいくことができ、進んできた道を振り返ると、もうこんなに進んだのかと何度も思うくらいでした。
百間平はなだらかな山上の楽園、百間洞は奥地の秘境の谷間にぽつんとある感じで、すごく独特な場所だったと思います。
今回の行程は、2日目にしっかりと稜線歩きを歩ききるため、一日目に赤石岳山頂避難小屋まで進みましたが、標高差2000mの一発上がりは、アルプスシーズン序盤戦としてはかなり厳しかったです。
2日目の稜線歩きはサクサクと進みましたが、最後の聖岳への登りはそろそろ疲れが出ていてやはりきつかったです。
1日目の赤石岳山頂避難小屋はまだ平日だったため、登山者3名と小屋版の3名だけでしたので、まったりエンドレスの宴会を満喫することができて本当によかったです。
もっとも2日目の聖平小屋でも同宿の男性数名と大宴会でへべれけになっていましたが。。。^^;
帰りは歩きにくい場所も多い聖沢登山口への道をさっと下り、時間待ちの間に椹島まで赤線つなぎに歩いてみました。
ハードでしたが、大沢岳・中盛岳・兎岳の3つの百高山を登頂でき、二度目となる百名山の赤石岳と聖岳は前回の悪天候のリベンジを達成し、上河内岳・茶臼岳・光岳の稜線も初めて見ることができ、さらには2日連続で大盛り上がりの宴会も満喫し、大満足の山行になりました。
コメント
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espritさん、こんばんわ。
聖・赤石はまだ未踏でそろそろ行きたいと思っていたので、参考にさせてもらいます。
それにしても凄い絶景写真の連続。個人的には朝焼けに浮かぶ富士山が堪りません。羨ましい限りです。
こんばんはー♪!
同行者の車のタイヤ破裂&ボディ擦り&ガスガス暴風だった赤石岳、暴風の上河内岳と聖岳だった翌週と、散々だった4年前の山行のリベンジを果たし、今回はほんとに絶景でした。正直、嬉しすぎました。
さらに、朝の富士山はほんと格別ですね! 長い縦走で先を急がないといけないながらも、写真に撮るのが楽しくなる光景がたくさんで、困ってしまいました。
peachk4cさんが、この山域を訪問される折には、どんな行程スケジュールになるかとても楽しみです。
ちなみに、空いているときの赤石岳避難小屋
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