南アルプス中部周回 悪沢岳〜荒川中岳〜赤石岳〜聖岳
- GPS
- 28:46
- 距離
- 45.4km
- 登り
- 4,988m
- 下り
- 4,946m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:04
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 9:13
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 9:06
天候 | day1曇りのち嵐 day2霧雨のち晴れ day3晴れのち雨 day4晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
山小屋利用で実質無料! |
写真
感想
初日 すごい豪雨
二日目 山感最高 夜最高
三日目 朝最高そっからずっと雨
四日目 ようやくきれいな晴れ間 下山だけど…
初日
朝、7:30のバスには早い時間に目を覚ましてちょっとバス停へ
あれ?もう並んでる!?
そうやらこの時期は臨時便を6:30に出すことが多いらしい!
ってことで準備して並びに
6:40頃ほんとに臨時便登場!
だが、残念ながら私の3名前で満員に…
残念、やっぱ信じるのは重要っすね。
で予定通り7:30の定期便始発でさわら島へ
とりあえず今日の目標は中岳避難小屋!
そそくさと進む
でもひっさしぶりのテント装備で重い
暑さも心配だったがこのコースめっちゃいい感じに木漏れ日ってて暑くない( ゜∀゜)
水場でラーメン食べたりしつつ予定通りの時間で千枚小屋到着!
でも…疲れたなぁ…
パスタ食べながら進むか留まるか悩む
進むならここで水を補給してさらに重くなった状態で行かなければ…
時間的にはまだ大丈夫。。。
なやんでたらポツポツ雨が!!
千枚小屋はありがたいことに電波めっちゃ入ります。
で、調べるとこの後も天気はそこまでよくなさそうで…
これらが怠け者の背中を押してくれてここで今日は終了|д゜)
小屋かテントか…
どういう工程にするか…
単にここで終了って言っても考えることは多数ですσ(゜∀゜;)
結局テントにしてテント立てることに
完成して中を整理してたら本降りに、
ギリギリ雨をしのぐことができてホクホクして
コーヒー作ったり、リカバリーの工程考えたりしてるとどんどん雨が強くなってきた!
その後豪雨になり雷なりまくりになり、、、
スマホで雨雲レーダー見たらまさに真っ赤な部分のど真ん中にいました(>_<)
しかもその後1時間以上もずっと豪雨
テントの床がたふたふウォーターベッドみたいになってきた…
ほんとにあのまま進んで無くてよかった(;'∀')
翌朝小屋泊の人に聞いたら風もすごいことになっていたらしいっす。
テンバがいい感じに森の中で風は感じなかったけど稜線だったらほんとヤバかったやろなぁ(-ω-;)
二日目
さわやかな朝!
起きて、外でたら…
おや?テントがすでに私の以外は一つしかないσ(゜∀゜;)
ちょっと寝すぎたか(-ω-;)
結局7時出発!
テントが泥だらけ
いつの間にかガスってて今日も展望無しっぽいな
案の定歩きはじめてすぐ霧雨になり千枚岳、悪沢岳はガスの中
悪沢岳は寒かった(>_<)
中岳に向かう途中で少し雲が薄れはじめて、避難小屋で青空登場☆
中岳山頂でようやく山らしい景色を見ることができた( ✧Д✧)
こっからはたまに曇ったり晴れたりな感じ
荒川小屋で荒川丼食べつつ大休止
天気もいいので少しでも軽くするためにフライシートとかできるだけ乾かします。
にしても虫多い…無視できない… さーせん
今日の目的地赤石避難小屋
日本で屈指の高地にある山小屋
もちろん水場無しなんで担いで登る必要あり。
昨日さぼった分今日は担ぎまっせ!
がんばって、小赤石に着くころには再びガスの中
赤石到着もガス、小屋はどの辺なんだろうか?
ちょろっとガスが薄くなると小屋は目の前
ほんとに山頂にあるんやね!
ほんとに久々の小屋泊
キャパ20名らしいけど今日は40名くらいいるらしい
混みまくりな小屋…まぁ一回くらいはいいんじゃないってことで手続きして寝る場所を案内してもらう。
以外に広いじゃん☆
しかも動線がなかなか快適!
いろんな人と話ながら食事してるとどうやら今夜はパール富士の日らしい!
夕日、星空、朝日
これらが目的で展望のいい宿にしたのにまさかパール富士もあるなんて☆
日没の時間になるとタイミングよくガスが晴れてきた!!
