仙丈ヶ岳（大仙丈ヶ岳まで足を伸ばして）

2016年08月06日(土) [日帰り]

• GPS: 06:44
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,561m
• 下り: 1,545m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:35
• 休憩: 1:09
• 合計: 6:44

7:38 北沢峠
7:48 7:51 大平山荘
8:25 8:30 薮沢大滝
9:43 9:46 馬の背ヒュッテ
10:29 10:30 仙丈小屋
10:51 11:37 仙丈ヶ岳
12:03 12:04 大仙丈ヶ岳
12:30 12:33 仙丈ヶ岳
13:07 13:11 小仙丈ヶ岳
13:41 13:44 薮沢大滝ノ頭
14:22 北沢峠

◆2015年7月の仙丈ヶ岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-685864.html
◆2014年9月の仙丈ヶ岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-608527.html

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

伊那市営南アルプス林道バス（仙流荘〜北沢峠・往復2680円（手廻り品料金込み））

その他周辺情報

仙流荘・仙人の湯（伊那市長谷黒河内・600円）

写真

8/6 7:39

仙流荘発の南アルプス林道バスに揺られて北沢峠へ。藪沢から登って小仙丈尾根を下るコースを歩き始めます。

8/6 7:49

針葉樹林帯を下って大平山荘の前に出ると、

8/6 7:47

山荘の周囲を彩るのは、タマガワホトトギスや、

8/6 7:50

タカネビランジ。

8/6 8:08

いつもの重幸新道に進みます。木々が途切れた「榛の木展望台」から鋸岳の峻厳な尾根を眺めると、

8/6 8:28

登山道はしだいに傾斜を増して、藪沢大滝の落ちる音を聞きながら、急坂を登ります。

8/6 8:30

苔むした林床に目をやると、ギンリョウソウや、

8/6 8:33

セリバシオガマ。

8/6 8:42

藪沢の河床に降り立ち、木橋を渡って左岸に進むと、

8/6 8:44

この先は一気にお花が増えます。シナノオトギリや、

8/6 8:46

ハンゴンソウ、

8/6 8:47

ミヤマゼンコ、

8/6 8:49

マルバダケブキ、

8/6 8:51

センジュガンピ、

8/6 8:52

トモエシオガマ、

8/6 8:55

シナノキンバイ、

8/6 8:56

ソバナ、

8/6 9:03

タカネナデシコとトリカブト、

8/6 9:06

ミヤマタンポポ？、

8/6 9:06

センジョウアザミ、

8/6 9:07

クガイソウ、

8/6 9:07

クルマユリなど、藪沢沿いを登る道の両側にはお花が次々と現れ、まさに「花の仙丈ヶ岳」の面目躍如です。

8/6 9:10

河床の岩礫の合間には、ミヤマガラシも。

8/6 9:11

甲斐駒ヶ岳を背に、藪沢に落ちる滝のそばを通り過ぎます。

8/6 9:18

ミヤママンネングサ、

8/6 9:25

ヨツバシオガマ、

8/6 9:25

ウサギギクに続いて、

8/6 9:26

フウロソウ類といえば、タカネグンナイフウロが目立ちますが、

8/6 9:32

標高を上げるにつれて、しだいにハクサンフウロが増えてきます。

8/6 9:31

ミソガワソウの群落を通り過ぎ、

8/6 9:37

オヤマリンドウを見つけると、藪沢小屋からの道が合流し、ほどなく馬の背ヒュッテに達します。

8/6 9:46

その先は、ダケカンバの林床をマルバダケブキの群落が黄色く染める斜面の中を、鹿避けの柵に囲まれた道が伸びていて、

8/6 9:59

馬の背分岐点に達すると、タカネコウゾリナや、

8/6 9:59

イブキトラノオも。

8/6 10:06

馬の背の稜線に出ると視界が広がり、行く手には藪沢カールが目に飛び込んできます。

8/6 10:25

ヨツバシオガマやミヤマダイコンソウがそこかしこに咲くカール底の道を進むと見つけたのはクロクモソウ。

8/6 10:31

やがて仙丈小屋に行き着きます。

8/6 10:40

藪沢カールの先にそびえ立つ鋸岳と甲斐駒ヶ岳を背に、ザレた尾根を登ります。

8/6 10:48

岩陰に咲くミヤマダイコンソウや、

8/6 10:48

タカネツメクサ、

8/6 10:50

コバノコゴメグサを見つけながら登り切ると、

8/6 10:53

仙丈ヶ岳の頂上に到着します。

8/6 10:58

東から南にかけては、鳳凰三山、白峰三山、塩見岳を見渡しますが、南アルプス南部の山々は雲の中です。

8/6 11:01

藪沢カールを見渡すその先では、鋸岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山の山並みが連なります。

8/6 11:30

伊那谷を隔てて対峙する中央アルプスは、湧きあがる雲に隠れてしまいそうですが、稜線の彼方には御嶽山も見通せます。少し早めのお昼を済ませると、

8/6 11:41

大仙丈ヶ岳を往復することとします。

8/6 11:44

岩がごつごつとした尾根を下っていくと、

8/6 11:47

素晴らしいお花畑が待っていました。中でも目を惹くのは発色鮮やかなイブキジャコウソウ。

8/6 11:48

紅紫色のイブキジャコウソウと黄色のミヤママンネングサが咲き競い、

8/6 11:49

そのほかにも、チシマギキョウやウサギギクなどが斜面を彩ります。

8/6 11:49

タカネコウリンカ、

8/6 11:49

ミネウスユキソウ。

8/6 11:52

鞍部を経て、岩稜帯の痩せ尾根に差し掛かると、

8/6 11:53

断崖にへばりつくようにして咲くトウヤクリンドウとチシマギキョウの姿は健気です。

8/6 12:03

ほどなく、大仙丈ヶ岳の頂上に到着します。

8/6 12:01

賑わう仙丈ヶ岳の頂上とは対照的に、静寂に包まれた大仙丈ヶ岳の頂上からは、大展望を独り占め。南に伸びる長大な仙塩尾根の先には、野呂川が刻む谷を隔てて白峰三山を望みます。

8/6 12:09

イワオウギを眺めながら、来た道を引き返します。

8/6 12:12

南面から望む仙丈ヶ岳の雄姿。

8/6 12:24

鞍部の先のお花畑では、テガタチドリに見入ります。仙丈ヶ岳まで引き返すと、

8/6 12:50

小仙丈ヶ岳に向かって尾根伝いに下ります。その先の甲斐駒ヶ岳の頂上は雲に隠れてしまいました。

8/6 13:00

チングルマの花穂が微風に揺れ、

8/6 13:06

ハイマツの陰にはゴゼンタチバナ。

8/6 13:08

小仙丈カールを伴った仙丈ヶ岳を背に、小仙丈ヶ岳の頂上に立ちます。ひと息ついてから再び下り始め、

8/6 13:16

目を凝らすと、ミヤマホツツジ。

8/6 13:40

五合目の大滝の頭で、藪沢小屋からの道と合流し、

8/6 14:01

針葉樹林帯の中を下って、北沢峠を目指します。

撮影機器：

PowerShot S120 CANON

iPhone 5s Apple

装備

個人装備

ぶらさげリラックマ

感想

anappleaday

「花の仙丈ヶ岳」を目指して、いつもの藪沢から登って小仙丈尾根を下る周回コースへ。藪沢沿いを彩る数々のお花には確かに魅了されましたが、大仙丈ヶ岳まで足を伸ばしてみると、殺風景な岩尾根に見えて、なかなかどうして、素晴らしいお花畑が広がっており、何だか得をした気分でした。