ブロッケン出まくり(笑)
富士山もめっちゃ綺麗
夕日の先にはおそらくゲリラ豪雨降らせまくってる巨大雲もあり
昨日はアイツが上空に居たんやろなって思いつつも景色を堪能
日没してからは人生初の月の出待ち
風はそこそこ強かったから寒かったけどみんなでわいわい月待つのも面白い
それにしても月、、、わかるかなσ(゜∀゜;)
ちょっと不安を抱えながらもその時を待つ
少ししたら富士山のとこの雲が明るくなってきた?
って思ったら光が出できた!
お?
おぉ〜!!
デカい!
出てきた月めっちゃデカい(゜Д゜;)
んで、赤い!
生まれたばかりの月のサイズと場所に超テンションあがった
ピント、露出時間とか悩んでるうちに月はグングン高くなってくる
いや、すごいっすね( ✧Д✧)
ほんといいもん見たよ。
その後みんなで小屋に戻りワイワイ談話
消灯後自分の寝床につくもやっぱいびきなどなどで寝れなかった(-ω-;)
でも小屋はすっごく暖かかった。
風強かったけどびくともしないし。
ちなみに夜に星空撮ろうと外出たら超ガスであきらめました。
3日目
朝から風強い
相変わらずの雲の中だったり出たりを繰り返す
日の出も微妙かなぁなんて思いつつもやっぱり期待してしまう
やっぱ見るなら頂上かなって思うとすぐ行ける
頂上がすぐ目の前なのってほんとすごいな。
日の出の時間
たまにガスるけど肝心の時間には晴れてくれて朝日に一日の無事を祈ります
準備して小屋の主人にお礼を言って出発
風が超強いけど天気はいい
今日は工程も長いし、気持ちいい山歩きになるかな♪
って思いつつ百間洞の家までくだって朝食と言わんばかりに牛丼を注文
こんな時間でも出してもらえるなんてありがたい
食べ終わって出発準備してると
ポツッ
なぬ?
雨の気配…
そのから登り始め、尾根に出るころにはしっかり雨に…(-ω-;)
モンベルのカッパ的なやつを着たけどコイツはもたないで有名です。
どの程度なのか試す機会がついにきてしまった…
景色ゼロ、風強い、雨降りっぱなし…
小兔岳とかほど無視、ひたすら進みます。
すれ違う人もみんな元気なし、そりゃそうか、
兔岳の最後の登りってとこで休憩してるパーティが!?
休憩する予定の兔岳避難小屋の事をちょっと訪ねてみると
「跡地があるだけですよ」…って? …うそ!まじで?
確かにちゃんと避難小屋があればこの人たちもわざわざこんな雨に打たれるとこで補給してないやろし…
でも解体されたって話どこにも出てなかったし…
とりあえず行ってみよう。ってかモンベル君がやっぱり駄目すぎてそとで補給とかはできればしたくないし(-ω-;)
で、兔岳山頂
ここもほとんどスルー、、、
ほんとに天気悪いと感動的であったであろう瞬間も消化作業に変わってしまう。。。
少し下ったところに屋根らしきもの発見☆
あるじゃん( ゜∀゜)
下ると兔岳避難小屋の標識があってその隣に少しの空き地がある。
もしかしてさっきのパーティはこれを跡地って勘違いしたのか…
実際小屋があるのはそこから2分くらい歩いた先
標識の位置からはなかなか見にくいしガスの濃さによっては見えないね。
小屋は綺麗ではないけど休憩とか寝るには十分な感じ
いや〜助かった(^o^)
ずぶ濡れの服、完全にモンベル君負けまくって浸水しまくりですわ(-ω-;)
ここで終わりやったら試した結果コイツはレインウェアとしては使えませんでした。
で済むんやけど今日はここからもまだ長いんやてなぁ…
憂鬱だぜ(笑)
暖かい物食べて、補給して、全く止みそうもない雨に出発
ひたすら登る、頭にあることは『山頂に出たとたん防風でありませんように』
今日はひたすら東風、台風の影響なんだろうね。
朝方の勢いが今もあるとしたら、今いる位置は聖岳のおかげで風の影響をうけてないだけかもしれないんです。
この雨であの風くらったら寒いなんてもんじゃないからね。
ガスで視界も効かないので何回もあそこが山頂だろ!?って思っては違ってガッカリを繰り返す
ようやく標識が見えた!!!!
今日の登りがやっと終わる()
そして…ついに日本の3000m峰を御嶽山を除き全部踏破したぞ〜〜〜!!!
って感動的になるハズだったのに…
雨が強い…風は想像していた以上に弱いけどある…
いろいろポーズも考えた、他の人に写真撮ってもらおうとかも考えた
でも、今ここには私しかいない…
カメラを出すのもめんどくさいくらい荒れてる…
いや〜感動よりもさっさと下りたいね(;^_^A
あとはひたすらテント張れる聖平小屋を目指して無心で下る!
どんどん下って気温上がってもらいたい。ほんとに寒い。
聖平小屋に到着してテント受付したら謎の言葉を聞いた
「じゃこれテントの見やすい位置につけといてくださいね。あっあとそこのフルーツポンチどうぞ」
??
聞き間違いか??
フルーツポンチなんて街の言葉ここには存在しないでしょ?
振り返るとウェルカムフルーツポンチのコーナーが!!!!!!!!!!
な、なんだってぇ((((;゜Д゜)))
しかも小屋泊じゃない、テント泊の私にまでくれるというのか!!?
今はかなり寒い、早くテント立てて温まりたい、そんなときにフルーツポンチなんて…
ウマい、、、
ウマすぎる、、、
甘味と酸味が全身に染み渡る、、、
細胞が潤っていくようだ。
しかも結構ボリューム満点だぞ!!
しかもこの時間にこのカップの残量。
絶対に余るでしょ!?
もう一個くらいほしいな…
気付いたらちょっと塩味が効いてきた
泣いたのかもしれん
で、ようやくテントをたてて中に入って温め開始
過去に例の無いほどズブ濡れ
カッパの性能は重要っすよ。
結局上が濡れると伝ってつま先までいっちゃうからね。
今まではだいたい着干しで少ししたら乾いてたけど今回は全然乾きそうもない
さすがに寒すぎるので諦めて着替えました
一応吊るしておいたけど空気が飽和してるのか全く乾きませんでした。。。
着替えさえすればそこは標高2400m 寒さはだいぶ和らぎますね()
トイレも水洗で水場もあって、環境的にはめっちゃいいとこ。
日没直前には雨もやんで、その後ようやく山の星空が見れました☆
夜中写真撮るとるつもりが疲れなのか夕べ寝てないからなのか朝まで爆睡でした(*´∀`)>
4日目
3時にどこかのテントがガス使ってる音で目が覚める
空には星が輝いていて、寒さもない
今日はさわら島の10:30バスに間に合うように下山する気なんで5時代には出発するぞ!
食事の準備をしつつ片付けを進め着替える。
どうしても濡れたのを着なければいけないのもあるのでそれを着ると寒い
ってか臭い、、、
濡れたせいなのか?
過去に無いくらい匂いが気になってしまう。
予定通りテントを片付け出発
最終日、下山するだけって日に限って天気最高なのがちょっと悔しい
今日は淡々と下るだけ…
と思ったがここの下りかなりの曲者でなかなか下らない!
下ったとおもったらまた登り返したりけっこう手強い
いろいろ疲れたところで聖岳登山口まで下ってきた(・´з`・)
こっからさわら島まではかかっても1時間
時間は余裕だしすごく天気いいんで休憩ついでにいろいろ乾かすことに
濡れっぷりも過去最高で夕べのテント内の空気がそんなに湿ってたのか!!
って思うくらいに隅々までしっとりしている。
カメラなんて日光に暖められて内部の水分がどんどん出てきてるみたいでレンズの内側が曇ってる。
1時間くらいで結構いろいろ乾いた!
やっぱ太陽すごすぎるよ(*^o^*)
さくさく歩いてさわら島着!!
たくさんの登山者がバスを待ってる
私もようやくほっとできました。
いや、いろいろ思い出深い山行になりました。
それにしても…
この帰りのバス…
もしかしたら日本一オイニーのすごいバスなのかもしれないな
コメント
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三角点は手で触れてほしい(余計なことか!?)
たぶん間違いないと思いますが、兎岳避難小屋で一緒だった者です。(違ってたらすみません)
たまたま見つけたのでコメントしてみました。
短い間でしたが、雨の中ご一緒出来て楽しかったです。
避難小屋を見つけた時はホッとしましたね。
その後無事に下山したようですが、私は予定通り光岳小屋まで行き、翌日下山しました。送迎バス(東海フォレスト・井川観光)はすべて運休でしたが・・・。
またどこかの山でお会いできたらいいですね。
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